赤いい糸
竜馬伝を聞いた。
今日はお良さん(漢字がわからん)が出た。
まさに運命的な出会いである。
わしと妻の出会いから24年が経つ。
ここだけの話ではあるがまさに運命的な出会いであった。
スーパーの店員であったわしが転勤になり、新しい店に初出社して事務所に入って最初に挨拶をしたのが妻であった。
「よろしくお願いします。」と頭を下げて頭を上げると目の前に妻が立っていた。
妻は総務の仕事をしていて店長がすわる机の前に立っていた。
顔をまじまじと見た。
ショートカットでしゅっとしていてほんまかわいげな人であった。
その頃でいうと南の陽子にどこか似ていて目がくりっとしていた。
まさにわしの一目ぼれって感じである。
それから半年で結婚までいたった。
二人の子供に恵まれて、その子供たちも大学3年と高校2年生になりお互い50歳を間近にしている。
夕飯を食って、妻と二人でいすに座りテレビを見ていた時に
「わたしらももう50歳じゃね。」
と妻がつぶやいた。
わしは10年前くらいからお互いの顔が見えなくなっていたのでその時ののまま記憶がとまっている。
よってわしも妻の顔もそのままだと思っていた。
「わしもお母さんも年はくっても変わらんじゃろう?」
とわしが話すと、そうでもないらしい。
妻の話ではわしの顔も完全におっさんの顔になっているとのこと。
両親と過ごしていた18年よりずっと長い24年を妻と過ごしてきた。
わしの考えていることも次の行動も、妻にはすべてお見通しである。
わしが65歳で定年する頃にはどうなっているのだろうか?
子供らも独り立ちし結婚して家を出て行っているだろう。
「今は賃貸に出している広島のマンションにひっそりと住もうかね。」
と時々、妻が言っている。
回りも開けて近くにスーパーもありJRの駅も近いのでそれもええかもしれんなと思う。
あぁ、こんなこと考えるようになったのもわしらも年を食ってしまったのね。
妻もわしも明日からまた仕事である。
娘は学校。
また一日が始まる野根。
今日はお良さん(漢字がわからん)が出た。
まさに運命的な出会いである。
わしと妻の出会いから24年が経つ。
ここだけの話ではあるがまさに運命的な出会いであった。
スーパーの店員であったわしが転勤になり、新しい店に初出社して事務所に入って最初に挨拶をしたのが妻であった。
「よろしくお願いします。」と頭を下げて頭を上げると目の前に妻が立っていた。
妻は総務の仕事をしていて店長がすわる机の前に立っていた。
顔をまじまじと見た。
ショートカットでしゅっとしていてほんまかわいげな人であった。
その頃でいうと南の陽子にどこか似ていて目がくりっとしていた。
まさにわしの一目ぼれって感じである。
それから半年で結婚までいたった。
二人の子供に恵まれて、その子供たちも大学3年と高校2年生になりお互い50歳を間近にしている。
夕飯を食って、妻と二人でいすに座りテレビを見ていた時に
「わたしらももう50歳じゃね。」
と妻がつぶやいた。
わしは10年前くらいからお互いの顔が見えなくなっていたのでその時ののまま記憶がとまっている。
よってわしも妻の顔もそのままだと思っていた。
「わしもお母さんも年はくっても変わらんじゃろう?」
とわしが話すと、そうでもないらしい。
妻の話ではわしの顔も完全におっさんの顔になっているとのこと。
両親と過ごしていた18年よりずっと長い24年を妻と過ごしてきた。
わしの考えていることも次の行動も、妻にはすべてお見通しである。
わしが65歳で定年する頃にはどうなっているのだろうか?
子供らも独り立ちし結婚して家を出て行っているだろう。
「今は賃貸に出している広島のマンションにひっそりと住もうかね。」
と時々、妻が言っている。
回りも開けて近くにスーパーもありJRの駅も近いのでそれもええかもしれんなと思う。
あぁ、こんなこと考えるようになったのもわしらも年を食ってしまったのね。
妻もわしも明日からまた仕事である。
娘は学校。
また一日が始まる野根。