らぁ麺 むらまさ【7月17日まで】@新横浜ラーメン博物館
世界初のラーメンフードテーマパーク「新横浜ラーメン博物館」が30周年を迎える2024年へ向けた取り組みとして過去に出店した約40店舗の銘店が2年間かけ、3週間のリレー形式で出店するプロジェクト、2年で味わい尽くす、ラー博30年史~ラー博史上最大のプロジェクト「あの銘店をもう一度」を2022年7月1日から始動。
過去に出店した約40店舗の銘店が2年間かけ3週間のリレー形式で出店するプロジェクトになり、並行して2022年11月7日より1994年新横浜ラーメン博物館の創業店が3カ月間のリレー形式で出店する「あの銘店をもう一度"94年組"」もスタート。
あの銘店をもう一度ここまで出店した店。
第1弾 2022年7月1日~7月21日「井出商店」
第2弾 2022年7月22日~8月11日「牛乳屋食堂」
第3弾 2022年8月12日~9月1日「頑者」
第4弾 2022年9月2日~9月22日「中華そば 一力」
第5弾 2022年9月23日~10月13日「伊豆あまからや」
第6弾 2022年10月14日~11月3日「中華そば 坂本」
第7弾 2022年11月4日~11月24日「名人の味 らーめん爐」
第8弾 2022年11月25日~12月15日「大砲ラーメン」
第9弾 2022年11月26日~2023年1月9日「八戸麺道 大陸」
第10弾 2023年1月10日~1月30日「谷口食堂」
第11弾 2023年1月31日~2月20日「麺の坊 砦」
第12弾 2023年2月21日~3月13日「やよいそば」
第13弾 2023年3月14日~4月3日「元祖 名島亭」
第14弾 2023年4月4日~4月24日「新・函館ラーメン マメさん」
第15弾 2023年4月25日~5月15日「支那そばや」
第16弾 2023年5月16日~6月5日「IKEMEN HOLLYWOOD」
第17弾 2023年6月6日~6月26日「カーザ ルカ -CASA LUCA-」
現在第18弾として出店中なのが「らぁ麺 むらまさ」
佐賀県唐津市にあるらぁ麺 むらまさは佐賀県を代表する人気店で「佐賀県遠征」をした時に訪れてます。
らぁ麺 むらまさは新横浜ラーメン博物館15周年として行われた「新ご当地ラーメン創生計画」の企画で、地域によって明確なラーメンスタイルが無くいわゆるご当地ラーメンが無い地域にその地域の食文化や特産品を活かして新たなラーメンを創り地域を活性化させるプロジェクト第3弾で誕生した店になります。
元々唐津でラーメン店を営んでいた前店主が、地元唐津のために何かできることはないか、地域をもっと活性化させるためにできることはないかと思って候補に手を挙げたそう。
その企画は有名ラーメン店の店主がプロデューサーとして就任してラーメンを開発したのですが、らぁ麺 むらまさをプロデュースしたのが「支那そばや」創業者の故 佐野 実氏。
全国の食材・食文化に精通している佐野氏に依頼をしてプロデューサーにより地域を選定し、協議した結果唐津市に決定。
ちなみに佐野氏が最後にプロデュースしたお店になります。
選定理由は海産物等の食材が豊富である事、ラーメンのスタイルは確立されていないが先行する麺文化うどんは古くから食べられている事、すでにラーメン文化が根付いている函館と似た文化が存在する事からラーメン文化が根付く背景としては充分であると判断したんだそう。
食材が豊富の唐津に佐野氏が足を運び、豚骨の聖地でもある九州にはご当地豚骨ラーメンは沢山あるので豚骨では意味がないと九州の他県に比べ素材本来の旨みを生かした食文化やあっさりを好む傾向がある背景や郷土料理等から考案して看板メニュー玄界灘の塩を使った玄界灘塩らぁ麺を完成させた。
ラー博には2009年9月17日~2010年4月4日まで出店し、卒業後唐津に戻りらぁ麺 むらまさを凱旋オープンしたところ地元でも豚骨ではない清湯が評判になった。
らぁ麺 むらまさは2014年12月23日で人手不足の為いったん閉店してしまったが、受け継いでくれる方が現れ二代目へと引き継がれ、支那そばやと新たに一からスープを作り直し2015年2月6日リニューアルオープンした。
9日前の17時25分頃に到着すると並びはなく先客2でした。
「IKEMEN HOLLYWOOD」が出店した時と同じくラーメン店の待ち時間ボードの横通路に縦看板が置かれてました。
出店してるスペースはIKEMEN HOLLYWOODの跡地。
なお、暖簾は掛けられてなかった。
券売機。
全メニューは、玄界灘玉塩らぁ麺 レギュラー1100円、大盛り1300円、ミニ800円・玄界灘塩らぁ麺 レギュラー950円、大盛り1150円、ミニ650円・玄界灘ちゃーしゅー麺 レギュラー1250円、大盛り1450円・魚ロッケ(カレー味)400円・半熟味付玉子150円・ビール50円・30周年記念メモリアルトレーディングカード50円。
本店にあった醤油らぁ麺、味噌らぁ麺、鶏白湯らぁ麺は無く、玄界灘塩らぁ麺のみで味玉とチャーシューがトッピングされたメニューがあります。
各ミニラーメンはチャーシューが1枚になるそう。
私が佐賀の店舗で食べた時には無かったけど、唐津名物と題したサイドメニュー魚ロッケが販売されてる。
あの銘店をもう一度の店舗に行くと30周年記念メモリアルトレーディングカードを5枚買ってます。
カウンターにラー博倶楽部の日限定メニューの知らせが立てかけられてた。
卓上調味料はGABANホワイトペッパーシルバーパウダー・GABANブラックペッパーシルバーパウダー。
注文したのは「玄界灘玉塩らぁ麺 レギュラー」¥1100
メニュートップ左がデフォルト玄界灘塩らぁ麺 レギュラーだと思って購入したら半熟味付玉子入りの玄界灘玉塩らぁ麺だったのを食券渡した後に気付き、ノーマルで食べたかったけどそのまま注文することに。
唐津の店舗で食べたのは7年前位なので現在の塩らぁ麺と比較はできないけど、その当時とラー博にレギュラー出店した時と比べてみると澄んだスープの色合いはほぼ同じでメンマが穂先メンマに変わってましたね。
スープは清湯塩味。
オッ、美味しいです!
出汁は豚をメインにして佐賀産みつせ鶏を加えた動物と、アゴ出汁に昆布などをブレンドした構成になるそう。
弱火でじっくり煮込み完成したスープになるそうで動物系は豚のほうが主張してるように感じたやや厚みがありスープの軸となっており、アゴ出汁ですが着丼した瞬間に風味がぶわっと香ってくるほどなかなかのインパクトがあり旨味も前面に出てます。
昆布の旨味も溶け込み、あっさりとしていながら素材の持つコクを引き出したスープと謳うのも納得な出汁感を堪能できる。
塩ダレはメイン食材や魚介エキスに唐津屋の天然だし等を使用したものになるそうで、適度に塩味が立ちキレも感じさせるコクが主張して好きな塩梅。
麺は自家製の中細ストレート。
支那そばや御用達粉の紬 を主体に数種類の国産小麦をブレンドして作られるそうで、小麦風味も十分香り最初はコシのある食感だったが早い段階で柔らかくモッチリ食感に。
スープの持ち上げも非常に良かった麺ですね。
具はチャーシュー2枚・穂先メンマ・半熟味玉・刻み青ネギ。
チャーシューは2枚入り国産豚の肩ロースで普通に旨味も詰まり美味しいけど、1枚は厚みがあってもう1枚は薄切りでした。
半熟味玉はかたさの残るほぼゆで卵でした。
過去2度むらまさを食べた中でもアゴ出汁がクセを感じる人もいるんじゃないかと思うほど突出しまくってキレのある塩らぁ麺でした。
後半に掛けて旨さも加速していったし、個人的には首都圏に出店しても受け入れられる味だと思う。
次に出店する店は都内でも食べれますが超楽しみ!