くじら軒 横浜本店@センター北 | Ramen Story Of L.I

くじら軒 横浜本店@センター北

約9年ぶりとなる「くじら軒 横浜本店」に再訪問しました。

 

 

横浜市都筑区のセンター北駅からほど近い場所に横浜を

代表するのは無論首都圏を代表する名店中の超名店と

呼ばれる有名店があり、そのお店がくじら軒 横浜本店。

 

 

もはや有名すぎて説明不要の伝説の域に達した超名店くじら軒 横浜本店は、現在こそメディアにとりあげられる回数が減りあまり名も聞かなくなってきたが、1996年~2000年代前半は横浜市で一番の長い行列を誇るラーメン店として知られていた。

くじら軒は「96年組」と言われることでも大変有名で、これは何かと言うと1996年にオープンした同期3軒のラーメン店のことを指し、数々のラーメン店に大影響を与えた「麺屋武蔵」「中華そば青葉」と、くじら軒の3軒を96年組と言うのであります。

くじら軒初代店主の田村満義氏は脱サラしてラーメン業界に転身し独学で味を作り、サラリーマン時代から休日に家族や親族などにラーメンを振舞っていたそう。

くじら軒のラーメンは現在も横浜市を含め全国に新店が

誕生するほど皆大好きな「家系ラーメン」とは真逆のあっさり清湯スープに細麺を合わせ、神奈川県に同じようなラーメン店があるとこう呼ばれることも多い「神奈川淡麗系」元祖のお店とも言われてます。

ちなみにくじら軒に影響を受けた神奈川県のラーメン店と

言われるのが海老名の「中村屋」と吉野町の「流星軒」

一時期は都内にも地方にも支店を結構な数出店してたが

時代の流れと共に閉店していき現在は横浜本店のみ。

くじら軒出身のお店は全国含め数軒あり、石川県の「客野製麺所」・宮崎県の「自家製麺 縁」・関内の「ハマカゼ拉致麺店」を食べたことがあります。

これも有名な話なんですが屋号のくじら軒の由来は、田村氏がくじらになって大海を回遊する夢を子供の頃から繰り返して見たらしく、さらにくじらのような大きな存在になりたいという意味を込めて名付けられた。

なお、初代店主の田村氏は息子に店を託し二代目店主が店を切り盛りしてる。

私がくじら軒を初めて食べたのは2004年で、初めてスープを一口飲んだ時は大感動して「この店」同様あまりのウマさに感動したが今回も、いやぁ~☆

 

 

お店の場所はセンター北駅から徒歩10分ほど。

区役所通り沿いにある牛久保西公園の道路挟んだ向かいのマンション1Fテナントにあります。

専用駐車場は店舗裏に3台分完備。

あまり良いとは言えないこの場所に出店したのかと言うと

田村氏がサラリーマン時代に勤めてたのがこの近くだった

そうで、この辺りにはラーメン屋が無かったからとか。

昼ピーク前頃に入店したが半分位の客入り。

 

 

店内は全く変わらず奥に広めの造りで、テーブルや柱など木をふんだんに使用したレトロな内装と空間を演出してる。

厨房前にストレートカウンター9席、4人掛けテーブル席3卓。

二代目の息子さんとおばちゃんの2人体制で切り盛り。

 

 

券売機。

 

 

主なメニューは、らーめん 薄口醤油味750円・支那そば

濃口醤油味750円・塩らーめん750円・特製スタミナラーメン 薄口醤油味950円・特製スタミナラーメン 濃口醤油味950円・特製スタミナラーメン 塩味950円・バラそば 薄口醤油味900円・バラそば 濃口醤油味900円・バラそば 塩味900円・大盛100円・味玉子100円・のり100円・パーコ300円・くじら飯450円・ミニくじら飯250円・チャーシュー飯300円・ライス150円・半ライス100円。

麺メニューも全く変わらず、清湯スープのらーめん薄口

醤油味、支那そば 濃口醤油味、塩味の3種類にトッピングによるバリエーションのみ。

名物のパーコ麺とパーコがのったくじら飯が人気ですが

あら?くじら飯が600円から450円に値下がりしてる!

 

 

卓上調味料は一味唐辛子・酢・ラーメンコショー。

 

 

注文したのは「らーめん 薄口醤油味」\750+「くじら飯」\450

 

 

個人的にくじら軒は支那そば 濃口醤油味派なんだけど

今回はらーめん 薄口醤油味を食べると決めており、後は初訪時からずっと食べてみたかったが600円と破格の値段で断念してたくじら飯を600円でも食べようと決めていたら値下がりしてたのでこれは嬉しい!

惚れ惚れしてしまうほど綺麗に透き通った清湯の薄口醤油スープにしっかり見える細麺が顔を出しナルトがのったルックスも変わってないですね。

スープは清湯薄口醤油味。

いや、いや~、マジか!?もう全国のラーメンを食べたし

近年流行りの清湯もかなり食べてきたし、経験値は遥かに上がったのでもうくじら軒のらーめんを食べても普通にしか感じないだろうとスープを一口飲んだら、うわぁ~!そんな予想を裏切るようにすんげ~ウマいっ(*´▽`*)

出汁は鶏ガラをベースに煮干しや鰹節の魚介と昆布などを合わせた魚介あっさりスープですが鶏と昆布の旨味が抽出され、そこにくっきり輪郭を描いてる魚介が主張してきます。

薄口醤油は淡いコクですが全く物足りなさはなく、スープ表面に浮いた香味油がコクをプラスして、あっさり魚介スープなのは確かだけど出汁の素材一つ一つがきっちりと生きて

出汁・タレ・香味油がバランス良く融合し厚い層を見事に形成したハイレベルなスープに仕上がってます。

 

 

麺は細ストレート。

スルスルと収まっていく啜り心地の良さがたまらなく良く

ややソフトな食感でしたが、このスープならこれ位の茹で

加減がいいね。

 

 

具はチャーシュー・メンマ・ナルト・海苔・青菜・揚げネギ・

刻み白ネギ。

チャーシューは肩ロースで、ホロッと軟らかく旨味も詰まり

美味しい。

揚げネギがちょっとしたアクセントになってるので、馴染ませれて飲めばまた印象が異なるスープに。

 

 

くじら飯やパーコ麺を頼むと「揚げたてを提供しますので少々お時間いただきます」と言われた揚げたてパーコは味付けがしっかりとされサクサクと噛み切れる出来立て熱々でウメ~!

昔は(今もだけど)600円のサイドメニューなんてまず頼めなかったから、やっと食べれたので感無量です。

 

 

参りましたね☆味わい的には昔と変わってないと思うけど

今食べてもこれだけ美味しいと感じてしまったし、やはり超名店と改めて認定。

マジで今の時代でも醤油ラーメンランキングBEST10に入っても不思議ではないし、久しく食べてないフリークには特に食べてほしいかも。

個人的には去年食べた醤油ラーメンの中では強い印象に残るほど大満足しました!

これはもう9年とか行かないのはもったいので、あまり

間を空けず再訪しにまた行きます。

 

 

ラーメンくじら軒 横浜本店

ポスト神奈川県横浜市都筑区牛久保西1-2-10 アネックスパーク 1-B

電話045-912-3384

時計11時~15時・17時~21時30分

ぐぅぐぅ月曜定休日(祝日の場合は翌日休み)