Leopold Hofmann: Flute Concerto in D Major, Badley II; D3
Leopold Hofmann (also Ludwig Hoffman, Leopold Hoffmann; 14 August 1738 – 17 March 1793) was an Austrian composer of classical music.
Bela Drahos (Conductor) with Kazunori Seo (Flutist) and Nicolaus Esterhazy Sinfonia 00:00 Allegro Moderato
07:41 Andante un Poco Adagio
13:12 Tempo Di Minuet
知っていそうで知らない人、誰かの名前に隠れて見過ごしてしまう人、そんな人が貴方の周りにもいませんか。でも、彼は意外に真面目で仕事もよく出来るのです。ひょっとすればそれなりの地位や成功を果たしていたかもしれません。しかし、あのくそ生意気で、目立ちがりやの奴とは違い質素で慎み深い。何だか伊東四朗の「あんたがたタフマン!」というCMを思い出した。
時はウイーン古典派の創成期とも言える頃、ホフマンは当時ハイドンやグルックと同じように評価されていた作曲家でしたが、いつの間にか彼は表舞台から消えていきます。もう一つの因縁、もう少し長生きしていたら、モーツアルトにももう少し違った未来があったかもしれません。ちなみにホフマンの務めていたウィーンのシュテファン大聖堂でモーツアルトは結婚式を挙げ、葬儀もここで営まれました。
1791年、ホフマンの要請でモーツァルトが俸給のない副楽長に任命された。当時ホフマンは病床にあり、モーツァルトはホフマンが逝去すれば楽長に就任できると期待した。しかしホフマンは病気から回復し、1793年に死ぬまでシュテファン大聖堂の楽長を勤めた。モーツァルトは1791年12月に他界。楽長に就任することができず、ホフマンの死後、アルブレヒツベルガーが楽長に就任した。
レオポルト・ホフマン(Leopold Hofmann、1738年8月14日 ウィーン - 1793年3月17日 ウィーン)は、オーストリア・古典派音楽の作曲家でヴァイオリン奏者、そしてウィーンのシュテファン大聖堂楽長を務めました。彼は、ハープシコード、ヴァイオリン、作曲などを学んでいますが、ヴァイオリンの腕前は確かだったようです。
この著名な作品は、長い間ヨーゼフ・ハイドンのものとされていたニ長調のフルート協奏曲がそのものです。これ以外の12曲のフルート協奏曲、宗教音楽とならんで、ハープシコード・オーボエ・チェロ・ヴァイオリンなどの多数の協奏曲、室内楽、ディヴェルティメント、67曲の交響曲がなどがあります。1760年にはパリで6曲の交響曲が出版されています。19世紀のオットー・ニコライは彼のことをウィーン・ヴァイオリン楽派の創始者と呼んでいました。
今後、何回かにかけてホフマンのフルート協奏曲が出てきますが、一人の男からどれだけのフレーズが飛び出してくるかを見定めるのも一興です。
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◉ 早くみんなに会いたくて スウェーデン「ヴァルムランド地方の民謡」
Hoffmann, Leopold FLUTE CONCERTO D-DUR (ED.BADLEY D3)
Flute Concertos Nos.1, 2, for Flute & Harp :
Nicolet(Fl)K.Richter / Munich Bach Orchestra +Haydn (2SACD)(Hybrid)
【収録情報】
・モーツァルト:フルート協奏曲第1番ト長調 K.313
・モーツァルト:フルート協奏曲第2番ニ長調 K.314
・モーツァルト:フルートと管弦楽のためのアンダンテ ハ長調 K.315
・モーツァルト:フルートとハープのための協奏曲ハ長調 K.299
・ハイドン:フルート協奏曲ニ長調(L.ホフマン作)
・グルック:『オルフェオとエウリディーチェ』より『精霊の踊り』
オーレル・ニコレ(フルート)
ローゼ・シュタイン(ハープ)
ミュンヘン・バッハ管弦楽団
カール・リヒター(指揮)
録音時期:1960-1962年
録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)
SACD Hybrid
CD STEREO/ SACD STEREO