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片岡大志Official Blog

シンガーソングライター 音楽プロデューサー 片岡大志のオフィシャルブログです。


あっという間に

今年の上半期が終了。

いや、その物言いはネガだね。

今年の下半期がスタート。

 

元気にしていますか。

早く会いたいです。

顔を声を仕草を想い浮かべています。

 

こちらは元気です。

色々なネガに慣れてしまわないように

色々なポジに気づけるように

一杯目の麦酒が美味しくあるようにと

そう思って暮らしているものの、

雨の日が続くと、ブルーになるけど…。

 

 

6月20日は、

ヨースケ@HOMEの日だった。

中嶋ユキノとTomomiと三人で

パソコンのカメラ中継で乾杯したよ。

ユキもトモも元気そうで嬉しかった。

 

ヨースケが逝ってしまってから、

あまりに多くのことがあったから

それを順番に報告し合って、

気がつくと深夜まで…。

 

 

まだ寂しい。

寂しいけど、僕らは大丈夫。

ヨースケの歌声はフォーエバー。

部員皆さん、猫耳クラブ復活をお楽しみに!

 

 

大学の授業は折り返し地点。

パソコンを使ったオンライン授業は

画面を見ている目も疲れるんだけど、

今まで経験したことのない疲れを感じる。

 

授業で大切なのは、その内容が面白いと

思わせる空気感なので、その場その場の

雰囲気に気を配りながら、授業を進める

必要がある。だけど画面の中は二次元だ。

「察する」ことが出来ているのかどうか、

判りにくいのが、この疲労の原因だと思う。

 


 

その尚美学園大学では

高校生向けのオープンキャンパスが

開催できない状況が続いていて、

大学授業の「体験講座」をWeb上で

公開することになりました。

 

僕は担当しているポップスコースの

体験講座を収録しました。題して、

 

歌はどこから作りはじめたら良いのか

 

高校生に、大学でのポップス音楽の

学びを知ってもらうという内容です。

他の先生方の動画も拝見したんだけど、

皆さんさすが!授業内容が面白い!

片岡センセー、もうちょい頑張レー。
 

 

 

大学のカタオカ研究室に行くと、

久しく弾いてもらっていない

楽器たちが寂しそうにしてたよ。

 

 

放課後のこの部屋は、学生たちが

遊びに来て賑やかになる。あの楽しい

時間が戻るまで、もう少しだからね!

 

 

 

地元のラーメン二郎が

営業再開したと知らせを受けて

すっ飛んでいきました。

開店30分前、小雨が降ってたけど

そんなことはどーでもよかった。

 

 

久々のご対麺!

(麺少なめ、野菜ニンニクアブラ)



 

どっかーん!とね。

この低加水の自家製麺を

わっしわっし頬張ると天国じゃ…。

 

麺少なめにしたのに

久しぶりだったからか超満腹。
食べ終わって外に出ると長蛇の列だった!

みんなみんな待ってたのね!

これからも応援します!I♡二郎!



 

 

ウイルス騒動について。

報道の圧倒的な「空気感」によって

作り上げられた「世論のような奇妙な何か」を

正義や正解とする風潮が、気持ち悪いです。

 

給付金は、ダメージを食らった人々の

ために使います。そして選挙に行きます。

 

僕がいつも行くお店は、個人経営のお店が

ほとんどです。企業組織とは違う在り方を

望み、自分のやり方で立っている人々を

案じてくれる候補者に、一票を投じます。

 

 

時間が止まってるような

非現実的な感覚と、

白紙のページが白紙のまま

パラパラめくれていく、そんな毎日。

 

この夜は雨が降っていたけれど、

女将さんに会いたくって、

高田馬場のいつものお店へ。

 

お店の入り口に、

縄暖簾がかかっていて、ホッとする。

お店のアルバイト女子も出勤してて、

「元気にしてたのー!」嬉しかった。

 

お店のテーブルも椅子の配置も、

元通りになっていて、いつもの席へ。

カウンターに数人。テーブルは無人。

 

弱音なんて吐かない女将の口から

「何とかね、何とかやってるわよ」。

 

この時期になると女将の仕込む

ラッキョウの塩漬けが美味しい。

それから運良く、鰹の刺身もあった。

あぶらの乗った絶品でしたね。幸せ…。

 

僕のささやかな幸せは、大手チェーン店で

叶えることはできない。代わりのいない

誰かに会いに行くこと、それが目的だから。

 

きっと音楽もそうだ。何もかもそうだ。

大切なことは、目と目で耳と耳で舌と舌で

感覚と感覚で、他者とわかりあうこと、

わかちあうこと、=生きることってば。

 

2020年7月1日(水)

雨上がりの夜明けに 片岡大志より
 

 

 

晴耕雨読。

晴れた日には田畑を耕し

雨の日には書を読む喜び。

 

この酒に出会ったのは

もう二十年以上前のこと。

まだ芋焼酎が「クセの強い酒」という

マイノリティーだった頃、

当時六本木に住んでいた盟友の

イクマあきらに、九州男児直系の

芋焼酎作法を叩き込まれた。

 

あの頃、町の酒屋には

芋焼酎といえば「薩摩白波」くらいしか

見かけることはなかったから、

酒屋を見つける毎、酒棚に他銘柄を

探してまわった。2000年をまわって

芋焼酎ブームが到来する頃には

数百の銘柄を飲んでいたと思う。

 

新しい酒を見つけては、芋焼酎が苦手だ

という輩に飲ませて、改心させたりして

あれは楽しかったな。九州で仕事があると

仕事そっちのけで酒屋巡りをしてた。

 

「晴耕雨読」はすっきりとしていて

ほんのり甘みがある。お湯割にすると

滋味深い味わいになる酒です。美味。

これを呑みながら、今夜は話をしよう。


 

去年の暮れくらいから、

誰か彼かと酒の席を囲むときに

ひとつの質問をすることにしていた。

 

それは

「以前は日常的にあったけど」

「いまここにないもの」って思い出せる?

 

そんな質問をすると、皆、口を揃えて

「うーん、なんだろ」と首を傾げる。

 

大学生たちと話をしていると、時々、

「あ。それは〈いまはない〉な」と

世代間ギャップを感じるときがある。

 

音もなく姿を消していくものは多い。

酒を呑みながら、酒場の空間を

あるいは自分の仕事場を見渡してみる。


 

僕はテレビをあまり見ないから

非常識なほど俳優さんの名前を

知らないんだけど、好きな女優を

誰かひとり挙げよと問われたら

桃井かおり」さん

彼女の名前しか浮かばない。

 

その桃井さんの初主演映画

もう頬杖はつかない」がネット動画で

配信されていたので、久しぶりに観てみた。

 

’70年代~’80年代の邦画の醍醐味は

「あの時代の町並み」に再会できることだ。

 

物語の舞台の高田馬場周辺は、

そう。こんな感じだった。

 

ジャズ喫茶に足繁く訪れていた僕は

高田馬場と言えば、煙草の街だった。

「もう頬杖はつかない」は、いきなり

ベッドシーンから始まり、情事の後に

若き桃井さんが煙草に火をつける

(あの口調のまま)。

 

映画を観ながら

「以前は日常的にあったけど」

「いまはないもの」が溢れていることに

気づいて、途中からメモを取りはじめた。

 

・ブックベルト(教科書をくるむ帯)

・赤電話に積んだ十円玉(百円が使えない)

・男子禁制女子寮(炊事場トイレ共同)

・学生運動(全共闘)

・手動パチンコ(チューリップ台)

・若い伊丹十三(マスクメロンのお土産)

・ビール瓶で殴る喧嘩(死んじゃうってば)

・病室で煙草を吸う(待合室も喫煙可)

・吉野家の店員のTシャツ(懐かしい)

・原稿用紙の束

・ブラウン管のテレビ

・日産ブルーバード(人気車種)

・ラジオの野球中継(巨人優位)

・深夜喫茶(卓上インベーダーゲーム)

・シケモク(煙草)拾い

・置き手紙(アパートのドアの間に)

・五百円札(お年玉だった)

・改札の切符切り(駅員の手作業)

・ノーヘルのバイク乗り

・手洗いの洗濯(洗濯板の記憶あり)

 

「ブックベルト」持ってた持ってた。

数冊の教科書を、帯でまとめていた。

これは古い米国青春映画でも観られる。

 

置き手紙、したなあ…。

ケータイ電話なんてなかったからね。

会う日時を置き手紙に書き残して、

新宿アルタ前で、4時間待ちぼうけとか。

不便だったけど、素敵な思い出だよ。

 

 

ここまで書いて、気づいたことは

「技術の進化」と「モラルの変化」と

「流行」によって淘汰されてきた事象。

 

さて。2020年「いま、ここにあって」

「20年後にはないもの」って何だろう。

(ハナノナという花の名前を教えてくれるアプリに
ハマってます。名前がわかると花に愛着が湧きますね)

 

いまや、パソコンや携帯端末の画面を

一日に何時間も眺める日常だから、

OSのアップデートや、ソフトウェアの

代替わりで、なくなっていくSNSだとか

画面上のインターフェイスの仕様が、

その話題の中心になるのかもしれない。

(僕らがmixiを懐かしむように)。

 

Eメールや、携帯端末メールが

始まったばかりの頃、「手紙や

写真は大切にとっておくもの」=

「記録」という概念が根強くあった。


(昼に咲くのに月見草とは、此れ如何に?)

TwitterやLINE、Instagram等の

SNSは日常「会話」だから、

タイムラインはどんどん流れていくし、

日々交わされる日常会話を、記録する

なんて妙な趣味だなって感じもする。

 

デジタル画像は、以前の現像された

銀塩写真のようには色褪せない。

解像度もどんどん向上してゆく。

 

(ハルジオンは乾燥させると、ハーブティーとして飲めるそうな)
 

ああ、そうか。

でも背景の街並みは変わってゆくね。

映像データの進化に伴って、記憶の

鮮度が保たれるのは羨ましいかも…。

 

(待宵草は、胃に効く薬草しても使われていたらしい)


世界中の人々が、自分の端末に

インターネット上に保管した情報は、

20年後にどうなっているんだろう....。

 

 

お酒を飲みながら

毎日、ちょっとずつ書いてました。

最近ハマってるのは

「豆腐の味噌漬け」です。

 

近所のお豆腐専門店の、焼き豆腐に

味噌(と味醂と生姜)を塗りこんで




 

三日間寝かせると、クリーミーで

ヘルシーな酒の肴の完成。これに

収穫期の実山椒を散らすと、鮮烈な

美味しさです。葉生姜も添えて一緒に。

 

 

そうそう。「5月21日」は僕のCDデビュー

27周年の日だった。お祝いの葡萄酒が

甲州から届いたもので、気がついた。



(写真は、'93年の「祈り」のCDジャケット。若いねー。
お祝いの甲州の葡萄酒も美味でした!)

 

この日は、大学で撮影だったので、

春にライブで着るつもりでいた

新しいシャツに袖を通すことにした。

あれから随分長い時間が経ったんだな。

(絵描きのカワタユカさんが、素粒子物理学のファインマン
方程式を、白いシャツに素敵にペイントしてくれました)


大学のまわりの田んぼには

水が入って、ちょっと遅れた田植えが

始まるところだった。今夜あたりは

カエルが大合唱をしていることだろう。

 

 

大学ではオンライン授業なるものが
開始されました。普段であれば教室で
行われる講義が、全てインターネットを
通して開講されている。

教員側も学生側も大学側も、
各所で想定内外のトラブル続出。

 

だから、この一週間は

パソコン画面の前で朝から晩まで

対応に追われてました。

それはヘヴィだったんだけど、

久しぶりに学生たちの顔が見れて、
新入生ともようやく顔合わせが
できて、それは本当に嬉しかった。

 

(これ、別名「らんたな」じゃないの?)


あまり書きたくないことを

書こうと思います。


色んな意見があって、それは、

発言者の立場から考えれば
どれも等しく正しいだろう。

 

メディアは正義の意見を発信する。

そこに別の角度の正義が発生する。

次から次へと「正義」が増えてゆく。

 

報道は危険回避という「正義」を

膨大な量に膨らませて、重箱の隅を

徹底的に追い詰める。それはやがて

個々の思想への圧力へと変貌する。
 

報道によって作られ(てしまっ)た

全体の「空気感」=「正義」に対して

違を唱える者は「不正」だという

正義原理主義に強い違和感を覚える。

 

一番大切にしなくちゃいけないこと

正義の意見は「生命」だという。

生命がわずかでも脅かされる

可能性があるなら「不正」なんだと。

生存リスクゼロの世界は、
これまで存在しなかったし、
これからも決して到来しません。

 

本来、ひとの幸せとは

手を繋ぎ、抱き合って、笑い合い、

同じ釜の飯を食べ、時には誰かの

涙を手のひらで拭ってあげることだ。

 

新しい●●という洗脳じみた言葉に

鳥肌が立つほどの嫌悪感を感じます。



色んなことがありすぎて、
(色んな思いが多すぎて)
ブログの更新が遅くなってしまった。
これを投稿したら、もう6月なんだね。

6月には大阪で

ライブを予定してたけど、
これも取りやめることにしました。
ライブの主役はオーディエンスです。

だから、街の空気感が
「音楽を心から楽しめる」
ように、和らいでくるまで
もう少し待つことにします。

紫陽花が咲きはじめました。
自然のものに目を止めると、
心が癒される。
あるがままのものの強さと
美しさに、心が癒されます。

2020年5月31日 片岡大志より


 



一日

一時間ちょっと

5km~6kmくらいかな

歩くことにしました。

 

そのために

スニーカーを買ったよ!

ナイキなんて履くのは

20年以上ぶりだと思う。

スニーカーって軽いんだな。

何も履いてないみたいだ。

 

自宅の目の前の

この細長い運河は、

東の端が旧江戸川で

西の端が荒川だ。

 

去年の大型台風のときは

「水没」だとか騒がれたけど

立派な水門が頑張った。

 

この運河には

千本の桜が並んでいて

今年もとても綺麗だったけど

それが余計にやるせなくって

つむじ風に舞い上がる桜吹雪

川面に流れてく花びらを眺めて

「ちぇっ」って舌打ちしてたよ。



 

競艇場まで歩いてみた。

ボートが見えた。レース中かな。

競艇には「スタート展示」という

レース直前のリハーサルがあって

そこで調子の良し悪しがわかるんだ。

その最中だったのかもしれない。

 

激しい波しぶきをあげて

ボートは、180°折り返し地点に

突っ込んでくる。インコースを

奪うために、急激な角度でボートが

Uターンをする。ど迫力の瞬間だ。

 

夏になったら場内で

生ビールを飲みながら

レース観戦したい。できるといいね。

 

歩いてるときは

SONYのCDウォークマンで

コンパクトディスクを聴いてる。

 

ちょうどアルバム一枚が終わるか

終わらないくらいの時間だ。

レコード時代の作品は、40分くらいで

終わっちゃうものもある。

 

作り手は、いまでも

曲順にこだわってると思うよ。

一曲目から最後のフィナーレまで

演出を考えてると思う。

CDウォークマンには

リモコンなんてないからさ、

どの曲もじっくり聴けるってわけ。

 

プリンス、ローリングストーンズ

トムペティ、ジェフリン、今日は

音楽友達の登山正文クンのソロを

聴いてた。久しぶりに邦楽を聴いたけど

これは痛快にロックンロールな悪いヤツ!

スカッとしたぜ!登クン!大傑作じゃないか!



 

ソメイヨシノは

葉桜になったけど

遅咲きの桜もあるんだな。

「天の川」なんて桜を見つけたよ。

長いこと、この街にいるのに、

どうして気づかなかったんだろう。

 

ちょっと慣れてきたら

走るのも混ぜながら

歩いてみることにしようか。

CDウォークマンの音飛びが心配。

固定できるウエストポーチ、

探してみようかな。
 


 

さて。自作ラーメンの

腕前は上がってるんだけど
写真映えする丼面は難しい...。
 

やっぱりお店のラーメンが食べたい。

でも出歩くのは、もうちょっと我慢。

 

そこで、2020年!

今年の上・上半期に食べた

ラーメンのベスト5ランキングを
紹介して「食べた気分になる」企画。

 

●1位!

宗家一条流がんこラーメン総本店

 

この世で一番美味しいもの。



 

それは

一条安雪氏の作る

丼一杯のフルコース料理。

 

調味料を一切使わない

素材の味だけで成立させる

神がかりではなく、神のラーメン。

 

●2位!

三ん寅(江戸川橋)

 

 

去年、オープンした新店の中でも

注目度の高かったお店で、札幌の

名店「すみれ」の直系のれん分け。

 

 

特製ブレンドの味噌を

中華鍋でカンカンに熱して

濃厚なスープと合わせて作る

「The サッポロ」味噌ラーメン!

 

 

麺は卵を練りこんだ本場の

西山製麺の縮れ麺を空輸。

口内でちゅるちゅる暴れる麺と

ラード厚めの味噌スープは絶品!

 

●3位!

中華そば べんてん

 

 

この人生で最も美味しかった

ラーメンを三軒選ぶなら、そのうちの

一軒は「高田馬場 べんてん」です。

 

 

2014年、伝説の閉店劇から

(最終日は早朝120人越えの行列)

2016年にまさかの復活@成増。

 

 

田中店主は、後継の息子さんと

タッグを組んでお元気そうな様子。

塩ラーメンは驚愕の一杯。自家製の

極太麺を受け止める分厚い出汁は健在。

懐かしさと美味しさで涙腺がぽろりと。

 

 

●4位!

中華そば 二階堂

 

 

このお店のバリエーションはどれも

絶品ですが、冬季限定の味噌ラーメンは

必ず食べに行きます。バターとコーンを

トッピングして恍惚・悶絶のひととき…。



 

バリエーションによって

使う麺が変わりますが、味噌は

札幌スタイルに倣って、卵麺。

 

 

中華鍋で味噌とスープと野菜を

炒めるところも札幌スタイルです。

また12月まで食べれないのかあ…。


 

●5位!

5位は、選ぶのに

難儀したので未紹介の2店を。

とうかんや(南砂町)


 

美味しいお店は

丼の写真を見ただけで、味の記憶が

蘇ってきます。「とうかんや」の塩は

温度も香りも旨味も、すべて覚えてる。

 

よっぽど印象的でないと、こんな

現象は起きないんだよね。地元だし

足繁く通っています。味噌ラーメンは

ちょっと味がぼんやり。やっぱ塩だね。

 


龍馬(四谷)
横浜家系、大好きです。

でも油断しちゃいけないは

家系ブームに便乗した大手資本系の

ラーメン店。工場で作られたスープは

何とも「作りおき」っぽい味がする。

 

武蔵家・武道家系の「龍馬」

骨成分が舌上でザラつくほどに

煮込んだ超濃厚スープは旨味爆発!

家系は「麺かため」が定番ですが、

最近「麺やわ」も美味しいってことが

判明しました。これ、癖になるかもー。

 

夜中にラーメンの話を書いてると

お腹が減ってきます。くうー...。

 

 

皆さん、お元気にしてますか。

早く、早く会って話したいなあ。

会って話すって、素敵なことなのね。

 

僕はテレビをあまり見ないように

しました。毎日毎日、同じ内容を

伝えてるだけじゃ、視聴率が落ちるで

あろうテレビ番組は、興味を引くために

(旨味を添加するために)ちょっとずつ

(化学調味料を)「盛った」情報を、

次々トッピングしているだろう、と。



で、実際のところ
報道も勘違いしたりするから
ニュートラルな感覚を維持すること
のん気や大らかさを温存すること
それはとっても大切だって
僕の直感レーダー(普段は居酒屋用)が
指し示してます。自分の直感を大切に。

 

次回の更新、

できるだけ早いうちにしますね。

 

「ココロと体を強く」

矢井田瞳さんの歌を思い出したよ。

あれは「Life’s like a Love song」。

そうだね「ココロと体を強く」。

 

2020年4月21日未明に かたおかだいしより

 

 

毎日の報道を注視しています。

日毎に状況が変わっていくので

少しでも情報を把握しておきたいと

反応しちゃうのは防衛本能だろうね。

 

Twitterのタイムラインに流れていく

呟きを眺めながら、気づいたこと。

文字からでも声色って聴こえてくる。

 

冷めた苛立ち、拳骨を握る言葉、

一歩引いた諭しと見せかけ(てなくても)

どこか他者の受け売りっぽい言い回し。

 

 

優しくって真っ直ぐな眼差しに満ちた

メロディーのような文字も見かけたよ。

 

短くてしっかり的を得ている言葉は

呟いたひとの背筋が見える気がする。

様々の声色が、視覚的に聴こえてくる。

 

情報に混じった「感情」に気づくこと。

この感覚は、新型AI(人工知能)でも

解析できないんじゃないかと思う。

 

 

感情の混じった「情報」は数字さえも

湾曲させる。自分の感情を受け止めて

くれる情報を信じたくなる。怖いから。

 

ニューヨークに住んでる友達は

「日本のニュースを見ていると、

この混乱について、世界中の誰も、何の

責任も取れないという当たり前のことを

理解していない人が多いような気がする」

とSNSに投稿していた。I think so too…

 

 

布マスク効果ナシだとか

サージカルマスクだとか

何枚だとか、鬼の首を取ったような

言葉が濁流のように流れていたけれど

問題の本質は捉えていない。いや、

人間の本質は捉えてるのかもしれない。

 

「冷静中立を気取ってるヤツら」

この罵詈には目を覆いました。

この混乱を、二手の勢力に分ける言葉

これが政府 vs 市民で済むはずがない。

感染者 vs 非感染者に繋がる考え方の

温床になるのは、目に見えている。

 

 

 

アーティスト、表現者を名乗る者は

いつだって事象の本質を、本当のことを

貫く一本の「槍」を持っているはずだ。

 

その貫く「槍」の一筋の美しさは

ずっとあなたのものだったのだから

その美意識が、すぐれた表現力が、

機会を待ち、誰かの力になりますように。



 

これは私見です(どれも私見ですが)。

音楽家は、自分にしかない

「絶対音感」を信じるべきだ。

いまライブをやって、後ろめたさや

不安を感じずに演奏できるんだろうか。

お客さんは心から楽しめるんだろうか。

 

演奏家も小屋も、やがて限界が来るなら

その限界の一線は、誰かの息の根が

止まってしまうとき、そんな気がする。

 

自由の羽根を活かす機会は、この事態の

直後にやってくる。急がなくていい。

 

中止。痛くて辛い言葉だ。
休止。できるなら。すべての事情に
通ずる言葉は見つからない。
でも。いまは逃げて。終わらせないで。
来年は笑ってお花見しようよ。



20年 4月4日未明に 片岡大志より

 

 

 

はっくしょん。

おお。花粉がすごい。

なるほど空気中には色んな成分が

混じっているんですな…。

 

それにしても新型ウイルス。

WHOがパンデミックを認定したと

居酒屋のテレビニュースが伝えてる。

アメリカが慌ててる。そりゃ慌てるわ。

 

ある保育士は、発熱を自覚して仕事を

休んだ。病院検査で陽性が認められた。

職場の保育園に感染者はいないけれど、

休園が決まったとのこと。早い段階で

休むことにした保育士は、悪人ですか。

 

感染してしまったひとに罪はないし、

感染の現場にも罪はない。魔女狩り的な

雰囲気に惑わされないようにしましょう。

 

日本人は持ち前の忍耐力で、感染拡大を

必死に食い止めてる。未知の敵を相手に

(対策作法のわからないなりに)行政も

手を尽くしてるようだ。現時点での最善

=正しい判断、選択だったのかどうかは、

渦中を過ぎてから改めて検証すればいい。

 

僕のTwitterはミュージシャンが多いから

タイムラインを流れて行く、やるせない

メッセージや呟きに、胸が痛くなります。

ライブハウス市場への打撃は苛烈だけど

必ず、あの素晴らしい空間へと戻るはず。

国技館も野球場も体育館も教室も、必ず。

 

大学は入試以外のすべてのイベントが

中止になっています。新学期の運営の

目処がまったく立たない。僕は教え子の

留学生達を心配しています。入国規制が

早い段階で解除になるといいんだけど…。

 

 

そんなわけで、例年はドタバタと新学期

準備に追われるのに少しだけ時間がある。

ここぞとばかりに仕事部屋の大掃除開始。

 

未整理だった譜面を片付けて、山のように

積み上がっていた書物とCDを整頓した。

その合間にアガサ・クリスティーを読む。

これがなかなかに楽しい趣味の時間です。

 

アガサ・クリスティーは多作だったので

66編の長編がある。僕はひとりの作家を

好きになると、すべての作品を読破したく

なっちゃうので、今まで敬遠してたんです。



 

でも結果的には、未読の名作をこんなに

ゆっくりと楽しめるなんて本当に贅沢!

代表作の「オリエント急行殺人事件」。

パソコンで欧州地図を広げて、物語中に

出てくる駅名や街並み、’30年代当時の

欧州事情を調べつつページをめくる喜び。

 

ところどころに記されてる犯人探しの

ヒントを見落とさないように、ページに

折り目をつけながら名探偵エルキュール

ポアロの明晰な頭脳をトレースしてゆく。

そして最後には驚きの結末!すごーい!

 

幸せな読後感に満たされたまま、2017年

公開の映画を鑑賞。リアルに再現された

オリエント急行の豪華な内装にまた感動。

 

二度も映画化されたほどの名作だから

こそ、こんな楽しみ方もできるってわけ。

次は「そして誰もいなくなった」です。

超有名作だけど、どんな物語なんだろ?

 

 

そんな風に。読書も楽しんでますが、

趣味の料理に時間を使えるのも嬉しい。

久しぶりに片岡大志風カリーレシピを。



 

今回は「チキンカリー」です。

まずは鶏モモ肉を準備。

一口大に切り分けておきます。

 

次にパウダースパイス。

僕の住んでいる町は在日インド人が

多いのでスパイスが安価に入手可能。

赤いカイエンペッパーから反時計回りに

フェンネル、クミン、コリアンダー、

黄色がターメリックのパウダーです。

 

割合はコリアンダー(2)クミン(1)

フェンネル(1)ターメリック(1)

カイエンは辛いので0.5くらいです。





 

ここにプレーンヨーグルトを投入。

しっかりと混ぜていきます。

ヨーグルトは酸味の少ないもの選ぶ。

 

そこに鶏肉を漬け込んでいきます。

(肉が柔らかくなる効果あり)

さらにニンニクと生姜の擦りおろし。

よく混ぜたら一時間くらい寝かせる。



 

こちらはターメリックライスです。

カシューナッツを袋の上から砕く。



 

炊飯器に入れた無洗米に、クミンの

シードと、ターメリックパウダーを

適量いれて、無塩バターのスライスと

シーズニング・ソルトをドバドバ投入。

さっきのカシューナッツ砕きを入れて

そのまま普通に炊飯すれば出来上がり。

 

今度はカリーの下ごしらえ。

玉葱の微塵切りを手動プロセッサーで。


 

これ、紐を引っ張ると刃が回転する

手動式ですが、かなり重宝してます。

 

近所のインド食材店で購入した

「GHEE(ギー)」です。つまり

バターをさらに濾した食用油です。

この油とオリーブオイルを混ぜます。

 

今度はシード(種子)スパイスです。

写真下からクミン、コリアンダー、

マスタードシードです。三種の神器。


 

この種スパイスを、ギー(GHEE)と

オリーブオイルとを使って炒めます。

(0時のあたりにクローブ粒も投入)。

 

温まってきたところで鷹の爪も投入。

ぱちぱちっとシードが弾けてきます。



 

スパイスの香りが油に馴染んだら

玉葱微塵切りを投入します。じゅわ。

ここからは玉葱の甘みが出てくるまで

焦がさないように、淡々と炒めます。


 

途中でニンニクと生姜も投入します。

 

ドマトをブツ切りにしておきます。

ホールトマト缶でもいいです。


 

マッシュルームもザクザク切っておく。

 

フライパンの具材が炒まったら

トマトのブツ切りを投入します。

トマトを潰しながら炒めます。

 

ここでさらに追いスパイス(粉)。

しっかり火入して香りを出します。

 

そこにヨーグルト漬けで寝かせた

鶏肉をヨーグルトごと投入します。


 

鶏肉に火を通し全体を混ぜ合わせる。
10分ほど煮込んだらOKです。



 

写真にはないですが、最後に味付けの

塩(しっかり)・醤油(少しだけ)

蜂蜜(ひと回し)・オイスターソース

(微量)で調整します。塩は馴染むと

入れすぎてしまうので、最後にします。

味調整はホントに作り手それぞれです。

 

終盤で思いついて、メークイン芋の

スライスを電子レンジで温めて追加。

 

炊き上がったターメリックライスに

カレーを注いで、刻みパセリとガラム

マサラ粉、追いカイエンペッパー粉を

振りかけて、彩りエンドウ豆を添えて

完成です。鶏肉が柔らかくって美味!

 

スパイスで発汗しますね。新陳代謝と

免疫力アップに効果あり!三時間ほどの

調理時間ですが、のーんびりと音楽を

聴きながら完成。耳にも舌にも最高!

 

 

 

そうそう、前回の記事

行方不明らしき人物の

尋ね人の貼り紙「雪栄さん」について

シンガーソングライター小笠原沙織さん

から、追加情報が送られてきました!

 

ここでまた新たな謎が…。

「雪栄」は「ゆきえ」=女性なのか。

「雪栄」=「ゆきえい」男性なのか。

旧姓と書かれてるってことは、女性で

既婚?でも「また一緒に暮らそう」?

ミステリーは深まるばかりです…。

 

 

これを書いていた一昨日は

雪が降りましたよ。大粒の雪。

だけど、真夜中には月が上ってた。

眠る町に柔らかい空気が満ちていた。

川面に、うたた寝の水鳥が浮かんでた。

 

春が到来しましたからね。

水仙、沈丁花を見つけました。

 

桜の枝先も、毎日眺めちゃいます。

これはもう来週には咲いてしまうね。

はやく皆に会いたいなあ…。


 

3月16日 夜半に 片岡大志より

 

最初にお詫びを掲載させて下さい。

 

企画発案のギグのつぼの

Twitter、FaceBookを通して

お伝えさせて頂きましたが、

3月5日、6日、8日の関西ライブを

出演辞退することに致しました。

お客様、関係者皆様方にはご迷惑を

おかけしますが、申し訳ありません。

 

とても楽しみにしてたイベントなので

本当に残念なのですが、新型ウイルス

感染の危険性に対処して、セーフティー

ファーストを選択することにしました。

 

補足させて頂くと決断の主たる理由は

僕自身の長時間移動のリスク回避です。

 

大阪・京都・神戸をまわるには、

大型トランクとギターを抱えたままの

ローカル電車での移動の連続になります。

これが東京であれば、異常が発生しても

すぐに回避できるのですが、単独移動で

関西、4泊5日となるとリスクが高い。

 

現在、新型ウイルスにどの程度の

感染の危険性があるのか、確実な情報を

僕自身、掌握できていないのも問題です。

 

政策を非難している人々もいるけれど、

これに乗じて、政権批判にすり替える

情報がある。私見ですが、それが原因で

真相がわかりにくくなってると感じます。

(僕は政治に関してはリベラルです)。

 

と、書いていたら今日、

大阪ライブハウスでの感染が報道された。

立ち見で二百人規模、集客は百人だった。

演ったことはないが、知らない店じゃない。

と。今度は大学事務からメール。卒業式、

入学式、演奏会、全て中止。何てこった…。

新型ウイルスの早い収束を願います!

 

 

さて。

気を取り直して本編を書きます。

ちょっと前のことだけど新宿Sact!にて

大学のライブイベントを開催しました。


 

学生たちにライブハウス演奏を経験して

もらうという年度末のご褒美的なイベント

でしたが、何だかもう笑っちゃうくらい

盛り上がりました。先生の誰かが言ってた

「ピュアな音楽って今夜の音楽だよね」。

 

商業音楽の手前にある表現ピュアネスに

ダイレクトに感動したライブになりました。



 

その翌週も、僕は新宿Sact!で歌ってた。


 

佐木伸誘さんやっぱ最高ね。久しぶりに

ゆっくりと音楽談義しつつ、呑みました。

 



 

その新宿をぶらり歩いていると

自動販売機の貼り紙を見かけた。

 

「雪栄さん、戻ってきて」

 

この人目を引く切実な願いを込めた

貼り紙にドラマを感じてしまうのは

人の常として、これを目撃した者が

他にもいるんじゃないかと、検索を

かけてみると、新宿と池袋を中心に

A4コピーされた貼り紙の目撃情報が

次々と現れた。少なくとも十カ所以上

貼られているようだ。1月と記された
日付には、時間的な切迫感がある。

 

博打か色恋沙汰か、借金未払いとかが

あったのか。貼り紙をした人物の意図も

興味深い。探し人は本人の出没しそうな

路地を選び、貼り紙をしてるんだろう。

 

情に訴える言葉に効果アリと考えたのか

それとも探し人包囲網を知らせたいのか。

どちらにしてもこの名前は珍しい。この

界隈では名の通った人物なのではないか。



 

それは通行人にはわからない。
見た瞬間に、その場から去った者の不在を
直感してしまう。たった一枚の貼り紙の
たった二行の言葉の中に。

 

僕はそれを「歌」みたいだと感じてしまう。

「歌にするのなら」と、最後の場面は雪を

降らせてみるのはどうかと巡らせてしまう。

雪栄さん。あなたにもう会えないのを前提に。


 

 

前回、

「夜中に出汁を作りたくなる」の話を

しましたが、その写真付き編です。
(夜中に作り始めたわけじゃないですが)

今回は3リットルくらい作り置きします。

 

 

まずは昆布です。

これは市販の日高昆布。

切り目を入れて寸胴に投入します。

そのまま30分~1時間くらい放置。

 

放置してる間にお肉屋さんへ買い物。

鶏ガラ一羽分=200円位だったかな。

鶏ガラは熱湯にサッとくぐらせて、

血合いをキレイに掃除して寸胴へ。

 

ニンニク数片&生姜スライスを

浮かばせて、昆布を沸騰前に取り出す。

一旦沸騰したら、後は最後まで弱火。

浮いてくる灰汁を根気よく除去。

 

30分くらい灰汁取りをしてから、

豚肩ロース塊を投入。500gくらい。

葱の青いところも一緒に入れます。

 

肉が沈んだら、林檎とトマトを

丸ごと浮かばせます。これは大好きな

「一条流がんこラーメン」の真似です。

 

一時間くらい灰汁を取ったところ。

このあたりで豚ロースを取り出して
チャーシュー用に醤油に漬け込みます。

脂身は切り出して再投入します。

 

同時進行で煮卵も作ります。

水から茹で始めて8分弱くらい。

(沸騰からだと6分弱が目安)

 

酒と砂糖と醤油を、鍋に沸かせて

タッパーに入れて漬け込みます。

小一時間で取り出したら冷蔵庫へ。

 

スープを煮込み始めて二時間半。

水分が飛ぶので、水と酒を補給。

このあたりで鰹の荒削りを投入。

贅沢に、この写真の三倍くらい。

鶏油がキラキラ浮かび始めました。




 

三時間くらい経ったところで

ザルに濾します。豚肉の脂身は

取り出して刻みミンチ状にします。



 

鶏ガラは別鍋へ。強火で煮込むと

少しだけ、二番出汁が煮出せます。

すぐ水分が飛ぶので酒を入れつつ

煮詰まったら、元のスープに戻す。

 

こちらは一時間で取り出して

醤油に漬け込んだ豚肩ロースと、

ミンチにした豚の脂身。旨そう…。



 

濾して別鍋に移したスープは金色。

(さらに別鍋にも同量が取れました)

このまま飲んでも滋味深い味です。

これに塩を入れるだけでも美味ね。

 

麺はスーパーの市販のものですが、やや

縮れの入った低加水率の中華麺です。

 

はい。これでラーメン完成です。

具はモヤシ・ほうれん草・煮豚と脂身

煮卵と海苔ですね。ちなみに醤油ダレも

自作です。近所のラーメン屋さんで

購入した醤油に、昆布を漬け込んで

のどぐろ塩を足して、酒で沸かしたもの。



 

自画自賛します!美味しかった!

まだまだ研究中ですが、手順は何となく

掴めてきたかな。昆布を水に投入してから

四時間ちょっとの工程でした。もう少し

手際良く作れるように練習したいところ。

 

材料費自体はかなり安いです。

高価な食材は豚肩ロースで1500円ほど。

鶏ガラはとにかく安い。冷凍なら150円。

あとは細々と野菜や醤油、卵や酒や鰹荒節。

余ったスープはペットボトルに入れて冷凍。

うどんにも雑炊にも、使い勝手が良いです。

 

この工程中に、貝類を入れてもいいし、

甲殻類を入れたり、鮮魚を入れても美味。

乾燥椎茸の戻し汁も美味しいだろうなー…。

そのうちに豚骨なんかにも挑戦してみたい。

一条流がんこラーメンの師匠は、烏賊嘴を

入れてるんだとか。夢は広がりますねえ…。

 

 

さて。3月は予定していたことが

次々となくなりました。もちろん、

仕事は山盛りのまま放置されていたので

そこのところはホントに助かります。

(確定申告が一ヶ月伸びたし!)

でも歌を作ろう。よし。三月中には一曲。

つまり次のライブは新曲があるわけです。

 

そうしよう。約束します。指切りげんまん。

次回は、作りかけレポートをセンセーっぽく。

 

2月29日というか3月1日未明に。
片岡大志より

 

最初に告知させて下さい!

急きょ新宿Sact!での出演が決まりました!

●2020年2月24日(Mon/祝)

新宿Sact!

Open 17:30 Start 18:00

Music Charge 2500yen +Order (当日は3000yen)

出演:片岡大志/佐木伸誘/山口晶/坂井B敏文

 

それから3月初旬には

「大阪三都ツアー」が待っています!

●2020年3月5日(Thu)@大阪心斎橋Tobira

出演:片岡大志/臼井嗣人/木下徹/ミカズキン

18:30 Open 18:50 Start

 

●2020年3月6日(Fri)@京都モダンタイムス

出演:片岡大志/臼井嗣人/KEEWO/白田将吾

18:00 Open 18:20 Start

 

●2020年3月8日(Sun)@神戸元町カフェドジェーム

出演:片岡大志/猫の手は借りたい/YAMORI/Walter Jim

18:00 Open 18:20 Start

Music Charge 2500yen(当日3000yen)+Order(3日間共通)

 

 

わあ。

あっという間に2月も中旬…。

時間はびゅんびゅん。

もうちょい効率的にやれないものか

そう思ってるんだけど、焦らずに

マイペースで。学期末のテストと採点。

それから入試と、ようやく一段落した

今夜はいつものお店で盃片手に。



 

ちょっと前のことだけど、

1月19日@新宿Sactでの唄会。

ご来場下さった皆様に感謝。

久しぶりにスペシャルバンド番外編を

お送りしましたが、かなり新鮮で

面白いライブに相成りました。

 

内田充のアコースティックギターの

腕前と魅力に感動し、トロンボーンの

湯浅佳代子キーボードデビューも大当たり。

小林きょうこちゃんとは、とても密度の高い

デュエットができました。寡黙な有瀧敬之の

ベースは、全体をグッと引き締めていた。

 

青山プラッサオンゼはもうないけど、

こんな風に「唄会」は続いていきます。

また会場で会うのを楽しみにしてます!

 

 

電車の中で泣いています。

水島新司「野球狂の詩」全17巻。

この野球マンガを初めて読んだのは

公立図書館のマンガコーナーだった。

 

水島新司といえば野球漫画の第一人者

(ドカベン・あぶさん・球道くん等)。
 

当時「巨人の星」や「あしたのジョー」

スポーツ根性ものが主流だった時代に、

万年最下位のプロ野球チームを率いる

50歳を越えた老ピッチャーを主人公に

「野球狂の詩」は描かれている。

 

チームは全然優勝しないし、老いぼれの

主人公は毎年引退を考えている。物語は

ほとんどが「負け組」の側面から語られる。

貧しさや不遇や不運、不調に立ち向かう

人間ドラマを、インクの飛び散らせながら

描き出す様は一球入魂ならぬ「一筆入魂」。

 

これを読んだのが小学生だったか、中学生

だったか覚えてないけど、人情味あふれる

物語に惹かれて、同じ本を何度も借りて、

同じページで何度も泣いた。で、今回も

同じようにおいおい泣いた。マスクで涙を

隠しながら。この読書体験は間違いなく

いまの自分の創作を支えてるんだよなあ。

 

 

「マンガなんて読むとバカになるぞ」と

大人が口を揃えて子供を叱咤してた時代。

マンガは「=読書ではない」という時代。

 

この若き日の大作家の才能を読むにつれ、

大学で「ポップス=大衆音楽」を教える

ことについて、よくよく考えずにいられない。

お堅く言うと大衆文化研究の可能性について。

 

しりあがり寿氏は、著書の「マンガ入門」で

中学校美術教諭に「お前の絵はマンガだ」と

揶揄された記憶について書いている。マンガ

みたいな絵は「美術ではない」という物差しは、

マンガ誕生以前に成立した美術の価値観だ。

 

しかしマンガやアニメは「絵」に「運動」と

「台詞」を与え、美術に「物語る」という

具体表現を付与した新しい芸術だと言える。

 


 

僕は大学の図書館委員を務めてるんだけど

(これがとても興味深い仕事なんです)

ある会議で、こんな議題が話し合われた。

 

「学生の選書リクエストにライトノベルが

多くなってきたが、ラノベは大学図書館に

相応しいか否か」。質問者・僕「ラノベと

一般小説の線引きはどこで行われるのか」

 

「表紙や挿絵、会話が中心の読みやすい

文章らしい」「小説としての体裁はあるが

そのままだと売りにくいのでラノベ仕様に

している作品もある」「なんか子供っぽい」

「いやいや本離れ世代には効果があるよね」

 

色んな意見が交わされたけど、

結局、明確な結論は出さずに「様子を

見守りましょう」ということになった。

結論見送りというのが大学的で微笑ましい。

 

 

マンガについては「数が多すぎて図書館の

棚では担えない」ので、大学の研究に関連

する作品で、受賞歴のあるものはOKという

示し合わせで運営している。もちろん、

芸術的な価値についての議論もあったけど、

そこを否定する先生はひとりもいなかった。

 

ちなみにウチの大学には「特撮」を

研究する分野があるので「ウルトラマン」

「仮面ライダー」は全ての作品を蔵書してる。

つい先日も「仮面ライダー」の撮影が学内で

行われていた。喫煙所で敵キャラが衣装の

まま煙草を吸いに来たときは驚いたなあ。

 

話を戻すと、この大学には「ポップス」を

ひとつの研究分野として許容する柔軟な

先見性がある。今年はこれまでに作ってきた

体系をしっかりと固める一年になりそうだ。

ってなわけで、ちょと仕事が多いのだけど。


 

 

真夜中に思いついたように

「出汁をひきたくなる」

そんな趣味を持ってるひとがいたら

どうしても友達になりたい。

 

昆布に切れ目を入れて泳がせ

山形産の飛魚出汁のパックを沈め

昆布の取り出しと入れ替えに

手羽元とネギ・生姜・葫を投入。

 

アガサクリスティと葡萄酒を片手に

とにかく中火。沸かないよう見張り

100頁ほどミステリーが進む頃に

鳥の脂がキラキラと浮かんでくる。

 

減ってきた水分を日本酒で継足して、

最後はカツオの荒削り節をふた掴み

どばっと。ここから30分くらいか。

削り節を噛んでみて、味が抜けたら

ざるに濾す。翌昼まで放置して、

ペットボトルに小分けにして冷凍。

 

一回で1.5リットルくらい作るけど

この黄金色のスープは万能です。

醤油ダレは塩昆布とノドグロ塩と

日本酒を合わせる。自画自賛美味。

 

こんな趣味の練習をしていると、

ちゃんとしたラーメン屋のスープの

美味しさの成り立ちと、その技術が

未熟なりに推し量れるようになるもの。

 

ある日訪れた北区「尾久」駅近くの

竹千代」のラーメンの奥深さには

びっくりした。昆布と椎茸の出汁、

その旨味が優しくも衝撃の味わい。



 

昆布出汁と、椎茸出汁の鍋が別々で

提供時に合わせていたのが印象的。

麺はひとすすりで汁まで持ち上げる

長さと細さ。これも計算済みなのね。

干しシイタケも研究してみたくなった!



 

こちらは本川越の小江戸にある

MANI」。川越醤油を使った丼で

やはり昆布出汁がしっかりと効いてる。


 

豚骨ラーメンがメインの店だけど、

一部の豚をこちらの限定メニュー用に

清湯として使ってるんだろう。滋味深く

優しい味わい。川越醤油の切れ味も良。

 

 

今月24日には新宿Sact!で

佐木伸誘さんと対バンの弾き語り。

佐木とトウキョーで御一緒するのは

初めてなんだよね。素晴らしい歌手です。

 

その新宿Sact!なんだけど、

来週の18日に大学の発表会があります。

フライヤーを貼っておきますね。

 

 

臼井かつみ(Dr)と林由恭(Bs)他教員

皆さんとセッション演奏も予定してます。

かなり面白いイベントだと思うので

一般来場、是非どうぞ。若者パワー凄い!

 

それから3月の関西ツアーも是非チェック!

5日に大阪、6日に京都、8日に神戸。

いまからとっても楽しみにしています!





 

それから。

僕の音源を管理してくれている

Booster RecordsのYouTube channel

2010年代の僕の過去ライブの動画を

ちょっとずつアップロードしてくれています!

是非ご覧下さいませませ!

2月12日 川越にて 片岡大志より
 

A Happy New Year!

ブログ本編の前に

告知させて下さーい!

1月19日(Sun)は新宿Sact!にて

「片岡大志・唄会」です。

 

●2020年1月19日(Sun)

新宿Sact!「片岡大志・唄会」

18:00 Open 18:30 Start

Music Charge 3000yen

出演・湯浅佳代子(tb/他)内田充(Gt)
有瀧敬之(Bs)こばやしきょうこ(Vo)
 

 

ついに2020年になりましたね。

今年もしっかりと自分の役割を

全うしたいと思います。

どうぞよろしくお願いします!

 

2020年=「未来」って感じがします。

小中学生のときに読んでいた、SFの

マンガや小説には、202X年だなんて

書いてあって、この時代が物語の

舞台が多かった。空飛ぶ自家用車や、

有人宇宙旅行は実現していないけど、

世の中はコンピューター社会へと

様変わり。思えば遠くへ来たもんだ。

 

 

今年も門前仲町の富岡八幡宮と

深川不動尊へと初詣に行きました。

 

去年は干支年男で、おみくじは大吉。

縁起の良い一年だと思ってましたが、

入院騒ぎやお別れの多い年だったので

今年のおみくじは「凶を引いちゃえ!」

なんて気持ちで御籤箱をゆすったら

なんとドンピシャの「凶」。

 

 

「年始めの厄落とし」

その効果を試してみようと

商店街のパチンコ屋に入り、

スロットにコインを入れてみると…

 

 

なんと2回まわしただけで大当たり!

ビックリ!久しぶりに777を拝みました。

 

お正月トピックスとしては、

東京新聞1月3日付朝刊(全国版)の

文化欄に、僕のインタビュー記事が

掲載されました。日本の大衆音楽は

この50年間でどんな変化が起きたのか

という特集で、僕は「歌詞」を中心に

いくつかお話をさせてもらいました。
 

 

新聞記者さんは、わざわざ僕の授業の

取材のために大学まで来て下さった。

そのうちにブログでも、関連した話を

詳しく掲載していきたいと思います。

 

1月1週目は、なるべく仕事から離れて

脳をリセットしたかったので、主に

料理研究と読書に時間を費やしました。

 

(美味しそうな写真じゃないけど自作ラーメン成功例)


 

竹宮惠子の名作SFマンガ

「地球へ(テラへ)」を

一気読みするのを楽しみにしてました。

神保町の古本屋で初版・全巻セットを

発見、手に入れた。1977年の作品。

 

 

未来世界の綿密な設定と、細部まで

行き届いた精密な作画に見惚れます。

そして登場人物の圧倒的な美しさと

ロマンチシズム溢れる台詞とコマ割り。

デビュー10年後の若き巨匠の才能が

ほとばしってる。映画化もされた名作。

 

彼女は日本の大学に初めて設置された

「マンガ学部(京都精華大学)」の

教授を経て、2014年には同大学学長に

就任している。芸術研究を基盤とする

大学は数多あるけれど、「マンガ」を

大衆文化として研究対象とした同大学の

先進的な姿勢は、ジャンルは違うにせよ

音楽大学にポップス分野を持ち込んで

試行錯誤している僕にとっては、とても

共感できる挑戦なんです。きっと当初は

「マンガなんて大学の学びじゃない」と

大変な苦労があったろうと想像します。

 

「少年の名はジルベール」は

近年の竹宮惠子さんのエッセイです。

’70年代に「少女マンガを変える」と

多くのマンガ家同胞たちと駆けぬけた

青春時代。プロの仕事とは?本当の

自己表現とは?マンガ家として

生き延びるための処世術とは?

この本に記されている「本質」論は

どんな分野の仕事にも当てはまる。


 

おまけのラーメンコラム。

鹿児島のブン太が言ってた。

「あれ、楽しみにしてるんだよね」

「だって、大ちゃんが紹介する

ラーメンは県内で食べれないからさ」

 

今年の麺始めは、地元の

ラーメン二郎・一之江店だった。


 

豚肉のエキスたっぷりのスープと

力強い自家製麺と山盛り茹で野菜。

店主のラーメン愛が溢れとる!

 

それから神保町の「神田勝本」。

この店のつけ麺は細麺と太麺の

二種合い盛りなんだよね。
(by 浅草開化楼)


 

贅沢に出汁を引いたつけ汁に

麺をつけて一気にすすると

クラクラするくらい美味しい。


 

ブン太、東京に来い。食べに行こう!
これは鹿児島では食べれないだろうよ。

 

 


今年は忙しいだろうなあ…。

なんて呟いてみるけど、

そうなることはもう確定済み。

実際のところ休みが明けてみると

ジェットコースターは急上昇急降下。

 

やりたいことはたくさんある。

やらねばならぬ To Doも山盛り。

行きたい街はいくつもある。

会いたいひとが何人もいる。

まとめてみたい研究もある。

歌はいつだって作りたいし

アイディアならいくつもあるから

何とかして作って届けに行きたい。

録音もしたい!時間を作らなくちゃ。

 

きみに会いたい。

きみに会いに行くよ。

世界は発見に満ちていて、

生きてるってことは最高に

素晴らしいんだって伝えたい。

 

よし。そのためには

好奇心と行動力と健康第一だ!

思い切りよく暮らそう。愉快痛快に!

十代みたいな眼差しで、四十代の

最後の一年を駆けぬけるって決めた!

 

2020年1月13日(Mon)未明

風のない真夜中に 片岡大志より
 

 

(家の前の運河にカモメが一列...)
 

本編の前に告知させて下さいね!

1月19日(Sun)は新宿Sact!にて

「片岡大志・唄会」です。

湯浅佳代子内田充

有瀧敬之と奏でる音楽の夕べです。

是非!新年の始まりのコンサートに

遊びにいらして下さいませませ!

 

●2020年1月19日(Sun)

新宿Sact!「片岡大志・唄会」

18:00 Open 18:30 Start

Music Charge 3000yen

 

 

12月はあっという間。

走ろうと思う前にもう走ってるし、

飛ぼうと思う前にはもう飛んでる。

歌おう演奏しようと気合入れてたら

もう本番が終わってた。そんな感じ。

 

12月の初週には、世田谷は豪徳寺

leaf room」にて、大友マサノリ

山口進(夜ハ短シ)岩崎けんいちとライブ。

 

 

大友の東北方言シリーズを楽しんで

山口進の剃刀的な演奏にヒリヒリして

イワケン氏の「射抜く」歌を堪能した。

 

彼らの歌は、僕の音楽の暮らしに

しっかりと根を下ろしているので

「久しぶり」という言葉は意味がない。

 

 

何度聴いても、その声が、その演奏が

ココロの深いところに突き刺さっている

そう再確認できる。嬉しい音楽の夜。

 

 

12月のある日は、tomomiのサポート

@富山県高岡市。はんだすなおと僕は

別々に乗り込んだ新幹線だったのに、

座席が隣り合うという同級生感度健在。

 

 

そうそう!Tomomi!

オリンピックの聖火ランナーに

選ばれたそうです!おめでとう!!

北陸のファーストレディの12月は

あちこちの年末イベントで引っ張りだこ

だったようで、彼女の今年の歌い納めを

しっかりとサポートした後は、御褒美の

北陸呑み。朝採れのズワイガニの丸ごと

ボイルが一杯=二千円ってどういうこと?

 

 

すなおと来年、2020年間コラボ予定を

話し合いながら、高岡市の夜は更けて…。

 

 

12月の大学は忙しい。

顧問のサークルのイベントや、大学入試、

オープンキャンパス、年に二回招聘してる

吉田建客員教授の特別講義は最終回だった。

 

’70年代の沢田研二プロデュース時代から

‘10年代の現在に至るまで、正真正銘の

第一線の音楽現場を駆け抜けてきた

プロ中のプロの一言一句には重みがある。

 

 

写真はポップス分野の音楽で

代替えの効かない要素を、「歌声」

「歌詞」「メロディー」「編曲」の順に

ホワイトボードに示しているところ。

僕の25周年ライブにも足を運んで下った

建さん(親しみを込めて)。厳しくも

温かい講義をありがとうございました!

建さんの言葉を繋いでいきますね!

 

 

 

今年の歌い納めは鹿児島市繁華街・天文館。

一年のゴールが愛する天文館だなんて、
これは毎年恒例のイベントにしたい。

今回、ブン太がセッティングしてくれたのは

「赤とうがらし」というお店。鹿児島の

ミュージシャン御用達の老舗なんだとか。

 

 

ブン太のオープニングで温まったステージに

ココムーンペリの登場。いつも言うことけど

ココムーンペリの演奏力と音楽観は、
世界のどこに出しても通用する芸術だと思う。
鹿児島には、世界レベルの芸術家がいます。

 

 

今回もハイレベルな演奏が聴けたし、彼らの

アートへの研究&探究心を再確認できました!

 

 

僕の研究&探究心は、鹿児島居酒屋文化論。

どうして鹿児島では鳥の刺身が美味いのか?

答え=ものすごーく新鮮だから!

 

 

鹿児島ラーメンも楽しみました。

5軒ほど行ったけど「小金太」の一杯が

オーソドックスな鹿児島ご当地って

感じで、ホッとする味わい美味でした!

 

 

(ブン太、半目だわ...)

 

 

おお。大晦日もあとちょっと。

更新を急がねば。というわけで

「ラーメンコラム」のまとめ。

 

2019年訪問ラーメン店・142店舗。

ラーメン実食・231杯と記録にはある。

これに自作ラーメンが加わります。

我ながらあちこちへと行ったもんだ。

 

実食回数・第一位は

九段下にある「中華そば 二階堂」!

優しいイリコ出汁のラーメンも美味。

ワイルドな味噌ラーメンに大満足。

つるり&さっぱりつけ麺も最高です。

 

(写真は冷やしイリコそば)

 

実食回数・第二位は

ラーメン二郎 環七一ノ江店

地元の定番ソウルフードですね。

この冬はまだ行けていないなー。

 

 

三位以下は拮抗してるので割愛。

印象に残ったラーメン店を紹介。

 

飯田橋「きみの」の塩ラーメン。

今年食べたラーメンで丼持ち上げて

汁まで完飲したのは、この店だけ。

 

 

インパクト勝負ではなく、滋味深い

魚介出汁が中心の、キラキラ輝く

塩ラーメンはため息こぼれる絶品。

 

 

サイドメニューの炊き込みご飯も

優しく、卓上の「すだち絞り汁」と

一緒に雑炊にして頂くと完飲です。

 

 

 

それから水道橋の「麺処あす花」。

美人の女将さんがひとり切り盛り

しているこの店のラーメンは

 

 

「天才?」って思わず唸るくらい

バランス感が天才。丼の中で素材

全部が丸くまとまっていながらも

一口目の「!」という旨味に目が

白黒しちゃいます。来年も通います!

 

 

 

今夜、いつもの店はにぎやか。

端っこの席に陣取って

今年のことを振り返る。

 

達成という意味では

大手出版社から

書き下ろし本を出版

できたのは嬉しかった。

(でもかなりキツイ仕事だった)

たくさん後悔もあるので、増版に

なってくれたらと思ってます。

そしたら改定版を出せるのにって。

この本の続きも書いてみたい。

目標があるって、嬉しいこと。

 

 

お別れは寂しかった。

それは今夜も変わらずに寂しい。

ベーシストの岡雄三さんのこと。

もちろん、ヨースケ@HOMEのこと。

 

 

写真をピックアップしていたら

ヨースケがウチに来てたときの

写真が出てきたよ。2017年の写真だ。

「ダイシさん、このリッケンちゃん、

もっと弾かなくちゃダメッスよー」

そんなことを言ってたっけな。

 

クラウヂアから電話がかかってきた。

「その後はどうしてるの?」

「ウチに出ていたみんなを」

「ウチじゃない店で観るのを」

「楽しみにしてるんだからね!」

「体に気をつけなさいよー!」

はーい。もう入院はしたくないッス…。

 

I miss I miss I miss U U U …

でも、もう行かなくっちゃね。

 

 

タリスカーのオンザロックを

呑りながら、音楽は「羊文学」。

今年買った新譜の中でピカイチ!

もうトロけるくらいファンです。

 

あ。そうだ。最後に。

東京新聞の元旦号か三日号に

僕のインタビューが掲載されそうです。

取材されっぱなしで、忘れてた。

ボツになってなければいいけど…。

 

 

さよなら2019年。さよなら平成。

このブログを読んでくれるあなたへ。

愛するミュージシャン諸氏へ。

愛する若者たちへ。愛する…

たくさんのひとりひとりに

ココロをこめて「I Love U」!

皆さん素敵な新年をお迎え下さい!

 

2019年 12月31日 23時ちょうど

片岡大志より

 

 

 

 

本編の前に告知させて下さいね!

 

●12月4日@豪徳寺leaf room

【出演】:片岡大志/岩崎けんいち/

山口進(夜ハ短シ)/大友マサノリ

19:00 Open 19:30 Start

Music Charge 2000yen(+2 Order)

 

●2019年12月21日(Sat)

@鹿児島「赤とうがらし」

19:00 Open 19:30 Start

Music Charge 2500yen(1dr付)

【出演】

片岡大志/ココムーンペリ/BUNTA

 

2020年一発目のライブ!

●2010年1月19日(Sun)
「片岡大志・唄会」@新宿Sact!

18:00 Open 18:30 Start

Music Charge 3000yen(+Order)

【出演】:片岡大志/湯浅佳代子/有瀧敬之/

内田充/ほか

 

 

急に冷え込んできた東京を脱出して

庄内空港に降り立つと、快晴の山形。

日本海の砂浜は、冬のにおいがする。

 

酒田市訪問のご褒美の逸品と言えば

飛び魚煮干し(アゴ出汁)ラーメン。

 

 

人口率に対してラーメン店舗数

日本一の山形県を代表する麺屋は

数多あるけれど、僕の心の3本の指に

ランクインするのは
「ケンちゃんラーメン」。

今回は酒田市にある本店にて舌鼓をば。

 

 

お昼どきを外した訪問でも待ち客続々。

地元皆さん週末毎に、こんなに美味しい

ラーメンを食べられるなんて羨ましい…。

 

小盛・普通・大盛から選べますが、

山形ラーメンはとにかく麺量が多いんです。

小盛をこってり(背脂)麺かためで注文。

 

丼になみなみ目一杯注がれたスープの

ラーメンが到着。こぼれるこぼれるー。

 

 

このワイルドなルックス。ため息…。

手打ちの太縮れ麺はもちもちボカーン!

 

啜った瞬間の口の中での暴れっぷりを

楽しむ至福のひととき。鶏とアゴ出汁の

ダブルパンチにクラクラします。美味しい!

 

 

幸せなひとときを過ごした後に、

越冬中の白鳥の群れを目撃しました。

歩いて近づいていくと「グエーグエー」と

警戒の声を上げながら群れが移動し始めた。

 

 

二百羽くらいの群れだったかな。
ロシアとか北の国からやって来たのね。
驚かせてごめん。

 

酒田港市場で、はんだすなお

都会のラクダゆかちゃん

・ミッキー扇・ペケキングテリー

Kanaちゃん、出演者たち面々と合流してから

酒田市の老舗ライブハウス
「ブルースヒロ」へ。

 

ライブって「新曲」があると数倍楽しいです。

この夜も酒田のお客さま方々に、新曲の

「Book.Movie.Music」を聴いてもらえると

思うだけで楽しみだった。こんなキッズな

感覚は久しぶり。早く次作を作りましょう。

 

 

お客さんも交えた、いつもの打ち上げも
楽しく、初参加の面々は名物

「ヒロの巨大焼きそば」に目を
白黒させつつ、酔い加減に晩は更けて…。

 

 

 

酒田市のもうひとつの目標は「満月」です。

「またラーメン」と指差されても構わなひ。

だって…。この塩ラーメン…。美人すぎ…。

 

キラキラ輝くスープにレンゲを沈めて接吻。

ざぱーんっと波が寄せ、出汁の豊満な香りに

クラクラと恍惚を感じ、すぐさま二口目を。

 

 

はあー…。官能的な旨味にため息が漏れます。

芸術的にしなやかな細麺と、絹生地のような

ワンタンを吸い込むと美味しさで胸いっぱい。

 

 

死角のまったく見当たらない唯一無二の丼。

ああ…。美味しい麺を讃える言葉は尽きない。

 

 

 

Cafe Labo@山形県新庄市に到着すると

日本海側よりも内陸新庄の方が気温が低く

ちょっと身震いしながら。
以前まで演奏してたライブバーが
閉店してから、こちらにお願いする

ようになって二回目。前回のライブが
とっても良い後味だったので、

今回も大成功の確信アリ。

 

 

ライブの成功ってミュージシャンの満足じゃ

ありません。足を運んで下さったお客様方々が

確かに喜んでくれたと判ること。それが成功。

 

 

Kanaちゃんのユニークなオリジナルソング

ペケキングのゴシップソング、ギターを持たず

歌唱に専念したミッキー扇の音楽力の高さ

ユーモアいっぱい都会のラクダのステージに

 

 

僕とすなおとの阿吽のコンビネーションに、

来場して下さったお客さま、ひとりひとりが

心から音楽を楽しんでる様子を目撃しました。

酒田の新庄のお客さま皆さんに感謝!!




 

2019年11月30日(Sat)

青山Praca Onze最後のセッション。

19時過ぎに、店の階段を降りていくと

扉の向こうからTOYONOさんの歌声。

 

(越田太郎丸/TOYONO/西嶋徹/織原良司/斎藤良)
 

よかった。間に合った。だけど店内は

フロアに行くこともできないくらい

来場者で溢れてる。みんなプラッサの

カルナバルを見届けに来たんだね。

 

日本の中南米音楽シーンを代表する

名だたるミュージシャン達が勢揃い。

こんなにも豪華絢爛なセッションは、

後にも先にも、この一夜きりだろう。

 


(Saigenji/竹中俊二/小畑和彦/フランシスシルバー/他)

 

満員のフロアで踊っているのは

プラッサの血が流れている人々。

みんな心が音楽で繋がっている。

陽気で、情熱的で、詩的で美しい音楽。



 

青山Praca Onzeはこれにて閉店。

別れぎわに皆が口々に「またね」って

言い交わすのを聞いた。その再会の場が

プラッサオンゼじゃないことが寂しい。

(僕も渡辺剛さんにKey伴奏をお願いして一曲歌いました)


これからもプラッサ出身ミュージシャンの

ライブに足を運ぶことにしよう。そしたら

また再会できるよね。もし僕を見かけたら

「久しぶりー!」って声をかけてほしい。

同じ空間で、同じ感動を分け合った仲間に

また会いたいんだ。心からSee U Agein。


愛するクラウヂア。
このお店に棲む女神さまが下さった

宝石は、皆が持って帰りました。
ありがとうね。ゆっくり休んで下さいね。
 

2019年12月2日未明 片岡大志
(きっちょむ、ななちゃん、竹中さん、写真をお借りしました!Thank U!)