関西ライブ中止の告知&雪栄さん&自作ラーメンレポ | 片岡大志Official Blog

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シンガーソングライター 音楽プロデューサー 片岡大志のオフィシャルブログです。

 

最初にお詫びを掲載させて下さい。

 

企画発案のギグのつぼの

Twitter、FaceBookを通して

お伝えさせて頂きましたが、

3月5日、6日、8日の関西ライブを

出演辞退することに致しました。

お客様、関係者皆様方にはご迷惑を

おかけしますが、申し訳ありません。

 

とても楽しみにしてたイベントなので

本当に残念なのですが、新型ウイルス

感染の危険性に対処して、セーフティー

ファーストを選択することにしました。

 

補足させて頂くと決断の主たる理由は

僕自身の長時間移動のリスク回避です。

 

大阪・京都・神戸をまわるには、

大型トランクとギターを抱えたままの

ローカル電車での移動の連続になります。

これが東京であれば、異常が発生しても

すぐに回避できるのですが、単独移動で

関西、4泊5日となるとリスクが高い。

 

現在、新型ウイルスにどの程度の

感染の危険性があるのか、確実な情報を

僕自身、掌握できていないのも問題です。

 

政策を非難している人々もいるけれど、

これに乗じて、政権批判にすり替える

情報がある。私見ですが、それが原因で

真相がわかりにくくなってると感じます。

(僕は政治に関してはリベラルです)。

 

と、書いていたら今日、

大阪ライブハウスでの感染が報道された。

立ち見で二百人規模、集客は百人だった。

演ったことはないが、知らない店じゃない。

と。今度は大学事務からメール。卒業式、

入学式、演奏会、全て中止。何てこった…。

新型ウイルスの早い収束を願います!

 

 

さて。

気を取り直して本編を書きます。

ちょっと前のことだけど新宿Sact!にて

大学のライブイベントを開催しました。


 

学生たちにライブハウス演奏を経験して

もらうという年度末のご褒美的なイベント

でしたが、何だかもう笑っちゃうくらい

盛り上がりました。先生の誰かが言ってた

「ピュアな音楽って今夜の音楽だよね」。

 

商業音楽の手前にある表現ピュアネスに

ダイレクトに感動したライブになりました。



 

その翌週も、僕は新宿Sact!で歌ってた。


 

佐木伸誘さんやっぱ最高ね。久しぶりに

ゆっくりと音楽談義しつつ、呑みました。

 



 

その新宿をぶらり歩いていると

自動販売機の貼り紙を見かけた。

 

「雪栄さん、戻ってきて」

 

この人目を引く切実な願いを込めた

貼り紙にドラマを感じてしまうのは

人の常として、これを目撃した者が

他にもいるんじゃないかと、検索を

かけてみると、新宿と池袋を中心に

A4コピーされた貼り紙の目撃情報が

次々と現れた。少なくとも十カ所以上

貼られているようだ。1月と記された
日付には、時間的な切迫感がある。

 

博打か色恋沙汰か、借金未払いとかが

あったのか。貼り紙をした人物の意図も

興味深い。探し人は本人の出没しそうな

路地を選び、貼り紙をしてるんだろう。

 

情に訴える言葉に効果アリと考えたのか

それとも探し人包囲網を知らせたいのか。

どちらにしてもこの名前は珍しい。この

界隈では名の通った人物なのではないか。



 

それは通行人にはわからない。
見た瞬間に、その場から去った者の不在を
直感してしまう。たった一枚の貼り紙の
たった二行の言葉の中に。

 

僕はそれを「歌」みたいだと感じてしまう。

「歌にするのなら」と、最後の場面は雪を

降らせてみるのはどうかと巡らせてしまう。

雪栄さん。あなたにもう会えないのを前提に。


 

 

前回、

「夜中に出汁を作りたくなる」の話を

しましたが、その写真付き編です。
(夜中に作り始めたわけじゃないですが)

今回は3リットルくらい作り置きします。

 

 

まずは昆布です。

これは市販の日高昆布。

切り目を入れて寸胴に投入します。

そのまま30分~1時間くらい放置。

 

放置してる間にお肉屋さんへ買い物。

鶏ガラ一羽分=200円位だったかな。

鶏ガラは熱湯にサッとくぐらせて、

血合いをキレイに掃除して寸胴へ。

 

ニンニク数片&生姜スライスを

浮かばせて、昆布を沸騰前に取り出す。

一旦沸騰したら、後は最後まで弱火。

浮いてくる灰汁を根気よく除去。

 

30分くらい灰汁取りをしてから、

豚肩ロース塊を投入。500gくらい。

葱の青いところも一緒に入れます。

 

肉が沈んだら、林檎とトマトを

丸ごと浮かばせます。これは大好きな

「一条流がんこラーメン」の真似です。

 

一時間くらい灰汁を取ったところ。

このあたりで豚ロースを取り出して
チャーシュー用に醤油に漬け込みます。

脂身は切り出して再投入します。

 

同時進行で煮卵も作ります。

水から茹で始めて8分弱くらい。

(沸騰からだと6分弱が目安)

 

酒と砂糖と醤油を、鍋に沸かせて

タッパーに入れて漬け込みます。

小一時間で取り出したら冷蔵庫へ。

 

スープを煮込み始めて二時間半。

水分が飛ぶので、水と酒を補給。

このあたりで鰹の荒削りを投入。

贅沢に、この写真の三倍くらい。

鶏油がキラキラ浮かび始めました。




 

三時間くらい経ったところで

ザルに濾します。豚肉の脂身は

取り出して刻みミンチ状にします。



 

鶏ガラは別鍋へ。強火で煮込むと

少しだけ、二番出汁が煮出せます。

すぐ水分が飛ぶので酒を入れつつ

煮詰まったら、元のスープに戻す。

 

こちらは一時間で取り出して

醤油に漬け込んだ豚肩ロースと、

ミンチにした豚の脂身。旨そう…。



 

濾して別鍋に移したスープは金色。

(さらに別鍋にも同量が取れました)

このまま飲んでも滋味深い味です。

これに塩を入れるだけでも美味ね。

 

麺はスーパーの市販のものですが、やや

縮れの入った低加水率の中華麺です。

 

はい。これでラーメン完成です。

具はモヤシ・ほうれん草・煮豚と脂身

煮卵と海苔ですね。ちなみに醤油ダレも

自作です。近所のラーメン屋さんで

購入した醤油に、昆布を漬け込んで

のどぐろ塩を足して、酒で沸かしたもの。



 

自画自賛します!美味しかった!

まだまだ研究中ですが、手順は何となく

掴めてきたかな。昆布を水に投入してから

四時間ちょっとの工程でした。もう少し

手際良く作れるように練習したいところ。

 

材料費自体はかなり安いです。

高価な食材は豚肩ロースで1500円ほど。

鶏ガラはとにかく安い。冷凍なら150円。

あとは細々と野菜や醤油、卵や酒や鰹荒節。

余ったスープはペットボトルに入れて冷凍。

うどんにも雑炊にも、使い勝手が良いです。

 

この工程中に、貝類を入れてもいいし、

甲殻類を入れたり、鮮魚を入れても美味。

乾燥椎茸の戻し汁も美味しいだろうなー…。

そのうちに豚骨なんかにも挑戦してみたい。

一条流がんこラーメンの師匠は、烏賊嘴を

入れてるんだとか。夢は広がりますねえ…。

 

 

さて。3月は予定していたことが

次々となくなりました。もちろん、

仕事は山盛りのまま放置されていたので

そこのところはホントに助かります。

(確定申告が一ヶ月伸びたし!)

でも歌を作ろう。よし。三月中には一曲。

つまり次のライブは新曲があるわけです。

 

そうしよう。約束します。指切りげんまん。

次回は、作りかけレポートをセンセーっぽく。

 

2月29日というか3月1日未明に。
片岡大志より