ある在宅ワーカーのつぶやき -22ページ目

ある在宅ワーカーのつぶやき

みそっかす反訳者が、用字用例辞典(日本速記協会)の表記ルールにおける個人的な解釈についての記事を書いています。2020年4月半ばから新訂対応です。たまにテープ起こしについてのそのほかの話も。文中で引用している辞書はこちら→https://dictionary.goo.ne.jp/jn/

何とか少し記事をストックしました……。

ただ、バイトを入れ過ぎた(※前の教訓を全く生かしていない)ため、多分そのうちストックが切れます。

申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。

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前の記事と打って変わって、このたびの改訂で表記が単純になった変更です。

以前のルールでは「すぐれた」で記事にしていますが、平仮名表記だったとき、しばらくの間私は「優しい」と混同して漢字表記していたことがあります。

 

そして、これも以前のルールの記事で書いているんですが、「天候がよくない」などで用いる意味のときも「優」の漢字で表記します。つまり、「天候が優れない」です。これは新しい用字用例辞典の「優れる」の項の用例にも記載されてありますが、個人的に漢字のイメージが全くないため、「優れる」が漢字表記になったと認識できていたとしても、平仮名表記してしまいそうな気がします。

 

そもそも、「優れる」が漢字表記になったのも、冒頭で表記が単純になったとは書いてありますが、もう1年近くたつにもかかわらず私は覚えていません。いまだに、出てきたら「あれ、これはどうだったかな?」と用字用例辞典を開いて確認しています。

今回の改訂の内容が、頻出語だけでも身につく頃には、次の改訂時期が来ている気がして仕方ありません……。

「焼き付ける」のほうは、前「●●付け」でほかの言葉とまとめて記事にした、「付け」の表記変更と通則6の適用コンボでこのたびの改訂で表記変更となった言葉ですが、一方、用字用例辞典でそのすぐ上にある「焼きつく」は、表記が変わっていません。

 

ぱっと見活用形のような気がしないでもないというか、辞書を調べると「焼きつく」の項には「「やきつける」の文語形」(デジタル大辞泉より)という記載がきっちりあるんですが、用字用例辞典的にはそれでも別の言葉扱いのようで、用例を見ると、それぞれの項の中に「胸に焼きつく」「心に焼き付ける」とあります。

 

混同する気しかしませんが……。どうしてこうなった……。

大分昔に、過去ルールにて記事にしたことがある言葉です。

以前は使い分けなしでしたが、今回の改訂で使い分けが必要となりました。

 

それで、過去記事では「侵入」「浸入」と併せて記事にしていまして、その「侵入」「浸入」の場合の使い分けは、水のときは「浸入」というものだったんですが、この「侵食」「浸食」の場合はそうではありません。

用字用例辞典を見ると、「侵食」は「領土を侵食する」「課税ベースの侵食」と例が示されているのみなんですが、「浸食」には例のほかに括弧書きで「自然現象」という記載があります。

 

辞書を見ますと、「侵食」と「浸食」は項が分けられておりまして、「浸食」は「流水・雨水・海水・風・氷河などが地表の岩石や土壌を削り取ること。また、その作用」とあり、「侵食」は「他の領域をしだいにおかし、損なうこと」「「浸食」に同じ」とありますので、(意味は全てデジタル大辞泉より)日本語としては、「他の領域をしだいにおかし、損なうこと」の表記は「侵食」一択で、「流水・雨水・海水・風・氷河などが地表の岩石や土壌を削り取ること。また、その作用」はどちらの表記でもよいと考えてよいでしょう。

そして用字用例辞典においては、そのどっちの表記でもよい部分を今回の改訂で「浸食」に変更したということです。

 

うっかり「侵入」「浸入」と混同して、水の作用の場合のみ「浸食」にしてしまいそうですが、そうではないのでちょっぴり注意しなければなりません。

 

なお、この変更も、速記協会の2019年12月作成新旧対照表には載っていません。こういうところも注意が必要です。

非常に今さら感があふれておりますが、皆様明けましておめでとうございます……。

すっかり御無沙汰してしまいました。

私、12月の繁忙期に、人手不足ということで断り切れずバイトを多めに入れてしまいまして、しかもその中には家から車で1時間以上かかるところへの遠征も含まれておりまして、へろへろになりながら何とか仕事をしていたんですが、もう50歳までのカウントダウンが始まった身では蓄積したダメージが全くもって抜けず、記事のストックが尽きているのは分かっていながらも更新できなかったわけであります。

ようやく去年の仕事が片づきまして、取りあえず一つ記事を更新しておこうということで今日の更新となったわけですが、記事のストックは全くできておりませんし、1月2月もバイトを入れてしまいましたので、しばらくの間はまた11月頃のように思い出したときに更新するという感じになると思います。申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。

あと、 誰かバイト手伝ってください……。

 

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さて、久々のお題は、「いざという時のために、大切にしまっておくこと。また、そのもの。とっとき」(デジタル大辞泉より)です。

 

取りあえず」は「取」が漢字表記になったのですが、この「取って置き」はもともと「取」が漢字表記で、それだけでも個人的に違和感大爆発だったんですが、今回の改訂で「おき」まで漢字になって「取って置き」になりました。

辞書にもちゃんと「取って置き」と書かれているんですが、何か別の言葉を書いているような感じが拭えません……。

 

とはいえ、こちらも一括変換でいけるので、もう機械にお任せです。そうしなければ脳が限界、もう無理……!

便利な道具を発明した人に感謝が尽きない私でありました。

このたびの改定で表記を分けることになったものですが、平仮名表記の区別は非常に簡単で、農具の場合のみです。

では残り二つの書き分けはどうなのかというと、辞書を見ますと「スキ」の項では「隙」と「透き」両方の表記が使えるようなんですが、用字用例辞典に項目としてあるのは「隙」のみです。つまりは基本的に表記は「隙」であるということです。

「隙」の表記の例外にないため見落としてしまいそうなんですが、「隙」の次のページ、「隙間」の項の下に、「透き見」という項があって、私が見た限りこれだけが「透き」の表記を用いるようです。(※「透く」の活用形は除いてです)

 

というわけで結構シンプルな書き分けなんですが、ちょっと間違いそうだなと個人的に思うものに、「手隙」があります。手が空いているときの表現で、「お手隙ならお手伝いお願いできますか」などと使うものです。なぜか私はこの「隙」だけは非常に平仮名で書きたいです。

なお、和紙の場合は「手すき」ですので、こちらとの混同にも注意が必要です。

 

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今年最後の更新となりました。この1年は休み休みの更新でしたが、お付き合いいただきありがとうございました。

コロナ禍でいつもとは違った形になるでしょうが、皆様もは楽しい年末年始をお過ごしください。

私は仕事です……。

そして来年の更新再開は、まだ記事をストックしていないので未定です……。

仕事の進捗次第、ストックでき次第となります。申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。