老人は早起きの方が多いですよね。
これは睡眠と覚醒のリズムが20代に比べて約1時間ほど短くなっているからです。
また、1日の活動量が低下すると眠りが浅くなります。
年を取ると、活動量が低下するので、眠りが浅くなるのです。
活動量が低下すれば、睡眠による疲労回復もそれだけ短くてすみます。
その上、高齢の方は早寝の傾向があります。
それも早起きの要因になっています。
また、リズムの変化もあります。
現役時代とは生活パターンが異なります。
生活のリズムも単調になりがちです。
ですので、早起きの習慣ができると、継続的に朝、目覚めるようになります。
高齢になっていないのに、朝方(3~4時ごろ)に目が覚めるようであれば注意が必要です。
うつ状態になっている可能性があるのです。
うつと睡眠は密接な関係があります。
うつ状態の時は、早期覚醒といって、早くに目が覚めやすくなるからです。
このときの目覚めはスッキリとしません。
憂うつで、身体もだるさを残しています。
こういうときは朝の光を毎日浴びるとリズムが戻ってきます。
二度寝したいかもしれませんが、朝日が昇るのを待って、全身に光を浴びましょう。