taku-takuブログ
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 最初次のページへ >>

TM NETWORK 隠れた名曲 ~バラード~

TM NETWORKには名バラードが数多くある。キネバラしかり、小室バラードしかり。


木根さんセレクトの「TMN BLUE」は曲順含めてベストの選曲だったと思う。

アップテンポだけでない幅広さと歌詞の奥深さを教えてくれた。


瞬間をとらえた写実的な描写や、心模様を街の移ろいに託した心象風景的な言葉の数々。


歌詞を少し引用させてもらいながら、再結成後の曲もあわせて「TMN BLUE」のアップデートバージョンを考えてみる。


※2020年12月27日の再投稿

(過去記事にも関わらずアクセスが多いため、選曲及び曲順を2024年版に更新)

 


TMN BLUE updated

 

01. Time Passed Me By

髪をほどいて振り返る君は今

ほほえみ方も違う

時の魔法にかけられて 大人になってゆく

 

02. Girlfriend

ほこりのしみる バス停に傾く影
固い三つ編み

ほどいて風におよがす

 

03. Telephone Line

いつからだろう
友だちだった 君が変わる

切なくなるほど


04. Fool On The Planet

星の降る小高い丘まで

今すぐに君を連れて行く

窓越しじゃ物足りないから

できるだけ夜空の近くへ

 

05. 永遠のパスポート

強気だね

潮風に身をまかせ
センターライン 綱わたりしていくよ

 

06. 大地の物語

瞳には青い空

左手に風が吹き
君の右手には僕の想いを


07. DREAMS OF CHRISTMAS 

覚えているぬくもり

感じている優しい声

キャンドルライトに浮かぶ

二人の影 描いている


08. This Night

いつかこんな日がふたりに訪れることを

Merry X’mas 響く夜は

誰も知らなかった


09. Time

黄昏に降り始めた

雨が窓を濡らしてる

グラビアを広げたまま 君は瞳 閉じている


10. Still Love Her

時がとまったままの

僕のこころを
二階建てのバスが追い越してゆく


11. Winter Comes Around

 -Instrumental-

欠けたレンガの壁の色も

夜を迎えるたび変わる

あの日君を抱きとめたまま

時が止まれば


12. We Are Starting Over

懐かしい街角 窓の向こう 近づいてきたよ

バス停に立った 君の姿

あざやかに浮かぶ


13. 君の空を見ている

全ては君が選んで

踏み出した道さ

君だけに見えているもの 目指して


14. Nights of The Knife

行き過ぎる車のライト

君の横顔を輝かせていく

いつのまにそんなに きれいになったのか

 

15. MESSaGE

君が微笑み そっと開いたあの窓

ためらいながら ふと差し伸べたその腕

それぞれ確かな 君のメッセージ


16. 1/2の助走

港を背中にして

振り向く君の影は
暗闇にドアを開ける 情熱のみちしるべ


17. 愛をそのままに

時が過ぎて 君は淋しい目をして

とりとめのない 心の行方

街の灯に流されて


18. Always be there

君といると一人よりも

なぜか分からないけれど

明日がまた来ると 思えること少し嬉しい

それは君のおかげ


19. STORY

始まりは小さな スフィアのような夢
手のひらに握った

遠い遠い昔


20. Green days

気付いたら 手の届きそうだった恋

気付かない 罪なき恋のアンテナ

そう甘くないよと いわれたまま

生まれかわるつもりで 君を見つめる


21. 君がいる朝

朝が来て 一筋の光の中にたたずんで

ゆっくりと服をまとっていく

君を見ていた

 

22. Another Meeting

めぐり合いは 二人だけの
遠い過去の約束だと

瞳を閉じて 君が言った


total:110min



始まりと終わりは「TMN BLUE」と同じにしつつ、歌詞を時の流れに沿うようにして聴くと、趣深い。


「Winter Comes Around」は、CAROLのBacktracksから引用してインストで聴くのをお薦めしたい。時の経過を隠喩する意味と中盤の箸休め的なポジションになるだろう。


歌詞の世界観がひときわ独立している「Electric Prophet」と「TIMEMACHINE」は対象外にした。また、「Human System」は歌詞の視点が俯瞰すぎるのであえて外した。登場人物の内面の感情が連続するほうが物語を紡ぎだすように思うからだ。

 

小室みつ子さんのエッセーで、「Nights of The Knife」で新しい始まりに踏み出すふたりは「Fool on the Planet」で小高い丘から街を見下ろしたふたりだとあった。


歌詞のつながりに思い馳せると、曲間の空白を自由に埋められる気がする。




TM NETWORK 隠れた名曲

TM NETWORKには本当に隠れた名曲が多い。GET WILDだけがTMではない。

スタンリー・キューブリック監督の「2001年宇宙の旅」(原題 2001: A Space Odyssey) をモチーフにTMの楽曲を並べて、仮想コンセプトアルバムのプレイリストを考えてみる。

※2019年8月23日の再投稿

(過去記事にも関わらずアクセスが多いため、選曲及び曲順を2024年版に更新)



TM NETWORK Virtual Album

SPACE ODYSSEY

2024年宇宙の旅


image


Disc1:
Going to Space 
世界は宇宙と恋におちる

 

01. CASTLE IN THE CLOUDS

 (Piano Version)

-Instrumental-


02. 1974

 (Album Version)

Papa, what’s that? Gosh! So big! 

It’s shining on! What it is?

How should I know?

……Something’s moving!


03. TWINKLE NIGHT

夢の手触り 楽しめば

踊る吐息が夜をちらかす


04. HERE, THERE & EVERYWHERE
遠い空を見つめていた

君と出会った日をたどって

時がたつのも忘れ

いつのまにか星が降りしきる


05. FANTASTIC VISION

Let’s go space for you and me

Two of us rollin’ and flyin’

Let’s go space for you and me

We don’t look back the past any more


06. Fool On The Planet

地球という名の

青く揺れる惑星に立って

Make a wish, make it true

光を探そう


07. Please Heal The World

Please heal the world now…

Please heal the world now…

Please heal the world now…

Please heal the world now…


08. IGNITION, SEQUENCE, START

 (Album Version)
予告なしで 始めよう
無謀なほど 楽しいさ


09. Kiss You

 (Single Version)

…… We are in the human system
出会うために生まれた
……夢見るために生まれた 僕たちのhistory
We are born on the Earth
……世界は宇宙と恋におちる


10. Children of the New Century

手の平に乗る地球儀で
世界を指でたどってみる
生まれかわる歴史の中
何が刻まれてゆくのだろう


11. Passenger
Hey, what's your destination
Show me your ticket
You can't change the subject


12. WORLD’S END

パラダイスでは愛せない

追われるだけの終われない

Journey to heaven


13. Tomorrow Made New
宙におちていく二人
果てしなくゼロをつなぐ
音の無い世界の中 おまえの歌が導く
めぐる星を突き抜けて その躰に火をつける

14. Just Like Paradise 2015

Everybody somewhere

Make a dream come true

Everybody somewhere

Love the earth, love the moon


(Disc1 total: 72min)


Disc2: Floating in Space 

メビウスの宇宙を越えて

 

01. MISSION PART 1

 (2013 SUMMER)

-Instrumental-


02. Alive
ホコリの被った地球儀回して
たどったあの頃
幼い指が触れたのは

未知なるものへの憧れ


03. Mission to GO

遠い昔に飛び立ち
忘れ去られたボイジャー
太陽系も抜け出し

今日もどこかを漂う


04. We love the EARTH

 (Ooh, Ah, Ah, Mix)
宇宙を見上げる僕
夜に抱かれてる君
きっと同じ夢を 瞬間に感じている


05. HUMAN SYSTEM

 (cafe de paris mix)

いつの日か 互いのdirection

重なるのなら かけがえのないこと


06. あの夏を忘れない

 (motion picture mix)

君のいない一秒は

まるで永遠のよう


07. Children of the New Century

 (FINAL MISSION)

-Instrumental-


08. PALE SHELTER

どこへ行くのか あてもないけど

Get out of the shelter

I will be on my own


09. DIVING

コバルトの夢 今が過去と未来

まざりあってく サイケデリック サイト

回転しながら サイキック サイバーサイエンス

僕を宙へと つれていった


10. ANOTHER MEETING

誰もいないプラネタリウム

肩寄せ合い 宇宙を見てる

時はいつも 円を描く


11. BEYOND THE TIME

 (Single Version)

ああ もう一度
君に巡り会えるなら
メビウスの宇宙を越えて


12. パノラマジック

静かに Milky Way
漂う小舟のように
サヨナラ Nice Sleeping
切なき想いに 身をまかせて


13. Think Of Earth

地球では 君の歌
言葉より優しく 輝いて届くよ
宇宙からのメッセージ


14. Detour

とおくなったね
君はもうとおすぎて
今日を待っても 戻れない日が来る


15. EPILOGUE 1991 〜月とピアノ〜

-Instrumental-


End Roll. intelligence Days

-Instrumental-


(Disc2 total: 79min)




Bonus Disc

(Live at PARCO SPACE PART3) 


01. WORLDPROOF

-Instrumental-


02. 17 to 19 (Live)

Tonight もしも 17 to 19

君の時が消えても

Good Morning Babe 僕だけが

夜の嘘を壊せる


03. TIMEMACHINE (Live)

さまようビルの陽炎

響く機械じかけのTwilight Orange

昨日まで透けるように

時の流れのぞいていた


04. 永遠のパスポート (Live)

宇宙からのメッセージ

きっと届き続けるよ

いつかは消えるTwilight

離さない君を


05. Electric Prophet (Live)

二人には出会う訳がある

電気じかけの予言者のメッセージ

I am 22nd Century Boy

君のために Hello Again


06. Dawn Valley

-Instrumental-


(Bonus Disc total: 28min)



ボーナストラック付きの2枚組のコンセプトアルバムとしてスムーズに聴けるように、TMの全楽曲から、曲順や曲調はもちろん、バージョンにも気を遣って厳選した。この曲順で一度ぜひ聴いてみてほしい。


幼い頃に宇宙に魅せられた宇宙飛行士たちが、有人シャトルの乗組員として打ち上げられ、調査任務を遂行し、遥か彼方の空を彷徨うまでの、スペクタクルな人生を投影させた。ボーナストラックは、初期のSF路線のライブ音源をフィーチャーする構成にした。

TMはベスト盤が乱発されてきて非常にもったいないと感じている。いまは自分で曲順を並べて作れてしまう時代だけに、オフィシャルのオリジナリティが付加されないと買うだけの価値が見出せず、消費者側は困り果ててしまう。

つまりは、市販のベスト盤に納得できない長年の失望から、TMの初期設定を再構築して、おすすめのベストアルバムができないものかと思い至った。

今回のラインナップでは、 GET WILDだけではない、TMの本当の魅力に気づくことができるだろう。オフィシャルは当てにならない。


TM NETWORK 40th YONMARU 大阪公演

TM NETWORK 40th FANKS intelligence Days ~YONMARU~ Day38@Osaka


本日TM NETWORKの40周年ライブ!

大阪城ホールの2日目。



思いの外、人が多くてツアーグッズの追加購入は早々に諦めがついた。さすがアリーナ公演。パンフレットはネット購入しておいて良かった。


マグネットライトは、同じ白系の前回STAND 3のものでいいかという感じ。今回の色は青系を狙っているのだろうが、白っぽく見えるのは気のせいか。

3回分のマグネットライトを装着している方々がカッコよく見える。


チケットは2階席。初めはアリーナ席ではなく外れかと思っていた。

でも、ステージから斜め45度の角度で非常に見やすかった。2階席は当たり席だったかもしれない。




以下、ネタバレ含むコメント。


良かったこと


・2階からだと、照明に立体感があってキレイに見えたこと。Rainbow Rainbowでは7色の光線が鮮やかだった。音響も素晴らしい!


・ウツの歌詞間違いが聴けたこと。大画面でやっちゃったっていう表情が大写しになって微笑ましかった。


・Maria Clubを初めて聴けたこと。レア曲を聴くためにライブに行っているようなものだし。


・おなじみになったキネコム曲が歌詞付きで聴けたこと。今回は長く音楽を続ける中で辞めていった仲間や紆余曲折を経て今も音楽で生きられている自分たちを歌ったものだった。60を超えてなお現役の3人のリアルを感じられた。

このシリーズのキネコムの3曲は、率直な歌詞が素晴らしく、ぜひスタジオ音源化してほしいと思う。


・エレプロの「今夜のような夢を」のところでウツの気持ちの入った歌い方を聴けたこと。うまくていつも「口からCD音源」状態だけど、感情の入り方でこの時この場所でしか味わえない特別感が出て、「本当に今日来て良かった!」と思えた。


・いろいろな仕掛けが楽しめたこと。例えば、最後の赤い照明とBlu-rayのパッケージの赤ライン。あとは、最後のエレプロのぶつ切りに思える終わり方が、時を超えて初めに戻るループの仕掛けになっていることとか。

(そういえば、STAND 3という不思議なネーミングは3人だけのステージの他に「立川」の意味を込めたダブルミーニングなんだろうか?)



反対に、うーんと感じたこと。


・CAROLが中盤の中心だったこと。30周年の時で既にお腹いっぱい状態だし、できれば違う構成が良かった。スクリーンのト書きも説明的すぎて、TMらしくない気がした。


・おそらくボーカルが収録音源だったChase In Labyrinthは、気持ちの乗せ方が難しかったこと。逆に言うとウツの生のボーカルの大事さがよくわかった。やっぱりリアルタイムで歌っているっていう感覚はライブでは重要かもしれない。


・いちばん待望のDive Into Your Bodyが聴けなかったこと。今のアレンジで聴いてみたい筆頭曲なんだけど、残念!



雑感いろいろ


CAROLパートのことは事前に東京公演のネタバレ情報を見てたから、早々に諦めはついていた。

セットリストが東京公演から変わればいいなという、淡い、本当に淡い期待は抱いていたが‥‥。

同じプログレならば、準備は大変だろうが、Major Turn-Roundのほうが久々感があって良かったと思う。


初日鑑賞の方々は、事前のラジオでのコメントから集大成的なセットリストを予想していただろうから、TMに良い意味でしてやられた感が半端なかったことだろう。


個人的には、やはり事前にセットリストを知っている方が過度な期待をせず、ストレスなく楽しめる。



intelligence Daysの終わり


5月の横浜公演には行かないので、これで自分の中でのintelligence Daysが終わってしまった。


オンラインライブから続いたこの2年半ほどは、幸せすぎる期間だったと思う。


TMを追いかけ続けていると自然と楽しみ方も深くなっていった。


40周年はおめでたいし、インタビューなどで3人が互いを思う仲の良さがいつも以上に読み取れて嬉しく思う。


もうキリの良い周年にこだわる必要はないと思うから、できる時に健康第一でまたTMを演ってほしい。


ささやかな日常生活の中に、潤いを届けてくれるTM NETWORKに感謝!











↑↑↑

2021年10月1日の再始動アナウンスの時は、いきなりすぎて半信半疑だった。

その後2024年までこんなにも精力的に動いてくれるなんて思ってもいなかった。

いつも予想を裏切られるけれど、これはうれしすぎる誤算だった。




TM NETWORK 40周年

2024年4月21日、TM NETWORK40周年!

とうとうこの日がやってきた。

昨日からアリーナツアーが始まっている。

来週の大阪公演が楽しみで仕方ない。

もれ聞こえてくるネット情報から、セットリストはサラッと見てみたものの、今のタイミングで聴きたい曲とはどんなものだろうか?


40周年こうだったらいいなセットリスト

01. 1974

02. ACCIDENT

03. GIRL

04. TIME

05. 1/2の助走 

06. TEENAGE

〜interval〜

07. Whatever Comes

08. DIVE INTO YOUR BODY

09. 80’s

10. You’re The Best

11. Time Passed Me By

12. 大地の物語

13. 10 YEARS AFTER

〜interval〜

14. DRAGON THE FESTIVAL

15. Happiness×3 Loneliness×3

16. WILD HEAVEN

17. GET WILD Continual

18. THE POINT OF LOVER’S NIGHT

19. MESSAGE

20. STORY

〜intelligence Days〜


TM特有のファンタジー要素は少なめにして、全体的に今回の一連のテーマである都会やシティーハンターの世界観に寄せてみた。


こうはならないのは承知の上だが、メジャー曲主体にレア曲を散りばめると、希望満載なセットリストになってしまう。

特にTEENAGE、10 YEARS AFTER、STORYあたりが、節目の心情にぴったりだと思う。


こんな並びであれば、まさに40周年という気分になれて多幸感が半端ないが、どうだろうか。


初日と2日目でセットリストが変わるかどうかが、一番の関心どころ。



TM40周年記念盤‥‥

4/21発売のTM NETWORK40周年記念盤の内容が明らかになった。


でも、思ってしまう。

これじゃないんだよな‥‥と。



買うほうが期待しすぎたから?

販売元の認識不足?

たぶん両方だろう。

メンバーが積極的に関わってなさそうなところでの、TM関連商品のいつもの空回り感。


ちなみに吉本の40周年商品も、これじゃない感があった。

40周年なのに、本当にこの内容だけなのか?

残りは、最後のアリーナツアーとその関連商品だけで終わってしまうのか?


新録のGet Wildを取り上げるとしても、いくつかあるトピックのひとつ、くらいでいい。

今熱心にCDを買う層が求めているのは、さすがにGet Wildメインのものじゃないだろう。


自分の感覚のほうがおかしいのだろうか?


TM本体のライブが最高にマニアックで、最高に斜め上を行っているだけに、それ以外の部分が非常にもったいないと感じてしまう。


FM COCOLOの3人のラジオを聴いて気持ちを落ち着かせよう‥‥


1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 最初次のページへ >>