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TM NETWORK 「DEVOTION」曲順予想

TM39周年の2023年4月21日、NEWアルバム「DEVOTION」の6月14日発売が発表された。
現在のところ、収録曲だけがわかっていて、曲順未定とある。


DEVOTION
RESISTANCE [TK Remix]
WE LOVE THE EARTH [TK Remix]
KISS YOU [TK Remix]
TIME TO COUNT DOWN [TK Remix]
How Crash ?
君の空を見ている
Please Heal The World [Studio Mix]
End Thema Of How Do You Crash It [Studio Mix]
intelligence Days [Studio Mix]
TIMEMACHINE (Bonus Track)

 

TOWER RECORDSの記載では「構成数2」、楽天の記載では品番が2つあり、2枚組の可能性がある。

他のショップサイトでは1枚との記載もあり、判然としないのだが、おそらくボーナストラックのTIMEMACHINEだけ別ディスクということなのだろう。

 

 

曲名だけで曲順予想をしてみる。
新曲2曲の内容もわからず、何も根拠はない。
どれだけ当たるだろうか。

アルバム曲順予想


DISC_1
01.Please Heal The World [Studio Mix]
02.RESISTANCE [TK Remix]
03.KISS YOU [TK Remix]
04.DEVOTION
05.How Crash ?
06.End Thema Of How Do You Crash It [Studio Mix]
07.TIME TO COUNT DOWN [TK Remix]
08.WE LOVE THE EARTH [TK Remix]
09.君の空を見ている
10.intelligence Days [Studio Mix]

DISC_2
01.TIMEMACHINE (Bonus Track)


「Major Turn-Round」や「QUIT30」のように、全曲新曲のオリジナルアルバムが聞きたい気持ちがあった。
一年後の2024年4月21日に、40周年オリジナルアルバムの発表を期待しておく。

この期待感、あとどれだけ味わえるだろうか。

YMOの坂本龍一さんの訃報に接すると余計にそう思わずにいられない。

 





 

海がきこえる 新装版

書店の平積みを見て思わず購入してしまった。「海がきこえる」の文庫新装版。



今の令和の時代に新刊になって書店に並んでいるのを見るとなんとも不思議な気分になる。

新鮮な気持ちで再読してみたい。


帯に「昭和の青春物語」とあるけれど、ピンとこない。

昭和ではなく、平成初期が正しいと思うし、今っぽい、瑞々しい感情の機微がたくさん詰め込まれていると思う。

携帯もスマホもない時代の、懐かしい生活感覚や文化的なノスタルジーも味わえるだろう。


以前にも文庫本が出ていたが、表紙絵がイマイチであえて購入しなかった。

近藤勝也さんの雑誌掲載時の淡いタッチがこの作品には合っている。

イラストと本文の相乗関係が良いし、作品づくりの過程でも互いに影響があったようだ。


氷室さんがご存命であれば続編の続編をぜひ読みたかった。このもどかしい気分も「海がきこえる」の一部のように思える。


以前に書いた記事はこちら。

時系列の書き出しは、モヤモヤしていたところが明確になったり新しい発見もあって非常に楽しかった記憶がある。



TM NETWORK FANKS intelligence Days

TM NETWORK FANKS intelligence Days Day5@Osaka


今週、TM NETWORK再始動後のライブに行ってきた。

FANKS intelligence Daysの大阪公演。


オリックス劇場は久しぶりだった。

チケットが届いてからこの日をずっと楽しみにしてきた。

何より座席運が今回は非常に良かったから。

1階席の真ん中あたりで、ほどよい距離でステージ上の3人を見ることができた。


ライブに来ていつも思うこと。

TMってやっぱり実在するんだな。

3人揃っているステージが貴重すぎて、心底そう思ってしまう。


今回はサポートメンバーなしの3人だけのステージ。シンプルでバランスが良い。

3人が持ち味を1/3ずつ持ち寄ったライブだった。

3人ともスリム。黒の衣装がやけにカッコいい。



小室さんの最近の髪型はどうなんだろうと思っていたけれども、実物を見てしまうと芸術家そのもの。全然ありだと思える不思議。


ウツのボーカルはCD音源そのままで、ライブだということを忘れてしまいそうになる。声の良さ、そしてボーカルのうまさに感動を覚える。

途中椅子に座って休憩するところも、年相応のいまのTMらしくて自然体。


木根さんはなんでも演奏できて器用。ペダルのシーンでは足元がアップで映されていた。

コーラスも良く聞こえた。サポートメンバーがいない時の木根さんの存在感は抜群だと思う。


2時間弱あっという間に終わってしまった。

構成も音も映像もライティングも洗練されていた。

余計なMCもアンコールもない。

このスタイル、このカッコよさ、まさに思い描いてきたTM NETWORK。

期待を裏切らないでいてくれて、本当にありがたい限り。


帰りの電車の中でもずっとライブの余韻が残っていた。心地よい余韻、名残惜しい余韻。

近未来的な映画を観てきた感覚を覚えた。

暑い大阪での幸せな夏の1日だった。



TM NETWORK TOUR 2022

FANKS intelligence Days -Day5- at Osaka

01.Opening

02.Please Heal the World

03.あの夏を忘れない

04.BE TOGETHER

05.CAPTAIN AMERICA

06.8月の長い夜

07.WE ARE STARTING OVER

08.KINE solo

09.BEYOND THE TIME

10.KISS YOU

11.IT’S GONNA BE ALRIGHT

12.How Crash?

13.TK solo

14.GIVE YOU A BEAT

15.Get Wild

16.We Love the EARTH

17.Self Control

18.I am

19.Fool On The Planet

20.Ending








TM NETWORK 隠れた名曲

TM NETWORKには本当に隠れた名曲が多い。GET WILDだけがTMではない。

スタンリー・キューブリック監督の「2001年宇宙の旅」(原題 2001: A Space Odyssey) をモチーフにTMの楽曲を並べて、仮想コンセプトアルバムのプレイリストを考えてみた。

※2019年8月23日の再投稿

(選曲及び曲順を修正)



TM NETWORK Virtual Album

SPACE ODYSSEY

20XX年宇宙の旅

image


Disc1:
Going to Space 
世界は宇宙と恋におちる

 

01. CASTLE IN THE CLOUDS

-PIANO VERSION- (Instrumental)  


02. 1974 (Album Version)

Papa, what’s that? Gosh! So big! 

It’s shining on! What it is?

How should I know?

……Something’s moving!


03. TWINKLE NIGHT

夢の手触り 楽しめば

踊る吐息が夜をちらかす


04. HERE, THERE & EVERYWHERE
遠い空を見つめていた

君と出会った日をたどって

時がたつのも忘れ

いつのまにか星が降りしきる


05. FANTASTIC VISION

Let’s go space for you and me

Two of us rollin’ and flyin’

Let’s go space for you and me

We don’t look back the past any more


06. Fool On The Planet

星の降る小高い丘まで

今すぐに君を連れて行く

窓越しじゃ物足りないから

できるだけ夜空の近くへ


07. Dawn Valley

-humansystem- (Instrumental) 


08. IGNITION, SEQUENCE, START

 (Single Version)
予告なしで 始めよう
無謀なほど 楽しいさ


09. Kiss You (Single Version)

…… We are in the human system
出会うために生まれた
……夢見るために生まれた 僕たちのhistory
We are born on the Earth
……世界は宇宙と恋におちる


10. Children of the New Century

手の平に乗る地球儀で
世界を指でたどってみる
生まれかわる歴史の中
何が刻まれてゆくのだろう


11. Passenger
Hey, what's your destination
Show me your ticket
You can't change the subject


12. WORLD’S END

パラダイスでは愛せない

追われるだけの終われない

Journey to heaven


13. Tomorrow Made New
宙におちていく二人
果てしなくゼロをつなぐ
音の無い世界の中 おまえの歌が導く
めぐる星を突き抜けて その躰に火をつける

14. Just Like Paradise 2015

Everybody somewhere

Make a dream come true

Everybody somewhere

Love the earth, love the moon


(Disc1 total: 71min)


Disc2: Floating in Space 

メビウスの宇宙を越えて

 

01. MISSION PART 1
-2013 SUMMER- (Instrumental)


02. Alive
ホコリの被った地球儀回して
たどったあの頃
幼い指が触れたのは

未知なるものへの憧れ


03. Mission to GO

遠い昔に飛び立ち
忘れ去られたボイジャー
太陽系も抜け出し

今日もどこかを漂う


04. DIVING

コバルトの夢 今が過去と未来

まざりあってく サイケデリック サイト

回転しながら サイキック サイバーサイエンス

僕を宙へと つれていった


05. We love the EARTH

 (Ooh, Ah, Ah, Mix)
宇宙を見上げる僕
夜に抱かれてる君
きっと同じ夢を 瞬間に感じている


06. HUMAN SYSTEM

 (cafe de paris mix)

いつの日か 互いのdirection

重なるのなら かけがえのないこと


07. あの夏を忘れない

 (motion picture mix)

君のいない一秒は

まるで永遠のよう


08. Children of the New Century

-FINAL MISSION- (Instrumental)


09. PALE SHELTER

どこへ行くのか あてもないけど

Get out of the shelter

I will be on my own


10. ANOTHER MEETING

誰もいないプラネタリウム

肩寄せ合い 宇宙を見てる

時はいつも 円を描く


11. BEYOND THE TIME

 (Single Version)

ああ もう一度
君に巡り会えるなら
メビウスの宇宙を越えて


12. パノラマジック

静かに Milky Way
漂う小舟のように
サヨナラ Nice Sleeping
切なき想いに 身をまかせて


13. Detour

とおくなったね
君はもうとおすぎて
今日を待っても 戻れない日が来る


14. Think Of Earth

地球では 君の歌
言葉より優しく 輝いて届くよ
宇宙からのメッセージ


15. EPILOGUE 1991 〜月とピアノ〜

-キヲクトキロク- (Instrumental)


(Disc2 total: 77min)


Bonus Disc

(Live at PARCO SPACE PART3) 


01. WORLDPROOF

-Major Turn-Round- (Instrumental) 


02. 17 to 19 (Live)

Tonight もしも 17 to 19

君の時が消えても

Good Morning Babe 僕だけが

夜の嘘を壊せる


03. TIMEMACHINE (Live)

さまようビルの陽炎

響く機械じかけのTwilight Orange

昨日まで透けるように

時の流れのぞいていた


04. 永遠のパスポート (Live)

宇宙からのメッセージ

きっと届き続けるよ

いつかは消えるTwilight

離さない君を


05. Electric Prophet (Live)

二人には出会う訳がある

電気じかけの予言者のメッセージ

I am 22nd Century Boy

君のために Hello Again


06. WORLDPROOF

-Major Turn-Round- (Instrumental) 


(Bonus Disc total: 24min)



ボーナストラック付きの2枚組のコンセプトアルバムとしてスムーズに聴けるように、TMの全楽曲から、曲順や曲調はもちろん、バージョンにも気を遣って厳選した。この曲順で一度ぜひ聴いてみてほしい。


幼い頃に宇宙に魅せられた宇宙飛行士たちが、有人シャトルの乗組員として打ち上げられ、調査任務を遂行し、遥か彼方の空を彷徨うまでの、スペクタクルな人生を投影させた。 

TMはベスト盤が乱発されてきて非常にもったいないと感じている。いまは自分で曲順を並べて作れてしまう時代だけに、オフィシャルのオリジナリティが付加されないと買うだけの価値が見出せず、消費者側は困り果ててしまう。

つまりは、市販のベスト盤に納得できない長年の失望から、TMの初期設定を再構築して、おすすめのベストアルバムができないものかと思い至った。

今回のラインナップでは、 GET WILDだけではない、TMの本当の魅力に気づくことができるだろう。オフィシャルは当てにならない。


名作!カムカムエヴリバディ

カムカムエヴリバディ


202111月以降、NHKの朝ドラ「カムカムエヴリバディ」を毎回欠かさず見ていた。


https://www.nhk.or.jp/comecome/


普段朝ドラは見ないのにあまりにもおもしろくて、自分でもびっくりするほどにハマった。


スマホで見るために、途中からNHKプラスのアプリを入れた。1日に少なくとも2回見るのが習慣になっていた。


きっかけ


きっかけは、ラジオ英会話の元講師の大杉正明さんだった。


学生の頃大杉正明さんが講師だった時代のラジオ英会話を聴いていた。

朝ドラとラジオ講座の連動企画で大杉正明さんが再度ラジオ番組に戻ってくることを知った。

懐かしくて、それならば本編の朝ドラも見ようと思った。


カムカムの何に惹かれたか


1925年のラジオ放送開始から始まり、安子、るい、ひなたの3世代を描くお話。

実際は安子の祖父母、父母、桃太郎の子を含めると6世代も続く。


自分は何に惹かれたのだろうか。


思うに、「祖父母や父母の代と今は地続きであることを分からせてくれたこと」が大きい。


3世代と書くと、世代間の隙間があるように錯覚する。

でも、実は連綿とつながっていて、祖父母や父母がいるからこそ自分がいる。

カムカムを見ているとそう実感できた。


ドラマ内の人名の付け方、配役、エピソードの反復にも世代の連続性を感じた。


遊び心満載


細部の作り込みや仕掛け、遊び心にも粋を感じた。


いろいろな仕掛けが満載だから2回見ないと気づかないことも多いし、隠れた意図に気づきたいとも思った。


ラジオ英会話、あんこ、野球、時代劇といったキーワードを軸に、時代を変え世代を超えて、人生が連なっていく。


ラジオ英会話

ラジオ放送/英語講座/講師/英和辞典 など


あんこ

おはぎ/回転焼き/おまじない/たちばなの屋号 など


野球

高校野球/社会人チーム/甲子園/ベースボール など


時代劇

棗黍之烝/桃剣/映画村/キャスティングディレクター など


全編見終えた今、これらの脈絡のないキーワードに、つながりの線が確かに感じられるのが摩訶不思議。


つくりが丁寧で、それでいて意外性があった。他のドラマでは感じることのできない質感、日本人の心だからこそ共鳴できる人生観。

これは、カムカムにしかない独特のオリジナリティだと思う。


テンポ良く進むストーリー


一週目を見てテンポ良く進む話に惹き込まれた。

とにかく展開が早く全く飽きないし、1回飛ばすとわからなくなるほどポンポン進む。ストレスをあまり感じない。


おもしろさを感じない人がいるとすればそれは単に雑に見てるから、としか思えない。


そして、次が早く見たくなる。

次週予告がネタバレのようでそうではない。振り返って見ると肝心要のポイントは巧妙に隠されていたと思う。


伏線と回収

ネット上ではカムカムのコラムやコメントが溢れている。


ネタ振りと種明かし。

つまりは、伏線回収。


カムカムには伏線が多いと言われているが、いつ回収されるかが注目されていた。

それが一大ムーブメントを成していた。

確かにカムカムにばら撒かれている伏線はおもしろさのひとつだった。


でも、伏線回収という言葉は好きではない。作為的な様子がオブラートに包まれずに伝わるように感じるからだ。


カムカムを観る時は、あまり詮索せずに演出側に身を委ねて、驚きと悲しみと感激に酔うのが良い。


脚本家の世界に素直に没入する。それが情報社会での、自己防衛的な健全な愉しみ方だろう。

伏線回収なんて、気にしなくていいのだ。


人生うまくいかない


現実の人生は山あり谷ありでうまくいかないことが大半だ。


安子は最愛の夫を亡くした上に、娘に愛情を理解されなかった。

るいは額の古傷をずっと隠していた。

ジョーはトラペットが結局吹けなくなったままだった。

ひなたは五十嵐くんと復縁しそうでそうはならなかった。


全てが全てうまくいくわけではない。

そういうところもいい。


また、ひなた、小夜子、一恵の3人の幼少期の人物像から、それぞれのその後の結婚相手や人生は全く予想がつかない。

特に、ひなたのその後は予測不可能だろう。


未来は予想できないということ。


まさに、「日々鍛錬していつ来るとも分からない機会に備えよ」


そして、「どこで何をして生きようとお前が鍛練し、培い、身につけたものはお前のもの。決して奪われることのないもの。一生の宝とせよ!」


記憶に残る名シーン


良い演出もあった。


安子が大阪から岡山に戻る汽車の中で、アルデバラン後の稔の姿。

るいの隣に、稔の英霊が降臨する神々しい姿。

ひなたがラジオ英会話講師となり、ひなたの前にナレーション役のビリーが座っていたシーン。


どれも心がざわついた。

アルデバランの曲が胸に染み入った。


最終週の5回分は集大成だった。

ラジオでのアニーの告白から、アニー(安子)とるいの再会シーンまでがクライマックスだった。


全てを見終わって


終わってみてから、ドラマ内の登場人物の家系図を見ると、その背景に流れるリアルタイムの情景が頭に浮かぶ。


なぜか自分の親戚の家系図のごとく温度感が感じ取れる。


歴史上の家系図は記号的で味気なく、全く頭に入ってこないものだが、数々のエピソードが記憶となって思い出のように身近に感じさせてくれる。


自分自身につながる家系図の見方も少し変わるかもしれない。

おじいちゃん、おばあちゃんの時代からの地続きで、今の自分がここにいる。


ひなたの道を歩けば人生は輝くよ

Life can be so sweet on the sunny side of the street.