海がきこえる 時系列 | taku-takuブログ

海がきこえる 時系列

単行本「海がきこえる」「海がきこえるⅡ」をもとに、主人公(杜崎拓、武藤里伽子)の足跡をまとめてみる。



アニメージュ版のストーリーはパラレルワールドのため省く。

「海がきこえる」は高等部2年の8月から大学1年の8月半ばまでの2年間「海がきこえるⅡ」は大学1年の8月半ばから12月下旬までの4ヶ月間のお話だとわかる。

意外にも続編の時間が圧倒的に短い。

大きな出来事が起こらず、淡々と進むと言われるが、全体的に描かれている期間が短く、主人公同士の接点も少ないため、仕方ないとも言える。

ハワイの修学旅行はアニメの影響で夏のイメージがあったのに、実は1月の出来事であったり、気づくことが多かった。

 

拓のほうは誰とでも人づきあいがよく、里伽子ともずっと同じ調子だが、意地っ張りな里伽子のほうは拓にしか見せない喜怒哀楽の顔があり、少しずつ拓に頼るように変化している。

どこから付き合いがはじまるとか、そうしたハッキリした区切りが明確にあるわけでなく、いつの間にか付かず離れずの関係になっていく過程がいい。


「海がきこえる」・・・青字

「海がきこえるⅡ」・・・赤字

中等部3年
中等部の修学旅行が中止になる

高等部2年
8月
拓が帯屋町の中華料理屋でバイトに励む
拓が松野から電話をもらい、職員室に来ていた里伽子に会う


9月
里伽子が高知の私立高校に編入する
里伽子が体育のテニスや試験の成績で目立つ


10月

11月

12月

1月
(正月すぎ)

松野と里伽子がバイト中の拓を見かける

(1月末)
ハワイの修学旅行で拓が里伽子にお金を貸す

2月

3月

高等部3年
4月

拓と里伽子が同じクラスになる
里伽子と小浜が仲よくなる


(4/29)
拓が小浜から電話をもらい空港に行く
拓が里伽子について東京へ行く
成城のマンションで里伽子の父親に会う
新宿のホテルに泊まる

(4/30)
里伽子が岡田に会う

拓が東京の大学に進学しようと決める

5月
(5/1)
拓と里伽子が高知に戻る
(GW最終日)
拓と里伽子が母親同伴で学校に呼び出しを食らう

母親同士は仲がよくなる
(5月半ば)
GWの東京旅行のことが噂になる
里伽子が松野に東京旅行のことを話し、松野を振る

6月

7月
1学期の期末後に松野が拓の家に来て、里伽子に振られた話をする
翌日拓が里伽子を呼び出し、廊下でお互いに平手打ちする


8月

9月
拓と里伽子の絶交状態が続く

10月

11月
(11/4)
文化祭の最終日に里伽子が女子につるし上げにあう
拓が里伽子に平手打ちされ、松野に殴られる

以降、松野とも絶交状態になる


12月

1月

2月

3月
拓が東京の私大(日大芸術学部がモデル)に合格し、上京する
里伽子が東京の女子大に合格し、上京する
上京2日後、拓が駅前の書店で田坂に会う

その翌日、山尾が石神井の拓のアパートに遊びに来る


大学1年
4月
大学がはじまる

5月

6月
(6月初め)

津村が階段教室で拓に話しかける
その日、拓と里伽子が四谷のビストロで再会する

(その週の土曜日)
拓が田坂と津村を見かけて、大沢宅近くに行く
拓が津村から里伽子の連絡先を知る


7月
(7月初め)
拓が豪徳寺の里伽子のアパートを訪ね、玄関先で美香とも会う
(このとき、拓が里伽子に好きだったと言う)

(7月末)
拓が里伽子を誘って東京ドームへ行く
(このとき、里伽子が拓を好きかもしれないと言う)


8月
同窓会2日前に里伽子が高知に帰省する
同窓会1日前に里伽子が松野と再会し、針木や桂浜に行く
同窓会当日に拓が高知に帰省し、松野と再会する
二次会のカラオケボックスで拓と里伽子が会う
県庁前で拓と里伽子が高知城を眺める


帰省中、里伽子が両親の離婚のことで母親と話をする
拓と松野と里伽子が中村にドライブ旅行に行く
里伽子がよさこい祭りの初日に帰京する
よさこい祭りのあと、拓と松野が室戸まで泊りがけで泳ぎにいく

(8/17)

拓が深夜バスで帰京する
(8/18)

拓の家に津村が寝ているのを発見する

9月
夏休み後、拓と里伽子が泉岳寺に行く

その数日後、拓が田坂の家に行く
その日の深夜1時、里伽子が拓に電話する(呼び方が拓に変わる)

前期試験中、里伽子が拓に電話する
前期試験最終日の翌日、拓が染谷涼子とバーゲンに行く


10月

前期試験の翌週金曜日、美香と里伽子の食事に拓が同席する(美香は里伽子へ妊娠の報告をするつもりだった)
津村と大沢の食事中に里伽子が話しかけ、帰り道に拓と里伽子はケンカ別れになる

食事の1週間後、津村が拓に階段教室で話しかけ、里伽子への不満を伝える

その同じ日、拓が水沼から芝居のチケットを買う
チケット購入から2週間後、拓が里伽子と連絡が取れる
里伽子は涙ぐんでいる気配で、そのうち連絡すると伝える(食事後、里伽子は父親から美香の妊娠を聞かされていた)
その4日後、拓が東北沢(4つ先が豪徳寺)に芝居を見に行く


11月
(11月初め)

学祭の最終日、津村が拓を連れて北青山の個展へ行き、大沢と会う

(11月末)
里伽子が深夜2時過ぎに大蔵病院から拓に電話する
拓が田坂と北原に病院まで連れて行ってもらう
里伽子が拓の家に泊まる


12月

(病院の3日後)
拓と里伽子と緒方和見の3人で成城のマンションを掃除する
その同じ日、田坂が拓の家に鍋を食べにくる
翌日津村が拓に階段教室で話しかける


里伽子は2週間ほどマンションと病院を往復する日々を過ごす
里伽子がクリスマスは銀座で会おうと拓を誘う


(12/24)
銀座の喫茶店で拓が里伽子にプレゼントを渡す
里伽子が父親と美香の3人で会食する
拓が1時間半待った後、拓と里伽子は銀座の街中を歩きだす(END)