こんばんは。またはこんにちは。もしくはおはようございます。






やっとラストまで参りました。感無量。






こちらは前回のブログ。






前回の感想からずいぶん間が空いてしまいました。いやもう…あの…最終話が良すぎてですね。ちょっと消化に時間がかかりまして←かかりすぎ←観たの一週間前。



 

 

 

 

 

 


 


これらを一気観した方々、どんだけ猛者やねん凄まじいな…と敬服しきり。遅い遅い感想となりましたがどうぞお納めください。何ていうか、こう…すごいものを観てしまった…という感じです。以下感想、ネタバレしています。












中学生也英、めちゃかわである。お母さん明け方まで仕事だったんだね。こういう姿をずーっと見て育った彼女が、母親を愚弄されてスルーできるわけがないのだ。



雪の中の駅。からの現在の也英へのスムーズさ。違和感ないなぁ、お見事。かつてCAの夢を見ながら通った道をゆくところ、グッとくる。



そして再び中学時代へ。いやもう描き方が本当上手いのよね…こうも頻繁に複数の過去と現在が交差するのに観る側にストレスが無いって相当のスキル。



ああそして、そして也英。失った記憶を取り戻したんだね。何の説明的セリフは無しに、タイムカプセルに辿り着いたことでその重要な情報が描かれるの。この作品のこういうところを、私は愛してやまない。



タバコの中の手紙を、ここでは明かさない。憎いぜ。早くくれ←どうどう



満島ひかりとアオイヤマダのカラオケシーン&選曲は価千金である。監督ありがとう。ありがとう。「おれんとこ来ないか?」に「行くー!」て叫んだ。ありがとう。



ストリートビューでの妄想旅行を語る也英が悲しい。それに対し「それそんなに難しくないですよ」と語る詩ちゃんが尊かった。そして慣性の法則を持ち出してそこから動く意思を見せない也英に、何ら説教臭いことを言わないところも。



詩は、どうしようもない中で立ち止まってしまう人の悲しみを知っている。知りながら、最適な温度で背中を押せる。大人だ。すこぶる魅力的な大人。詩。



也英、その運転はアカンwwwwwwそしてここでも旺太郎がグッドアシストである。一人の人の運命の分岐点には、これまた様々な誰かが関わってるんだね。



「好きなことを仕事にできる人は少ない」が重い。「綴には自分で選びとったものを信じる権利がある。それが間違いでも失敗でも、人生とっては何かしらの意味があるから」それはこの作品に出てくる全ての人に当てはまり、またあまねく全ての人々にも。



クリームソーダを注文し、窓越しの飛行機を見る也英。たったこれだけの描写に表される思い。こういうシーンを積み重ねるのがこの作品の誠実なところ。



綴!綴!「例え誰かに恋してても、その詩ちゃんごと好きです」て!!!!すっごい告白だよ!!!!(卒倒)(それは愛です)(惚れた)(身悶え)



ほんの何小節かを聴いただけで、自分を思って作ってくれたことをとてつもない深度で悟り、受け止める詩の表情がすごい。ものすごい。人の心が静かに揺さぶられる様が見事に目に見えた。



そして「この曲は3つの章からなってて」からのキスでオレは泣きワロた(爆涙)。からの全然似合わねぇサングラス(泣き笑い)。上手いんだよ見せ方がよぉ!!!!!!



そしてほんの数秒で差し挟まれる過去のママと少女也英。上手いんだよ見せ方がよぉ!!!!!!(サビ)


からの、ここで又吉wwwww上手いんだよ人選が!!!!(サビ)又が4つだしな????wwww監督、お歳暮贈っていい?????


そんな日常の中、送れないメールが溶けない雪のように降り積もっていく。この切なさったら無いですわ。



有給消化にあたり、旺太郎始め社員総出で也英を全面援護の皆さんwwwちょ全員並べ、ボーナス倍にいたします。


からの。ううう来た…このタイミングで始まる感染症。安倍元総理や本物のニュース映像が流れ、也英の生きる世界が私たちと同じ地平なのが改めて強調される。


この時の也英のマスクが、今はあまり見なくなった布マスクなのがリアル。パンデミックの初期、店頭からマスクが消えて手作りする人が増えましたもんね。



エッ綴すげぇ!!!!ハ?5000万回再生?????そして口説かれてるかと思いきや息子のサインをねだられる行人先生wwwwwううう良かったね綴…家族も応援してくれるようになったんだね…(号泣)多分あのザマスばあちゃんもめっちゃ聴いてて、何とかって偉い人の奥様にも「これ綴が作りましてね!奥様是非!」てイヤホン押し付けて激推ししてる。いや間違いない←名前忘れた。



からの、ここで晴道キタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタキターーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー写り込んどるーーーーーーーーーー詩グッジョブーーーーーーーーーー本当もうさ、運命っつうのは一人の力では回らないのだ。私も写真撮ったら一応確認しよう、推しの写り込み←無いわ。


そして。ああそして飛行機の中で手紙の内容が明かされる…!(待ってました)



ギャー!!!!ろくでもない中学時代…ヒィィィィマジで晴道めちゃめちゃやんか狂犬やんかと思いきや。妹のために…妹のために怒るとかそんな…晴道…(涙)…そしてこれ絶対ウソ泣きしてるわ、母ちゃん。爆笑。最高。そして確かに机は重い。最高。


恋に…恋に落ちた晴道の瞳がすごい。ああ、眠ってしまってぺろりんちょしちゃう也英に思わず笑みがこぼれる晴道。コインランドリーは伏線やったんかい!!!!


そしてうなじwwwwww晴道バカすぎるwwwwwwだけどエントリーシートと聞いて瞬時に取って代わる(脅したとも言う)晴道の瞬発力が素晴らしい。てか地頭はいいのよね、晴道。


しかしさあ、これ本当さあ、也英パパが真っ当に也英にも教育費を惜しまずにいてくれてさあ、ママも経済的に苦労せずに過ごせていたら、札幌のお嬢様校に進んだ未来もあったのよね?そしたら晴道との出会いは無かったわけじゃん?だからさ、上手いのよ本当に。人生の描き方がさあ…(平伏)。



家族みんなの協力と(じいちゃんの海苔の介添えとかwwww)本人の努力が報われ、晴道、正に晴れての合格…これさ、もうさ。泣くだろそりゃ、オレが(お前がか)。そして二人廊下ですれ違うところでの『First Love』サビ…!!!!!



そして「オレの夢は君を幸せにすることです」(号泣)からの、「追伸」から佐藤健である………や、や、や、や、やめてくんないかな……………………??????(体中から涙)(五体干上がる)(立ち上がれない)




ここ予告で観た時に「どんな場面?」てなったとこですよ。こんなだだっ広いとこで互いを認識せずあの距離ですれ違うとか無いやん?まさかの描き方でもう本当……監督。監督う!!!!!お歳暮は生ハムの原木でいい????八ヶ岳のお宅に合いそうじゃない?????!!!!!



そして也英ー!!!!!!うわーーーー!!!!!彼の地に降り立つ也英ー!!!!!!


ストリートビューを観ながらの(そういや一話でも何か見てたよね、今思い出したぞ)妄想旅行しかできなかったのに。也英は今、真新しいパスポートに旅の証を刻み、自分自身の足で大地を踏みしめる。辛く長い時の空白を埋めるために。



「晴道ー!」と。これ。このセリフすごい。すごいよね。え、すごくないですか。ただの名ですよ?でも也英の失われた記憶が取り戻されたことを、ただの、ただのたったひとつのセリフで。たったひとつの呼び名で晴道に知らせるの。そして流れる『初恋』のタイミングよ。



そして也英が。也英が。ああ、目の覚めるようなブルーを纏う也英。誇らしげに。頬を赤く上気させて。きっと胸ははち切れんばかりに高鳴っている。ここで曲は終わり、「アテンションプリーズ!」と高らかに也英の声が響く(嗚咽)。ちょっと待って監督…………ズルいわ…………



見事なエンディング。厚い氷と雪の中で、遠い宇宙から遥かな時を越え降り注ぐ太陽のその光の中で。悠久の時を紡ぐ大自然を前に、ただただ二人が、何者でもないただの二人としてそこに居る。



エンドロールの全てのお一人おひとりに、心からの感謝を。この物語は小説でも漫画でもアニメでもなく、血の通った生身の人間の身体を通してこそ語られるべきものでした。それを体現してくれたキャスト、体現させてくれた監督・スタッフ皆さんに心からありがとう。




心の動きひとつで私たちはこんなに翻弄される。こんなに傷つき、傷ついてるのに笑ってみせたり、痛みに身体ごと揺さぶられたり。望むと望まざるとに関わらず。


そして同時に心の動きひとつで、私たちはこんなにも人生が変わる。思わぬ地平へと導かれる。苦しみも喜びも巻き込みながら、うねりながら、身体を巡る血のように。もはや止まることはできない。



それは、生きて、息をして、涙が流れる、寒ければ鼻も赤くなる生身の人間の肉体性をもってしか描けない、正に細胞のアクション。くそう…推しの表現が良すぎる…細胞のアクション…!!!!




そしてエンドロール後、「忘れ物」じゃねぇわリップ音ヤバイぞイチャイチャしやがってサッサと結婚しろバカ野郎おめでとう!!!!!(や、多分もうしてる)






離れがたいかのように、または弾む思いが指先にまで宿ったかのように。ラスト、背中を向けながらも晴道に向かい手が跳ねる也英。気絶するほど可愛かった。以上です。ご清聴ありがとうございました。