こんばんは。またはこんにちは。もしくはおはようございます。











こちらは前回のブログ。






監督のインタビュー、素晴らしかった。私の心を掴んで離さない理由が分かりました。






以下、ネタバレしています。いよいよ8話。終わりが見えてきた…終わりたくない…。












冒頭、雪の中を歩きながらリスのエピソードに笑い転げる二人。「かわいくない?(笑)」じゃねぇぞ、リスよりお前らのが可愛いわ、たまらんぞオバチャンは。



タイムカプセル…タイムカプセル埋めたんですね?Q10を思い出す。これが最終回で回収されるんですね?そしてサラッとプロポーズしとるやん晴道(笑)。



からの3.11。ああそうだね、普通の3月11日が、この日を境に3.11と呼ばれるようになった。そして「忘れ物に注意」だなんて、也英には何て象徴的な占い。




ちょ、恒美かわいいwww夢の7号wwwwそして晴道!!!!おま!!!!おま、もう!!!!!「ああ…はい」じゃねぇわ龍槌閃かましたい!!!!!!バカバカバカバカ!!!!!!


めちゃくちゃコミカルでめちゃくちゃ悲しいシーンだよ。これ本当辛いんすけど。大好きな人との結婚式の衣装合わせよ????幸せマックスの状況よ????なのに相手の心は別の女性ではち切れそうなんだよ????ドレスが似合うとか似合わないじゃないんだよ、気づかないわけねぇだろバカ道!!!!←感情移入すぎる。



そんな激おこな私を宥める、ベッドシーンでの推しのtkb(コラ)。ほら…ほら、恒美も言ってるじゃん。この関係に名前が欲しいって。聞いてるかバカ道の中の人。「付き合うとか付き合わないとか言葉にしなくても自然にそうなる」みたいなん抜かしてんじゃねぇぞ、そんなんどんだけ宙ぶらりんだと思ってんだ本当もう←落ち着いて。




『半分、青い。』『おかえりモネ』『護られなかった者たちへ』等の、数少ないながらも私が近年観た作品たちで描かれてきた震災が、あの忘れ得ぬ日の記憶が描かれる。当事者であったり遥か遠い地にいた者であったり。それぞれの人生にそれぞれの形で、あの日が刻まれた。



からの一年前のせっかちなセックスシーンに雪崩れ込むんですが。服装から見るに、恒美さん緊張のカープソングからの流れでそうなったんですね?


あのカープのテンションから部屋に行くまでの流れも観たかった気はするなぁ。そして男女二人ずいぶん切羽詰まっちゃった様子でベッドに倒れ込むんですが、恒美、慌ただしいキスをしながらも部屋に入った時点でちゃんと照明のスイッチつけてるんですよね。描写が細かい。



そして震災の日。暗闇を怖がる彼女のために、走って走って戻ってきた晴道。彼がちゃんとこの時、この瞬間、恒美だけを見ていたことが知れて良かった。この時、晴道の心が確かに恒美だけで占められていたこと。見れて良かったです。切ないけれど。



也英、実家を出る。「あなたはずっと私の特別な子」に泣いた。かつて「特別な子じゃなくなってごめん」と告げた也英へのアンサー。



也英の運転技術、冷や汗ものである(笑)。ここまでひどかったのがあんなにテキパキとした優良ドライバーにまでなったのかと思うととてつもなく泣ける。恐ろしく努力したんだなと。で、多分その傍らには旺太郎がいたんだよね。ずっと思いを秘めながら。



凡二と晴道のじゃれあい可愛い。あの、1時間×9話全部二人のじゃれあいで良いです。はい。辛いんで。そのバージョンもくれください。



てか恒美知ってたーーーーー野口也英の名前知ってたーーーーーー何てこったーーーーーーダメじゃんダメじゃん、うわーーーーーーー晴道と也英が(記憶が無いとは言え)会ってること知ってるーーーーーーー



でもね、恒美と優雨のやり取りすごく良かったよ。そうだよね、兄には幸せになってほしいよね。そりゃそうだよ。



そして旺太郎!旺太郎!「あの人にはいい人がいますから」で再度跪く旺太郎!!!!好き!!!!そして不憫!!!!(涙)


旺太郎の台詞がね、全部全部素晴らしいんだ。台詞回しも最高なんだ。会社に行くのが楽しくなって、海老も食べられるようになって。そうだよね、それが恋なんだよ。





逃げるな 野口也英

前を向け

息を吸って前進しろ

傷ついたって みっともなくたって

人生は 飛び込まなくちゃ






待って…金言………(膝から崩れる)。




いい男だなぁ旺太郎、名シーンだよ。アラフォーだったりバツイチだったり、言い訳ならいくらでも思い付いてしまう、最悪の事態を想像して踏み出さない也英の心にこんなにもあたたかな渾身の一撃。




V1。運命を分ける速度。飛ぶのか、飛ばないのか。進むのか進まないのか。この作品は思いを台詞に滲ませるのが驚異的に上手いのよ。かつ、台詞外の表現も。



シロクマ(ツキノワグマ)のシーンの二人は凄かった。真剣と真剣が震えながらその刃を重ね合う瞬間を見てしまった…「山にシロクマいない」「チッ」の緩急も見事すぎて。



そして「それでこそ晴道」なんだよね。子どもの頃の悟空みたい。バカすぎるくらいまっすぐで嘘がつけなくて。恒美が愛したのはそんな晴道。もっと融通がきいて上手く立ち回れて、適当に気持ちに折り合いつけて結婚してくれるような男じゃなく。




そして晴道。晴道よ…!お前…お前、也英のところに行かない…だと…!!!!嘘でしょ…しかも目の前で、目の前よ?也英が、也英が「好きです」と。ずっとずっと忘れられないでいた恋人が、奇跡のように再会した恋人が、あなたが好きですと言ったのに。言ったのに。うわあ。



ひとりでナポリタンを食べる也英があまりにも悲しかった。『Q10』でも平太が泣きながらサンドイッチを食べるシーンがあるけどさ、辛いシーンだよ。



食は命を繋ぎ命を喜ばせるものなのに、真逆の感情とセットになるとたまらないですね。身を千切られるような思いを咀嚼し飲み込んでいる様は、こちらの喉まで詰まるような気持ちにさせる。




ちなみに晴道が綴に勧めてたAVは一枚目が『部下は絶倫』で二枚目が『小悪魔エステティシャン 超極上 悶絶マッサージ』でした(一時停止した)(するな)(皆したよね?)(腰いわしたからマッサージ系なんかな)





そして『First Love』を聴く也英にフラッシュバックする若晴道…え、え、え?????これは?え、思い出したの?繋がったの?牛丼の並とか木曜日の木とかお天気の晴とか国道の道とかの並木晴道は、並木晴道なんだと…そう理解したの?そうなの?



まるで心臓を一撃されたかのように。涙がこぼれた瞬間、痛みに打たれたように目を閉じる也英がすごかった。正に身体をもってして情感を表していた。監督のインタビューにあるように、台詞ではない、そこから零れ落ちた身体表現でした。



こちらの胸にまで伝播するようなその痛み。そしてここぞとばかりに悠々と流れてゆく『First Love』。あまりに完璧すぎて、完璧と言うと陳腐だけど、完全に呑まれてしまって。


とんでもないドラマだぞ…と、改めて震えました。本当はこんな貧しいボキャブラリーで語りたくないくらいなんだが。言葉を重ねれば重ねるほど、作品の魅力から遠ざかってしまう。


しかしこれで終わりだと勘違いした方いらっしゃるんじゃなかろうか…あと1話!あります!観ます、観せてください観てください!!!!!







ついに最終話へと。ではまた後日。お疲れ様でした。