こんばんは。またはこんにちは。もしくはおはようございます。






いやはや素晴らしかった。






こちらは前回のブログ。













観たよ1話!!!!!(クソデカ声)





とりあえず言わせて。この二人最高な????????(以下ネタバレあります)




若き日の並木晴道(木戸大聖)・野口也英(八木莉可子)の二人が……本当に……良くて……←絶句




や、何しろすみません、無知なもので私このお二方を存じませんで。その作用も多少あるかとは思いますが、二人を役者としてではなく晴道と也英としてしか脳が認識しないんですよ。先入観もフィルターも何も無く、その人として純粋に観るんですよね。だから余計高校時代の二人が真に迫っていました。




それでいくと佐藤健・満島ひかりの二人は(この作品、この役に関わらず私が認識してる役者さんはみんなそうだけど)役の前に「佐藤健が演じてる」「満島ひかりが演じてる」という前提を抜きには観れないんですよね私は、どうしても。







そんな視聴者が持つ先入観を乗り越えて、演技力でその役として存在するって大概大変なことだよなと、ふと思いました。もちろん「この俳優が演じている」という認識を持ちつつ観る中で生まれる、「中の人のことを忘れさせる演技(例えば篤蔵)」「中の人を認識しているからこその役柄とのギャップ萌え(例えば麦田)」がもたらす好作用もあるんですがね。




いやしかし若也英・若晴道。私の認識云々のみならず、純粋に素晴らしかったです。何だよ、あのきらきら感は。いや全然派手なきらきらではないんだよ、そりゃ晴道は悪さもするけど好きな子にアプローチはできないし、也英はモテモテだけどモテモテを嬉しく思ってはいない。パリピ的な派手さは皆無。




普通の高校生の普通の日常が、普通の心の動きそのものがあんなにきらきらしてるなんて。え、これはノスタルジー?私が中年だからそう思うの?私もかつてあんなにきらきらしてたのか?我が家にいる高校生息子が全然参考にならんので分からない(笑)。




しかし2018時点の二人のお互いへの思いの描き方、重みがそれぞれ違うような感じ。好き好き勾配が晴道→→→→→→←也英くらいな。



すごく分かりやすいところで言うと、冒頭とラスト。それぞれタクシーから一瞬見えたお互いを、冒頭の也英は晴道に気づかないのに対しラストの晴道は也英だと気づくのよね。



みるみる表情を変えて「追いかけてください!」て運転手さんを急かすラストの晴道。でも冒頭の也英は、横断歩道を行く晴道に目をやるけど、気づかずすぐ目をそらしてしまう。





この時点での晴道って本当未練ぐずぐずに見えるんですが。現彼女の親との会食に、元カノが一番好きだったライラックを持っていく上にあまつさえ思い出の曲を聴いてしまったがためメンタルやられドタキャンですよ?晴道…晴道おま…マジもう…。




そしていまだに元カノの誕生日をスマホのパスワードにしている晴道…晴道おま…ちょ、一発殴らせろバカヤロウ今カノを何だと思ってる(しかも7年も付き合って結婚に踏みきれてない)。


妹役の美波さん、好きなので嬉しい。兄に心底呆れた様子の表情がツボでした。分かるよ「バカ?」て言いたくもなるわマジで。晴道…晴道よ、お前ってば(リフレイン)




それに対して2018也英。ライラックにかつての切ない思いを喚起されたりもするけれど、今の生活の軸は完全に一人息子の存在にある。毎月の給料日には、十分に収入があるであろう元夫の口座(つまり息子)に律儀にお金を振り込み、誕生日プレゼントを探す経緯では試し書きの万年筆で息子の名をしたためる。




お肉の一番美味しいところは躊躇いなく息子のために。ケーキまでは資金が足りなかったか手作りで。たまにしか会えない彼の好みが分からずAmazonギフト券を渡す(正解だと思う)切なさも含め、也英にはかつての初恋の相手よりも息子の存在の方がいかに大きいかがよく分かる。





そういう、也英は初恋の記憶を封印するまでの、また晴道はそこまで初恋を引きずるまでの。二人それぞれが2018に至るまでの細やかな背景は今から徐々に明らかになっていくんでしょうね。楽しみ楽しみ。




気になったのは若也英が若晴道に「どこかで会った?」て何気なく聞いた時の晴道の反応。この時点では也英は覚えてない、二人の出会いが実はちゃんとあるんですかね?晴道告白シーンの「初めて会った時から、ずっと」てのの「初めて会った」のには、特別なエピソードがあるような。






それにしましても「好きな食べ物何?」での告白は果てしなくエモーショナルでしたが、その後ちゃんとお互いにきちんと「好き」「大好き」と言葉にする尊さよ。




おい見てるか、たける。ちゃんと言葉にするんだよ思い合ってれば自然に付き合うとかヌルいことをまさか三十路になっても抜かしてねぇだろな←しつこく掘り返す。








第1話、総じて素晴らしかったです。空撮の街並み、北海道の山々、主から脇まであらゆる役者のそれぞれの持ち味が過不足なく発揮され、そして楽曲の妙。




そうそう、タクシー会社男性陣のしょうもない会話もリアルだった。あれ、ミラーリング云々言ってたの料理番の荒木さんですよね?(笑)黒田大輔さん。確認はしてないけど。ハチハナにも出てらした古舘寛治さんもいらしてニヤリとしてしまった。





しかし晴道よ、10歳姪の口元のクリーム拭った指をペロリはキモい。やめろ。そして私を姪にしろ(は?)。以上。






ではまた後日。お疲れ様でした。