梅雨明け宣言、今日は思い切り旭川で遊ぶ  2019年7月28日発信

サマースクールくぐりサマースクール 27日土曜日朝9時、気温はグ~ンと上って30度。この暑さの中、川口にあるB&G海洋スポーツセンターには市内からの親子連れ28名が集結、 岡山市環境学習センター「めだかの学校」が主催する恒例「サマースクール」に出席した。
 サマースクール実行委員長で当新聞編集長でもある勝部公平による開会式あいさつ。
 「今ほど、子どもたちに体験が求められている時代はありません。体験だけが子どもを成長させるのです、自然の中で大いに楽しみながら学んでください」

サマースクールくぐりサマースクール 午前の体験は「カヌー」と「ロープワーク」。
 チームはAB、2つのグループに分かれ、まずは全員でカヌーにおける諸注意と艇の取り扱い、基本動作を学ぶ。最初はチーム全員の協力を強め安全を確かめるための人数確認、バディを取る練習。

 BG指導員による「バディ!」の連呼に二人一組が右手を合わせ「オー!」と手を差し上げる。続いて「番号!」の声に、「1(イチ)!」「2(ニ)!」「3(サン)!」・・・と答えながら手をおろす。最後尾が何番かで、×2の人数がそろっていることが分り、いなくなった人数も素早くつかめる。
 さっそく始めての経験に親子は緊張してバディを取り合った。

サマースクールくぐりサマースクール 続いては艇を川まで運ぶ、これも二人一組。ヨロヨロ、フラフラの場面にはすぐに手の空いた者が補助に入る。協力と安全の精神を身につける。
 ここから実践編、パドルの操作の仕方。自分の肩幅で順手で握ったパドルを右のパドルが90度に立ち、左が水平の状態で前に突き出す。 そのまま右、左、左に移る時に手首を曲げパドルを水面に垂直に当てる。何げない動作だが、これができないと艇は前に進まない。
 出艇はAグループから。その間、Bグループは「ロープワーク」指導は古本博史さん。

サマースクールくぐりサマースクール 「はい、では一番簡単なロープの結び方から、船が岸に戻って来てロープで係留する時に、一回、回して左に投げて、それを回して中に入れる。ハイ、引っぱってみて」
 古本さん話ながら数秒でくくったロープ、子どもが引っ張るがピタッと緩まない。
 「はい、これが巻き結びというやり方で、新聞紙をゴミに出すときなどに使うと、束がまったく崩れないで運べます」
 「すごーい!」(子ども)  目の前で、ロープの先を2度、クルリクルリと回すだけなのを見て「簡単じゃ」と皆が挑戦、が、これがムツカシイ。
(お母さん)「えっ、なんで、私、すぐにほどけちゃう」
 次々とロープ結びのマジック?が伝授されるが、見る限り簡単、でもなかなか同じにはならない。

サマースクールくぐりサマースクール そうこうしている中に、カヌー体験のグループが1艇づつ到着し始めた。どの顔にも自分の力で漕ぐことができた満足感があふれてる。
 「どうだった?」
(子ども)「うん、やれたよ、川の向こうまで行けたよ」
 このあとは、グループが交代しての学習。

 午後からは場所を上流に移しての岩滑り。昨年は豪雨を受けグランドが冠水、川床も土砂で埋もれ1回目のスクールは中止となった。この岩滑りも2年ぶり。

サマースクールくぐりサマースクール この日、第2ダム堰堤下の水量は流れるには絶好?の量。一同はヘルメットに救命胴着を身につけ、岸から川の中ほどまで進む。  「ヒャー!」足を捕られて水中の倒されたのを最初に、あとは「キャー!」「オオ、オレもやるで!」「パパ、見て、平泳ぎじゃー」と 言葉とも、奇声ともとれる歓声。
 お父さん、お母さんだってゴロンゴロンと流れいく。「イテ、イテテテー!」岩に尻がぶつかり、そのたび悲鳴。

 午後2時も過ぎ、帰還を促すハンドマイク。まだまだ浮んでいたい子どもたち。この光景だけは、2 年前いや記者が関わり合った8年間の変わらぬ姿だといえる。

 (取材・写真 三宅 優)