【報告】兵庫県臨床心理士会 第47回研修会 | 宝塚発達心理ラボ <臨床心理士たちの研究会> 情報提供・発達支援・アセスメント・教材研究・不登校・ひきこもり支援

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いつもたくさんの方に見て頂き、ありがとうございますニコラブラブ

宝塚発達心理ラボのラボ子です。

 

 

今日は、兵庫県臨床心理士会第47回研修会でした。

 

会場はいつも甲南大学。

阪急岡本駅から徒歩10分、

緑豊かな落ち着いた素敵なキャンパスです。

 

私は第3分科会に出ました。

 

「発達障がい児に対する地域支援の現状と課題

医療・福祉サービスを中心に―」

 

宝石ブルー午前は、常石秀市先生(医療福祉センターきずな院長・医師)より、

子どもたちが地域で安心して生活するための支援について、

その現状と課題を講演頂きました。

 

常石先生によると、

現在の6年間の医学部教育の中では、

自閉症などについて学ぶ時間はほとんどないため

 

多くの医者は自閉症について知らないし、

聞かれても自信がないそうです

 

また、発達障害の診断ができる医療機関は極めて少ないので

力量のある先生のところに予約が殺到していることを

お医者さん自身が認めていました。

 

力量のある先生の名前が講義の中でちらっと出たので

速攻、メモさせて頂きました。

あとでゆっくり調べてみようと思います。

 

そしてフォローアップや療育訓練のできるところは

もっと少ない現実があり、

 

目の前にいる問題を抱えた子を放置はできないジレンマを

感じておられました。

 

 

宝石緑午後は、事業所で働く、言語聴覚士・児童指導員・臨床心理士の方々が、

 

それぞれの職種の視点から、

 

保育所訪問支援、放課後等児童デイサービス、家族支援などの

実情と課題について話題提供いただきました。

 

午後からは現場で働く人の声で

なかなかリアルでした。

 

放課後等デイサービスは

「儲かる」という理由で

ここ4年で4倍にも増えたことや

営利企業の参入が増えたことなども話に出ました。

 

また従業員の離職率が高く、

 

10年経って1人しか残っていない、

5年目でもほとんど残っていない、

3年目ですでに7割近く辞めている・・という定着率の低さが

 

質の向上を阻んでいるそうです。

 

あと、保護者相談を仕事としてしたくても

一時間あたりの単価が350円では、

やればやるほど赤字になるそうで、

 

されているところは採算を度外視して

ほぼボランティアでされているそうです。

 

スタッフを同士が悩みを共有したり

職員の意見を反映させる取り組みをしたら、

定着率が上がった・・・・というお話に、

 

福祉現場で働くスタッフが

辞めるという選択を

選ばないようにする手立てが

 

スタッフ自身を幸せにし、

 

結果、いい人材が育てば

サービスの質の向上につながると感じました乙女のトキメキ

 

西宮すなご医療福祉センター・

放課後等デイサービス『ねっこ』の

臨床心理士 坂本太一先生が

 

西宮市の

「本人中心支援計画」

というのを

べた褒めハートされていました。

 

今度、別の学習会でですが、

その話のことを直接聞けそうなので

楽しみですニコ

 

 

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