石松野草園①2023年8月5日 | たっちんの気象転結

たっちんの気象転結

気象キャスターとして取材先で出会った「季節の花鳥風月」などを
写真でご紹介します

熊本県の南小国町、黒川温泉近くにある石松野草園、
猟師山の麓、標高870メートルの杉林内にある約1・8ヘクタールでは
年間約450種の山野草が楽しめます。

 

 

タマアジサイ(玉紫陽花)、アジサイ科アジサイ属

 

蕾が玉のようです。

 

 

 

 

ヤマユリ(山百合)、ユリ科ユリ属の多年生植物。

山地に生える日本特産のユリで、夏に咲く花は大型で白く、

山中でもよく目立ち、強い芳香を放つ。

 

花は、白い花びらの中央に黄色や赤色の筋と赤い斑点

 

トチバニンジンの実

葉は茎先に3~5枚が輪生し、ふつう5枚の小葉からなる掌状複葉

 

赤い宝石のよう

 

フシグロセンノウ(節黒仙翁)

 

センノウの由来は、中国から帰国した留学僧が持ち帰った花で、

京都府嵯峨の仙翁寺にて栽培されたので、この名前が付けられたと云われます。

節黒は、節(茎に葉が生えている部分)がややふくらみ、紫黒っぽいことから。

 

四季咲きヤマブキソウ、別名クサヤマブキ

 

春に咲く山吹によく似た4弁の黄色の花を咲かせます。

一般の山吹草は6~7月咲きですが、この品種は繰り返し花を咲かせます。

 

ヒヨドリバナ、雄しべがピンピン飛び出したところが、

ヒヨドリのピンピンした頭を連想させます。

 

ヒヨドリバナにアサギマダラ

 

 

ヤマシャクヤクの種

 

こちらは、背が高いのでベニバナヤマシャクヤクの種

 

下向きに咲くレンゲショウマ(蓮華升麻)。

 

下から覗いて見ました

 

 

 

白いレンゲショウマ

花が蓮に、葉はサラシナショウマに似ていることが、名前の由来

 

 

 

クサアジサイ(草紫陽花)、アジサイ科クサアジサイ属

 

草本でアジサイのような花が咲くことによる

 

ナツエビネ(夏海老根)、ラン科エビネ属

 

 

ミヤコワスレ花後

 

アシュウユリ(阿州百合)、阿州とは阿波の国、徳島県徳島市のこと

 

ヤマユリとカノコユリの自然交雑種です。花色は淡いピンクに赤の斑点が入ります。

 

レンゲショウマの八重咲き

 

 

ソバナ(岨菜・杣菜・蕎麦菜)

名の「ソバ」の由来は、①切り立った崖(岨=ソバ)に生えるから、

②杣道(山仕事をする人が通る道)に生えるから、

③杣人が好んで食べたから、

④葉が蕎麦の葉に似ているから、などなど

 

 

マツモトセンノウ(松本仙翁)

 

花の形が、歌舞伎の 松本幸四郎の紋所 に似ているから「マツモト」といわれるが、

松本家の定紋、四つ花菱(よつはなびし)は、4枚花弁の花がデザインされているもの。

マツモトセンノウの花弁は5枚なのに、似ていると言っていいのでしょうか?

 

 

 

トゲが無い、タムラソウ(田村草)、別名タマボウキ(玉箒)


頭花はアザミによく似ているが、キク科タムラソウ属、

アザミは、キク科アザミ属。同じキク科ではあるのですが・・・

 

和名は、タマムラソウの転訛。

「タマ」は玉であり、丸い頭花がつくことから、

「ムラ」は群であり、物が多く集まった状態を意味する。

つまり、タムラソウとは 「多くの玉のついた草」という意味

 

ベンケイソウ、 古名を伊岐久佐(いきくさ)。 漢字では「活草」とも書く。

これは枯れない強い草という意味。 

その強さを武蔵坊弁慶になぞらえたのが名の由来。

 

サワギキョウ(沢桔梗)キキョウ科ミゾカクシ属 

 

 

ミソハギ(禊萩)、ミソハギ科、名前の由来は禊に使われたことと

マメ科の植物の萩(はぎ)に似ていることから

 

 

シキンカラマツ(紫錦唐松)

 

 

ヒオウギの黄色、無点

 

 

 

普通のヒオウギ、有点

 

 
 
一重のノカンゾウ(八重だとヤブカンゾウ)

 

 

カワミドリ(河碧/川緑)

 

シソ科カワミドリ属の多年草 。ハーブで草全体に芳香があり、

長い紫色の花穂をつける。薬草として知られ、茎葉や根が漢方薬に用いられている。

 

 

ルリトラノオ

 

 

レンゲショウマ日焼け嫌ふか俯きて

 

純白の蓮華升麻や陽を避けて

 

龍朗

 

 

どちらの俳句が良いでしょうか?

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