能古島観察会植物編2022年12月26日 | たっちんの気象転結

たっちんの気象転結

気象キャスターとして取材先で出会った「季節の花鳥風月」などを
写真でご紹介します

今月も朝6時45分姪浜発の渡船で、真っ暗な中、能古島に渡りました。

当日の日の出は午前7時21分でした。

 

 

 

 

サカキ、モッコク科サカキ属、黒い実が付いているのがわかります。

なんと言っても特徴は、枝先が爪のように尖ること。

神事に使われる常緑の中高木で、漢字では「榊」、まさに神様に捧げる木

 

葉は互生

 

 

ジャノメエリカ 、ツツジ科エリカ属

 

まだ咲いています、花冠から濃い紫色の葯(ヤク、オシベのこと)がとびでていて、

そのようすが蛇の目玉にみえることから蛇の目エリカの名がつきました。

 

コブカエデ(瘤楓)、ムクロジ科、樹皮が隆起していることからコブカエデという名がつきました。

 

タガラシ

 

タネツケバナ

 

マサキ(柾、正木)、ニシキギ科ニシキギ属の実

冬でも葉が青々としているので真青木(まさおき)とよばれたのが、名の由来

 
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キミガヨラン(君が代蘭)、リュウゼツラン科ユッカ属、別名ユッカ

名の由来は、花が数多く咲き続け、いつまでも栄えるというところからきている。

 

 

青空に映えるセンダンの実、名の由来は、木の実の多さから「千珠」、「千団子」がある。

この実には毒があり、駆虫剤にも使われる。。サポニンを多く含むため人や犬が食べると

食中毒を起こすという。、6~8個が子どもや犬の致死量だそうです。大人でも10個以上だと危なそう。

なぜかヒヨドリは死なないどころか好物にしている。謎です?センダン科センダン属

 

クルマバアカネ(車葉茜) アカネ科 、

年を経るほどに根が赤くなり、その根を煮出すと赤い色素が出ることから茜は「赤根」とも表現され、

昔から赤色を染める染料として国宝の鎧や日の丸などの重要物に使用されてきた

 

クヌギの木の下に、小型のスズメバチの巣

 

 

シマカンギク

 

ホシダ、穂先が長い、頂羽片が長い

 

クサギ(臭木)の種(黒)とガク(赤)

 

クサギの葉、ハート型に近い

 

見事なサネカズラの実

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実葛、マツブサ科サネカズラ属、ビナンカズラとも呼ぶ

 

タンキリマメ(痰切り豆)、マメ科タンキリマメ属

 

 

シキミ (樒) 、マツブサ科シキミ属、葉は車輪状、香りがよい

 

 

イロハモミジが見事に紅葉していた、ムクロジ科カエデ属

 

コマユミ、同じニシキギ科ニシキギ属のマユミと同じく、葉の一部しか紅くなっていませんでした。

 
 
今月初めに古処山で見たマユミ、紅葉が独特でした

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スイセン、ヒガンバナ科スイセン属が咲き始めました

 

フデリンドウのツボミ、リンドウ科リンドウ属

 

フウトウカズラ(風藤葛)、コショウ科コショウ属

 

 

ハゼ(櫨)、ウルシ科ウルシ属、みごとな紅葉

 

センリョウ、センリョウ科センリョウ属

 

 

キジョラン、ガガイモ科キジョラン属の葉、ハートを少し横広にした形、側脈の先が2つに分かれ「Y字」に

 

アサギマダラの幼虫の食草です

 

今季初のオドリコソウ、シソ科オドリコソウ属

 

 

観察会が終わったのは、なんと午後4時。9時間の観察会でした。

 

次回は、能古島の野鳥を中心に紹介します!

 

冬鳥よ 赤き実ここに 輝けり

龍朗