25年間勤めた職場をやめたお話し。
いろいろなココロの揺れがあったのですが、
その中でも忘れられない出来事があります。
それは2年前のある日。
9月の気持ちの良い日曜日。
時間にすれば、1時間か2時間くらい。
あっという間のようで、
ずっとそこにいたような。
いま思い返しても
もう二度とないような
不思議な出来事だったのです。
*昨年9月にも一度取り上げましたが
今の気持ちであらためて書きたいと思います。



こんにちは。
対話空間「旅するコーチング」へようこそ!
「がんばっている自分を労えない」
「自分に自信がない」
「他人に合わせてしまう」
「職場の人間関係がしんどい」
そんな悩みをコーチとの対話で解決し
自分の人生を大切に生きていきませんか?
ライフコーチの
小国里恵(おぐにりえ)@京都です。
➡私のプロフィールです
その日はいつもように、
コーチングの勉強会に参加した帰り道。
当時は実家で母の在宅介護をしていたので、
なかなか自分の家にゆっくりと帰れない日々でした。
でもその日は時間があったので、
自分の家へ「寄り道」(っていうのも変だけど)。
気分が割と落ち着いていたので、
ピンときたことをしようと
すぐにその時「聴きたい曲」3曲を
パッと手に取ったのです。
直感で。
選んだのはコレ。
●矢野顕子 遠くは近い より
「Don't Speculate」
一曲目です↓
●ラヴェルのピアノ協奏曲ニ長調
「第2楽章」
●ペットシ・ョップ・ボーイズ
イントロスペクティブより
「IT'S ALRIGHT」
どれもこれも前から知ってる好きな曲。
でもなんか違うのです。
聴くと違う、なんか違う。
いつもと違う。
聴こえてくるものが違う。
歌詞も違うもののようにきこえてくる。
こんなこと言ってた?
「アタマの中だけで?」
「重たいバッグ…」
「伸ばせよ!こじ開ける!」
今のわたしのこと?
考え過ぎるな!
もう今だ、だいじょうぶ。
そんなメッセージのようにも思えました。
そもそも私、あんまり
歌詞ってちゃんと意識してなかった。
もともとメロディー、リズム派だし。
それでなんかドーンときて。
涙がボロボロ出てきたんです。
何の涙かわからんわ。
嬉しいでもなく、
悲しいでもなく、
喜びの涙でもなく。
ただただ、感慨深いというか。
お腹の底から何かが湧き起こるというか。
そうかそうか…
こんなふうに
自由になりたいのか。
こんなふうに
自分を奮い立たせたいのか。
こんなふうに
自分に優しくなりたいのか。
単に好きな曲を聴こうと思って、
ソファに座って耳を澄ませたら
えらいこことになった。
「全然いつもと違うやん・・・」
そんな自分を私自身が驚いて見てる。
そんな状態。
そしてひとしきりそれを感じたら…
今度は嬉しくなってきて。
ワクワクドキドキしてきて。
ソワソワしてきて。
次に訪れたのはもっと変なこと。
「踊る」
踊る~





自宅リビングだったんだけど。
座ってるのが我慢ならなくなって。
IT'S ALRIGHTで踊る!
何回もリピートして
リビングをグルグルする。
注:どうかリビングでひとり踊りまくる
おばちゃんの姿を想像しないでください(笑)
勝手にカラダが動いてしまう。
なんか楽しいやん!
出窓にちっちゃい「ミラーボール」が
ぶら下がってるんだけど

それを見ながら
あーこれでいいんだ!って。
(何がいいのかワカランけど)
ずい分前の誕生日に
自分にプレゼントしたミラーボールが
こんな日に役立つなんて(笑)
まるで守り神のように。
何時間か過ごしただけの自分の家で、
予想もしなかった体験。
わたしの中にいる「誰か」が
お願い…出して、
ここから出して…
話を聴いて…そう言ってる。
叫びにも似たような声を聴いてしまった。
聴くことが途中からもどかしくなって
もう踊ってしまった。
(そこに少々飛躍があるが…!)
そんな体験だったのかもしれない。
そして結局わたしは、
その出来事の3日後に
「退職」の意向を申し出たのです。
それからですよ。
毎日毎日、退職するその日まで。
飽きることなく。
☑朝起きてすぐ。
☑電車乗ってるとき。
☑電車降りて職場への道のり。
☑帰り道。
ずーっと、
ずーっと聴いていました。
ちなみにラヴェルは
自分の臨終前に聴こうと決めてるから(笑)
それ以外の2曲。
これにクィーン&デヴィッド・ボウイの
「Under Pressure」が
メンバーに加わりまして!3曲。
リズムに合わせて歩く!
自然に顔が前を向く!
空を見上げる!
歩幅が広くなる!
覚えています。
当時、流れる音楽を耳にしながら
歩く私がブツブツつぶやいていました。
「誰にも邪魔させない‼」
誰もワタシを邪魔する人なんて
なかったんだけど。
そんな武装しなくても
よかったんだろうけど。
勇気を出すには、
自分を奮い立たせるためには、
仕方なかったんでしょう。
リビングと外の世界は違うもん。
でもだいじょうぶ、だいじょうぶ。
一歩を踏み出してはみたものの
ホントは怖くて怖くて
仕方なかったんでしょうね。
今の私ならよくわかります。
正直この出来事は何だったのか…
あまりに予告もなく。
あまりに突然。
あまりにも衝撃的に訪れたから。
そして、それを受け入れた自分。
何にしても間違いなく、
わたしの背中を押してくれた出来事。
そもそもこの出来事の半年前までは
とても音楽が聴ける状態ではなかった。
そんなエネルギーを
受け止められる自分では全くなかった。
そう思うと…。
ようやく好きな音楽を聴ける自分が現れて
「受け止める状態」にしてみたら、
「ギリギリ受け止められるものが来た」
(ホンマにギリギリ)
…のかもしれない。
そして、その時の自分が
その時できる
選択と決断と行動をしたんだろう。
これが「今のわたし」の振り返り

また、来年になったら
違うこと言ってるかもしれないけど。
それはそれでお許しを

◇コーチング体験セッションのご案内
➡https://ameblo.jp/tabisuru-coaching/entry-12609230303.html
質問したいことがある…どうぞこちらから!
↓↓↓
ブログへのご感想、ご質問等も!
div>