圧力容器を守るべき、鋼製の格納容器を支えるコンクリート製構造物が損壊、むき出しとなった鉄筋を、水中ロボットのカメラが捉えた。



厚さ1・2メートル、外周 約20メートルのコンクリート製構造物と鋼製の格納容器は、3000度の崩壊熱に耐えられず底が抜けメルトアウト?
デブリは地下水脈に到達、超高濃度の放射能に汚染された地下水は、太平洋に注ぎ続けているものと推測される。

東電もチャイナシンドロームの現実認めた!?汚染水「不透水層」を突き抜け海へ

ブラック東電は、鉄筋むき出し 残骸と化したコンクリート製構造物が、「東日本大震災の揺れ550ガルを上回る600ガルに耐えられる」と言う。

今さらだが、東京電力福島第一原発は、僅か550ガルの揺れにさえ耐えられなかったと、東電が認めているのだ。

しかし本当は、448ガルの揺れにも耐えられなかったのだが・・福島原発、耐震強度偽装?設計・施工ミス?
【同原発の2台の地震計で記録された今回の地震の最大加速度は、448ガルと431ガル。東電は同原発で予想される揺れの最大値を600ガルと想定していた。しかし、東電関係者の証言によると、この揺れによって、送電線を支える原発西側の鉄塔が倒れた。その結果、自動停止した原発に送電できなくなり、1~3号機の冷却機能がストップした。】

もし、柏崎刈羽原発を襲った中越沖地震と同等の揺れが、福島第一原発を襲っていたなら、
いまごろ日本は、世界地図から消えていたのかも知れない。


 福島民報 2022/06/07 09:02
【第一原発1号機】土台損傷への対策急げ(6月7日)
【圧力容器を収納している原子炉格納容器の底部を遠隔操作の水中ロボットで撮影したところ、コンクリートに覆われているはずの土台の鉄筋がむき出しになっていた。

 東電は溶融核燃料(デブリ)の熱でコンクリートが溶けた可能性も否定できないとしている。また、土台の健全性が失われれば、圧力容器を支え切れなくなる可能性があると説明する一方で、現状では問題ないとの見方を示す。

 東電が根拠とするのは、二〇一六(平成二十八)年度に国際廃炉研究開発機構(IRID)が公表した耐震性評価だ。土台は円筒状で、壁の厚さは一・二メートル、外周は約二十メートルある。このうち、「開口部」と呼ばれる隙間を中心に全体の四分の一ほどがデブリに侵食されても、東日本大震災の揺れ五五〇ガルを上回る六〇〇ガルに耐えられるとした。

 原子力規制委員会の更田豊志委員長は「土台が崩れるといきなり考えるのはどうかと思うが、損傷程度を詳しく調べるのは大事だ。(程度が)明らかになるにつれて、どの程度損傷したら何が起きるのかといった議論はしておいたほうがいい」と指摘する。土台の損傷は圧力容器の傾斜や落下につながる恐れがある。その場合、今後のデブリ取り出しの難易度が一段と高まるだけでなく、放射性物質が飛散する事態への懸念も拭い切れない。】一部抜粋