鈴鈑工業のブログ -24ページ目

鈴鈑工業のブログ

板金屋さんの一喜一憂

2年前のブログで、台風のブログを書いた


記憶がある。


第6話


で書いた台風18号は、


「過去10年で最大級」


なんて言われていたが、


神奈川に直撃したわけではないので、


ブログネタで写真が撮れる余裕があった。

-----------------------------------

だが、今回の台風15号、


アジア名 『ロウキー』(男性名らしい)


は、カメラで撮影しても、しぶきで何が何か


わからない状態であるほど、


とんでもないものだった・・・・。


鈴鈑工業のブログ
経路は、ほぼ日本縦断コースで、


勢力が衰えない、衰えない!


鈴鈑工業のブログ
上図の赤表記されている時間帯なんかは、


3.11の地震に続く、


未体験ゾーン


だった・・・。



台風のカテゴリーは5段階で示されるが、


今回の15号は、


カテゴリー4のスーパータイフーン!


だそうだ。

-----------------------------------

次回、映像にて、


その現場状況を体感していただければと思う。


つづく・・・



大人って、男って、

簡単に「童心」に返れます。



T次長、ラジコンのポテンシャルを

引き出しまくって、イヤちゅーほど

撃ちまくって、軽快に車庫入れ!



こうして一日が終わってゆく・・・。

機械加工モノの協力会社である、


サンテック殿から、


とある贈り物が届けられました。


段ボール箱をパカッと開けて見ると、


鈴鈑工業のブログ-ra1
!!


陸上自衛隊10式戦車のラジコン(!!)



鈴鈑工業のブログ-ra2
へぇ~、試作車両のラジコンなんだぁ~。


!!


し、試作車両・・・・?


なんで試作車両がラジコンで形になってんの?


箱の裏を見てみると・・・、


「made in CHINA」


お、恐るべし・・・・・。


見よう見まねか、


それとも、


情報漏○、か・・・。




鈴鈑工業のブログ-ra4
中身を実際に見ると、


結構、細かなところまで再現されてるように


感じるが、アレンジなどを加えているのだろうか?


鈴鈑工業のブログ-ra3
ふむむむ。


鈴鈑工業のブログ-ra7
ほうほう。


鈴鈑工業のブログ-ra5
ピカっ!


なんと、ヘッドライトも点灯する!


鈴鈑工業のブログ-ra8

なかなかの出来だ。


鈴鈑工業のブログ-ra6
「砲台に狙われると、こんな感じなのか~」


と、感慨深く撮影。



サンテック殿、


どうも有難うございました(御礼)



次回は、


ラジコンなんだから動かしてみよう!


を、お届けします。


台風16号が接近し、


晴れ渡りながらも風が強いある日。



フォークリフトで木のパレットを1枚


普段と同じように搬送していたら、



ムムッ?


「今、何やらパレットの裏から表側へ、


素早く螺旋(らせん)状に動く何かが・・・」




フォークリフトを止め、恐る恐るパレットの


そばへ向かう・・・。




鈴鈑工業のブログ-tka1
・・・爬虫類?


(トカゲなのか、ヤモリなのか、イモリなのか


あんまり詳しくないので、爬虫類と呼ぶ。)




鈴鈑工業のブログ-tka2
素手で持つと、


手の吸盤が張り付くような感触だったので、


再び軍手で様子を見る。



(毒持ってたらやだし・・・)



とにかく、工場の敷地内から出さないと、


まず、踏まれてペッタンコの運命は


避けられない、し、


踏む確率は自分が一番高いので、ご勘弁・・・。




草むらに逃がして、一件落着。



鈴鈑どうぶつ王国は、


犬、猫、蝙蝠(こうもり)、蜂、鳥などに続き、


今回は、爬虫類を招き入れました。


とさ。

楓には多くの人々が


関わっています。


人だけの縁じゃないのも確かです。

---------------------------

工場の敷地内で最初に発見した


J常務(当時は本部長)。



最初に楓に触れた、E氏



ゲリラ雷雨の時、


楓を浸水の魔の手から


共に救出してくれたT次長



楓の姿に気づいて足を留めた


社長



うちに引き取ってからは、


私の家族、身内の方々、


病院の先生方、



鈴鈑工業のブログ-kae19
そうそう、一時ではありますが、


雨風をしのぐためのこの小屋は、


鈴鈑工業のブログ-kae20
昔、工場にいた「やま」という犬の贈り物。



様々な力のおかげで、


楓は、生き抜けたと、


本当に感謝しています。




鈴鈑工業のブログ-kae21

鈴鈑工業で出逢った「楓」の物語は、


ここで完結とさせて頂きます。





ありがとうございました。


楓は、我が家に来て、

ただ闘病生活を送っただけでは

ありませんでした。



鈴鈑工業のブログ-kae6


ピアノの下で伸びたりもしました。



鈴鈑工業のブログ-kae5


おむつの腹巻を巻いたこともありました。



鈴鈑工業のブログ-kae7


メガネもかけました。



鈴鈑工業のブログ-kae13


冬には、コタツも経験しました。



鈴鈑工業のブログ-kae9


うちのパグとも仲良くなりました。



鈴鈑工業のブログ-kae8


うちのクロネコとも仲良くなりました。



鈴鈑工業のブログ-kae10


みんなと家族になりました。



鈴鈑工業のブログ-kae11


網戸からの風に吹かれ、



鈴鈑工業のブログ-kae12


たまにベランダで日向ぼっこもしました。



鈴鈑工業のブログ-kae14


こうして3年間を過ごしました。




じゃれてる姿を皆さん見たことがないと

思いますので、公開します。



痛みと孤独と苦しみだけの

生涯ではなかった、と私は信じています。


実は、1年前(2010年11月頃)に、


楓と同じく、


鈴鈑工業の本社工場内に


迷い込んだ猫がいました。


その猫に名前を付けました。


優広(ゆうひ)


この名は、従業員などには


知られていない名です。


鈴鈑工業のブログ-kae16
この猫が優広です。


おそらく何か不自然なものを感じるでしょう。


鈴鈑工業のブログ-kae17
私も最初は驚いて凝視してしまいましたが、


顔の大部分を腫瘍に侵されていました。


ザクロを割ったような痛々しい姿だったのですが、


意外と人に慣れていて、


触れたら激痛が走りそうなその顔を


すり寄せてきました。



でも、私が驚いた最大の理由は、


見た瞬間に


「楓っ!?」


と思ってしまったことです。



まなざし、毛色、骨格などが瓜二つに


見えました。



楓の親か、もしくは兄弟かっ!?


もちろん断定できる材料は何もありません。

----------------------------------

優広は、ためらいもせず、工場内を徘徊し


始め、鈴鈑の敷地から一向に出ていく様子が


ありません。


さすがに仕事でフォークリフトを運転するには


危険すぎるし、楓のように引き取って、


果たして育てていけるのか?


という、自信の無さから、


一人で迷いに迷った挙句、


近くの公園に放してくる決断をしました。

---------------------------------

仕事を終え、帰宅し、妻に優広の話を


したとき、妻に促された言葉で


我に返りました。


「見て見ぬ振りをしようとした」


自分が情けなく思えました。



その夜、妻と二人で優広を捜しに


公園を2時間ほどグルグル回り、


途中、警察に怪しまれたりも


しながら、懸命に見つけ出そうと


しました。



しかし、見つけることができませんでした。

---------------------------------

翌朝、いつも通りに出勤し、


昼を迎えようとしたとき、


近くの川沿いの道ばたで、


優広を見つけました。



優広の亡骸(なきがら)との対面でした・・・。



鈴鈑工業のブログ-kae18
公園からまた戻ってきたように見えました。


わずか昨夜のことだったのに・・・、


もしかすると、自分の最後の場所を探して


いたのかもしれないのに、


私が余計な手出しをしてしまったのでは、


と、悔いました。



偶然なのかもしれませんが、


私は、楓、そして優広と関わった縁を


大切にしたいと思います。




楓は、出逢った時、

すでに『猫エイズ』に侵されて

いました。


口中に口内炎や潰瘍(かいよう)があり、

「食べる」という動作自体が、

痛みと苦しみを伴うものでした。


残された数本の歯が、

食事の際に口内炎に触れ、

激痛を伴うため、

前歯2本だけを残して、

抜歯する手術を受けました。



鈴鈑工業のブログ-kae4


楓の体力を考えると、

麻酔に耐えられるかどうかが心配だった

のですが、手術後の病院のゲージ内では、

スヤスヤ眠る姿を見せてくれて、

ホッとしたのを憶えています。


そして、腎不全、白内障、

聴力障害・・・。

舌が2枚に分かれてしまうほどの

潰瘍って、痛みを想像できますか・・・。


楓は、病と闘いながら、

食べ続け、立派に生き抜きました。



鈴鈑工業の敷地で出逢い、


ブログ著者が引き取ったネコ、


『楓(かえで)』


が、


本日(2011年9月13日火曜日17:30)、


旅立ちました。

-------------------------------

1週間前から、急に容体が急変し、


両手両足の神経がマヒしたかのように、


大の字に開いた状態で、


歩行はおろか、自力で立つことさえも


困難となり、オシッコが全く出なくなった上、


自ら食べることもできなくなりました。




その夜中に、夜間動物救急病院でもある


兵藤動物病院(希望ヶ丘)


連れて行き、「腎不全」治療の注射を施し、


翌日、かかり付けの


オアシス動物病院(上草柳)


入院し、インターフェロン注射と、


流動食、栄養剤の点滴を一昼夜


施しました。



3日前に、家に連れて帰ってきた時は、


やはり自力で食事も歩行もできなかったのですが、


3度目のインターフェロンの注射、


(インターフェロンは3回続けて注射しないと、


効果がでないらしい・・・)


をしてもらった時、


なんと立ち上がって普通に歩き出したのです!



・・・ですが、


昨夜から息を荒げる状態が続き、


今日、必死に生きた「楓」の生涯が閉じました。


鈴鈑工業のブログ-kae2
17:25、


私の妻から携帯に電話が入り、


「楓が苦しそうに舌を出している!」


という、連絡を受けました。



即座に、帰宅し、


家の扉を開けた時には、


すでに「楓」は・・・。



電話を受けてから帰宅までの間に、


逝ってしまいました・・・。

------------------------------------

写真では、


「穏やかに眠るように」


逝ったかに見えますが・・・、


妻に後で話を聞いたところ、


楓は、


苦しそうに動き回りながら、


全身痙攣(けいれん)を起こし、


眼と口を大きく見開いた状態で、


今までに聞いたことのないような、


うめき声をあげて、


逝ったそうです・・・。



あれほど、苦しまないで最期を迎えて


欲しいと願ったのに・・・。



鈴鈑工業のブログ-kae3
私自身は、その壮絶な最期に


立ち会っていません・・・。


ただ、冷たく硬くなった楓の手を


つかみながら、


「また、来世で逢おう」


、と心の中で言いました。


鈴鈑工業のブログ-kae1
我が家に来て、来月10月で3年を迎える


その前に、楓は旅立ちました。

------------------------------------

鈴鈑猫・楓との出会いは、


第28話


を見て下さい。




ここから、数話に渡り、


鈴鈑で出逢った、


「楓」の回想録を


綴(つづ)らせて頂きます。






前回、ゲリラ豪雨の雨量を


心配して、本社工場の屋根の


上を探索した、T次長とT中君。



早速、『ゲリラ対策』を実行に


移しました!!

---------------------------

とにかく、屋根の排水を円滑に行えば、


想定外の雨漏りなんかを防げると


判断し、


塩ビパイプを利用した、


排水経路を新設しました。


鈴鈑工業のブログ-yane1
工場の屋根をぶち抜き、


塩ビパイプを通し、


鈴鈑工業のブログ-yane4
工場内の天井沿いを、


傾斜をつけながらステンレスワイヤーで


設置していきます。


鈴鈑工業のブログ-yane2
そして、工場の壁を通して、


鈴鈑工業のブログ-yane6
外へ。


鈴鈑工業のブログ-yane5
ガッチリ固定したら、


鈴鈑工業のブログ-yane3
完成!



今年の台風12号でも、相当量の雨が


降ったし、局地的なゲリラ豪雨対策は、


全国各地で頭を悩ませているだろうに・・・。


いまだ、この排水溝を設置後、


大量の雨は降っていない。




効果は、いかに?


神のみぞ知る!