週刊さんでいリターンズ -34ページ目

週刊さんでいリターンズ

起業系コメントが面倒になったので(わしはまだ病院にいたいんだお)、コメントは承認制にしました。基本知ってる人のコメント以外は承認しませんのであしからず。1日10人も見にこないブログで営業しても効果は少なかろうになあ、ご苦労さま。まあ、頑張ってくれ。

大阪の研修は最終日。

宿は研修先の病院から近いので早起きというほどではないのだが、若干早起きしていつも通りシャワー浴びたりゆっくり朝ごはんを食べたりして荷物をまとめて宿を出る。

今回は発表がないので、ゆるりと治療実習をしていたらコース副リーダーのM先生に突然超絶怒られてしまう。・・・ええ、わしも自分の実力不足は今回の相方さんと組んでよくわかりましたよ。だから相方さんもわしが怒られたのは自分の責任だと思わなくていいんです。

わしの力不足だってゆってるだろう、ちきしょうめ。

とりあえず、4時頃に終わったものの、実技班の話し合いがあったので上司には先に帰ってもらい、画像を撮ってから頃合を見計らって病院を後にする。

帰る時に大阪城を見て「そっかあここって大阪城に近いんだよなあ」と思った。
大阪城なんて見る暇なかったぞ。どうせどこでもいいんだったらいっそ東京でやってくれ(←東京者の傲慢

森之宮でチケットを買っておいたのだが余裕を見ておいてよかった。
20分並んで相方へのお土産の551のぶたまんを買う。職場へは適当。

さて、帰って次の日もまた研修なんだな、これが・・・

大阪というのは濃いところじゃないのかと思うのはきっと思い込みだ。
というかわしが無能なだけかもしんない。

刻々と治療実習で相方さんにリードされてわしの意見は通りにくくなる。
勝てない。いや、勝ち負けじゃないのだが。

4日目の講義ではK先生に手をとって教えてもらう。
一緒に練習していた相方さんによると「あ、それK先生に近い」というタッチをもったわしはセンスは悪くないようだが、決め手にかける。
(K先生並みの決め手を持っていたらこんなぬるい病院で下っ端やってない)

次の日が最終日なので、夜は懇親会であった。たまたまK先生の真ん前に座る。
そして日●大なみに芸を出すことが男子は義務付けられているボ●ース、K先生が一番喜んだのは「ヤセマッチョとゴリマッチョ」という単に痩せた筋肉質と本当の筋肉質がファッションモデルのように筋肉を見せる、という芸であった。

「わかりやすいね」
Simple is the bestである。

K先生についての面白い話はあったが、賛美になるとそれこそボ●ース教になってつまんねーのでやめとく。

でもミーハーなのでK先生との2ショット写メは仲間に送った。はっはっは。

午前中に治療実習があり、今日はK先生が見にこられた。

前日の治療がまあまあ効いたため嬉しくてつい余計に歩いてしまったとのことで
「痛くなっちゃった」と訴えるYさんに、立位でなく座位を選択して治療をしていたところ
そんなわしらをしばらく観察していたK先生は

「問題はこれこれですよね」

と介入してこられた。
助手として「ここ抑えてて」と言われた膝を抑えたのだがK先生の動きに一緒に引きずられて抑え切れなかった。

無表情にちらっとわしを見るK先生。
ひっ、と息を呑んで「ごめんなさい」と慌てて冷や汗をかきながら再度必死に抑えるわし。

相方さんはK先生が介入した真似をするように言われて大汗をかきながら真似をする。たかだか10分ぐらいのはずだが二人とももうぐったりであった。60歳も過ぎていらっしゃるのに北海道の師匠の100倍ぐらい威圧感があるぞ。

デモンストレーションではK先生の技を初めて診た。
前日までのM先生もそうだが派手さはない、だけど確実で理論的。

わしらは先生方のデモンストレーションについてまとめる班になったので、M先生やK先生のやったことを真似っこして画像を取った。わしの相方さんがほとんど仕切ってくださり彼の理解の深さにびっくりした。

・・・やっぱわしがダメだったのか、とがっかり。

例によって病院から同行の上司と夕食を食いながらビールを飲んでいたら職場から「家屋評価に行くことになりました」と仕事の電話が入る。忘れられていなくてちょっと嬉しい寂しがりのわしであった。

上級講習会の治療実習では、発表するのは2チームだけ。
それも経験年数が上な人だったのでわしは全然寄ってない。
だからなのか、前日は講師の先生は全く回ってこないし、この日も
始めの5分ぐらい治療方針を確認されただけだった。

いつも北海道ではぼこぼこにされていたため、何となく拍子抜けである。

だからといって治療実習に協力してくれていらっしゃるYさんは
PTとしてはそりゃもう頑張らなくちゃ、な症例でありご本人様のニーズも高いため、前日から相方さんと作戦会議を練って頑張ってみる。

大阪だからなのか、上級だからなのかわからんのだが、治療実習も、講習後の話し合いもすごくあっさりしていて比較的早く終わってしまう。(といってもご飯食べて宿に戻ると9時近いけど)

ビールを飲んで平和に寝る。

世間では選挙の話題一色のようだがそれとは関係なく大阪出張なわしである。

またボ●ースのミサだ。宗教は大敗だったようだがボ●ースには関係なさそうだ。
ヤバそうだからこの話題はこの辺で。

また話題は飛ぶのだが、病棟飲み会の帰りに(この飲み会も一筋縄じゃ行かなかったんだがまあいいや)リハ医と薬の話(人間やめなきゃならないヤクじゃなくてちゃんとした薬)で小競り合いになっちまって(病院の事情があるんでわしが悪かったですよ、ドクター)どういう流れかよく覚えてないのだがわしの食後血糖値の話になった。

ドクターったら腹立っていらしたのであろう、「僕ならその数値だけで糖尿の診断をだしますね。」

空腹時血糖値は全く問題ないのだが、確かに食直後は異常な値なので病棟で仲良しのナースに二時間後を計ってもらったら170mg/dl。境界型糖尿病じゃん。

ちなみに親父は糖尿と、それに関係があると言われる後縦靱帯骨化症の既往症あり、バリバリ遺伝因子ありだ。こいつからも逃げられないか?

の●ぴーは家族歴がいろいろ出てきてしまいにゃ捨て子説もあったりして、そこから豊川誕まで関連ずけられてなんだかわからんが明日も頑張ろう、、、

前日夜、相方をメシを食ってから大荷物抱えて緊張で吐きそうになりながら夜の新幹線に乗る。

いつもボ●ースの講習会に出る時は例えとして適当かはわからんが、大試合前のピッチャーのような妙な緊張感があってしんどいのだ。翌朝もどきどきしたまま講習先の病院へ向かう。

「上級講習会」というだけあって、ほとんどがわしより経験年齢の多い人であった。今回のコースリーダーはわしと病院の先輩が「怪しい人」呼ばわりした重鎮・K先生である。

K先生、私服よりケーシー(白衣)の方が怪しい。(←こらこら)

歓迎会はなく、歓迎昼食会という形で静かに昼食の弁当を食べ(とても豪華でした)緊張のまま治療実習を迎えると相方さんはわしより経験年数が上のOT(作業療法士)さんで、とても優秀な方のためほとんど指導される形であった。終了後は職場の先輩とファミレスでご飯を食べて帰る。

さてさて5日+3日の研修の始まりだぞ。

ご無沙汰しておりますが、なんとか生きております。

医療専門職なのに咳が3ヶ月以上止まらないというヤバイことになっていたので、観念して当院で唯一内科専門医の資格を持つドクターに診てもらうことにした。

途中でイヤになってドロップアウトしたとは言え、さすがドクター家系で某有名私立医大卒後、呼吸器で有名な某国立病院(わしのリハ学校の親会社)を回って有名私立医大医局にいた当院唯一のまともな呼吸器内科医、非常に納得のできる診たてであった。仕事で時々逆らってごめんなさい。だって急性期の呼吸器疾患もリハできるんだものー、わしの親会社にいらしたなら知っててくださいよー。と、仕事のことはさておき、血液検査の結果はアレルギー因子はあるが、感染症の疑いはなく、

Dr.「レントゲンも問題がないと・・・?」

わし「・・・」

Dr.「この右肺の下は・・・」

わし「・・・ダルですね」

当然右肺がダルビッシュな訳ではなく、Dullつまり横隔膜との際が鋭角になっていなくてはいけないのに明らかに鈍角になっており、胸水がある可能性があるのは内科のPTの端くれであるのですぐわかった。

Dr.「女性の場合、呼吸の関係でエア入りが悪かったり卵巣(の病気)から水が溜まる場合もあります。呼吸器は大丈夫だと思うのですが」

いや、卵巣の病気も困るんですが。

Dr.「念のためCTを撮っておきましょう」

幸い1週間後に撮ったCTでは異常なかったが、両上肢挙上のCT撮影姿勢ではもんのすごく苦しくてまともに呼吸できないことがわかった。胸膜だか肋間筋だかが癒着だか拘縮だか、とにかく何かが老化現象を起こしていることがよくわかった。まだ先かもしれんが間違いなく死への加速度は増している。ま、孫がいてもおかしくないトシだからな。

検査の結果逆流性食道炎疑いと喘息疑いで、胃薬と、2回目の診察でテオフィリン、しかも当院お得意のゾロ(ジェネリック薬)を処方される。
喘息が元で47歳で亡くなった伯母を持つわしとしては、血の呪いから逃れられんのかとがっかりである。

血の呪いといえばわしは親父とそのまた親父のバクチ下手も継いでいる。

そして某元アイドルとその弟も交通事故死した父の血の呪いから逃れられなかったのであろうか。罪に同情はしないが、呪いには同情する。

・・・テオフィリン一生飲まないとダメかなあ。
ホクナリンテープを貼りながら働く自分にとても萎え。

7月第一土曜は某手技の学術集会に参加する。
わしと同じ班に属するわしの先輩にとっては講演は情報過多であったが超ウルトラスーパー
要約すると「行動の企画をする前頭前野、それを働かせるキーは感覚(視・聴・体性)」
ということだ。それ以上は無理(涙

その後の総会では総会資料さえ持ってないわしとかろうじて持ってきたが
全く聞いていない先輩は、全く主義主張を持たないので、きょろきょろ周りを見回しこそこそ駄話をする。

1年ぶりにお会いするベーシックの師匠(某ブロック長)が目を閉じて頭をたれているので

「あ、ブロック長が寝てる」と静かに言ったつもりなのに、周りから超注目を浴びてあせって縮こまる。ところがしばらくすると、壇上で発言している某相談役にたいして先輩は


「あの人超怪しいよね。・・・重鎮かもしれないけど」

重鎮どころか、かの有名なK伊先生(同業者なら大概知ってる)だと知ったのは懇親会も終わる頃であった。

例えも書けないぐらい超失礼だ。

そのように先輩に指摘すると

「その後にさんでいさんは”競馬場にいそうなおっさんですよね”って言ったじゃないですか!」

ガキの喧嘩である。

昨日今日は心臓の学会であった。外国人講師の講演に同時通訳がない。
しかしさすがDr.方、臆せず英語で質問していらっさる。それどころか午後からの座長のPT・T先生も、お世話になったI先生も普通に英語で質問してるし。
あたいは3人のうちの1人の英語しかわからんかったぞ、がっかり。

それよか問題は新入職員を大量に入れてしまった某病院は、PT学会と全国研修会だけでは研修に割り振りできないため、整形や心臓の学会まで新人研修の対象にしちゃったことだ。

無理だ。

わしらだってついていくのがやっとな内容を新人に研修報告させるなんて。大体、心リハ基準が何だかわかっていない上司だk(ry

しかしそうは言っても決まっちゃったことなので仕方ないから指導士の資格を持っている先輩と二人で新人でも理解できるセッションを抄録を見ながら選び、フォローの為にわしらも自分らが登録した講義を聴いた後に彼が受けるセッションに途中参加する。予想以上に面白かった。睡眠時無呼吸症はそれ自体が高血圧、心肥大の要因となる。原因は肥満、解剖学的に顎が小さい、加齢による顎の筋力低下、扁桃腺肥大、治療法はCPAPが第一選択。中枢性にはASVが有効っぽい、と自分用メモ。

当病棟は週7日リハビリがあるが、わしらが週7日働くのは体力的にも制度的にも無理なので休む時は代理(フォロー)を立てる。自分が担当する患者様のクールの他に「フォロークール」という他の人の代理をするための時間を持っていて休みの人担当の患者様の代理をする。その方法の詳細は省くが、それが週単位でぐるぐる回って、単位上は月曜開始ということになっているが切れ目なくわしらにとっては毎日は曜日関係なく「出勤日か休みか」、「カンファがある日かそうでないか」というぐらいしか区別がない。

最近のわしらの班では、ご懐妊のため突発休を取る職員がいてそれはめでたいことなのでおっけーなのだが、フォロー体制が追いつかず、かといって患者様のリハがなくなるという訳にはいかんので残りの職員で頑張ってフォローをする。(とは言っても無理に都合をつけるからリハ時間が少なくなるという問題はあるのだが)

というわけで先日予定外にフォローすることになった患者様・仮称Aさん=脳出血片麻痺。靴下に自分で書いた落書きは、麻痺側に「disabele side」非麻痺側に「Life goes on」・・・とりあえず障害受容はしているようだ。

「今日は○○が急に休みになりましたので、対戦相手は私です」とにこやかに挨拶すると、

「きゃーこわーい」

失敬な。彼にとってはわしのリハスタイルはスパルタ系らしい。それは人によりますよ。退院日が決まってるんだから追い込まなきゃしょうがないでしょう。

何とか悪いパターンからの逸脱を図りたいと思いつつ果たせない自分の非力を嘆きながらリハビリをするわしに彼が相談してきた内容は

「今一番の悩みは退院したらどのぐらい酒を飲めるかということなんですが」

・・・。
基本は脳出血後は禁酒だと思います。でも、

「酒のない人生は人生ですか?」と問われると

「No drink, no life」かもしれない弱いわし。側頭葉に少し隙間が生じているのに。

思わず当院で一番信頼できる看護師長にも相談して「飲酒中も必ず血圧を測って自分の適切な量を知るようにしましょう」と言おうかと思うわしがいる。主治医の先生よろしくお願いします。

それにしても他の患者様(その方もわしの担当ではないのだが)にも痛みが取れないことを相談され「焼酎飲んだら一発で治ると思うんだけどねえ」

・・・治んないと思います。しかしなぜ酒の質問ばかりなのか。あ?

回復期に入って土日休みの予定が立ちにくいもんだから、今頃今期初研修だ。

一発目は糖尿病関連。勉強になりました。ありがとうございました(へこ
blue toe syndromeなんて知らなかったもん、当院では誰一人として。


大きな声じゃ言えないから小さく書くけど某大学助教授の某リハDr.だってリハ診察でそんなことおっしゃってなかったぞ。

でも、「うちじゃできないんだけどー」と前置きして説明してくれた治療法法は一般的なものだった。・・・いろいろやってみたがうちじゃ結局b/kのアンプタ(膝下切断)になってしまったけど(涙

確か前医で心カテやってたよなー。それが原因か。
わしらPTがどうできるものでもないのだが、確定診断は病理的検査でコレステリン結晶と書いておく。勉強になった。(頭振り振り)

と言うわけで今回土日に休みを取ってしまったので、もう今月は土日休みがない。それでも知識欲には逆らいがたいので後悔はしていないのだが、やっぱり休みは欲しい。しかし講師のH先生は「先週はPT学会だったし、今週はこれだし・・・休みたいです。家族との時間がありません」
来週はともかく、再来週はH先生所属の病院主催の超人気講習会が開かれるのでそれまで休みなしなのかも。プロパーのPTは配偶者も同業の場合が多いので理解があるが、わしら中途組で配偶者が堅気の職業の場合は家族との時間がなくなってしまうのが悩みだ。

が、それでも知識欲だか使命感だか全然わかんないこの衝動には勝てないのだ、多分。そう、なんだかよくわかんないんだよなあ。患者さんのためならともかく病院のためには別に頑張ろうとも思わないし、ましてや今日一緒に帰った某病院のPTさんじゃないが、医療費削ることばっか考えている自治体のためなんて考えはもう、ぺっぺっぺだ。いや国が潤えばいろいろいいこともあるかもしれんのだが。

とりあえず明日の昼食は糖尿病食を食わされるので、しっかり糖分(単糖類)を持っていくことにする。そんなもん食って頭使って低血糖症状起こしたくない。

それよりやっぱ土日は休みたい。某医大病院H先生と違って、突然休む人がいてすっげえ忙しいとはいいつつもわしは平日に休みが取れるので申し訳ないのではあるが。

それにしても最近は研修会の後の懇親会に参加する人が少ないな。わしが参加しすぎなのか?