週刊さんでいリターンズ -35ページ目

週刊さんでいリターンズ

起業系コメントが面倒になったので(わしはまだ病院にいたいんだお)、コメントは承認制にしました。基本知ってる人のコメント以外は承認しませんのであしからず。1日10人も見にこないブログで営業しても効果は少なかろうになあ、ご苦労さま。まあ、頑張ってくれ。

急性心不全にお悩みの皆様、塩は1日6gですよ。

そもそもそんなものに悩んでいる方がわしのにきなど読んではいないと思うがまあいいや。

しかし、この咳はひょっとして夏型過敏性肺炎か?とも考える今日この頃、いかがお過ごしですか?せっかくとった連休を2日間寝込んだら何となく咳が静まってきたサラリーマン根性の染み付いた体を引きずって電車に乗ったら貧血起こしました。ぐったりと頭を心臓より下にする飛行機の不時着姿勢で電車の中を過ごしてやっとこ職場にたどり着いたら

「明日から体調不良で休む人がいるのでフォロー枠をもう一つ作ってください」

わしがフォローしてもらいたいわい!
以上愚痴終わり。

しかし臨床においてはなかなか楽しくやっています。回復期病棟は責任は重いが患者さんはよくなってくれるので嬉しいや。

先日も強烈なプッシャー症候群(体軸のずれ。脳血管障害等の患者様で麻痺していない手や足で押し付けて麻痺側に倒れてしまうこと)の患者様の静止座位や立位を修正して、OT(作業療法士)から

「さんでいさん、Kさんの移乗動作良くなってますー。トイレの時今日は麻痺足が出たんですよ」

と興奮気味に言われたので、内心えへへへへー♪と思いながら控えめに

「うんー。よくなってるよね。今日は歩いてみるよ」


と言ったらしっかり歩行場面を見られていて

「さんでいさん、あの状態で歩かせられるなんてさすがですね、
手足が全部ばらばらの向きを向いてましたもん。」

・・・全然誉め言葉になってねーよ。それは下手だってことじゃねーか。

全くその通りだ、しくしく。
悔しいのでその後、1ランク難易度を下げて麻痺側で支えながらステッピングを行ったのだが
支える所がつかめたらしく「ああ。」と納得されていたので明日が楽しみだ。

全然レベルは違うのだが、他の病院に部門長で迎えられながらも当院で学会発表や機材を他から借りてまで(というか貸してくれるんですよね)オペをする整形某Dr.の気持ちが何となくわかる今日この頃。やっぱ自分がやったことの効果が目に見えるって楽しいんですね。と、何を今更。

昨日は退院間近な患者様の膝OA進行を予防するためにインソールを作成したらグラインダーで商売道具の指を削りかけてびびりまくる今日この頃。

見当識(けんとうしき)とは、現在の年月や時刻、自分がどこにいるかなど基本的な状況把握のことであるわけで、HDS-R(長谷川式テスト=認知症の評価スケール)の2問目では今日は、何年、何月、何日、何曜日ですか?と聞くわけだ。

何月何日はともかくとして、不定休だと何曜日かがよくわからん。週末という概念も最早ない。とりあえず出勤か否か、ということだけだ。明日は出勤だが、明後日と明々後日は休みだ。休み、ということは代理要請の申し送りがある。逆に他の日に休む人から申し送りを受けることもあり、自分が休む前に自分がフォローする分はいつ申し送りを受けるのだ?と気にしなくてはならないので気が休まらない。しかも休みの希望が集まらなかった日については、人が余るので誰か有給とっていいですよ、ということになったりするので突然休んだ人が出た後に、体調不良で急に休むヤツが出たりすると、その分はフォローしなくちゃならなくて大騒ぎになったりする。

まさに昨日がそんな感じで、大体において異動したばかりでほとんどのフォロー患者様と初顔合わせであるのだが、患者様の強い要望により一人目は歩行、二人目は立位をいずれも全介助で行ったら試合終了後はもう汗だくで、休息座位時SPO2(経皮的血中酸素濃度)91%、心拍数110台になっていて、夜間の息苦しさと咳が増強していた。また心臓喘息(急性心不全)かよ。


昼も息が苦しいので臨床中マスクをするのさえしんどい。熱もなく、出るのはくしゃみじゃなくて咳のみ。40過ぎてるし、Af(心房細動)ぐらいあるかもしれんしなあ、いや心電図はとりあえず異常なかったと思うが。

と思って3日間禁酒して今日はジムにもいかずおとなしくしてたのだが、ちっともよくならない。ので、夜はたくさん酒を飲んでみた。すると夜間咳そうがひどくなった・・・横になってないから気のせいかもしれんが。

こういうことがあると棺桶に1/3ぐらい足つっこんでるよなあ、としみじみ思う。どこぞの青春がどーのと言う知事だけでなく、ネットでわしらの年代向けの美容商品広告を見るだけでも腹が立つ。八つ当たりだが。

まあ、とりあえず患者さんのためなら頑張れる、病院のためには頑張らないけどなと昼ごはんを食べながら病棟で仲が良い看護師さんと励ましあっているのだが、40代ってそんな肉体的にしんどいものなのか。わしが虚弱中年なのか、あ?

朝礼で科長代理から
「院内のマスクの在庫が厳しいため、病院のマスクを使うのは妊婦か咳が出ている人のみにしてください。
そもそも日本ほどマスクを着用する国は少なく、マスクよりも手洗いやうがいの方が有効だと(云々)」

と言っていたそばから夕方には

「電車で通勤する方は、電車内でマスクの着用が義務付けられました。」

まー、うちらのような業界から感染者が見つかるといろいろ言われるんだろうなあという大人の事情は理解しよう。それと、病院でアウトブレークする怖さはよくわかっているつもりだ。ただ、わしら医療従事者がこういうこというとまずいかもしれんが、マスク3枚して正しい着用法を守っていて最低限しか人ごみに行かなかろうが、かかる人はかかっちゃうんじゃないかと密かに思っているだけだ。血液感染のようなわかりやすさがないし。

そうは言ってもわしも大人なのでマスクを買いに行った、が見つからない。明日は1枚残っていた在庫をつけていって科長代理に事情を話すがまあどうにもならんだろうな。ネットで買ってもいいんだが、しかしこういう業界なんだからこんなとこでケチらないで病院の方でネットで買っておけや、と密かに思ったりする。

そんなことよりも、昨日いやなことがあったので相方みかんを誘って近くのスペイン居酒屋のワイン飲み放題で飲み倒してまんまと二日酔いになったわしであるが。夕方まで頭が痛かったのに、夜には相方みかんに勧められた酒を飲んでしまって一向に改まる気配がない。朝令暮改ではないからといってよいことばかりではないな。

前回のにきネタ落ちを当院の「365日医者」に話したら
「オレとM先生(本物の365日医者)を一緒にしないでくれ、相手は医者だが、オレは医師免許を持ってるおっさんだ」
だそうだ。

知ってる。わしの性格がまだわかってないな。糞と味噌を一緒に語るのがわしのオチだ。当院の医師免許を持ったおっさんが糞だとは思わないが。専門分野については信用してるし責任感はあるし。

ところで愛育の指定返上問題 であるが。
某SNSでは「院長、よく言った」という流れのようだ。

確かに「労基署の言う通りやってたら病院は成り立たない」。それは愛育に限らず救急病院では多分普通。それでも刺す医師がいたということは余程我慢ならない状況だったのか?救急病院で働く医師は当院みたいな老人病院の医者に比して使命感があるだろうが、それでも体も心も強くないと無理ですね。お体ご自愛ください。

しかし愛育は何も変わらないまま総合指定継続なのね。これで医療事故があった場合、責められるのは病院じゃなく都になるが、いいのか慎太郎?

ところでわしが実習に行った某病院のリハ部も労基署が入って改善勧告を受けたとか。で、どーなったかと言えば残業が出来なくなったので仕事を家に持ち帰るようになったそうだ。意味ねえ。

当院リハ部では個人情報の漏洩につながるのでそれは厳禁。だからサービス残業の嵐だ。刺されたら改善しにゃいかんのかもしれんが、医療業界はそゆう「熱意」と言う名の「好意」の下に成り立っている。決して良いこととは思わないが、改善して行き場がなくなるのは患者さんだ。ちなみに派遣切りにあった他業界の人がケアさん(助手)になって「人の命は重過ぎる」と辞めちゃうらしいが、緩い業界で働いてた人には医療業界は無理だよ。

もう医療なんて多分崩壊しちゃっているので、ここは外資にでも入ってもらって金持ちは高い金払って快適な医療を受けるようにするか(金持ちはケチだから現実的ではないかも。減免使うし)、とりあえず救急車の電話代は有料にして、現場の給料を捻出して欲しいな。

あと医療の進歩に関する症例以外で医者を指名する場合は高額な指名料を取ったらどうよ?糞病院や医師免許だけのおっさんおばはんを駆逐するためにも是非。他院で見放したリハを請け負う当院のリハにも特別料金を…無理か。

「365日、24時間医者であれ」という有名なお医者さんの言葉があるそうですが。

退院近い患者様のことでDr.と話をしていたら、突然

Dr「確定申告に行ったら、税金追加で○○○万(秘密)払わなきゃなんない」

わし「は?」

Dr「普通でも×00万払ってるのにさ、どうすりゃいいんだ」

「あのね、税金は稼いでる以上には払わなくていいのよね?」というわしは株屋出身で税務はまあ得意。

彼は年末年始も当院の当直に出て、他院のバイトを2つ掛け持ちして365日休みなし。
まあ、当院のような長閑な病院では当直は寝られるので大丈夫らしい。
今年のテーマは「どこまでやれるのか」にしていたら予定より年収が多くなってしまったようだ。

Dr「来年のテーマは診断能力をつけるなんだよ」

なので、スキルアップにつながらない当院は辞めて、診療所勤めをするのだが、

Dr「だからいろいろな本(専門書)を読んでるんだけどどれにも”いい医者につけ”って書いてあるんだよね」

残念ながらその診療所は一人職場である。

わし「当たり前じゃん。いいとこ行かないと上手くならないよ。だからあたし達だって外に研修に行くもん、うちじゃ症例集まらないし」

Dr「他で断られて行き場がないケースが多いもんね」

ぶっちゃけすぎトークではあるが本当なので仕方ない。

わし「1年ぐらいなら大学病院のICU行きゃいいじゃん」

Dr「家庭崩壊するからやだ。先生たち皆崩壊してたもん」

わし「そういや、大学病院のえらいお医者さんって親もその親も医者が多いかも。親を見てそんなもんだと思って耐えられるのかなあ」

Dr「あるかもねえ」

そこからわしが先週お世話になった病院の話になる。江戸時代から代々お医者の家系のDrもいれば、親兄弟全部医者という某先生もいた。

その某先生、日本で有数の外科医なのだが、ご兄弟二人は世界で有数なレベル。そのうちのお一方が冒頭の「365日医者」である訳だ。その話をしてくれた某医大の講師先生が

「今日のミーティングは議題が多いって言ってんのに構わず自分のしたい質問をするんだよなあ。でも空気は読むから最後は必ず引くんだよ、育ちがいいからな。あれ、構って欲しいのかなあ。兄弟二人が世界レベルだもんなあ、キツイよなあ」

日本有数レベルだというのにこの言われようはどうなのかと少し気の毒であった。

結論:365日医者であると
1.年収が増える。
2.兄弟がやさぐれる。

目覚ましが鳴るが動けない。25分経過してから始動。急いで出たのだが、メディアを持つのを忘れて戻ったら1本乗り遅れた。すれすれに飛び込んでミーティングに出ると、チームの若いPTさんから

「・・・大丈夫ですか。顔が疲れてますよ」

「大丈夫です。レポートも形にはなりました。今日は助手にでも使ってください」

トップのW先生は
「すごいね」といいながらも「今日は休憩していた方がいいんじゃない?」

確かに疲れている。が、経験上1日なら持ち堪えられそうだ。
とりあえず病棟についていく。今日は他の病院から週に一度研修にくるというPTさんも一緒だ。

気を遣ってか、わしに話しかけてくださるのだが、残念なことにわしの知覚応答速度がいつもより遅い。理解できるまでに3秒ぐらいの遅れがある。むー。睡眠不足は細い線維から障害されるのか?しかし何によって?と考えているとすごい雪だ。わしがレポートを4日で仕上げたのがそんなに大事なのか。

午後からはCPXのお手伝いをして合間に今日のCPX担当の循内医の内輪話に受ける。I先生から文献の別刷りをたくさん頂く。そして3時半からO准教授の添削を受ける。時々冷や汗をかくような質問をされるが、勝ち目は全くないのでありがたく間違いを直して頂き終了。ありがとうございました。(へこ

きつかったけど楽しかったです。

しかししばらくもうレポートはいいや。

睡眠時間はほぼ2時間。学生の実習時代だったら普通。
臨床をやっている最近だとあと1時間は寝て起きたかったがまあ1日だったらなんとかもつかな、という所だ。

「7つ出来てるし、今日は午後CPX(心肺運動負荷試験)もないから午前見学しても大丈夫だと思うけど」と思ったのだが朝から「レポートやってください」とはっきり言われたので室温22℃、湿度40%に設定されたCPXルームに篭って残り3症例の打ち込みをする。

静かなので時々睡魔が襲ってきてあっさり負ける。が、寒いのですぐに目が覚める。寝たら死にそうだ。

能率は良いとは言えないが、何となくほとんど運動処方まで終わり考察を残すぐらいになる。するとO准教授登場。とりあえず、形になったのはこれだけですが、と添削をお願いする。1時間かけて私に質問したりされながら丁寧に添削してくださった。ありがとうございます(感涙

急いで必要なデータをもう一度洗い出してほとんど5時ピタで帰る。
最後の一踏ん張りだ。

相方と近所の魚屋でご飯を食べて添削を受けた分の修正と残りの3症例を仕上げてプリントアウトする。終わったのは3時だった。夢も見ずに寝た。

朝から「あの、見学の途中でもレポートの方、打ち込みしてていいですからね」
とトップのW先生、I先生とも遠慮がちながらもわしを心配してくださっている様子がはっきりしてくる。

聞いたところ、昨年から始まった心リハ実習外部受入制度で、テストパターンとなった第1号の病院では、受け入れた受講生が10年目以上のPTだったのでこのぐらいは知ってるだろう、と思っていたアテが外れて
「LVEF(左室駆出率=簡単に言うと心臓が溜め込んだ血液をどれだけ全身に送り出してるかという割合。心臓の機能を表す一つの指標)」の意味から説明しなくてはならなかったとのこと。それを聞いて今回受け入れる病院では


「そんなんじゃ1週間でレポート10症例あげさせるなんて無理!」


と戦々恐々としていたらしい。
そなわけでわしがお世話になった病院では、2名受け入れることにしたのだがそのうち1人はリハ部のトップの知り合いなのでともかく、わしは海のものとも山のものともわからないので心配の対象だった、という訳だ。

仕方がないので午前中はCCU(Coronary Care Unit=冠状動脈疾患管理室)でのリハが見たいです、とお願いしてCABGオペ翌々日の2回目リハに同行する。・・・これが噂のすわんがんつ・かてーてるかあ。入れっぱなしなのかあ、と口には出せないが心の中で思いっきり素人になっていた。

午前の残り時間と午後のCPX後は症例の経過・薬など必要な情報をノートに打ち込む。あらかじめ先生にお断りして居残りするが、とても人の良いI
先生と話し込んだりしてしまい、割と進まない。しかし空気を読んで7時半までにして帰る。

家に帰ったら「今日は勝負所だぞー」と相方に告げて打ち込みをはじめよう、と思ったのだがノートに入っているodtファイルからワードのdocに変換出来ずに焦る。いろいろ試したのだがダメで仕方ないからサンマイクロのプラグインをインストールし直す。30分も無駄にしたよー、と泣きながら朝4時までかかってデータが入っている分の6症例分レポート仕上げる。よくやったわし。

3時までで終わらせたかったなあ、と思いながら寝るがレポートのせいで睡眠時無呼吸症になってしまった夢をみて目が覚める。勘弁してくで(涙

初日は朝早くつきすぎたので、いつもと同じ電車に乗って実習先へ行く。

午前中は指導教官のDr.がいらっしゃるからというので早々にリハ室に戻る。
見学しているうちにいらっしゃった准教授のO先生。病院名を言うと

「ああ、あのH市の老人病院ですね」
・・・その通りです。
自分達ではリハビリが有名とか思ってるらしいですが実情はただの老人病院ですよ。

でもな、老人の医療には大学病院の医療にはない面白さもあるんだぞ。
わしの性格的には競争やプレッシャーの多い大学病院の方が合ってるけどな。いやだ、もうできないといいながらどんどんツボにはまっていく自分がいとおしい今日この頃だが研究はまだやってないもんな。今年はやるぞ。

先生から質問をどーぞ、と言われたままにいくつか質問をする。
そのどれもが当院のダメさを曝すものだった。

先生「(悲しそうに)心不全の増悪とか一度リセットしなきゃならない場合もあるんですがね・・・循内医が(患者さんの心臓の)環境を整えるのは苦労するんですよ。薬を止める前に一言相談していただけるとありがたいのですが・・・」

・・・ごめんなさい。しかしどこに謝ったらいいのだ?
当院の患者様に対してか、当院に患者様を送った循内医の皆様にか、
それとも当院に恥をかかせたわしにか?

そして先生からは「トレッドミルで歩く人の血圧を測ったことがありますか?」

「ないです。エルゴはあるんですが」

「やってみてください。なかなか難しいですよ」

患者様にお断りを入れて測ってみる・・・聞こえねえ!手ごたえから120台とは思うがモーター音で全然わかんない。

わし「・・・(涙目)」

先生「貸してみてください。・・・120の82ですね。」

わし自身もダメだ、という証明をしてしまった。

ダメ病院から来たダメPTか(涙

しかしわしの面倒をみてくれているI先生はとてもよい先生なので、文献の別刷りをくださったり、質問に答えてくださったりでCPX(心肺運動負荷試験)の後も話し込んでしまって症例の詳細の打ち込みをはじめたのは3時。2症例しか詳細を打ち込めていない。

家に帰ってせめて2例を仕上げなきゃ、と思ったのだが相方の「ワイン開けようワイン開けよう」の誘惑に勝てず飲んでしまい、1症例しか出来なかった。

生まれてすみません。

今日からPT的には心リハのメッカ・某大学病院で1週間の研修をしております。

方向的にはいつもの病院と緯度はちょと遠いが経度は近いのでほぼ同じぐらいで行けた、ので朝早く出て早く着きすぎた。そしてバスの中で緊張のあまり軽く気持ち悪くなった。どうしてこうヘタレなのだろうと強張った顔でご挨拶して朝の打ち合わせに参加する。

ここでは心リハPT界で良く知られたベテラン2人に指導され、2ヶ月ごとにグループのPTが1人ずつ研修をするそうだ。まだ2年目という女の子が一生懸命ケースの説明をしている所にベテランが突っ込む。羨ましい、が自分、がやるのは辛いなあ。病名や術式は全て略語だ。MI(心筋梗塞)、HF(心不全)IHD(虚血性心疾患)は当院でも良くあるので説明はわかる。心オペ設備がない当院だが、TAA(胸部大動脈瘤)、AAA(腹部大動脈瘤)はDAA(解離性大動脈瘤)は経過観察中の患者様がいるのでともかく、CABG(バイパス術)、VRまたはVP(弁置換術)は絶対担当しないので講習の知識を思い出しながら何とかついていく。が、
「これはIEですね。はじめは炎症性の肝機能障害から・・・(後略」

あい・いー?
ごめんなさい、聞いたことがないのに黙ってました(涙
カルテから弁に何かが付いていたというのはわかったのですが。

感染性心内膜炎(Infectious Endocarditis:IE)、と自分の為に書いておく。

月曜は昼カンファだそうで、昼休みはほとんどないまま参加する。直にご退院のケースの確認である。ある患者様の飲酒の可否についての話になる。

PT「個々で閾値も違いますし、350-500mlまではいいと思うのですが」

ずきっ。

Nrs「以前かなり飲んでいたようですねえ。できれば350(ml)で収めて欲しいんですけど」

・・・ごめんなさい(涙

Dr.「BSはずっと問題ないので500まではいいって言っちゃってます」

・・・ありがとうございます。

PT「じゃあ500までで統一、ということで。」

Dr.「その代わり、つまみは厳禁ね。」

・・・気をつけます(涙

こんな話を聞いちゃったせいか、午後のCPX実習後に渡された症例のケースレポートをまとめている時、心臓の裏が痛かった。心臓性、というよかたぶん心因性の痛み。ヘタレなわし。

明日もがんばるぞー。

風呂入ってビール飲もう。
昨日まで、ビールの他にワインをバカな夫と二人で1日1本開けていましたが今日は350ml缶1本にしときます(涙