【1774】コロナ私見#696(専門家4人衆)
私がコロナ記事を延々と書いているのは、政府の専門家の酷さが目に余るものがあったのに、結局何のおとがめも無しに、真実が曲げられたまま騒動が収まったためです。これではコロナの経験が次には全く生かされません。同じことを繰り返すだけです。
その専門家の中心の4人衆です。そうそうたるメンバーです。学界を代表すべき人物です。
この4人は、5類変更の意見が強まった頃から連名で資料を出すようになりました。それまでの委員会は各委員の報告書を並べるだけで、委員会としての意向はあまり強く出していませんでした。しかし、この頃から座長が連名で出す文書が重みを帯びたようです。
第一回は2022.10.05です。
結局何を言いたい資料か読んでみても全くわかりません。不確実なことが一杯あってわからないが、今後コロナの第8波とインフルエンザが来るであろう、というような何とも曖昧な内容です。今後の対応を決めるべき段階で座長が出すような文章でしょうか。また32件の引用文献は殆どが英文の海外のものです。第7波まで来ているので、日本のデータ、文献も一杯あるはずですが、何にも引用されていません。欧米を引用すれば権威がつくと思っているのでしょうか。それとも日本の研究者は何もしていないのでしょうか。執筆者も研究者なので自らのデータで説明すべきです。
その中で、インフルエンザが撃退されたのはコロナ対策のおかげだと公言していました。ウイルス干渉のことは何も述べませんでした。世界中からインフルエンザが消えたことを人の対応でできたと本当に思っているのでしょうか。人々が対応開始する以前に消えていたのに、です。私は今まで委員会はウイルス干渉には触れないだけで、コロナ対策のおかげとは明言していないと思っていたのですが、委員長自らが公言していたのですね。私に言わせると、犯罪の証拠を残していたようなものです。
冬を迎えていた南半球は、インフルが増え始めていたのが、コロナが出現した途端消えました。人々がコロナ対策を取り始める遙か前のことです。科学者ならこれを見た途端にウイルス干渉を思い浮かべるはずです。わずか数週間でコロナ対策が南半球全体に徹底する筈がありません。
第二回は2022.10.20です。
その頃、5類への変更の意見がますます大きくなり、政府もその意向に傾きかけていた時、この4人が慌てて出した反論資料です。
この頃は第7波まで来ており、科学者なら今までのデータ分析をまとめて冷静に今後の見通しを述べるべき段階でした。膨大な実績データが積み上がってきて、専門家は知見を持てたはずです。
科学者はデータでものを言うべきです。この資料に載っている全データを見てみました。
下記はインフルエンザとコロナの感染データです。まあ普通のデータです。ところが、彼らはこのデータからコロナはインフルエンザより遙かに伝染性が強いと結論づけているのです。どう見ても同じです。
派生波が次々に発生しているという図です。亜種にどんどん変わるというのはこの頃には一般人でも常識になっていました。だからそれがどうしたという程度のものです。データは外国のものです。どうして日本の自分らのデータを使わないのでしょうか。
「暴露」と言っていますが、「感染」の各国の状況です。「暴露」ではありません。基本の言葉すら間違っているのです。データも病院の経営、運営に関するもので病気の本質を捉えるものではありません。何の意味もありません。シンガポールを唐突に出した意味がわかりません。
これは再感染があり得るというデータですが、普通にありえる話で、脅しにしかすぎません。やはりそれがどうしたという程度のものです。欧州のデータでは何が言いたいのかわかりません。
これは免疫が時間とともに減衰するというデータです。これも当たり前です。
超過死亡が増えているというデータですが、超過死亡増加の原因を委員会は何の調査もしていません。アジアの死者ランキングが上がっていると言っていますが、終息状態に近い欧州と比較しても何の意味もありません。
今まで感染が少なかった地方で最近は感染が増えているというデータです。これは私の見解では同じゴールに向かって、地方が追いついてきたと見ています。ただ5類にするかどうかの重要事項ではありません。
長期化の影響ですが、これも5類化とは関係ありません。
結局、これだけのデータです。素人にはわからないデータで脅かしているだけです。第7波までのデータを分析して今後を見通すという姿勢は一切見られません。5類変更に際して必要なのは、特別扱いすべき病気かと言う点で、特に重症化率、致死率のデータです。ところが彼らは海外の「感染」の生データをそのまま持ってきただけです。素人を脅かすだけのデータ羅列にしかすぎません。とりあえず不安になりそうな手元の海外データを並べてみたにすぎません。日本の7波までの貴重なデータはどこに行ったのかというものです。これが政府の方針を左右する専門家の責任者がやることでしょうか。結局5類に変更する基準を何ももたないまま、ずるずると引き延ばしだけを図ったのです。それも海外の訳のわからないデータを使ってなのです。英国は致死率がインフルエンザの2倍になったら規制を解除するという明確な判定基準を最初から持っており、その通りに迅速に解除を決定したのです。見習うならこの点の筈です。
この前週には大阪府がこんなデータを出していました。致死率がどんどん下がっていること、重症(肺炎)を経て亡くなる方が極めて少なくなったことを明記しています。これを捉えて愛知県知事は「今のコロナ計上死者はコロナ起因ではない」と断言していたのです。こんなデータこそ、4人衆はまとめるべきでした。それを海外感染データでごまかし、大阪府の動きを、「致死率、重症化率のみで判断すべきではない」と言って切り捨てたのです。インフルエンザとの比較も「データの計算方法が違うので比較できない」と言って、法律で規定されている比較の努力を何もしなかったのです。
素人の私のデータです。これは第8波まで入っていますが、第7波まででも十分弱毒化してきたことが読み取れます。5類変更に必要なデータはこういうものです。この4人衆からは、重症化率、致死率のデータは最後まで出ませんでした。死者は本当に徹底無視だったのです。私の言う重症者率は入院患者数からのデータで、入院期間が10日とすると重症化率はその1/10になるような簡易計算値です。1/10にすれば、大阪府の重症化率0.03%とほぼ符合します。専門家ならもっと正確に把握できる筈です。
第三回は2022.12.14です。
ますます強くなる5類変更の動きに対抗して、インフルエンザとは比較できないと必死に述べています。5類変更に反対しているのです。自らは重症化率、致死率をまとめたこともなく、インフルエンザと比較したこともないのに、地方自治体が行うとケチをつけているのです。自分らは死者のデータを出したことは一度もありません。
懸念ばっかりの一般論を述べるばかりで、自らデータ分析したり、方向を提案したりは一切していません。何もしない評論家そのものです。
それに対し、自治体は何とか打開したいと必死で分析、提案しています。
大阪府に加えて静岡県も訴えていました。専門家はこれも一笑に付したのです。
茨城県も訴えていました。これらを全て不十分として却下したのです。それに変わる分析は何もしていないのにです。この資料ではオミクロン以後、コロナ死者の平均年齢は平均寿命と同じだと言っています。コロナ死者はコロナ起因ではなく、寿命だと示唆しているのです。
詳しくは下記を見て下さい。
【1576】コロナ私見#539(専門家の貧弱な資料!) | 住田正彦のブログ(コロナの真実)
私は、後ほどこの中の資料からコロナが入ったら肺炎が激減したとの結論を見いだしました。コロナがインフルエンザを撃退したが、コロナの肺炎死者は極めて少なかったので、トータルではむしろ呼吸器系死者は減ったのです。彼らは単にコロナの死者はインフルエンザより多いと言うために使った資料です。全く分析していません。
【1760】コロナ私見#683(肺炎の激減) | 住田正彦のブログ(コロナの真実)
下記は専門家の肺炎関係死者の資料です。青のコロナが赤のインフルエンザより多いと言いたいために出したものと思います。言わば、これが彼らのインフルエンザとコロナの比較なのでしょう。これ以外の第三回の資料は超過死亡のデータばかりで、これが唯一意味のありそうなデータでした。しかし、私には入手できない貴重なデータです。今までもこれ以外にインフルエンザと比較したデータはありません。
一見コロナ死者の方がインフルエンザより多いように見えて騙されてしまいますが、私は実際は下記の図のようだと思います。インフルエンザの死者は計上値よりずっと多く、コロナの肺炎死者は少数だったのです。コロナの進入でインフルエンザが撃退され、コロナの肺炎死者は少なかったため総肺炎死者は減少したのです。特にオミクロンでは肺炎で亡くなる人は激減しました。上の図で赤は過小評価、青は過大評価だったのです。彼らは珍しく出した死者のデータで墓穴を掘ったのではと思います。茨城県のデータでは、コロナ死者の平均年齢は寿命と一致しており、寿命を迎えた人がたまたまコロナ陽性なのでコロナ死者にカウントされただけと示唆しています。ましてやそれを肺炎死者にカウントするのは大間違いです。
彼らは、「WHOは①感染性②重症度性③社会へのインパクトで判断しろと言っている」と主張していますが、彼らこそ「感染性」ばかりで②、③は調査も何もしていないのです。茨城県が言っているように、コロナ死者の平均年齢がオミクロンからは平均寿命と同じなら、③の社会へのインパクトは極めて軽微です。ところが専門家はコロナ死者の年齢別分布も調べたことがないのです。そもそも死者は無視だったのです。
下記は私が調べた年代別分布です。コロナ死者は総死者、インフルエンザ死者と同じなのです。こんなデータすら専門家は出していないのです。よくそれで「社会へのインパクト」など口に出せますね。
2022年にコロナ感染者は2700万人でした。全国民の約20%の人が感染したことになります。総死者は157万人でした。その20%の31万人が陽性だったとしても不思議ではありません。一方コロナ計上の死者は3.9万人でした。コロナ死者は寿命で亡くなった人がたまたまコロナ陽性だったと考えても全くおかしくないのです。PCR検査で陽性ならば全てコロナ死者に計上されるのです。肺炎死者が少ないはずです。愛知県知事の「今のコロナ死者はコロナ起因ではない」という発言とも合います。
追加2026.6.5
私は年代別感染率をまとめていました。下記のように高齢者の感染率は低いのです。一方総死者は殆ど高齢者です。高齢者の感染率を5%とすると死者のうちコロナ感染者は157万人x5%で7.8万人で3.9万人にぐっと近くなります。これからも茨城県の示唆は当たっていると思います。オミクロンでのコロナ死者は寿命を迎えた人がたまたまコロナ陽性だったのでコロナ死者にカウントされたのです。肺炎死者が少ないのは当然です。
先に述べた大阪府のデータでは第7波でコロナ計上死者のうち重症者(肺炎)は60/1226で5%です。
下記はコロナ以前の肺炎の死亡割合で7%ほどです。何も差はありません。つまりコロナ計上死者は従来の寿命死者を陽性だったという理由でコロナにカウントしただけなのです。
2022.12.14,2022.12.28には尾身会長、この4人組が有志という形で記者会見で反対を表明しました。会長、座長が「有志」なのです。
【1580】コロナ私見#542(無統制の委員会) | 住田正彦のブログ(コロナの真実)
12.28の会見では脇田座長が「死者が増えており調査が必要」と言っていました。その結果が1月の委員会で発表されましたがひどいものです。大阪府の素晴らしいレポートと比較して下さい。
【1597】コロナ私見#556(酷い専門家) | 住田正彦のブログ(コロナの真実)
第四回は2023.4.19です。
5類化が決定され、実行される直前で、まとめの論文を出しました。あきらめて仕方なく出したのでしょう。
コロナ対応の最終まとめにもなるべきものでしたが、ひどいものでした。何もわかっていません。私の意見と比較しています。どちらが正しいでしょうか。
【1703】コロナ私見#640(低レベルの専門家) | 住田正彦のブログ(コロナの真実)
結局、専門家委員会はコロナの科学的真実には目をつむり、補助金目当ての政治活動に終始したと私は思っています。専門家の犯罪だとまで思っています。ひどい話です。
この後、2023.4.28にこの4人組ではありませんが、コロナに関わった人達が記録集を出しました。これもひどいものでした。地方自治体のデータに重要な数値データが少し見られる程度のものでした。
【1628】コロナ私見#579(専門家報告書は無為無策犯罪の証拠) | 住田正彦のブログ(コロナの真実)
参考
私のコロナ論の総まとめです。この2つに私の意見は集約されています。専門家が真実を何も話さないのを論破したと思っています。
【1698】コロナ私見#635(総まとめ①感染原理) | 住田正彦のブログ(団塊世代の思うこと) (ameblo.jp)
【1699】コロナ私見#636(総まとめ②事実編) | 住田正彦のブログ(団塊世代の思うこと) (ameblo.jp)
さらに政府の専門家と私の意見の対比記事です。
【1703】コロナ私見#640(低レベルの専門家) | 住田正彦のブログ(団塊世代の思うこと) (ameblo.jp)
専門家の酷さをNHKデータと比較しました。






































