【1717】コロナ私見#650(2023年死因)
2023年の死因と2024年4月の死者数が発表されました。4月も相変わらず死者は多いままです。いつになったらコロナ以前に戻るのでしょうか。
2023年は2021年に比べると13.6万人の死者増でしたが、そのうちコロナの増加は2.1万人でコロナ以外の死者が11.5万人増えています。これで2022年、2023年と2年続いての増加となります。2024年も同じような状態が続いており、今のままでは従来延長の線より3年続いて15万人ほど死者が多い異常な状態になります。平均寿命がこのままでは3年ほど短くなる危機的な状況です。しかし、報道は全くされず、医療界も何も問題視していません。
右側は2023年の死者全体の死因です。左側は2021年と比較して増加した死因です。老衰、循環器、誤嚥性肺炎、呼吸器の寿命性死因が増えています。年寄りの病気です。ただ同じ寿命性の腫瘍(癌)は全体死因ではトップですが殆ど増えていません。私はこの死者増はコロナ騒動による医療混乱が原因だと思っています。その場合、緊急処置が必要な病気の死者が増えると思います。老衰、循環器、誤嚥、肺炎とも時間を争う場合が多いと思います。誤嚥性肺炎の増え方が大きいのは緊急処置の問題だと思います。一方癌は長期にわたる病気なので、救急が多少混乱しても死者が増えることはないのではと考えます。一部の人は死者の増加はコロナワクチンのせいと言いますが、それなら免疫に絡むので、逆に癌の死者が増えそうな気がします。7月末には2023年の平均寿命のデータが発表されます。伸び続けてきた寿命がこの2-3年急に短くなったのがわかる筈です。その時またレポートします。
全死亡と増加死亡の死因の相関図です。腫瘍は全く増えず、老衰、誤嚥性肺炎、コロナが増えています。コロナは死因が書いていないのが80%と言われていますので、コロナ陽性ではあったが真の死因は別と考えられます。これから、老人が救急で治療を受けられなかったというのが浮かび上がってきます。
救急搬送困難数はコロナ以前の5倍程度になり、一向に減っていません。病人が増えたから救急搬送が増えたのか、搬送困難数が増えたから死者が増えたのかはこれからはわかりませんが、私は後者だと思っています。専門家がヒアリング調査をすればわかる筈と思いますが、誰も行いません。そもそも死者が増えたことを無視しているのです。問題意識が全くないどころか、隠しているとさえ思います。
国立感染研究所の超過死亡(例年より増えた死者)のデータです。2023年春以降は超過死亡はありません。つまり死者は増えていないと認識しているのです。これは超過死亡の計算が前年度に重きを置いているためです。WHOのコロナに対する指針と異なっている方法です。従来からこの方法を取っているようですが、感染が5年にも及ぶコロナに対しては違う方法を取るべきです。WHOはコロナ以前を通常年としているのです。
超過死亡に関する私の記事です。
【1701】コロナ私見#638(これは酷い) | 住田正彦のブログ(団塊世代の思うこと) (ameblo.jp)
【1702】コロナ私見#639(感染研回答) | 住田正彦のブログ(団塊世代の思うこと) (ameblo.jp)
WHOが世界の超過死亡を同じ基準で集計しています。その日本のデータを重ねました。2022年までは感染研とほぼ同じですが、2023年は感染研の方は0になりましたが、WHOの定義では相変わらず大量の超過死亡がでています。WHOの方がより実態を表していると思います。今も日本では大量死が続いているのです。感染研は事実を隠したがっているようにすら思えます。大量死はいずれ寿命のデータとして現れるので隠しようがないのですが。2023年の寿命は7月末に発表されます。
感染研の2023.11~2024.1の超過死亡のレポートです。超過死亡は0と言い切っています。WHOのデータでは大きな値になっています。
以前に載せた寿命です。2023年は推定ですが、もうじき確定します。このままなら2024年も下がります。伸び続けてきた寿命が4年連続で下がる極めて異常な事態です。しかし、専門家は超過死亡は0、つまり平常通りと言っているのです。