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私のコロナ論の総まとめです。

【1698】コロナ私見#635(総まとめ①感染原理) | 住田正彦のブログ(団塊世代の思うこと) (ameblo.jp)

【1699】コロナ私見#636(総まとめ②事実編) | 住田正彦のブログ(団塊世代の思うこと) (ameblo.jp)

政府の専門家と私の意見の対比記事です。

【1703】コロナ私見#640(低レベルの専門家) | 住田正彦のブログ(団塊世代の思うこと) (ameblo.jp)

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【1714】コロナ私見#647(台湾との政策差)

 

私は日本の専門家は病気の重度判定を何も行わず、最後まで感染者の増減ばかり問題視し、政府が5類変更を決めた際も最後まで反対するという酷いものだったと批判しています。その点、台湾は極めて対照的な対応を取りました。それを振り返ります。

下記は日本と台湾の比較です。台湾ではコロナに対し封じ込め作戦を取り、海外からの流入も含めて、日本の第五波にあたる時期まで完全に感染者の発生を押さえ込んでいました。ただ、私はいつまで防ぎきれるかは甚だ疑問だと思っていました。そんな中、台湾はオミクロン株が少し立ち上がった時に、突然ゼロコロナ政策の中止を発表したのです。その後、感染爆発が起き日本を遙かに上回る感染者が出たのですが、何もパニックは起こらなかったようです。

 

 

その時の記事です。わずか281人の感染者が出た段階で政策の変更を決定したのです。しかも、1日20万人もの感染者が出ることを予想し、収束の時期まで明示したのです。台湾の人口は2000万人ですので、1日20万人と言うことは2ヶ月ほどで殆どの国民は感染することになります。つまり、私の言うように、全員が感染して終息するということを明言したのです。どこかの国のシミュレーションと大違いです。その時点では、ゼロ政策をとったニュージーランド、香港などが軒並み感染爆発を起こしているが、オミクロン株は致死率がインフルエンザ以下に低下していることを把握しており、決断したのだと思います。同じアジアの日本の第六波のデータ(致死率の低下)も参考になった筈です。感染者がまだ急増している最中の5/18に追加緩和を発表したのは、それまでのデータでオミクロン株の台湾での致死率を把握した上でのことだと思います。日本では考えられない対応です。全ては致死率が基本なのです。英国もそうでした。感染者が激増している最中に規制緩和を次々に打ち出しました。ところが日本では致死率を全くモニターしなかったのです。これは専門家の怠慢、いや犯罪です。

 

 

政策変更は今までの失敗を認めることになりなかなか出来ないのですが、病気が先行している他国の状況を冷静に分析して、国民の非難覚悟で政策変更を断行したのです。政府の信念ある説明に国民も納得したのか、感染爆発にもかかわらずパニックにならず収まりました。日本の専門家はこれ以降も何も分析も重度判定もせず、最後まで感染者のみにこだわったのです。失敗は失敗と認めて正しい修正を行うのが科学者、政治家の取るべき道です。日本は本当に情けない専門家とそれに引きずられた役人、政治家でした。

 

台湾のその後もフォローしたかったのですが、途中で香港、台湾のデータは表示されなくなりました。中国の圧力でしょうか。

 

私の当時の台湾の記事です。

【1476】コロナ私見#445(冷静な台湾) | 住田正彦のブログ(団塊世代の思うこと) (ameblo.jp)

 

ちなみにその後のデータです。台湾政府の予測通りに、5月下旬にピーク、7月に収束しました。これを感染者281人の時に予測したのです。世界のデータを分析していたら、正確な予測ができるのです。日本のシミュレーションのいい加減さとは対照的です。「まだまだ増える。」と言い続け、減り始めたら「理由はわからない。」と言っていたのが日本の専門家です。

 

イギリスも感染激増の最中に致死率を見て規制緩和を決めました。台湾と同じです。その私の記事です。

【1704】コロナ私見#641(日英比較) | 住田正彦のブログ(団塊世代の思うこと) (ameblo.jp)

イギリスの致死率と規制緩和の関係です。