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父、デイサービス始めました―コレステロール改善、お盆休み

いやがっていた父を説得し、7月末からデイサービスに行かせています。「リハビリ専門デイサービス」とのことで、母が生前通っていたところのように折り紙、ぬりえなどのお勉強?の時間や茶話会のようなものがないのが父にとってはいいようです。

 

春の脳梗塞発症と退院以来、毎日ミニトマトを食べさせているせいでしょうか、それとも不忍池の弁天堂にお参りしたご利益でしょうか。

8月初めにてんかん専門医のところで受けた血液検査で、父のコレステロール値が改善していました

 

弁天堂にお参前回のブログで不忍池のハスの写真をアップしましたが、弁天堂の手水舎にもきれいな造花のハスが飾られています。

お盆休み前の最終出勤日は13日の金曜日(笑)。そのせいか、とても疲れてしまいましたが、

近所のスーパーでホオズキの枝を300円台で売っていたので、仏壇に供えました。

母が好きだったので。

コロナウィルスは蔓延しているし、天候もずっと悪く、今一つ気持ちの晴れない盆休み。

ちょっとした買い物の他は外出しませんでした。家の片づけなどをもっとしたかったのですが、

日頃の疲れが出てしまって。

 

それでも最終日、雨もよいで涼しいのを幸いに冷蔵庫の野菜室を掃除しました。

それからPCの前でねばって、やっとこさコロナワクチン1回目接種の予約を

取れたのが、まあよかったことでしょうか。

 

 

ハスを楽しむ その2

盆休み前、運よく?30分ほど早く出勤できた時は不忍池へ行って、

あわただしくですが、写真を撮っています。

 

比較的近くで撮れた花と開きかけのつぼみ。これが今シーズンベストの写真かも。

 

光をあびてまるで灯籠のように見える花。ご先祖様、これが今年の迎え火です?

 

 

これはゆれる柳の枝の間から、幻想的。

 

葉の陰ですが満開です。

 

これも葉の陰ですが、色あざやか。

 

そして花とつぼみ…

 

これも花の中から光が…、ご先祖様、これが今年の送り火です?

 

コロナと悪天候で籠城中、今ひとつ、気持ちのさえないお盆休みではありますが、撮りためたハスの写真を眺めていたらいくらか心が明るくなってきました。

眺めていたら気分がよくなってきました。

 

 

桃とういろうを味わう

今年も信州の友人から桃が届きました。オリンピックもメダリストもめでたさが

中ぐらい?な夏、桃の瑞々しさで生き返るようです。

 

友人の旦那様の赴任先のお土産のういろうのおまけつき。きれいな彩とソフトな甘さを味わいました。

御礼にいつものシュウマイと今年はガンダム?―つまり山下埠頭にある動くガンダムにちなんだ何か―おまけをつけて送ろうと思うのですが、コロナの感染爆発に猛暑、出かけるのもままなりません。でもお盆休み中にはなんとか

しようと思います。

 

 

岡本綺堂『影を踏まれた女―怪談コレクション』(2006年光文社文庫)より 『利根の渡』他

不忍池の弁天堂の手水舎(てみずや)にホオズキの鉢がおかれていました。2018年に亡くなった母もホオズキが好きでしたが買ったり育てたりする余裕が我が家にはありません。ですのでここでたっぷり見られてありがたいですね。

 

そういえば前回のリオのオリンピックの時はまだ母がいたのだな…と死者をしのびつつ、閉会式を視ているとなぜか怪談を読みたくなって来ました。そこでおなじみの岡本綺堂を本棚から取り出して拾い読みしています。台風が接近していて、急に滝のような雨が降ったり、強風が吹いたり、そうかと思うと日がさして暑くなったり不安定な気候のせいもあるのでしょう。

光文社サイト

https://www.kobunsha.com/shelf/book/isbn/9784334740689

 

前半は『青蛙堂鬼談』三月、青蛙堂主人なる人の家に集まった人々が順番に語る話。

 

表題作はこの本の最後、後半の『近代異妖編』の第3話です。嘉永元年の9月、親類の家を訪ねた帰りに子供たちに影を踏まれたことから心身を病んでいく娘おせきの物語。影を踏まれると悪いことがある、寿命が縮むとかいう伝説はあるのですが、家族たちはおせきの気にしすぎと考えていました。おせきは夜歩きを避けていましたが、急病人を見舞った帰り、いいなづけの要次郎と共に歩いていた夜、二匹の犬につきまとわれてしまいます…影を踏まれるというのは不意に近づかれること、気分はよくありませんね。ソーシャルディスタンスが気になる今日、おせきの恐怖はリアルに感じられます。2021年に生きる私たちもおたがいに影は踏まないようにした方がいいですね。

 

コロナと同じく恐ろしい伝染病が登場するのは『青蛙堂鬼談』第10話『黄いろい紙』。明治19年、コレラが流行した時、語り手の女の近所に住む飯田の「御新造さん」は自らコレラにかかりたがり、刺身や天ぷらなどコレラになると言われるものを食べています。コレラ患者が出た家の門に貼られるのが「コレラと黒くかいた黄いろい紙」なのです。

 

『青蛙堂鬼談』第2話『利根の渡』は2016年、70年代に時代劇化されたのを視ました。

BSテレ東サイト

 

享保初年、利根川の渡し場に毎日現れ、旅人たちに「野村彦右衛門というお人はおいでなされぬか」と尋ねる座頭。渡し小屋に住む老人平助は座頭を気の毒に思い、食べ物を与え、共に暮らすようになります。野村なる人物を探しているのはかたき討ちのためかと尋ねても座頭は何も答えません。座頭が夜中に太い鍼を磨いでいること、その鍼で泳いでいる魚を仕留める腕の持ち主であることを知った平助はいささか気味悪くなります。やがて座頭は病を得て、野村彦右衛門に会えぬまま亡くなりますが…。座頭の執念と共に彼を見守り続け、亡くなる時にもらった小判も寺に納めてしまう平助老人の善良さ、優しさも心にしみる短編です。

 

『青蛙堂鬼談』第6話『清水の井』は天保初年、由井吉左衛門の二人の娘がぶらぶら病いにかかり、食べられず、眠れず…娘たちは古井戸に浮かぶ二つの美しい男の顔に夢中になっていたのです。椿の樹の下にある井戸へもつれあって飛びながら落ちてゆく二つの蝶、古い二つの鏡、九州に残る平家の落人伝説…真相はなぜかBL風。

 

『利根の渡』の座頭が視力を失ったのも、『黄いろい紙』の御新造がコレラになりたがるのも、『清水の井』の怪異も愛欲から…結局怖いのは人間?

 

オリンピックによる三連休は今日で終わりですが、お盆休みが始まるまで通勤途中にも読みたい本です。

 

ハスを楽しむ

父のところへ送られてくる通販カタログに載っていた仏壇用のLEDの蓮をふと買いたくなりましたが思いとどまりました。そして本物の蓮をたくさん見ることにしました。

 

出勤時間を若干早くして不忍池へ。

梅雨が明ける直前の雨もよいの日。日光がないのに咲きかけの蓮がなぜか光っています。

 

まるで中で灯りがともっているかのように。この日はきれいに開いている花は撮れませんでした。

 

 

ハスというのはなかなか美しい写真を撮るのが難しいものです。岸や橋に近いところできれいに開いている花に出会えればいいのですが、日ごろの行いが悪いせいか?息をのむほどきれいに開いている花を見つけても、

ずっと遠いところだったりします。まあ、立派なカメラを用意せず、スマホだけで撮っているからしかたありません。

 

これは7月中旬、晴れた朝、初めてアップでとれたつぼみ。なぜかこれを見ていると、甘いものが食べたくなってきました。桃まんを思い出した?

 

やっと撮れた金色の芯が見えるように咲いた花。

 

7月下旬、百日紅の枝の間から。

lこのころになると散ってしまった花も目立ちますが、風にゆれる豊かな蓮の葉の間からのぞく花を眺めているだけで、暑さを忘れていやされます。

ハスの花は桜のようにいっせいに咲いて散るというものではないようです。8月に入ると盛りは過ぎるかもしれませんが、お盆近くまで花を見つけられそうです。

『名探偵ポワロ―ハロウィーン・パーティ』デボラ・フィンドレイの凄い演技力!

前々から視聴したテレビ番組についてもブログに書きたいと思っておりましたが、なかなか実行できないでおりました。

 

昨年、NHKBSで『刑事コロンボ』とデヴィッド・スーシェ主演の『名探偵ポワロ』が放送されたのは、私にとっては幸いなこと。これら二つのドラマを視る楽しみに支えられ、何とかやってこられたような気もします。ちなみに『ポワロ』と同じ土曜夕方の枠で以前に放送されていた『刑事フォイル』や『モース』も割と好きでしたが、テーマが重いエピソードもあり、『ポワロ』の方が安心して楽しめます。

番組サイト(NHK)

 

 

 

ウドリー・コモンという田舎町にあるドレイク家のハロウィーン・パーティに招かれたポワロの友人の探偵作家アリアドニ・オリヴァ。集まっていた子供の一人、ミツバチ?の仮装をしたジョイスが殺されます。アップルボビング用のたらい?に張った水に顔を突っ込まれて。

 

パーティの最中、ジョイスは「私は殺人を見たことがある。見た時は小さかったからそれが殺人だとわからなかった」と話していました。しかしジョイスは平素から虚言癖があったので皆は本気で聴かなかったのです。

 

オリヴァ夫人の依頼でウドリー・コモンへ向かったポワロは列車の中で、ドレイク家の庭を作った庭師マイケル・ガーフィールドと知り合います。庭師といっても職人風ではなく、ポワロと知的な会話を楽しめる教養人。

 

ポワロは「魔女」と呼ばれる村一番の物知りマダム・グッドボディを訪ね、近年、村で不審な死を遂げた人物を教えてもらいます。それらの中にジョイスが見たと称する殺人の被害者がいるかもしれないからです。それはドレイク夫人の夫の伯母ルウェリン・スマイス、村の法律事務所の事務員レスリー・フェリア、学校教師ベアトリス・ホワイトの三人。

 

発端となったパーティの主催者ロウィーナ・ドレイクは上品で慈愛に満ちた、非の打ちどころのない婦人に見えますが、その子供たちはちょっと変。娘のフランシスは金髪美人だけど酒浸りで身持ちが悪そうだし、息子のエドムンドはパーティの最中にエドガー・アランポーの『アッシャー家の崩壊』を読みふけるオタク風。

 

ドレイク家のランチに招かれたポワロはこの家族が伯母のルウェリンから屋敷と財産を相続した経緯、伯母に雇われていた家政婦オルガ・セミノフに相続権を奪われそうになったことを知ります。オルガは行方不明。

 

ジョイスの兄、レオポルドが水死。この兄妹の母レイノルズ夫人は彼らと血のつながらない継母。村の牧師は生さぬ仲なのに情愛が深いと評価していますが、レオポルドが死んでも聖書の『ヨブ記』を唱えてとりすましているのがどこか疑わしい…ドレイク夫人はあの夜、ジョイスが死んだ書斎にレオポルドが入っていくのを見たけれど今まで言い出せなかった…つまり兄が妹を殺した?…このドラマに登場する青少年はどこか問題を抱えています。オリヴァをこの村に招いたジュディス・バトラーの娘ミランダもとても美少女の女優さんが演じていますが、ロマンチスト過ぎて危険なめに。

ドレイク夫人を演じているのはデボラ・フィンドレイ。この女優の名を初めて知ったのは放送大学の『英語中級B―BBCドラマで学ぶ』でした。教材に使われていたキャリル・チャーチルの『トップガールズ』で探検家イザベラ・バード、重役となったヒロイン、マーリーンに自分の夫に出世をゆずるよう要求するキッド夫人、マーリーンの妹ジョイスの三つの役を演じていたのです。出演者全ての演技力に引き込まれましたが、中でもこのフィンドレイの役は演技のオリンピックがあるなら金メダル級でないと無理。どこかで見たことがある顔だなと思いましたが、ジェレミー・ブレット主演の『ホームズ』の『ボール箱』でも横恋慕で悲劇を呼ぶ女を演じています。そういう役柄なのに眼をそむけたくならず、眼が離せなくなってしまうのです。このドレイク夫人役でもフィンドレイの演技の素晴らしさを堪能しました。

 

 

 

 

ちなみに2011年に『トップガールズ』が日本で上演された際に書いたブログ、わりと

多くの方からアクセスを頂いています。

https://ameblo.jp/sumacoemi/entry-10906914255.html

 

このデビッド・スーシェ版『ポワロ』にはクリスティの原作と異なっているところもあるそうです。『ハロウィーン・パーティ』はウィキペディアで「ハロウィーンにちなみ童話的雰囲気が漂う」と紹介されていますが、このドラマを視た限りでは色と欲のために人殺しが繰り返され、私が知っているクリスティ作品の中ではかなり陰惨な方。原作は未読なので、そのうち読んでみようかと思っています。

 

でもドラマのパーティシーンで出てくるゲーム、アップルボビングとスナップドラゴンはあまりやりたくありません。水に浮かんだりんごを口だけでくわえ上げたり、ブランデーをかけたレーズンに火をつけて手でつまんだり―消防設備が作動しちゃいそう。

 

 

 

 

70年代の温泉みやげ その2 ピンクのケースの犬

前回のブログに続いて祖母の鹿教湯温泉みやげをもう一つ。

 

1972年?頃から1976年?頃、つまり私が小学生の時、同居していた父方の祖母は毎年、秋になると隣近所の老人仲間と鹿教湯温泉に一週間湯治に出かけました。自炊で男女混浴だったとか…祖母にとっては何よりの楽しみで、出発するずいぶんと前からいそいそと準備していたのを憶えています。

 

前回アップした小さな茅葺の家はおそらく祖母が初めて鹿教湯へ行った時の土産だったと思います。祖母が木彫りの鹿を指差して「鹿が教えた温泉なんだよ」と言っていた記憶があるので。

 

 

このピンクの丸いケース?に入った白い犬はその翌年以降にもらったものだと思います。祖母が何か買ってくれるのはうれしかったけれど、特に珍しいことではなく、また特に価値がありげでもなかったので、もらった時にすごく感激して「宝物にしよう」と思ったりはしませんでした―可愛くない孫でごめんね。おばあちゃん。

 

そしてこれはずっとタンスの上のこけしケースの中にずっと入っていました。

私が高校卒業後、上京して住んだ部屋にはこけし類など飾るスペースはなく、また特にお気に入りのものでもなかったので、この犬はずっと信州の実家にありました。

 

両親が関東へ移住し、田舎の家を引き上げる時、私のこけしやら人形やらの

ほとんどを処分したのは、土産物の宿命―元来粗末な作りな上に経年劣化で色あせたり、こわれたりで鑑賞価値がなくなっていたからです。

 

ところがこの丸いケース入りの犬は堅牢にできています。ケース前面を縁取っているブレードはもらった時はたぶん紫と白だったのがグレーの濃淡に色あせています。ですが中でおそらくは接着剤?で固定されている犬の足はしっかりしていて、背後が鏡になっているのも眺めると面白く、捨てられずに持ってきてしまいました。犬の傍らの赤と白の花はあの「リカちゃん人形」の帽子やバッグについていた花を思い出させます。

 

私は鹿教湯温泉に行ったことはありません。おそらく今は子供向けのこういうみやげものは売られていないのではないかと思います。鹿教湯のおみやげが白いマルチーズ?というのも考えてみると不思議ですし(笑)。

 

裕福とはいえませんがそれなりに幸せだった子供時代の思い出の品。前回ご紹介した茅葺の家や最初の勤め先を辞めた時に同僚からプレゼントされた回るうさぎのオルゴール、これも捨てられずに困っている金魚鉢等々と共に下駄箱の上のスペースに置いております。あるネットの記事によれば、一億円貯める人の玄関にはこういうものがごちゃごちゃ置いてないとのことですが(笑)。

 

祖母が「寝たきりに近いおばあさんに千代紙で作った人形、折り紙の花などをあげるとすごく喜んでじっと眺めている」という話をしていました。そして「私も死ぬ前にはそういう他愛のないものを見て楽しむかも」と。

 

1990年代初頭に祖母が亡くなった時、私は東京で就職していました。だから要介護になってからの様子はよく知りません。ただ若い頃には魅力を感じなかったこの白い犬を見て心が和むようになったのは、鹿教湯に湯治へいっていた祖母の年が近づいてきたからでしょうか?

 

鹿と小さな水車小屋―スズランの香水を買おうと思ったけど…

実は6月下旬、37度台の微熱が出て、左胸が痛みました。

昨年春と同じ症状だと思ったので、耳鼻科で同じ薬を処方してもらいました。

それで熱はとれたので、コロナではないとは思いますが、胸のもやもやは

しばらく続きました。おそらくは父の入院などでストレスが多かったためと

思われます。

 

耳鼻科の薬をもらいにいった薬局の化粧品コーナーで、スズランやバラのコロンが売られているのに気づきました。テスターをティシュに吹きかけて深呼吸してみました。3000円台です。ボーナスとは言えないまでも金一封をもらったのだから、スズランのコロンを買おうかと思いましたが…

 

家に帰って玄関に置いてあるミニチュア水車小屋のスズランを眺めてガマンすることにしました(笑)。

 

 

子供の頃、祖母が鹿教湯温泉のお土産に買ってきてくれたものです。

一応、本物の藁でできた屋根の下の壁と柱は木切れ、水車はボール紙?の豪華とはいえないミニチュア。でもこれまた小さいながら木彫りの鹿、そしてスズランの造花、全てが好きで見ていると和みます。

 

子供の頃は家族や近所の人がどこかへ行くとよくこういうちょっとした土産をくれました。タンスの上に置いた「こけしケース」といわれるガラスの棚がいっぱいになるほど。どれも価値は高くなさそうでしたので、田舎の家をたたんだ時にほとんど処分しました。でもこれだけはなぜか持ってきました。粗末な品ながら、70年代のものが形を保っているのはいくらか不思議、昔のものは作りがしっかりしているのかしら? 白かったスズランの花がグレーがかって来てますが…考えてみると家の屋根ほどの高さのあるスズランって巨大ですね(笑)。

 

乙女座生まれにとってスズランは幸運の花だと言います。

少女時代、本物のスズランの花が入っている香水―やはりどこかの土産店だったから香水などと言えるような質のものではなさそうなのを買って耳の後ろに塗ってました。

 

20代の頃、やはり三越か伊勢丹でいかにもスズランらしい緑色のキャップの

おそらくは英国製―とにかくラベルに「Lily Of the valley」とあるコロンを買ったこともありました。そう同じシリーズの「Rose」はピンクで、ラヴェンダーは淡い紫のキャップでした。

 

乙女座生まれの私、スズランのコロンを使っても特に幸運はありませんでしたが、不運もないからまあいいか。(笑)

 

「思い出だけじゃ生きていけない」という歌の文句がありますが、

思い出にひたると衝動買いは防げることもあります。

 

 

横溝正史 刺青された男 (1977年、角川文庫)より『探偵小説』等

アマゾン

https://www.amazon.co.jp/%E5%88%BA%E9%9D%92%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F%E7%94%B7-1977%E5%B9%B4-%E8%A7%92%E5%B7%9D%E6%96%87%E5%BA%AB-%E6%A8%AA%E6%BA%9D-%E6%AD%A3%E5%8F%B2/dp/B000J8UPIK

 

NHKBSで再放送されたドラマ『獄門島』を視たことから、久しぶりに横溝正史を読みたくなりました。ちなみにあのドラマ、クライマックスで金田一耕助(長谷川博己)と僧の了然(奥田瑛二)二本の柱のある寺の本堂の廊下?のような天井の高いところで事件の真相を語りあうシーンがありました。くすんだ赤の毛氈の上で向き合う二人の向こうには明るい緑の樹が茂る庭、 なのにその両側、それぞれの人物の背後は夜のように暗い不思議な空間。あれはセットなのかしら? もし実在する寺なら行ってみたいですね。

 

『獄門島』も家にありますが、横溝の長編は今ちょっと気分が乗らないので

この短編集をひっぱりだしました。表題作は大正から戦中にかけて神戸と上海を舞台に中国名を名乗る美女をめぐる伝奇ロマン。

 

また冒頭の作品『神楽太夫』は戦争中、疎開先で茸狩りに出た語り手が、山中で出会った山賊風にも見える男から聞く顔のない死体の事件。秋祭りの季節に村々をまわる神楽太夫の一座の若者二人が被害者と被疑者になる、どこか『遠野物語』のような雰囲気の短編で、心だけは山歩きしました。

 

 

『探偵小説』も東北線N駅の待合室が舞台。巻末の解説によれば、作者が戦後初めて発表した作品とのことです。

 

 「待合室たって改札口の前にあるのではなくて、ほら、プラットホームによくあるでしょう。長方形の箱みたいなのが。あれなんですが、幸いそこにはストーブもあるし、今とちがって石炭なども山のように積んであります」(引用)

 

文中に「コロラチュラ」という言葉が出てくることから語り手は鮎川というソプラノのオペラ歌手。物資が不足した戦中に燃料も豊かで旅行やスポーツを楽しんだ戦前を思い出しています。スキー旅行の帰り、雪崩で一時間延着となったため、鮎川と洋画家の野坂、そして探偵作家の里見の三人はN温泉を騒がせた女学生殺しについて語り始めます。待合室には他に二人の人物がいました。

 

被害者は素封家の娘で仮名田口那美、可愛いルックスで明るくいくらか軽はずみな娘。

 

日曜日の夜、田口家に那美の女学校の教頭がやってきます。那美が「チチキトクスグカエレ」という電報が来て汽車で実家へ向かい、それを知った先生も見舞いに来たのです。

 

しかしそれはニセ電報、那美は実家と最寄駅の途中にある神社で遺体で発見されます。那美の財布の中には電報を受けた土曜の晩の日付の切符。。普通、切符は改札で回収されますが、混雑した時間だったので非合法ながら改札以外からとびだしたのだと思われました。そして彼女は妊娠三か月。交際相手で東京の大学で学ぶ仮名秋山次郎に容疑がかかりますが…。

 

死体移動のトリックに貨物列車が使われるあたり、クリスティの『パディントン発4時50分』を思い出させます。現実にはこう、うまく行くのか疑問ですが。

 

裕福な観光客の退屈しのぎのおしゃべりの雰囲気が一転、三人とも震え上がる展開に…でもこの作家としては比較的というか『獄門島』や『犬神家の一族』や『悪魔の手毬歌』などに比べれば、明るさのある結末です。

 

このホームにある箱みたいな待合室は、現在私がよく使う駅にもあり、電車から降りて疲れ切った時などそこで座ってしばらく休みます。子供の頃育った街では改札口でないところから駅の外へ出るのも可能でした。改札から出ると自分の家までまわり道になってしまう人にはそうする人もいて、料金不正がなければとがめられることもなかったようです。列車の本数が多い都会では危険すぎますね。

 

読んでいて心があの田舎の木造の駅…現在ではモダンに改築されてしまっていますが…に飛んでゆきました。

 

今日は真珠記念日

今まで買った一番高いアクセサリーは?

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自分が買ったのではありませんが、おそらく今家にあるもっとも

高価なアクセサリーは父が80年代後半から90年代初頭に母に買い与えた真珠のチョーカー。添付の伝票では255,440円となっております。

 

 

当時、父も母も50代だったので、勤め先の同僚の結婚式などに行くことなどがあり、「ろくなアクセサリーがない」とか何とか言って母が買わせたのかと
推定されます。
 
母亡き今は一応、私が相続?していますが、正直、つけていくところがありません。売り払ってもいいのですけれど、真珠は中古市場ではあまり価値が出ないともいいますから、しばらくは自分で鑑賞?しようと思います。
 
他に20代のころに「誕生石だからほしくて」買ったごくごく小さいサファイアのプラチナの指輪、返還直前の香港で買ったエメラルドと金の指輪などが
ありますが、どれも5万円以下です(笑)。
 
今後も母の形見については折を見てブログに書いていこうかなと考えています。あまり自慢になりそうなものはありませんが(笑)