実以のブログ -27ページ目

#今週の自分へのご褒美…というわけでもないけど新しいバッグと冬用サンダル、高山ラーメン

今週の自分へのご褒美

 

ごほうびというよりいままで使っていたのが傷んだので、

職場で履く冬用サンダルを新しくしました。半額セールで700円ほど。

 

使いごこちはといいますと…内側に毛はついておりますが、全体がプラスチック?のせいか、今一つ温かくない気がします。まあその分、少し暖かくなって4月中ぐらい履いていられるかしら?

 

 

 

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新しい通勤用バッグも買いました。今まで使っていたものが傷んだので。

これもバーゲンで2000円弱でした。バッグが一年ほどでよれよれになってしまう理由はわかっています。ものを入れすぎだからです。重くなりすぎているのです。このバッグの他にリュックも背負って通勤しています。

 

以前、病院の待合室にあった若い男性向けの雑誌で

「つきあわない方がいい女性」についての記事を読みました。

「荷物の多い女性は欲が深い証拠」なのだとか…それがまさに

私(笑)。

 

ごほうびとも言えませんが、最近加入している生協で買った飛騨高山風インスタントラーメンもおいしいです。

ラーメン食べながら考えます。

今、とても疲れていて、何をするのもしんどいのは、欲が深すぎるからかしらと。今年は何事にも執着しすぎないようにしていこうかと思います。

 

1月11日、上野駅公園口で咲き始めたばかりの越前水仙です。

出光美術館『青磁―世界を魅了したやきもの』”まだアムステルダム”

先日、アップしたブログを本日1月27日手違いで削除してしまいました。

コピーが取れたので再度アップします。ごらんになってくださった方

申し訳ございません。

 

女優の星光子さんがアムステルダムでフェルメールやレンブラントやゴッホを
ごらんになったとのこと
 

星さんのブログにある『牛乳を注ぐ女』。この絵を見たことがあるような…
いや展覧会のポスターや美術番組で見ただけなのか…記憶があいまいです
(笑)。調べてみますとこの作品が上野の森美術館へ来た2018年の秋から2019年にかけて。2018年12月に母が亡くなっていますから、おそらく介護やら
葬儀やら諸々の手続きで行っていないのではないかと思うのですが…。


フェルメールは『地理学者』をBunkamuraで見たことはまちがいないのですが
…片付けものをしていて出てくる展覧会のチラシには行ったのかそれとも
チラシをもらっただけなのか思い出せないものがあります。いったい
何のために美術館や博物館へ行くのか、ちっとも教養が身についてません
(笑)。

 

 今後はこういうことのないよう鑑賞したものについてはちゃんと記録して
おくことにしましょう。それから行こうと思ったけど結局行かなかった催しの
チラシは迷わず捨てることにしないと、何がなんだかわからなくなります。
 

そういえば行けなくて図録だけ買ったなんてのもあるなあ…それはそれで
ちゃんと読んで本レビューとして書いておいた方がいいですね。
 

と、いうわけで…1月6日上野東照宮の冬ぼたんまつりの後
出光美術館の『青磁─世界を魅了したやきもの』を鑑賞いたしました。
展覧会サイト
https://idemitsu-museum.or.jp/exhibition/present/

 

 

 

もしも江戸時代以前や中国なら清王朝以前にタイムスリップして皇帝や将軍のお気に入りになれたとしましょう。もしもごほうびに陶磁器を下さるということになったら粉彩や九谷焼や万暦赤絵など派手な絵のあるものではなく、青磁か白磁を下さいと言おうと思っておりました。無地で落ち着いた色調の方が花瓶なら花がきれいに、皿や鉢なら料理がおいしそうに見えそうに思うのです。11月に行った根津美術館の『北宋書画精華』で展示されていた景徳鎮製の「青白磁輪花小皿」を見てしば漬けを載せたらすてきだろうなと…どうしてしば漬けより高級な食べ物を思いつかないのかしら?

 

この展覧会を見て「青磁」には一般的な青磁色のもの以外にも時代や生産地
よってさまざまな色があることを知りました。頂くならちゃんと学んで
陛下や上様に「~時代の○○窯の~瓶」かそれに似た品を賜りたく存じますと具体的にお願いしないと青磁色とは思えない茶色や黄色いものをもらう羽目になるかもしれません。

印象に残った展示物をいくつか。

展覧会HPの第2章に写真が出ている「青磁天鶏壺」。ニワトリに魔法をかけて壺にしちゃったのかなと思うほどくっついているニワトリの頭が生き生きしています。このニワトリ君がコケコッコと鳴くレプリカとか作ったら売れるんじゃないかしら?

 

展示室は撮影禁止。これはポストカード。西晋時代の「青磁神亭壺」つまり3~4世紀ごろと古いせいか、薄茶に見えますが、壺の上に鳥の群れや三層の楼閣?や手を合わせている人物などがてんこもりでじっと見入ってしまいます。五行思想の影響による造形かもとのことでした。

 

 

水色風の色にシンプルな形、蓋のつまみの羽を広げた鳥がかわいく、家にほしいのが南宋の龍泉窯の「青磁鳥鈕蓋長頸瓶」。ちなみにこれよりももっと青が強いクリアな水色のものは今回の展示物では鈞窯の澱青釉皿でした。

 

灰色味をおびた緑の青磁も好きです。冬ぼたんを見た帰りなので元時代の「青磁貼花牡丹文瓶」の絵葉書を買いました。

 

展覧会のポスターにもなっている元代の「青磁鎬文壺」は実物を見て直径の大きさとストライプ?の美しさに圧倒されました。蓋のふちのウェーブ?もきれいです。酒を入れたらしいとのことですが、ここから直接杯とかには無理だから、ひしゃくかなんかでくんだのかしら? ちなみこれは新聞掲載の写真なのでしわがあります。


他に写真はないのですが、脚はついているのに「地についていない」ので

宙に浮いているように見える不思議な『青磁貼花牡丹文香炉』(龍泉窯、南宋から元)、赤ちゃんなら行水できそうな口径68.5センチの『青磁刻花仙桃文大皿』、現代のラーメンどんぶりと同じ模様のついた『青磁刻花蓮弁文鉢』も印象に残っています。

ぼたん苑を歩いた疲れも忘れて閉館時間近くまでゆっくり見てしまいました。
展示室を出たところに椅子と給茶機が用意されているのに感激。美術館や
博物館は展示物を守るために湿度を抑えているせいか、鑑賞しているとひどく喉がかわくのです。お茶をいただきながら帝劇ビル9階からの眺めを楽しみました。

 


外へ出ると日が暮れてイルミネーションがきれいでした。

出光美術館には両親といっしょに来た思い出もあります。父も母もまだ歩けて都心まで来られたころです。同じビルの中にあるレストランでハンバーグ定食かなにかのランチを食べたことを覚えているのに、何の展示を見たのか記憶があいまいです(笑)。

母が見たがって行ったことから推定して2007年の『「没後170年記念仙厓・センガイ・SENGAI - 禅画にあそぶ」展』、あるいは2010年の『生誕260年 仙厓 ―禅とユーモア―』ではないかと思われます。宣伝ポスターか新聞広告の「指月布袋画賛」を見て、母が「ひょうきんな絵だね」と言っていた記憶がありますから。

母は亡くなり、父は車いすでないと外出ができなくなりました。有楽町のビックカメラで父が買うといいかもしれない?ウォーキングマシンを見て帰りました。

 

 

上野東照宮 冬ぼたん祭り

鏡開きも過ぎ、この週末は土曜に耳鼻科へ行き、ついでに父が通う整形外科の近くで理容室を探し、ショッピングビルで新しい通勤用ショルダーを買い、

父のためにコンビニでホイコーロー弁当を買いました。父は時々、弁当を買いたがるのです。

 

日曜は遅めに起きて、父を散歩へ連れていき、昼にはカレーを作り、

午後は父を風呂に入らせる…戦争や災害が起きている中でいつも通りの

週末を過ごしている幸せが身にしみるのです。あと何回、こういう

平穏な土曜、日曜を過ごせるのでしょうか。

 

先週末は上野東照宮の冬ぼたん祭りへ行きました。

先週も書いたけどお正月飾りが豪華。

紫の濃淡が美しい『島根長寿楽』。今年89歳の父の長寿も楽だといいのですが。

 

白のボタンで一番きれいだったのはこの『富士の峰』

 

昨年2月には「南夕子のドレスのような白ボタン」と思っていた『天衣』

淡いピンクです。おそらくは咲き始めはピンクなのが咲き進むと純白に

なるのでしょう。

 

これは『越後獅子』獅子が似合いそうな大輪だから?

 

紅白?の濃淡が華やかな『島錦』

 

これはなぜか『常磐津』という名前だそうです。

 

これは『緋扇』確かに鮮やかな緋色。

センリョウやマンリョウは他でもよくありますが、それにくらべると珍しい?かも

しれないジュウリョウ

 

センリョウより金額は小さいけど、実はりっぱな気がするヒャクリョウと思ったらこれはマンリョウみたいです。よく見かけるのより実が大きいようで。

どうやらヒャクリョウはこちらみたいです。葉が長いのが特徴だとか。

 

休憩所にあった鉢植え。

なんとなくタチバナモドキに葉が似ているように思うのですが、

実が大きくつき方もちがいます。とてもかわいいのですが、

今のところ名前がわかりません。

花も実もたっぷりと楽しめておめでたい時間でした。

 

七草、冬ぼたん祭り。訪問理容、仏壇の茶碗など

年明け、体にやさしいもの食べた?

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本日朝、暮れに買っておいたフリーズドライの七草がゆの素?をご飯に
まぜて食べました。その前にちょっとだけ小皿にとって水を入れて指先に
つけてみました。おまじないです。これで元気に過ごせるかな。
 
昨日、上野東照宮の冬ぼたん祭りへ行きました。昨年は2月に行ったのですがお正月の飾りがきれいらしいので今年は松の内に行きました。
 
観賞用の七草もみられてラッキー
ボタンの花については後日アップします。
 
話はさかのぼりますが(笑)
暮れに仏壇の茶碗に穴があいてしまい、父から新しいのを買ってこいと
言われていたのですが、なかなか仏具店に行けません。1月4日に
区役所に行ったついでにネットで探した仏具店に行ったのですが、
まだ年末年始休業中でした。デパートの仏具コーナーなら営業しているのは
知っていましたが、なんだか立派なのを勧められそうで…
ですので結局、ネットで買いました。
でも…何だかこういうものをネットで買うのって変な感じです。
 
ボタン祭りの帰りにどこかで買えばよかったのかなあなどともやもやしていましたが、この用事が済んでいたおかげでボタン祭りの後、出光美術館の青磁の展覧会へ行くことができました。これが盛り沢山の展示で閉館間際まで見ていました。同じ日に見たい展覧会を二つこなすことができて幸いでした。
だからおそらく茶碗をネットで買ったのを仏様にはゆるしてくださったのでしょう(笑)。
 
またまた話はさかのぼりますが、父がいよいよ車いすでないとどこへも
外出できなくなり、今まで行っていた床屋さんへ行くと、散発代より
タクシー代が高いという事態になりました。
 
そこで12月中旬、訪問理容をお願いしました。理容師さんの対応は
よかったのです。でも設備的に…今回は散発と髭剃りだけでしたが、
もしシャンプーをお願いしたら、洗面所に頭を突っ込んで洗うことに
なるのだそうで。
 
そうするとやはり動けるうちは床屋さんへ連れていくべきかなと考えています。交通費のことを思うと通院したついでに散髪もするのもいいかなと。
 
ですので、今年最初の介護の課題?は父が通っている整形外科と
脳外科のある街で理容店を探すことです。
 
 
 
 

熱海の旅 完結編 尾崎紅葉筆塚、お土産

昨年12月から2年がかり?の熱海の旅ブログ、いよいよ完結編です。
といっても続きを楽しみにしてる人は別にいないか(笑)。
 
MOA美術館から路線バスで熱海駅へ。バスを待つ待合室?のようなところが
ナチュラルグッズ?のお店になっていて退屈しませんでした。
 
関西から来ている友人の新幹線の時間までまだ1時間以上あったので、
熱海駅近くにある尾崎紅葉の筆塚へ行ってみました。
お金にはならないかもしれないけれど、小説か戯曲か何か創作をしてみたいと思っています。紅葉にあやかってその夢がかなうように、筆塚に向かって
祈りました。
 
ラスカ熱海でお土産の買い物。ちなみに今回は職場へのお土産は買いませんでした。なんとなく秘密にしておきたいので。有休をとっての旅行ではありませんから文句を言われる筋合いはないのですが、父の通院などで平均して
月一程度丸一日有休を使っているので「遊びにいける余裕がある」と思われたらちょっと…
 
信州へ行くのは「墓があるのでしかたなく」ということで認め?させてますが。
 
というわけで自宅用のお土産だけ。
 
一応、温泉饅頭みたいなもの買おうかなと思いまして。
袋の絵の『夢のクレヨン王国』なるアニメについてはまるで知りませんが、
一番安くて個数が少なかったから。
この饅頭についてるのがクレヨン王国のマークらしいです。味は普通の
温泉饅頭(笑)

 

それからニューサマーオレンジのゼリーと「だいだいしぐれ」

 

次の週末に食べました。だいだいしぐれの断面。

 

朝食のおかずとして利用した「ほたて浜煮」と梅干。

梅干は確かに「昔ながら」のせいか、塩分がきつい感じがします。

お茶漬けかおにぎりにまぜるのがお勧めかも。

 

若いころは社内旅行とかで行くところと思っていた熱海ですが、

坪内逍遥に招かれて❓旅しました。私の住まいからは新幹線も

特急も使わなければ2000円ほどで行けるので、もしかしたら

これからもつらくなった時などに訪れるかもしれません。

熱海の続き―MOA美術館                                

正月休みも終わりましたが、ねちっこく?熱海の旅の続きです。
 
ホテルに預けておいた荷物を受け取り、タクシーを呼んでもらって
MOA美術館へ。
 
ちょうど『特別展 十三代三輪休雪 茶の湯の造形』の最終日でしたので、
それを見てから他の展示室へ。
 
ちなみにこの展示はとても見ごたえがあって三輪氏は偉大な芸術家だとは思うのですが、作品の茶碗や懸垂は私にはちょっと使えそうにありません。 この所蔵では高麗茶碗の方がうちにほしいです(笑)。

同行した友人が一番見たいと言っていた国宝『色絵藤花文茶壷』。
展示は基本撮影禁止ですので、これは絵葉書。この壺だけの専用のお部屋があって360度ぐるりと見ることができます。全体に広々としてぜいたくな
空間の使い方をしているのは東京や横浜の美術館、博物館には
ない魅力かもしれません。
 

 

秀吉の黄金の茶室。戦国から桃山を扱った歴史番組でよく見ますが、

現物を見られて感激。ただやはりきらきらし過ぎてうちにはなくていいかも

(笑)。

 

トシ・ヨロイヅカのお店でキッシュのランチ。

 
天気がよくて暖かだったのでテラス席に座り、紅葉と石庭も楽しみます。
食後に「一夜城」という名の紅茶もいただきました。秀吉に思いをはせつつ。
ちなみに相模湾を一望できるカフェでソフトクリームも味わいました。
 
ランチの後、庭園へ。サザンカが咲いていました。
賤ケ岳の七本槍の一人片桐且元が奈良の薬師寺の普請奉行を務めた時の宿舎にあった片桐門。このくるくるした金具は南蛮趣味?
石造の十三塔。鎌倉の雰囲気
石造国東塔。大分県国東半島に多い塔の形とのこと。松永耳庵翁という人が
所蔵していたそうですが、石の塔が九州からここまで旅してきたとは。
尾形光琳の晩年の住まいを再現した光琳屋敷を見学。
板塀と紅葉のコントラストが鮮やか。
台所にさしこむ光。
と台所には入れるのに、なぜか茶室の庭には入れず、こうして板塀からのぞいて見なくてはならないのは不思議。公開されることはあるのでしょうか。
つくばいの中にはらりと散ったカエデ。
光琳屋敷前のベンチに座って友人とおしゃべり。彼女は20年ほど前は
同僚でした。他の人に話せないことも話せて貴重な時間でした。日頃抱えている心の重荷が少し軽くなった気がします。
 
かぐや姫、あるいは南夕子が現れそうな竹林もあります。
 
歩き疲れたのでベンチに座りながら眺めた光の回廊。
評判通り、一日でも過ごせる美術館でした。
 
 
 

初詣と水仙

1月2日、父を車椅子に乗せ、弟と三人で近所の神社へ初詣しました。
この一年、いろいろありましたが何とかやってこられたことを
神様に感謝。
 
昨年と同じく、小さなダルマさんと熊手を買いました。大きなものは
我が家には飾るスペースがないのです。
 
5年前に亡くなった母も正月には必ずここに初詣へ連れてきました。
そのたびに鳥居の脇にある小さなマンリョウの樹を母は喜んで眺めていました。いつもこの時期、赤い実がきれいな盛りなのですが、今年はやはり
暖かすぎるせいか、落ちたり、傷んだりしているのがありますね。

 

神社の近く、母を生前よく連れて行った公園で水仙の花も見ました。

さわやかな香りには元気づけられます。でもここも昨年までの正月にはちょうど初々しく咲き始めた感じなのに、今年は既に満開状態でしおれている

花もある状態。

 
 
やはり近所にあるクロガネモチの樹もいつもの年より実が少ないのか、
あるいは落ちてしまったのか昨年よりややさびしめ。
 
母の好きだったサザンカも咲いています。やはり散った花もあるけど。
 
ともあれ、神社の参道で父が自分で車いすから降りて、歩いて参拝してくれたのがよかったと思います。これもご利益でしょうか。
 
今年も父がぐずぐず言わずにデイサービスに行ってくれますように。
 
 
 

”来宮神社” 熱海旅行二日目

女優の星光子さんが12月に熱海の来宮神社へ行かれたそうです。

星さんが参拝された次の日、私もこの神社へ行きました。

その前日、双柿舎の後、起雲閣ではなく来宮神社へ行っていたら、

星さんにお会いできたのかしら?

 

紅葉がきれいでした。

 

本殿に参拝後、朝日に輝く巨大な楠を見上げます。

 

まわりを歩いてパワーをもらいました。

 

ホテルへ戻る途中、湯前神社へも参拝。

 

あまり大きくはないけれど落ち着いた風情のある神社。

 

境内にある源実朝の歌碑。そういえば、今回実朝の両親が出会ったという伊豆山神社へは行かなかったから次の機会に。

 

湯前神社近くの大湯間欠泉。

 

熱海の七湯めぐりもそのうちしたいですね。

 

 

 

寛一お宮の銅像及びホテルと天丼

ランチの後、個人的に見たかった『金色夜叉』の銅像を目指して海岸へ

向かいました。

 

熱海へ来るのは初めて。若いころは熱海へ行きたいと思いませんでした。何というのか社内旅行などで行く観光地のイメージがあり、自分ではわざわざ行く必要を感じなかったのです。学校を出てすぐ働いた会社では

同期が所属していた部署が、その部署だけここに一泊で忘年会を催していました。

 

温暖な海辺の温泉地ということもあり、行きたくなったら年齢を重ねてから

行けばいいところと勝手に思っていました。

 

何でも行ってみなかればわからぬものですね。すてきな街ですが、

魅力的なスポットをまわるためには歩く必要があります。

そしてどこへ行くにも、双柿舎のように屋敷の中さえ、坂がたくさん。

今の年齢で行って本当によかった。あと数年たったら足腰が

耐えられたかどうか?

 

でなぜ寛一お宮の像を見たかったかと申しますと…

私が物心つく前に50歳前で亡くなった母方の祖母がおそらくは

宴会の余興でしょうけれど、『金色夜叉』の寛一に扮したことがあり、

その写真を見せられたことがあると母が言っていたのです。

 

どうも芝居?のようなことが好きだったようで…もちろん女優を

目指すような才能とか美貌とかなかったみたいだけど。

 

私の読書好きは同居していた父方の祖母から来ているようですが、

なぜか部活に演劇を選んだのは母方の祖母から来ているような気がするのです。

そして『金色夜叉』の寛一に扮している点も…私もこの二人のどちらの

役をやりたいかと聞かれれば寛一だから。


 

婚約していた二人がお宮が金持ちの息子へ見初められ、そちらを選んだことから別れる場面。

恋愛ものが苦手な私は未読なのですが、寛一がお宮をなじる言葉に

「ダイヤモンドに目が眩んだのか」というのがあるようで。

私がお宮なら言ってしまいそう…

「ダイヤモンドを欲しがってどこが悪いのよ!」

 

ちなみに物語の一場面の銅像で暴力を肯定するものではないという注意書きが。

 

著者の尾崎紅葉が若くして亡くなったため『金色夜叉』は未完に終わっているとのことですが、

同じようにこの二人が直面した問題も未解決のままではないでしょうか? 

 

「愛さえあればどんなに貧しくても」という方々もいると思うけれど、

皆がそうかしら? キリスト教で結婚式をすれば「富める時も

貧しき時も…」と誓いをたてますが、富める時が全然なくて

貧しき時ばっかり続いたら?

 

実は私も昔、ちょっとお宮みたいなこと、してしまったのです。

玉の輿とかダイヤモンドとかとは無縁ですが…

当時つきあっていた人…20代半ばでしたが、まだ学生でした。

そいつが私の勤めていたところ…従業員20名前後の零細企業に

入社したがったのに反対したら…それを彼が自分の親に言いつけて、

それをきっかけにおかしくなりました。ええ、今思い出しても

恐ろしい経験―私が恋愛小説や恋愛ドラマが苦手なのは

あのことがあったからかも。

 

え、別にね、もっと規模が大きくて待遇のいいところに就職しないなら

別れるなんて言いませんでした。そいつは多少冗談がまじってたのかも

しれないけど、勤め先と私とどちらかを選ぶかときかれれば

勤め先の方を選ぶとはっきり言いました。そうなったら私の方が辞めるって期待してたらしいのですがでも私だってそれで生計たててるんですから、そう右から左と…。

 

それにね、そいつは最高学府でもないけど国立大学を出ていて…つまり

私よりずっと学歴が高く、語学方面に才能がありました。だから私よりも実入りのいい仕事についてくれないかなって思った私、まちがってます?

好きな人と一緒なら零細企業の給料で専業主婦つまり貧しさなんか

平気にならなきゃいけなかったかしら? まあ、その程度にしか愛して

いなかったと言われればそれまでか。

 

ダイヤモンドはどうでもいいけど、私も一戸建てとか収入のいい仕事とか

親からもらえる財産とかある人との結婚を夢見た時期もありました。

今となってはどうでもいいけど(笑)。他人の家に入って苦労するなんてまっぴら。

 

男女を問わず、恋愛とか結婚とかで自分一人では手に入れられないものを

得られたらといろいろ迷うのは現代人でも同じではないでしょうか?

 


ところで「来年の今月今夜のこの月を僕の涙で曇らせてみせる」って
寛一さん、あなた、気象をコントロールできるの? それなら
お願い、砂漠化しているところに雨を降らせて…。

 

ホテルは通訳ガイドをしている友人が予約してくれたところ。

ロビーには豪華なクリスマスツリー。

大浴場が三つもあり、本館と別館を結ぶ通路はきれいにライトで照らされていました。でも私たちが泊まった部屋は安いからなのか、オートロックではなく、

スリッパが妙に粗末でした。マイスリッパ持ってくればよかったと

思うほどに。

 

 

 

夕食は宿に近い海鮮の店で「静岡天丼」なるものを頂きます。

おいしかったけどボリュームありすぎて…

 

海外から来た人も含めて泊まり客は多く、夕食後にシャンプーをしようと思っていった浴場ではカランをなかなか使えず、お湯につかりながら待ち、さらに脱衣場のドライヤーも使えず…そろってロングヘアの人ばかり(笑)。

家庭用ながら部屋にもドライヤーがあったので何とかなりましたが。

 

さらにびっくりしたのは最後に行った屋上の展望露天風呂。

なんと体を洗うカランやシャワーも外にあるのです!

もっと安いところも含めてこういうの初めて。

寒すぎます。展望というわりにはあまり景色も見えませんでしたし。

 

友人とおそらく屋上の浴場は宿泊客が急に増えたので、

あわてて作ったのではないかと話しました。

 

 

 

 

 

 



 

熱海の続き―起雲閣

年が明けてしまいましたが…12月の熱海の旅の続きです。

 

念願の双柿舎を訪れた後、起雲閣へ。歩いてすぐでした。ガイドの方の

とても丁寧な説明を聴いた麒麟の間。

 

群青の壁が印象的。加賀の青漆喰とのこと。美しいウルトラマリンブルー。

でもここで寝るのはちょっと落ち着かないかも。

麒麟の間の縁側から庭。

廊下へ出て書院から室内と庭

 

床のタイルと天井と窓のステンドグラスが豪華なサンルーム。

キャビネットもすてき!

 

玉姫の間。アールデコ風ですが天井は桃山風なのだそうで。欄間?は日本の神社仏閣風。

 

 

 

中世英国のチューダー様式の玉渓の間。

 

でも暖炉の上の彫刻は阿弥陀?三尊像なのが不思議。チューダー朝のヘンリー8世もいっそ仏教を取り入れれば、キャサリン・オブ・アラゴンと離婚できた? ここで暮らしたら暖炉の上にお供え物とか線香立てとか置いちゃいそう?

窓辺のカーテンも窓から見える庭園もすてき。

 

この後、いろいろな文豪の展示コーナーへ。

 

舟橋聖一が代表作『花の生涯』の題を毛筆で。豪華でぜいたくな部屋を見た

後で、昔我が家にもあったような色紙額に入っているのを見てなぜか

ほっとする思い。他に直筆原稿や愛用の万年筆もありました。

 

これは杉本苑子の直筆。

 

ガラスに武田泰淳。この作品読んでみたい。

 

熱海と言えば『金色夜叉』そして尾崎紅葉。でもなぜか熱海への来遊記録が

残されていないのだとか。

文学座の『金色夜叉』公演ポスターと書籍の展示。ちなみにこの部屋の

壁はベンガラ。

 

太宰が執筆した今はもうない別館の写真。

 

金剛の間とそれに続くローマ風浴室。

 

浴室は舟橋聖一の『雪夫人絵図』が映画化された時、撮影に使われたとのこと。この小説も読みたいです。

 

 

どの部屋から見ても庭園が魅力的、巧みな設計です。

 

起雲閣が広大で歩き疲れたのでランチはすぐ向かいのお店へ。

うどんとあんみつのセット。

さくらんぼの箸置きも可愛く、くつろげたランチでした。