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あれは20年前くらいでしょうか？
彼女がいました
確か１個下くらいの彼女
初めてその子と会った時
正直全然タイプではありませんでした
あまり男性経験ない人かなとも思いました
当時の僕は相手の見た目は気にしませんでした
相手の中身が大事と思ってました
いや
本音を言えば「可愛い子と付き合いたい」
それが僕の本音だったはず
その本音を隠して、
付き合う人の見た目は気にしないと言ってたんだと思う
その子と初めて会って
その子は僕のことを気に入ってくれた
当時の僕の”付き合う理由”は
相手が自分を気に入ってくれたから付き合う
そんな受動的なことも多々ありました
これは自分の自信のなさでもあります
その子と付き合うのは正直悩みました
僕は見た目は気にしないが、
気にしない領域を遥かに超えていたからだ
しかし
その子は僕のことをとても気に入ってくれて
その子の押しもあり思い切って付き合った
彼女は一人暮らしで料理が得意だった
料理の専門学校に行ってたくらい
僕は定期的に彼女の家に遊びに行った
彼女はピンク色が好きだった
彼女の家に入ると全面ピンクだった
彼女から手料理を作ってもらうことがあった
びっくりするくらい美味しくなかった、、、
とてもパワーが入っていて、すぐにお腹がいっぱいになる料理だったのですが
何か柔らかさに欠けると言うか荒いと言うか、、
料理を作ってもらって美味しくなかった時は、
料理の感想をどう答えればいいのだろうか？
不味くはないので当然「美味い」と言うが
その「美味い」に過信してその料理はそれでいいんだと、完結しないだろうか？
料理学校に行くくらいだから
料理に磨きをかけるために
率直な感想をやんわりと言った方がいいのだろうか？
しかし味も好みがある
水っぽい肉じゃがが好きな人は、
乾いてる肉じゃがは美味くないだろう
どう伝えればいいんだ、、
手料理のことでアホみたいに悩んで
勇気を出してメチャクチャオブラートに包んで言ったことがあった
そしたら
彼女メチャクチャキレる
即座に友達に電話して愚痴る
その友達にまで責められる
正解は『黙ってる』だったようだ
また
彼女と一緒に風呂に入った時のこと
一緒に湯船に浸かってる時
彼女がふざけてお湯を僕の顔にかけた
まぁよくあることです
しかし彼女はずっと僕の顔に「バシャッ」とお湯をかけ続けた
さすがに怒って「もうやめろ！」と言った
だがまだニヤけてかけ続ける彼女
彼女は「目赤いよ」と言った
僕は怒って風呂から出た
彼女が出て来て苦笑いしながら言った
彼女「こんなひどいことするアタシ最低だよね」
すぐわかった
本当に反省してないなと
「そんなことないよ」と言わせようとしていると
だんだん彼女への怒りと不信感がつのった
何か自分はとても下に見られてるのか？
玩具にされているのか？
何よりも腹立つのが
過去のお人好しだった自分だ
「１回別れてしまったら自分はしばらく１人なんだろうな、、」
そんな自信のなさが自分を我慢強くしているのだと
そんなことも気付かずに
タイプじゃない彼女は何事もなく僕に接し続けるのである
続く
息抜き息抜き
必要な人に届きますように
また次回お会いしましょう
ありがとう御座いました
あなたはとても素敵な人
愛してます✨✨✨
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