てんかん&発達障害の息子くんのこと⑧ | あなたの知らない能力が目を覚ます!東京

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こんばんは!

 

えりコーチです。

 

今日の東京は暑いぐらいでしたね。

 

なんだか異様な天気で、地球を心配してしまいます。

 

さて、前回のつづきで。

 

ママ友に連れられていったレイキの道場ですが、

 

私が行こうと思った理由は子連れで大丈夫と言われたことが

 

大きかったのです。

 

その頃、すでに息子くんは発達の遅れを指摘されていて

 

2歳半頃でしたが、知能的には1歳前後と言われていて

 

言い聞かせて納得させるということが出来ず、

 

ほしいものがあれば、すぐに手にとってしまったり、

 

パニックになって半狂乱になって泣きわめいたり、

 

目が離せないし、誰かに預けるという選択肢もありませんでした。

 

そのママ友は長女の幼稚園からのお友達で、

 

私とおなじく、4人の子を育てていて

 

道場には子どもも連れていっていると聞いたことが決め手でした。

 

道場は意外に近くで、我が家からは車で10分足らずのところにありました。

 

そして、駐車場完備!

 

子ども4人連れてバスや電車は大変だったので、車で行けるというのも

 

嬉しいポイントだったのですニコニコ

 

はじめて連れていってもらった時は、

 

次女、息子くん、末っ子の二男くんを連れていきました。

 

道場に着いて、子どもたちは保育室のようなところで

 

遊ばせてもらえることになりました。

 

息子くんを預けることにためらいがあったのですが、

 

ママ友が事情を伝えていてくださったようで

 

何人かの優しそうなおばさまたちがこころよく見ていてくださることに。

 

子どもと離れて、案内されたところは大きい広間で、

 

何人もが二人一組になって、向かい合って座っていたり、

 

一人が横になって、もう一人が側で手を添えているような状況でした。

 

その広間に入るときに、そのママ友から

 

「ここは神様がいるお部屋だから、挨拶をしてから入らないとダメなんだ」

 

と、教えられました。

 

その時、すこし

 

「あれ?レイキってこんな感じなのかな?」と、違和感を感じたのですが

 

私自身は、特に決まった宗教は入っていないのですが、

 

祖父が信心深く、よく神社にお参りにいっていたり、仏像の絵を

 

書いていたりしたことや、

 

幼いころから、何かに守っていただいているという感覚があったこと、

(ご先祖さまなのか、神様なのかはよくわかりませんが)

 

子どもたちが通っている幼稚園がカトリックだったことなどがあり、

 

「神様」と言われても、そんなに違和感がなかったのだと思います。

 

そこではじめて、「手かざし」というものを受けたのです。

 

不思議と気持ちよく、時間にすると20分足らずだったと思うのですが

 

その頃の私は、末っ子の世話と、日中は何をするか分からない息子くんと

 

夜は頻繁に起きる発作と、末っ子の授乳で慢性的に睡眠不足で

 

一人の時間が皆無だったので。

 

上の子の時から考えると7年ぶりに一人の時間だったのです。

 

その20分がかけがえのない時間に感じられたのです。

 

だから、今こうやった思い返すと、最初に行った時点で

 

私は気が付いていたのだと思います。

 

そこが宗教施設  だということに。

 

ただ気が付かないふりをしていた。

 

気が付きたくなかったのです。

 

 

 

あの頃、わたしは疲れ切っていたのだと思います。

 

なにかに頼りたい。すがりたい。

 

そんな状態でした。

 

 

道場に行けば、子どもを見ていて貰え、

 

わたしはその神様のいる広間で、

 

信者さんから手かざしを受ける20分のあいだ

 

寝ることができることが唯一の安らぎの時間でした。

 

特に勧誘を受けるわけでもなかったので

 

わたしは心の拠り所のように、時間さえできれば

 

その道場に行くようになったのです。

 

そして、道場には難病を克服したという方がたくさんいらして、

 

わたしにその体験談を聞かせてくれるのです。(洗脳のはじまり)

 

次第にわたしは、ここに入れば息子くんも治るのではないだろうか?

 

と思うようになってしまいました。

 

そんなわたしの心境を察したかのように、道場長と呼ばれる方から

 

勧誘のお話があったのです。

 

入信すれば、自分で手かざしが出来るようになるし、息子くんも

 

家でケアをしてあげられるようになる。

 

入信すれば、神様からのご加護をいただけるから。

 

というような内容だったと思います。

 

特定の宗教に入ることに、嫌悪感があったのですが

 

「これで息子くんが治るのなら!」という気持ちで

 

入信することにしたのです。

 

もちろん、主人が反対するのはわかっていました。

 

でも、もうその頃のわたしは、息子くんを治すことしか

 

頭になかったし、治るのならなんだってする!という気持ちだったのです。

 

なので、はじめて泣いて主人に頼んだのです。

 

入信させて欲しいと。。。

 

主人が出した条件は3か月。

 

3か月で息子くんが治らなかったら、ウソだと気づけ!

 

もし治らないのに、それでも信じ続けるのなら、

 

離婚だ

 

 

と。

 

入信すれば治ると信じていたわたしは

 

その条件をのむことにしたのです。

 

そしてお金を払って、入信したのです。

 

今までお客さんだったわたしが入信した途端、

 

身内になるのですね。

 

道場の掃除や、勧誘のビラくばり、お布施と、

 

なんだか一気に状況が変わりました。

 

それでも、まだ治すことに一生懸命だったわたしは、信者さんの言う

 

「ご奉仕をした分だけ、ご加護をもらえる」という言葉を信じて

 

掃除やビラくばり、お布施をしていたのです。

 

でも、治りません。。。

 

治らないことを相談すると、信者さんは口々に

 

「ご家族で入っていないから、ご加護を貰えない」

 

というのです。わたし一人じゃあ治せないんだ。。。

 

入信して1か月がたっていました。

 

あと2か月で治して、自分が正しかった!と証明しないと!

 

と、今思うとめちゃくちゃな理由です。

 

反対している主人にお願いし、

 

岐阜県に引っ越ししたわたしの両親にもお願いして、

 

わざわざ東京まで来てもらい入信してもらったのです。

 

宗教を嫌っている母と主人は、本当に形だけ(お金だけ)の

 

入信でした。

 

これで、息子くんは治る!!と信じていたのです。

 

バカですね。

 

もちろん治りませんでした。

 

約束の3か月が来ました。

 

そこではじめてきちんと現実と向き合うことに。。。。

 

家族で入れば治ると、言われたのに治らなかった。。。

 

お布施が少ないからご加護が貰えない?

 

誰かを入信させないと、ご加護を貰えない?

 

 

変だよね。。。。

 

主人に言われた

「神様がいるとしても、金がないと助けてくれない神様って、どうなの?」

 

わたしはすがりたかっただけなんだと。

 

誰かに助けてもらいたかったんだ。

 

神様はいるかもしれない。

 

でも、あの道場にいるのは違うんだ。。。。

 

 

自分で納得して、その宗教施設とは関わりを絶つことに

 

決めたのでした。

 

これは

こころが弱っていると、自分で自覚していなかったことが一番の原因。

 

でも、このことをきっかけに、神様ってなんだろう?

 

人を助けることってどういうことだろう?

 

と改めて考えるきっかけに。

 

確かにあの宗教施設は、お布施お布施で、金の亡者のような印象ですが

 

説いている内容はごく当たり前のことで。

 

小さいころ、祖父母から聞かされてきたような

 

親切にすること、困っている人を助けること、親を大事にすること、物を粗末に扱わないこと

 

などで。

 

それが、どうして良い行いをした人だけが救われるのか?

 

救ってもらえないなら、良い行いはしないのか?とか。

 

自分はどうありたいかを考えるきっかけになったのです。

 

そして、手かざしという行為が誰でもできることだと知り、

 

ヒーリングという分野を知るきっかけになったのでした。

 

 

 

1【でも、そんな中でも絶対わたしは諦めなかった】
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5【自費診療だったので家計を圧迫】
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8【ついに禁断の領域に!!離婚の危機】
9【だれでも癒す力がある】
10【病気はわたしがつくっていた!?】
11【わたしはどんな価値観をもっているのか?】
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15【もう、一緒に死んじゃったほうが良いのか・・・】
16【レノックス・ガストー症候群と診断されて。もう諦める?】
17【ようやく一筋の希望に】

まだまだ続きます。