学生時代にしていた、大学統計学部のアシスタントのバイトについて。

 

前回の記事では、バイトを始めるまでの経緯、時給、勤務日・勤務時間などを書きました。

 

仕事内容

  • チュートリアル
前回、少し説明しましたが、チュートリアルとは小さなグループで行われる授業。
私が担当していたチュートリアルのうち、1つは理系の学生用の統計学の科目、もう1つは経営学(マネジメントやマーケティングなど)の学生がとる統計学の科目でした。
後者のほうが易しい内容だったかな。
 
どちらの科目も、Excel(エクセル)の機能を利用して、統計学に関するタスクをこなす、というのがチュートリアルの主な目的でした。
チュートリアルが行われたのは、コンピューターが20~30台おいてある教室でした。
 

一例ですが、提供されたデータをもとに、こんな感じのグラフを作り、グラフの内容を分析していく、という感じです。

 
このチュートリアル、私がバイトを始めた時は、正規の講師が担当していました。
クマさんのように背が高くて、体格もよく、穏やかそうで、いつもニコニコしていた男性の講師でした。
その先生がいつもチュートリアルを仕切っていたので、このバイトを始めた最初の一年間は、まさにその先生のアシスタントという感じでした。
 
しかし、翌年、その先生は退職してしまい(結構お年がいっていたので、定年退職だったかもしれません)、代わりの正規の講師を雇うこともなかったので、バイト2年目から、アシスタントがメインでチュートリアルを行うことに。
 
それまでは後ろの方でちょこちょこ動いていたのが、急にチュートリアルをまかされることになり、びっくりしたのを覚えています。
ですが、最初の1年間、正規の講師がどんなふうにチュートリアルを行っていたか、しっかり観察できたので、準備体操は済んだ感じでした。
 
教室の前に立ち、大勢の人の前で話すことに、最初はドキドキしたけれど、何事も慣れですね。
生徒に説明している時は「あぁ、なんか先生って感じがする~」と自己満足に浸ってたりしました。
 
今思えば、学生バイトに責任押し付けすぎでしょ、と思いますが…。
責任が増えた分、時給は少し上がったかな?

覚えてないや…。

 
  • 中間テスト・期末テストの監督

私が関わっていた統計学部の科目には、中間テストと期末テストがありました。

120〜160人ぐらいの生徒が取っていた科目だったので、テストを行うにしても、教授一人では手が回りません。
ということで、アシスタントはテストの監督によく駆り出されていました。


教授や講師と一緒に、テストが行われる講堂に行き、事前にテスト用紙を机に置いていきます。
カンニング防止の為、1席ずつ間をあけ、前後の席とも間をあけます。
用意が整ったら、講堂の外で待っている生徒たちを中に入れ、携帯をオフにし、荷物を指定の場所におくように指示します。


試験が開始したら、一生懸命テストを解いている生徒達を観察するのみ。
同じ学生の立場からして、テスト中に監視員が喋っていたら気が散るだろうと思い、私はもちろん終始無言。
ですが、教授や講師はそんなことを気にしないのか、それとも、2時間も黙っているのがしんどいのか、私に話しかけてくることがよくありました。
もちろんヒソヒソと小さな声ですが、テスト中はペンが走る音しかしないわけで…。
教授や講師に黙れとも言えないので、会話は続けますが、生徒たちに少し申し訳なかったな~。
でも、普段ゆっくり話す機会がない教授や講師の意外な一面を知れたり、楽しい時間でした。

ちなみに、カンニングを見つけたことはありません。

 
  • 課題・テストの採点
毎週出される課題は、金曜日のお昼頃に回収し、月曜日の朝までに採点を済ませなければいけませんでした。
テストの採点は、もう少し期限に余裕がありました。
 
課題もテストも、詳しい配点が書かれた模範解答を渡されるので、採点自体は楽でした。
好きな曲を集めて採点用のプレイリストを作り、音楽を聞きながら、ひたすら採点。
統計学部にある小さなオフィスを使えるよう手配してくれたので、静かなスペースで集中して作業することができました。
どうでもいいことですが、採点用に赤ペンをたくさんくれたのが、結構嬉しかった貧乏性の私。
 
課題はWord(ワード)などに書いたものを印刷するのですが、テストは手書き。
採点の中で、一番苦労したのは、汚い字の回答を解読することだったかもしれません。
また、答えが一言で済む問題に、グダグダと答えを書いて「結局、何が答えなの?」と悩まされる回答もありました。
同じ課題やテストでも、それぞれの人となりが出て面白いもんですね。
 
  • テスト・課題の結果のデータ入力

採点した課題やテストの結果を、エクセルのファイルに入力し、保管。

また、大学が使っていたオンライン上のデータベースにも課題やテストの結果を入力しました。

生徒120〜160人分のデータ入力ですが、あまり時間もかからず、単調な作業でした。

ただ、神経質な私は、間違って入力してしまうのが怖く、データ入力を済ませたら、ダブルチェックならぬ、トリプルチェックしていました。

採点された課題やテストは生徒に返却されるので、「テスト用紙に書いてある点数とデータ上の点数が違う!」などということもありえるのですが、私の神経質のおかげか、そういったミスは一度もありませんでした。

 

デメリット・短所

 

このバイトの短所はなんだろう?と一生懸命考えてみましたが、なかなか思いつかず…。

はっきり言って、デメリット・短所はありませんでした。

 

が、短所を一つも挙げないのもあれなので、考えに考えて、短所を2つ見つけました。

といっても、これはデメリット・短所になる可能性があるかも、と私が思ったもので、私が実際に感じたデメリット・短所というわけではありません。

 

1つ目は、教えている生徒の態度。

私が主に教えていたのは、高校を卒業したばかりの大学1年生。

大学の教授や講師とは異なり、アシスタントは彼らと同じ大学生なので、軽く見られ、生意気な態度を取られるかもしれません。

私は良い生徒たちに恵まれていたので、特にトラブルはありませんでした。

 

2つ目は、テストや課題の採点に期限があること。

「〇曜日からテスト・課題の結果がチェックできます」と生徒に伝えてあるので、期限を守るのは必須。

私は週末のスケジュールに採点を組み込んでいたので、「採点しなきゃ!」という焦りを感じたことはありませんでしたが、締め切り日という存在はストレスになる可能性大ですよね。

 

メリット・長所

  • 生徒と関わるのが楽しい
私にとっては、これが一番大きかったと思います。
私が主に教えていたのは大学1年生。
初めてのチュートリアルは、緊張、困惑、期待など、生徒の面持ちはさまざま。
アシスタントである私への態度も、ちょっと距離があったり、緊張感があったりするのですが。
慣れてくると、私の名前も覚えてくれたり、チュートリアルで「ここが分からない~驚き」と助けを求めてきたり、中間テストの手応えを教えてくれたり。
私も、生徒の顔と名前を覚え、課題やテストについてのアドバイスをしたり、チュートリアルの後に自分の授業がなければ、10~15分ほど残って生徒たちの質問に答えたり。
 
学期始めは赤の他人だった学生たちも、時が経つにつれ、私にとって「大事な生徒」という存在に。
テスト前は「頑張れ~!」と心から応援していました。
人見知りだの、内向的だの、人嫌いだの、いろいろ言っている私ですが、なんだかんだ言って、生徒と関わるのが大好きでした。
それを目の当たりにしている私の彼は、「私、できるだけ人と関わりたくないんだよね」と私が呟くたびに「お前は何をほざいてんだ 真顔」と言った目で見てきます。
 
  • 生徒から感謝される
この長所に関しては、いくつかエピソードがあるので、次回の記事でもう少し詳しく書きます。
 
  • 「教える」という経験が楽しい
ただ単純に生徒と関わるのも楽しかったのですが、私は「教える」という経験がとっても好きでした。

毎週、生徒が取り組むタスクの説明をしたり、課題のポイントを教えたり。

それを、生徒が理解し、タスクや課題をこなしていく、という感じが楽しかったです。

 
なんとな~く説明を聞いている生徒もいましたし、分かったのか分かってないのか、はっきりしないような態度の生徒もいました。
そんな中、「分かった?」と聞いて「いや、分かんない」とズバリと答えてくれる生徒が、私は大好きでした(変人)。
「さっきの説明で伝わらなかったか…。じゃ、違う角度から攻めてみよう!」と、一生懸命考えされられるのが好きで(やっぱり変人)。
そのような過程を経て、生徒が「あ、分かった!」となる瞬間が、く~っ、たまらん!
長い一日の仕事の後、キンキンに冷えたビールを飲む感じですかね?(知らん)
 
  • バイト仲間ができる
図書館のバイトと同じで、周りのアシスタントも学生なので、友達ができやすいと思います。
ましてや、数学・統計学部に属している学生がアシスタントとして働いている場合がほとんどなので、同じ学部内で友達ができることになります。
私の場合、すごく仲良くなった人はいませんでしたが、ケラケラ冗談を交わすぐらいの仲の人は数人いたので、楽しく仕事をすることができました。
 
また、大学1年生の時にできた友達が、私に続いてアシスタントのバイトを始めたので、一緒に働くことができたのは最高でした。
チュートリアルの前後など、ちょっとした時間に、近況を報告し合ったり、くだらない話をしたり。
お互い勉強やバイトで忙しい大学生活を送っていましたが、同じバイトをしていることで会える時間が増え、さらに仲が良くなった気がします。
 
  • 過去に勉強した内容を忘れない
一生懸命勉強して単位を取ったとしても、時間が経つと、勉強した内容を忘れてしまったりしますよね。
その点、アシスタントは、チュートリアルで同じ内容を何度も教えるので、過去に勉強したことを忘れてしまうことがありません。
私の場合、大学1年生の時に習ったことを、チュートリアルを通して、何度も復習しているような気分になりました。
また、学ぶ側から教える側になったことで、「単位が取れるように」という思考から「ちゃんと教えられるように」という思考に変わり、生徒たちにうまく説明できるよう、さらに理解を深めなければ、という態度の変化もありました。

 

  • 教授・助教授・講師とお近づきになる機会がある
一緒にチュートリアルを教えたり、テストの監督をしたり、仕事内容で打ち合わせがあったり、統計学部の教授や講師と関わる機会が多かったです。
私は全然違う学部に属していたので、統計学部のスタッフと仲良くなったところで、何の得にもなりませんでしたが…。
(専攻が全然違うのに、なぜお前は統計学部のアシスタントをしている?と周りのアシスタントからは思われていたかもしれません。)
統計学を専攻している生徒、また、修士号や博士号を目指している生徒は、統計学部の教授や講師とお近づきになる機会があるのは大きなメリットかもしれません。
 
  • 立地条件が良い
この点は、図書館のバイトと同じ。

自分の授業が終わったら、チュートリアルが行われる建物に移動する、といった感じで、移動時間はたったの数分。

自分の普段の行動範囲内であるキャンパスでバイトができるというのは、かなり便利でした。

また、次の授業まで1時間半あるから、その間に採点を進めておこう、など、隙間時間を利用してできるバイトでもありました。

 

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次の記事では、このバイトにまつわるエピソードをいくつか紹介したいと思います。

今日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

 

 

以前、ニュージーランドの大学に通っていた時のバイトについて書きました。

 

一か月ぶりになりますが、そのシリーズを再開することにします。

 

今まで紹介したのは、

  1. ニュージーランドで初めてのバイトだった、ペットホテル・ペット一時預かり所での短期バイト
  2. 周りから羨ましがられた大学図書館での学生バイト

続いて紹介するのは、大学統計学部のアシスタントのバイトです。

 

図書館のバイトとほぼ同じタイミングで始め、大学2年目と3年目は、このバイトと図書館のバイトを掛け持ちしていました。

2016年3月から2018年の6月までの、2年3カ月間、働きました。

私の中では一番楽しかったバイトで、大学を卒業した後も半年間働かせてもらったほど大好きな仕事でした。

 

バイトを始めるまでの経緯

 

ニュージーランドの大学では、大まかに分けて、授業が2種類あります。

 

レクチャー(Lecture)は、大勢の生徒が受講する講義のことで、教授・講師が話しているのを学生が座って聞くという形です。

大きなクラスだと、100人から150人ぐらいの学生が出席するレクチャーもあります。

 

一方、チュートリアル(Tutorial)は、10~20人程の小さなグループで行われる授業。

科学実験など、実技をするチュートリアルもあれば、その週にレクチャーで学んだことを小さなグループで話し合うようなチュートリアルもあります。

試験前は、過去の試験問題をみんなで解いたり、分からないことを質問できる場でもあったりします。

教授や講師が話すのをただ聞いているレクチャーとは異なり、生徒同士の絡みはもちろん、生徒と先生の絡みがあります。

 

教授・助教授・講師がレクチャーとチュートリアル、両方とも教える場合もあれば、チュートリアルは博士号や修士号を勉強している学生が担当することも。

私が大学1年生の時に取った統計学の科目のチュートリアルは、講師の先生1人とアシスタント2人で行われていました。

当時のアシスタントは、修士号や博士号に向けて勉強をしている学生に加え、大学3年生の学生もいました。

 

曖昧な記憶ですが、当時のアシスタントに「アシスタントのバイト、来年応募してみればいいじゃん」みたいなことを言われたような気が。

私が選択した科目の中でも、統計学は特に楽しかったので、「やってみようかな~」という気持ちに。

 

大学1年目が終わり、夏休みが始まる直前の11月。

アシスタントの募集が出ていたわけでもなかったのですが、数学・統計学部の受付に赴きました。

履歴書さえ持って行かなかった気が…。

受付の女性に軽く自己紹介し、来年、アシスタントとして働きたい旨を伝えました。

 

あぁ~、来年のアシスタント、もう全員決まっちゃったの!ごめんね~ ショボーン

 
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そうなんですか!ガーン

残念…。ショボーン

あ、でも、連絡先だけ教えて?もし空きが出たら、連絡するから ニコニコ

 
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がっくりしたものの、連絡先だけ渡して、受付を後にしました。

 

その後、夏休みが始まり、ペットホテルでの短期バイトで毎日忙しく。

図書館の学生バイトの応募や面接でバタバタし、受かってワクワクし。

そんなこんなで、統計学部のアシスタントのバイトのことを考えている暇もありませんでした。

 

また、アシスタントとして働いていたのは、修士号や博士号を勉強している学生が多く。

普通の大学生でも、卒業に近い大学3~4年生がアシスタントをやっていたので、大学1年目を終えたばかりの、大学2年生のひよっ子の私がアシスタントとして採用されることはないかな~、と思っていました。

 

さて、大学2年目が始まり、数週間経った3月半ば。

統計学部からメールが。

 

だいぶ前にアシスタントとして働きたいと言っていましたよね。

月曜日の午前9時からのチュートリアルのアシスタントをお願いできますか?

できれば、毎週出される課題の採点もお願いしたいです。

出来るだけ早く返信お願いします。

 
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統計学のアシスタントのバイトのことは半ば諦めていた私は、このメールを読んでもちろん大喜び。

是非働きたいです、と即座に返信し、その日のうちに雇用契約を結びました。

 

履歴書も渡してないし、面接のようなものも一切なく、採用基準なんてあるのか、いまだ謎です。

私は違う学部に属していましたが、見ようと思えば、私の大学1年目の成績はチェックできたと思いますが。

自ら売り込みに来たというだけで、採用基準を満たしたのかもしれない、というのが私の憶測だったりします。

 

時給

 

時給は、$17.63(1,500円)

同時期にしていた図書館のバイトの時給は$18.85(1,620円)だったので、それに比べると少し安めです。

が、当時の私にとっては、バイトをすること自体に意味があったので、あまり時給に気を留めませんでした。

 

勤務日・勤務時間

 

勤務時間の話をする前に、学生ビザの話を少しだけ。

私が持っていた学生ビザは、夏休みの間はフルタイム(週40時間)で働くことが許可されていました。

大学の学期中は、週20時間までの就労が許可されていました。

 

学期中にしていた図書館のバイトは週15時間。

ということは、2つ目のバイトで週に5時間以上働くことはできません。

 

統計学部でのバイトを始めた大学2年目の前期は、週3時間のみの勤務だったので、もちろんビザの制限内でした。

 

大学2年目の後期、勤務時間を週5時間に増やしました。

当時、他のアシスタントのシフトをカバーしてくれないかと頼まれたこともありましたが、週20時間以上働いてはいけないというビザの制限を理由に断っていました。

 

大学3年目。

統計学部の管理者が新しい人(といっても別の部署で働いていたようですが)に変わりました。

この貫禄のあるおばさまに、なぜかとっても気に入られ。

仕事をどんどん頼まれました。
 

テストと課題の採点、採点結果のデータ入力も頼んでいい? ニコニコ

 
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できることならやるんですけど、週の就労時間がビザの制限にもう達してるので… ショボーン

余分に働いた時間を、事後、大学が休みの時やチュートリアルがない時に申請してもいいなら、できますけど…。

あ、それで全然大丈夫!よろしくね~ ニコニコ

 
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2週間に1回、自分が働いた時間をタイムシートに入力し、オンライン上で提出し、管理者がチェックし、承認する、というのが大学のバイトの形式でした。

なので、もし週に25時間働いたなら、余分な5時間は、20時間以下働いた週に振り分けることができます。

 

私は何でそんなことを提案したのか…?

まぁ、たぶん統計学部のバイトが大好きだったからでしょう。

とにかくやりがいがあって、とにかく楽しくて。

まぁ、管理者のおばさまも、私が「週の就労時間がビザの制限にもう達してる」と言った時点で、断らんのか~い。

私も私だけど、管理者も管理者よ(何)。

 

そこからもう沼りました。

どんどん仕事量が増えて、大学3年生の時は、週に何時間働いていたのか、もう分からない状況でした。

記録の上では、週20時間のみ働いていたことになっていますが、実際はどうやら…。

 

金銭面ではかなり助かりました。

試験期間でチュートリアルがない週、前期と後期の間にある2週間の休みなど、アシスタントの仕事は一気に減ります。

ですが、私の場合、本来なら収入が少なくなってしまう期間に、それまで余分に働いた分の時間を申請していたので、一年を通して一定の収入を得ることができました。

 

今思えば、働き過ぎでしたね。

学生ビザの就労時間の制限があるのは、ちゃんとした理由があってのこと。

良い子は真似しないでくださいね。

 

実際の勤務日・勤務時間は学期ごとにバラバラでした。

学期が始まる前に、自分が働けるチュートリアルを選び、アシスタントの希望に沿って管理者がシフトを作る、という流れでした。

授業が終わった後、10分の移動時間があるので、自分の授業が終わり次第、急いでチュートリアルに向かったり、チュートリアルが終わり次第、すぐ自分の授業に向かったり、といった感じでした。

採点や採点結果のデータ入力は、基本週末にやっていました。

 

長くなるので、仕事内容、メリット、デメリットは次回の記事で。

 

 

前回の記事で、ニュージーランドから日本の家族に送ったものを紹介しました。

 

ニュージーランドから日本に荷物を送る方法を書き留めておきたかったのですが、前回の記事が長くなってしまったので、別の記事にまとめることにしました。

 

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  • ニュージーランドから日本への船便はない

コロナ以前は、一年に一回、日本に一時帰国していたので、ニュージーランドから日本へ荷物を送ることはありませんでした。

なので、日本の家族に荷物を送ることを決めたら、まず郵送の方法を調べました。

船便は、届くのに時間がかかりますが、航空便と比べると、だいぶ安価で済みます。

急ぎの荷物でもなかったので、できれば船便がいいなぁ、と思っていましたが。

現在、ニュージーランドから日本への船便はないそうです。

(日本からニュージーランドへの船便もないようですね。)

ということで、航空便を利用することになりました。

 

  • NZ POST(ニュージーランド郵便)を利用
荷物を郵便局の窓口へ持ち込み、そこで郵送の処理を行うこともできます。
が、オンラインで申し込めば、430円($5)安く済みます。
ケチで倹約家で貧乏性(重ね過ぎ)の私は、もちろんオンラインでの申し込みを選びました。
 
オンラインの場合、NZ POSTのウェブサイトで、以下の情報を入力します。
  1. 送り手(荷物を送る側)の名前、住所、電話番号、メールアドレス
  2. 受け手(荷物を受け取る側)の名前、住所、電話番号、メールアドレス
  3. 箱の大きさと重さ
  4. 荷物の内訳 - それぞれの重量と価値
  5. 何らかの理由で郵送できなかった場合の処理の選択
送り手と受け手の名前と住所は必須項目ですが、電話番号とメールアドレスは任意項目です。
送り手である私の電話番号とメールアドレスは入力しましたが、受け手である姉の電話番号とメールアドレスは入力しませんでした。
姉に聞くのが面倒だったわけではないですよー(棒読み)。
 
箱の大きさと重さは、おおよそで大丈夫だそうです。
入力した情報をもとにオンラインで支払いを済ませますが、仮払いのようなものであって、荷物を預かり次第、郵便局が正確な大きさと重さを測り、料金を確定します。
確定された料金が仮払いの料金と違う場合は、正しい値段が請求されるというわけです。
 
荷物の内訳のうち、アイテム一つ一つの重量も、すっごく正確である必要はありません。

実際、荷物を預けた郵便局内のポスターにも、内容物それぞれの重量はおおよそで大丈夫です、と書いてありました。

お菓子、Tシャツ、おもちゃや本がそれぞれ何キロなんて分からないですしね。
 
もちろん英語で入力します。
 
 
何らかの理由で郵送できなかった場合、送り手の負担で返送するか、郵便局側で廃棄するか、選択できます。
せっかくいろいろ見て選んだ贈り物。
廃棄されるのは悲しすぎるので、送り手の負担で返送する、を選びました。
 

すべての情報を入力すると、送付状がメールで送られてくるので、それを印刷し、2か所サインするところがあるのでサインをし、箱に貼り付けます。

無料で郵便局の人に家まで荷物を取りに来てもらうこともできますが、私は、出かけたついでに郵便局の窓口へ行き、荷物を預けてきました。

 

郵便局の窓口で、送付状とは別に、送り先の住所を箱に書いておくといいよ、と教わったので、白紙のラベルをもらい、送り先の住所を書いて箱に貼っておきました。

念には念を入れよ、ということですね。

 

  • 料金
日本の宅配便と同じく、荷物の大きさと重さで値段が決まります。
私が送った荷物は、30x30x40cmの100サイズの箱。
重さは約4.8キロ。
配送料は、約1万3,800円($162)でした。
荷物の追跡ができるオプションを追加するともっと高くなると思います。
 
  • 箱はなんでもいい
郵便局でも段ボール箱は買えますが、60サイズの段ボール箱は340円($4)、100サイズは550円($6.5)と少し高め。
スーパーなどで、空箱をもらってくれば無料で済みます。
私の場合、家に転がっていた段ボール箱を使うことに。
箱の角はテープで補強しましたが、他には特に何もしませんでした。
 
荷物を受け取った姉によれば、箱は綺麗な状態で届いたそう。
下の写真は、荷物を受け取った姉が撮ってくれたものです。
毎回そうとは限りませんが、雑に扱われた感じは一切ありませんでした。
 

壊れ物が入っているわけではありませんが、箱の内側に緩衝材(プチプチ)を入れました。

また、クッキーやクラッカーなど、衝撃を与えたくないものは、緩衝材で包み、できるだけ箱の中央に。

本やTシャツなど、緩衝材になるようなものは外側に入れるようにしました。

その努力のかいもあってか、クッキーやクラッカーはボロボロになることもなく、無事に届いたようでした。

 

  • 税関検査のための荷物の開封
届いた荷物には、中部国際郵便局からのメモが貼られていました。
 
「この郵便物は、税関検査のため開封され、当郵便局において再装されました。」とのこと。
いろいろ調べてみたら、税関で箱を開封して検査が行われる確率はそんなに高くないようです。
10%未満との情報も!
 
基本、X線照射で中身を検査するようなので、申告してある内容とX線で見えるシルエットが似ていれば、荷物を開封して検査することはないそうです。
逆に、申告された内容とX線照射で見えた形がかけ離れているようであれば、開封検査が行われるそう。
私の場合、申告した内容とX線のシルエットは一致しているように思いますが、緩衝材入れすぎたのかな?
X線でどう見えるのか分からないので、こればっかりは何とも言えませんね。
 
しっかり梱包した荷物を開けられるのはちょっと…、と思うかもしれません。
が、私が送った荷物は、特に荒らされていた感じもなく、中身も箱の中に綺麗に戻されていたようだったので、開封検査は別に嫌がることでもないかと思います。
(壊れ物が入ってたりすると、話は別かもしれませんが。)
 
  • お届け日数
NZ POSTのウェブサイトによると、日本への荷物は、届くまでに3~10営業日ほどかかるそうです。
私の場合、月曜日の午前中に送り、翌週の火曜日に送り先に届きました。

6営業日ということなので、目安のちょうど平均といったところでしょうか。

コロナの影響でもっと遅くなるかな、と思っていたので、意外と早くてびっくりしました。


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日本からニュージーランドへ荷物を送ったことはありましたが、ニュージーランドから日本に荷物を送ったのは初めてのことだったかもしれません。

荷物を送ってから少しドキドキしていたので、無事に届いたと姉から連絡が来た時は、ホッとしました。

次回があるかどうか分かりませんが、今回の経験を通して、日本へ荷物を送る方法をしっかり把握したので、どんと来い!って感じです(?)。

何事も経験ですね。

 

 

昨晩、自分のブログをチェックしていたら、おまかせ広告が自動で挿入されていました。

自動挿入だと、記事のど真ん中に広告を入れてくるんですね。

しかも、記事の長さにもよると思いますが、1つの記事に複数の広告が!

びっくりしちゃいました。

私の記事に勝手に広告を入れるな~!と、自動挿入をオフにしましたが、ちゃんと消えたかな…?

 

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さて、3週間前の話ですが。
日本にいる家族に、ニュージーランドから荷物を送りました。

きっかけはこのお菓子。

 


Le Snak(レ・スナック)といって、クラッカーに付属のチーズをつけて食べるお菓子です。
このLe Snak、ニュージーランドで一度食べてから、ハマってしまい。

 

お酒のおつまみ。

ちょっと小腹が空いた時。

昼ご飯を作る時間がない時、フルーツバーとこのLe Snakで一日乗り切ったり。

私の彼も、寝る前の夜食として食べたり。

 

かなり重宝していました。


5年前、初めて日本に一時帰国した際、お土産として日本に持ち帰り、父にあげてみたところ。

やっぱり親子ですね。

父も、Le Snakがとても気に入ったようでした。

それからは、一時帰国するたびに、必ず数箱持って帰るようにしていました。

 

話は現代に戻り…。

 

数カ月前のある朝。

まだ起きたくなくて、ベッドの中でゴロゴロしながら、スマホをいじっていたら。

 

こんな記事を発見。

 

需要がなくなったのか、今年の5月でLe Snakの製造が中止された、という記事を見つけました。

ということは、Le Snakは、現在売り場に出回っているもので最後。

売り切れてしまったら、廃盤になった商品なので、もう二度と手に入れることができません!

 

「あ~、もう食べられないのか」という残念な気持ちよりも、「父さんが大好きだったのに!父さん用のお土産だったのに!」という気持ちが強く。

親孝行と言っては大袈裟かもしれませんが、父に、最後にもう一度Le Snakを食べてもらいたい!と思い。(ちなみに、父は元気ですよ。)

いつ日本に帰るか分からないので、Le Snakだけでも日本に送ることにしました。

 

Le Snakが製造中止になった記事を読んだのは6月末。

その際、なくなっちゃう前に少し買っておこう、と2箱買っておいてありました。

日本に送るなら、もっとたくさん買わなきゃ、と思い立った7月の頭。

Le Snakを求めてスーパーを何軒も回りましたが、残念なことに、どこのお店でも売り切れでした。

私と同じように、Le Snakの製造が中止になった記事を読んだ人はたくさんいたのでしょう。

2箱だけではなく、もっと送りたかったのですが、結局、2箱(6パックx2箱)と我が家にバラであった10パック、合計22パックのLe Snakを送ることになりました。

 

そして、日本に荷物を送るなら、ついでに家族全員にも何かを送ろう!と思い、欲しいものをリクエストしてもらいました。

 

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父と母はTシャツをリクエストしたので、こちらを購入。

母には可愛いデザインのTシャツ。

シンプルなキウイのデザインのTシャツを見つけた時は、こののほほんとした、優しそうな感じが父にピッタリだなぁ、と即決しました。


兄からはリクエストなし。

そして、リクエストがないと、本当に何も送らない私(おい)。

 

兄がリクエスト権を譲った義姉からは、『I Love Food Co』というメーカーのクッキーを頼まれました。

 

2年半前に一時帰国した際もこのメーカーのクッキーを頼まれたのですが、すごくおいしかったらしく、リピのリクエストです。

前回は1袋しか持って帰らなかったので、今回は3種類(ホワイトチョコクッキー、ココナッツチョコクッキー、チョコチップクッキー)を取り揃えてみました。

私も彼も食べたことがないメーカーなのですが、おいしいなら一度は試してみようかな…?

義姉の推しっぷりに、姉も気になったようだったので、義姉と姉、二人にこのクッキーを送りました。

 

姉は『Molly Woppy』というメーカーのクッキーをリクエスト。

こちらも、過去に一時帰国した際のお土産であげたことがあり、おいしかったそうです。

チョコとココナッツのクッキー、チョコチップクッキーの2種、送りました。

どちらもグルテンフリーのようです。

 

義兄からはTシャツのリクエスト。

羊の顔のデザインのTシャツを見た瞬間、「これは義兄のだ!」と即購入。

ふざけたデザインだけだと嫌かなぁ、と思ったので、まともなデザインのTシャツも買いました。

が、どうやら羊のTシャツが気に入ったそうです。

見る目があるな、私(何様)。

 

続いて、可愛い甥っ子たち(4歳と2歳)への贈り物。

姉からもらった甥っ子用のリクエストはTシャツと帽子でしたが、帽子は良いのが見つからず。

 

Tシャツは可愛いのがたくさんありました。

私のお気に入りは右上の緑色のTシャツ。

おしゃれなデザインで、かっこいい!

 

こちらの真っ赤なTシャツも私のお気に入り。

 

というのも…。

"Someone who loves me very much went to New Zealand and got me this T-shirt."と書いてあります。

直訳すると「私・僕をとっても愛してくれている人がニュージーランドに行って、このTシャツを買ってきてくれた」という意味。

このTシャツを見た瞬間、「この言葉、私の甥っ子にピッタリじゃ~ん キューン ラブ飛び出すハート飛び出すハート飛び出すハート」と親バカならず、叔母バカぶりを発揮。

そんだけ、甥っ子たちが愛おしくて愛おしくて、しょうがないのです。

 

現在、ニュージーランドは冬なので、冬物の服も買いました。

イエティ(雪男)のトレーナーは可愛すぎて、すぐ買い物カゴに。

左下の三色のトレーナーも似合うだろうなぁ… キューン ラブ飛び出すハート飛び出すハート飛び出すハート

 

ショッピングモールで服を探していた最中、「おもちゃも送ろう!」と思いつき。

上の子は自閉症・知的障害があるので、どんなおもちゃを買えばよいのか分からず。

送った衣類は全部下の子には大きすぎるサイズなので、上の子のおもちゃがないぶん、服で見逃してくれるだろう、なんてね。

次回はもうちょっと時間に余裕をもって、上の子が楽しめそうなおもちゃを探してみたいと思います。

 

Zoomを使って姉と話す際、下の甥っ子が「ゴォオオドン!パァーシー!」と言いながら、トーマスの絵本やテレビ番組を嬉しそうに見ていることが何度もあったので、下の子にはトーマス系のおもちゃを買うことにしました。

 

まず見つけたのは、パーシーのおもちゃ。

ゴードンも売っていましたが、ゴードンの顔はいかつい(!)気がしたので、パーシーにしました。

ちなみに、ニュージーランドのパーシーは日本のパーシーより顔が可愛いそうです。

 

トーマスの絵本も買いたいなぁ、と3軒ぐらい本屋を回りましたが、ニュージーランドでは人気がないのか、あまり売られていませんでした。

売られていても、普通の絵本。

私が探していたのは、1ページ1ページが厚くて丈夫なボードブック。

 

トーマス以外のボードブックを買うしかないかな、と考えていた矢先、ある本屋さんにありました。

トーマスのボードブック!

しかも、値引き品のコーナーに置いてあったので、定価よりも安く購入できました。

 

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荷物が届いてすぐに、姉が甥っ子達の写真を送ってくれました。

何着ても可愛いけど、やっぱ男の子!

緑がよく似合うなぁ キューン ラブ飛び出すハート飛び出すハート飛び出すハート

 

下の子の写真も。

ニュージーランドのパーシー(大)と日本のパーシー(小)を並べて遊んでます。

私の買った本やおもちゃで遊んでいる姿、可愛すぎるのですが キューン ラブ飛び出すハート飛び出すハート飛び出すハート

 

日本になかなか帰国できず、叔母さんらしいことが一つもしてあげられていないので、せめて服やおもちゃを贈ることで、私の愛情が伝われば、といった気持ちです。

 

さて、買い物やら梱包やら手続きやら、いろいろ時間と労力はかかりましたが、家族全員喜んでくれたようで、頑張った甲斐がありました。

今度は荷物を送るのではなく、日本に帰国して、直接お土産を渡すことができればいいなぁ。

 

 

どうも、断捨離にハマっている数独です。

仕事を終えて帰宅したら、何もかもすべて売られていたりして…、と彼がドキドキしていますが、そこまでいってはいませんよ、まだ(まだ?!)。

 

前回の記事で、ニュージーランドで主に利用されているフリマサービスを紹介しました。

 

私が現在利用しているのは、Facebookが提供するフリマサービス、Marketplace。

誰でも気軽に利用できるのが長所なのですが、それが短所でもあり。

というのも、『time-waster』という輩がかなりいるようです。

timeは時間、wasteは無駄にする、という意味。

つまり、時間を無駄にする人、といったところでしょうか。

 

買う気がないのに売り手にいろいろ質問したり、引き渡しの当日に約束をすっぽかし、取りに来なかったり…。

売り手の時間・努力を無駄にする人のことを指します。

日本語でいう冷やかしのようなものですかね。

いや、冷やかしよりもたちが悪いかもしれません。

 

Marketplaceを利用し始める前から、そういったtime-wasterの存在は知っていましたが、関数電卓も解剖セットも、とてつもなくスムーズに売ることができました。

 

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さて、関数電卓と解剖セットを無事に売り、次に出品したのはこちら。

ニュージーランド発のブランド『Kathmandu(カトマンドゥ)』のダウンジャケット

 

 

彼がまだ大学生だった時、友人に貸してもらい、後日返そうとしたら「いらないから、あげる~」と言われたそう。

もらったはいいものの、ダウンジャケットがあまり好きではない彼は、最初に友人に貸してもらった時を除いて、一度も着ることはなく。

ずーっとクローゼットの中にしまったままでした。

 

一応、ニュージーランドでは有名なブランドもの。

新品を買うとなると、一番安いダウンジャケットでも、約1万円($120)します。

Marketplaceで同じKathmanduのダウンジャケットを検索してみたら、3,400円~8,600円($40~$100)と、かなり幅広い価格設定。

 

早速、彼に相談。

友人からタダでもらったこと、そして、5年近くクローゼットの中で眠っていたので少~しクタッとなっていたこと。

この2点を考慮して、相場より少し安めの価格、4,300円($50)で出品!

 

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出品した当日の夜、メッセージが。

この商品、まだ取引可能ですか?

 
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はい、大丈夫ですよ。

3,400円($40)に値引きしてくれませんか?木曜日に取りに行けます。

 
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初めての値引き交渉。

どうしよう~!と悩みに悩んだ挙句、出品したばかりだったので、断ることに。

出品して一週間ほどしても売れなかったら、値下げしてもいいのですが、出品して一日も経ってなかったですしね。

 

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すみません、値引きはできません。

そう、じゃあ、木曜日に取りに行きます。

 
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別に値引きしなくても買うつもりあったのね ガーン とびっくりしながらも、日程の調整をし、金曜日の朝に引き渡すことに。

関数電卓や解剖セットのように、スムーズに事が進んでいました。

 

引き渡し前日になっても、住所を聞いてこなかったので、忘れてるのかな?と思い、金曜日の朝、連絡を入れてみました。

 

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今朝の引き渡し、よろしくお願いします。確認のメッセージをもらい次第、住所教えますね。

 

が、音沙汰無し。

 

結局、私のメッセージに既読もつかず、取引は成立しませんでした。

どちみち家にいて、予定を崩されたわけでもなかったので、落ち込んだり、イライラすることはなく。

逆に、連絡もなしに約束をすっぽかすという、私からしたら考えられない行為を目の当たりにし、「おぉ、これがtime-wasterというやつね~」と、思わず感心しちゃいました。

 

気を取り直して、ジャケットのステータスを『取引中』から『取引可能』に変更。

 

その後も、4人から連絡がありましたが、1人目は「遠すぎるから取りに行けない」と断られ(どこの市か書いてあるがな!とツッコミたくなりました)。

2人目と3人目は、「取引可能ですか?」の質問に「はい、まだ売ってます」と答えたものを既読スルーされ。

4人目は「2,500円($30)に値引きしてくれませんか?」とガッツリ交渉してきたので、こちらから断りました。

 

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出品してから一週間後、一人の女性からメッセージが。

 

この商品、まだ取引可能ですか?

 
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はい、まだ売ってますよ。

是非買いたいです。明日、引き渡しできますか?

 
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はい、大丈夫です。

ありがとうございます!

 
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お、乗り気じゃん!しかも、言葉遣いも丁寧な感じ!と私は少しウキウキ。

が、最後のメッセージから、引き渡しの詳細を決める連絡など一切なく。

 

翌日、メッセージを送ってみました。

 

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今日、ジャケットを買いたいようでしたら、都合が良いのはいつですか?

 

結果…。

 

見事な既読スルー。

 

「やっぱりいりません」「まだ考え中です」の一言もないんか~い笑い泣き、と心の中でツッコミを入れ、再度ジャケットのステータスを『取引可能』に変更。

 

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数日後、またメッセージが。

もう希望を失いかけていた私は、特に期待もせずに返信。

 

この商品、まだ取引可能ですか?

 
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はい、まだ売ってます。(どうせ冷やかしだろ~口笛

余分に850円($10)払うので、大学まで持ってきてくれませんか?

 
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値引きをされるのには慣れましたが、まさか上乗せしてくるとは想定外。

正直言って、半信半疑のまま、やり取りが進み、次の日に引き渡すことに。

彼女が指定した大学のキャンパスは、私の仕事先から車で5分ほどだったので、仕事帰りに寄ることにしました。

 

引き渡しの数時間前にもう一度確認の連絡を入れると、すぐに返信が。

引き渡しの時間が近づくにつれ、「着いたら連絡ください」「今、寮に走って戻ってるところ。数分遅れてしまうかも。」などと、向こうからこまめに連絡が入り、私の安心感は増す一方でした。

 

いざ会ってみると、サモア、トンガ、フィジーなどの太平洋諸島系の若い女性でした。

 

場所が分かりにくくてごめんなさい!驚き

 
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いえ、私もこの大学に通っていたので、全然大丈夫でしたよ~。照れ

あ、そうなんですか!何を勉強したんですか?ニコニコ

 
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小学校教諭の資格を取る勉強をしました。あなたは?

コミュニケーション学を勉強してます。にっこり

 
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へぇ~。大学生活は今のところどうですか?ニコニコ

う~ん、早く卒業したい!単位取れるギリギリの範囲内で頑張ってます 爆笑

 
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それで十分!いろいろ頑張ってね!ウインク

 

と、最初から最後まで気持ちの良いやり取りができました。

time-wasterのおかげで(せいで?)、誠実な対応をしてくれた買い手の方が一段と素敵に見えました。

 

売り上げは、5,150円($60)

出品してからちょうど2週間経っていました。

未読スルーやら既読スルーやら、いろいろありましたが、最後の最後に良い人に売れて満足。

しかも、出品価格よりも高く売れた!

まさに、終わり良ければ総て良し、ですね。

 

いわゆるtime-wasterというものにイライラすることはありませんでしたが、さっさと売ってしまいたい、引っ越しなどの理由で○○日までに売らなければいけない、といった出品者からしたら、time-wasterはとてつもなく迷惑な存在でしょう。

改めて、時間がある今のうちに断捨離を始めて良かったなぁ、と感じました。

 

また、関数電卓や解剖セットは「欲しい」というよりも「必要」なアイテムなので、自然と冷やかしも少なくなるような気が。

服は必需品ではないので、「あ、これ欲しいかも~」とやり取りを始めてみたものの、「やっぱいらないや~」となってしまうことが多々あるのかもしれません。

 

現在の売り上げ総額:9,350円($110)

  • 関数電卓x2:1,700円($20)
  • 解剖セット:2,500円($30)
  • ダウンジャケット:5,150円($60)

 

次は何を売ろうかな~?