前回の記事で、ニュージーランドから日本の家族に送ったものを紹介しました。

 

ニュージーランドから日本に荷物を送る方法を書き留めておきたかったのですが、前回の記事が長くなってしまったので、別の記事にまとめることにしました。

 

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  • ニュージーランドから日本への船便はない

コロナ以前は、一年に一回、日本に一時帰国していたので、ニュージーランドから日本へ荷物を送ることはありませんでした。

なので、日本の家族に荷物を送ることを決めたら、まず郵送の方法を調べました。

船便は、届くのに時間がかかりますが、航空便と比べると、だいぶ安価で済みます。

急ぎの荷物でもなかったので、できれば船便がいいなぁ、と思っていましたが。

現在、ニュージーランドから日本への船便はないそうです。

(日本からニュージーランドへの船便もないようですね。)

ということで、航空便を利用することになりました。

 

  • NZ POST(ニュージーランド郵便)を利用
荷物を郵便局の窓口へ持ち込み、そこで郵送の処理を行うこともできます。
が、オンラインで申し込めば、430円($5)安く済みます。
ケチで倹約家で貧乏性(重ね過ぎ)の私は、もちろんオンラインでの申し込みを選びました。
 
オンラインの場合、NZ POSTのウェブサイトで、以下の情報を入力します。
  1. 送り手(荷物を送る側)の名前、住所、電話番号、メールアドレス
  2. 受け手(荷物を受け取る側)の名前、住所、電話番号、メールアドレス
  3. 箱の大きさと重さ
  4. 荷物の内訳 - それぞれの重量と価値
  5. 何らかの理由で郵送できなかった場合の処理の選択
送り手と受け手の名前と住所は必須項目ですが、電話番号とメールアドレスは任意項目です。
送り手である私の電話番号とメールアドレスは入力しましたが、受け手である姉の電話番号とメールアドレスは入力しませんでした。
姉に聞くのが面倒だったわけではないですよー(棒読み)。
 
箱の大きさと重さは、おおよそで大丈夫だそうです。
入力した情報をもとにオンラインで支払いを済ませますが、仮払いのようなものであって、荷物を預かり次第、郵便局が正確な大きさと重さを測り、料金を確定します。
確定された料金が仮払いの料金と違う場合は、正しい値段が請求されるというわけです。
 
荷物の内訳のうち、アイテム一つ一つの重量も、すっごく正確である必要はありません。

実際、荷物を預けた郵便局内のポスターにも、内容物それぞれの重量はおおよそで大丈夫です、と書いてありました。

お菓子、Tシャツ、おもちゃや本がそれぞれ何キロなんて分からないですしね。
 
もちろん英語で入力します。
 
 
何らかの理由で郵送できなかった場合、送り手の負担で返送するか、郵便局側で廃棄するか、選択できます。
せっかくいろいろ見て選んだ贈り物。
廃棄されるのは悲しすぎるので、送り手の負担で返送する、を選びました。
 

すべての情報を入力すると、送付状がメールで送られてくるので、それを印刷し、2か所サインするところがあるのでサインをし、箱に貼り付けます。

無料で郵便局の人に家まで荷物を取りに来てもらうこともできますが、私は、出かけたついでに郵便局の窓口へ行き、荷物を預けてきました。

 

郵便局の窓口で、送付状とは別に、送り先の住所を箱に書いておくといいよ、と教わったので、白紙のラベルをもらい、送り先の住所を書いて箱に貼っておきました。

念には念を入れよ、ということですね。

 

  • 料金
日本の宅配便と同じく、荷物の大きさと重さで値段が決まります。
私が送った荷物は、30x30x40cmの100サイズの箱。
重さは約4.8キロ。
配送料は、約1万3,800円($162)でした。
荷物の追跡ができるオプションを追加するともっと高くなると思います。
 
  • 箱はなんでもいい
郵便局でも段ボール箱は買えますが、60サイズの段ボール箱は340円($4)、100サイズは550円($6.5)と少し高め。
スーパーなどで、空箱をもらってくれば無料で済みます。
私の場合、家に転がっていた段ボール箱を使うことに。
箱の角はテープで補強しましたが、他には特に何もしませんでした。
 
荷物を受け取った姉によれば、箱は綺麗な状態で届いたそう。
下の写真は、荷物を受け取った姉が撮ってくれたものです。
毎回そうとは限りませんが、雑に扱われた感じは一切ありませんでした。
 

壊れ物が入っているわけではありませんが、箱の内側に緩衝材(プチプチ)を入れました。

また、クッキーやクラッカーなど、衝撃を与えたくないものは、緩衝材で包み、できるだけ箱の中央に。

本やTシャツなど、緩衝材になるようなものは外側に入れるようにしました。

その努力のかいもあってか、クッキーやクラッカーはボロボロになることもなく、無事に届いたようでした。

 

  • 税関検査のための荷物の開封
届いた荷物には、中部国際郵便局からのメモが貼られていました。
 
「この郵便物は、税関検査のため開封され、当郵便局において再装されました。」とのこと。
いろいろ調べてみたら、税関で箱を開封して検査が行われる確率はそんなに高くないようです。
10%未満との情報も!
 
基本、X線照射で中身を検査するようなので、申告してある内容とX線で見えるシルエットが似ていれば、荷物を開封して検査することはないそうです。
逆に、申告された内容とX線照射で見えた形がかけ離れているようであれば、開封検査が行われるそう。
私の場合、申告した内容とX線のシルエットは一致しているように思いますが、緩衝材入れすぎたのかな?
X線でどう見えるのか分からないので、こればっかりは何とも言えませんね。
 
しっかり梱包した荷物を開けられるのはちょっと…、と思うかもしれません。
が、私が送った荷物は、特に荒らされていた感じもなく、中身も箱の中に綺麗に戻されていたようだったので、開封検査は別に嫌がることでもないかと思います。
(壊れ物が入ってたりすると、話は別かもしれませんが。)
 
  • お届け日数
NZ POSTのウェブサイトによると、日本への荷物は、届くまでに3~10営業日ほどかかるそうです。
私の場合、月曜日の午前中に送り、翌週の火曜日に送り先に届きました。

6営業日ということなので、目安のちょうど平均といったところでしょうか。

コロナの影響でもっと遅くなるかな、と思っていたので、意外と早くてびっくりしました。


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日本からニュージーランドへ荷物を送ったことはありましたが、ニュージーランドから日本に荷物を送ったのは初めてのことだったかもしれません。

荷物を送ってから少しドキドキしていたので、無事に届いたと姉から連絡が来た時は、ホッとしました。

次回があるかどうか分かりませんが、今回の経験を通して、日本へ荷物を送る方法をしっかり把握したので、どんと来い!って感じです(?)。

何事も経験ですね。