どうも、断捨離にハマっている数独です。
仕事を終えて帰宅したら、何もかもすべて売られていたりして…、と彼がドキドキしていますが、そこまでいってはいませんよ、まだ(まだ?!)。
前回の記事で、ニュージーランドで主に利用されているフリマサービスを紹介しました。
私が現在利用しているのは、Facebookが提供するフリマサービス、Marketplace。
誰でも気軽に利用できるのが長所なのですが、それが短所でもあり。
というのも、『time-waster』という輩がかなりいるようです。
timeは時間、wasteは無駄にする、という意味。
つまり、時間を無駄にする人、といったところでしょうか。
買う気がないのに売り手にいろいろ質問したり、引き渡しの当日に約束をすっぽかし、取りに来なかったり…。
売り手の時間・努力を無駄にする人のことを指します。
日本語でいう冷やかしのようなものですかね。
いや、冷やかしよりもたちが悪いかもしれません。
Marketplaceを利用し始める前から、そういったtime-wasterの存在は知っていましたが、関数電卓も解剖セットも、とてつもなくスムーズに売ることができました。
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さて、関数電卓と解剖セットを無事に売り、次に出品したのはこちら。
ニュージーランド発のブランド『Kathmandu(カトマンドゥ)』のダウンジャケット。
彼がまだ大学生だった時、友人に貸してもらい、後日返そうとしたら「いらないから、あげる~」と言われたそう。
もらったはいいものの、ダウンジャケットがあまり好きではない彼は、最初に友人に貸してもらった時を除いて、一度も着ることはなく。
ずーっとクローゼットの中にしまったままでした。
一応、ニュージーランドでは有名なブランドもの。
新品を買うとなると、一番安いダウンジャケットでも、約1万円($120)します。
Marketplaceで同じKathmanduのダウンジャケットを検索してみたら、3,400円~8,600円($40~$100)と、かなり幅広い価格設定。
早速、彼に相談。
友人からタダでもらったこと、そして、5年近くクローゼットの中で眠っていたので少~しクタッとなっていたこと。
この2点を考慮して、相場より少し安めの価格、4,300円($50)で出品!
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出品した当日の夜、メッセージが。
この商品、まだ取引可能ですか?


はい、大丈夫ですよ。
3,400円($40)に値引きしてくれませんか?木曜日に取りに行けます。

初めての値引き交渉。
どうしよう~!と悩みに悩んだ挙句、出品したばかりだったので、断ることに。
出品して一週間ほどしても売れなかったら、値下げしてもいいのですが、出品して一日も経ってなかったですしね。

すみません、値引きはできません。
そう、じゃあ、木曜日に取りに行きます。

別に値引きしなくても買うつもりあったのね とびっくりしながらも、日程の調整をし、金曜日の朝に引き渡すことに。
関数電卓や解剖セットのように、スムーズに事が進んでいました。
引き渡し前日になっても、住所を聞いてこなかったので、忘れてるのかな?と思い、金曜日の朝、連絡を入れてみました。

今朝の引き渡し、よろしくお願いします。確認のメッセージをもらい次第、住所教えますね。
が、音沙汰無し。
結局、私のメッセージに既読もつかず、取引は成立しませんでした。
どちみち家にいて、予定を崩されたわけでもなかったので、落ち込んだり、イライラすることはなく。
逆に、連絡もなしに約束をすっぽかすという、私からしたら考えられない行為を目の当たりにし、「おぉ、これがtime-wasterというやつね~」と、思わず感心しちゃいました。
気を取り直して、ジャケットのステータスを『取引中』から『取引可能』に変更。
その後も、4人から連絡がありましたが、1人目は「遠すぎるから取りに行けない」と断られ(どこの市か書いてあるがな!とツッコミたくなりました)。
2人目と3人目は、「取引可能ですか?」の質問に「はい、まだ売ってます」と答えたものを既読スルーされ。
4人目は「2,500円($30)に値引きしてくれませんか?」とガッツリ交渉してきたので、こちらから断りました。
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出品してから一週間後、一人の女性からメッセージが。
この商品、まだ取引可能ですか?


はい、まだ売ってますよ。
是非買いたいです。明日、引き渡しできますか?


はい、大丈夫です。
ありがとうございます!

お、乗り気じゃん!しかも、言葉遣いも丁寧な感じ!と私は少しウキウキ。
が、最後のメッセージから、引き渡しの詳細を決める連絡など一切なく。
翌日、メッセージを送ってみました。

今日、ジャケットを買いたいようでしたら、都合が良いのはいつですか?
結果…。
見事な既読スルー。
「やっぱりいりません」「まだ考え中です」の一言もないんか~い、と心の中でツッコミを入れ、再度ジャケットのステータスを『取引可能』に変更。
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数日後、またメッセージが。
もう希望を失いかけていた私は、特に期待もせずに返信。
この商品、まだ取引可能ですか?


はい、まだ売ってます。(どうせ冷やかしだろ~)
余分に850円($10)払うので、大学まで持ってきてくれませんか?

値引きをされるのには慣れましたが、まさか上乗せしてくるとは想定外。
正直言って、半信半疑のまま、やり取りが進み、次の日に引き渡すことに。
彼女が指定した大学のキャンパスは、私の仕事先から車で5分ほどだったので、仕事帰りに寄ることにしました。
引き渡しの数時間前にもう一度確認の連絡を入れると、すぐに返信が。
引き渡しの時間が近づくにつれ、「着いたら連絡ください」「今、寮に走って戻ってるところ。数分遅れてしまうかも。」などと、向こうからこまめに連絡が入り、私の安心感は増す一方でした。
いざ会ってみると、サモア、トンガ、フィジーなどの太平洋諸島系の若い女性でした。
場所が分かりにくくてごめんなさい!


いえ、私もこの大学に通っていたので、全然大丈夫でしたよ~。
あ、そうなんですか!何を勉強したんですか?


小学校教諭の資格を取る勉強をしました。あなたは?
コミュニケーション学を勉強してます。


へぇ~。大学生活は今のところどうですか?
う~ん、早く卒業したい!単位取れるギリギリの範囲内で頑張ってます


それで十分!いろいろ頑張ってね!
と、最初から最後まで気持ちの良いやり取りができました。
time-wasterのおかげで(せいで?)、誠実な対応をしてくれた買い手の方が一段と素敵に見えました。
売り上げは、5,150円($60)。
出品してからちょうど2週間経っていました。
未読スルーやら既読スルーやら、いろいろありましたが、最後の最後に良い人に売れて満足。
しかも、出品価格よりも高く売れた!
まさに、終わり良ければ総て良し、ですね。
いわゆるtime-wasterというものにイライラすることはありませんでしたが、さっさと売ってしまいたい、引っ越しなどの理由で○○日までに売らなければいけない、といった出品者からしたら、time-wasterはとてつもなく迷惑な存在でしょう。
改めて、時間がある今のうちに断捨離を始めて良かったなぁ、と感じました。
また、関数電卓や解剖セットは「欲しい」というよりも「必要」なアイテムなので、自然と冷やかしも少なくなるような気が。
服は必需品ではないので、「あ、これ欲しいかも~」とやり取りを始めてみたものの、「やっぱいらないや~」となってしまうことが多々あるのかもしれません。
現在の売り上げ総額:9,350円($110)
- 関数電卓x2:1,700円($20)
- 解剖セット:2,500円($30)
- ダウンジャケット:5,150円($60)
次は何を売ろうかな~?