ニュージーランドのフリマサービスを利用して売ったものを紹介していきます。

 

前回の記事の続きです。

 

売ったものを紹介する前に、ニュージーランドで利用できるフリマサービスを紹介。

日本で有名なフリマサービスと言えば、メルカリ、ヤフオク、PayPayフリマ、ラクマといったところでしょうか。

 

ニュージーランドで主に使われているフリマサービス、私が知っている範囲内では2つあります。

 

一つ目は『Trade Me(トレードミー)』。

ニュージーランドではかなり主流なフリマサービスで、一般人だけではなく、企業などが商品を売る場にもなっています。

また、大きな家具や車はもちろんのこと、不動産関連(家の売買や賃貸など)の情報も載せられています。

前に住んでいた家も、このTrade Meでフラットメイトを募集していたのを見つけたものでした。

Trade Meは、大手の求人サイトとしての役割も果たしています。

日本でいう正社員のようなフルタイムの仕事はもちろん、パートの仕事も見つけることができます。

 

もう一つは、『Facebook Marketplace(マーケットプレイス)』。

Facebookが提供するフリマサービスで、Facebookのアカウントさえあれば、誰でも気軽に利用できます。

取引のやり取りには、Facebookのメッセンジャー機能を使います。

現在、日本では利用できないサービスのようですが、ニュージーランドではたくさんの人が利用しているフリマサービスですね。

 

私が利用することにしたのは、後者の『Facebook Marketplace(マーケットプレイス)』。

というのも、Marketplaceだと、出品するのはもちろん、売上に対して手数料が一切かからないから!

一方、Trade Meでは、出品するのは無料だと思いますが、売り上げの7.9%が手数料として差し引かれてしまいます。

調べてみたら、メルカリやPayPayフリマは手数料が10%なので、それに比べたら安いほうなのかもしれませんが…。

無料で簡単に売れるなら、Marketplaceにしよう!と即決。

今のところは、「Trade Meを使おう」と思うようなこともないので、とりあえずMarketplace一本で続けていこうと思います。

 

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フリマサービスの説明はこれぐらいにして…。

 

断捨離を始めて、最初に売ったのは、カシオの関数電卓

私も彼も大学生の時に使っていたので、2台持っていました。

 

 

現在、同じ型の電卓は販売されていないのか、相場が分からず。

過去の家計簿をさかのぼってみたら、新品の電卓とノートの購入で3,500円($42)払っていました。

ノートを数冊買った覚えがあるので、電卓自体は2,500円($30)ぐらいだったかもしれません。

同じ型の電卓をMarketplaceで検索してみましたが、420円~3,000円($5~$35)と幅広い価格設定。

今思えば、1,300円($15)ぐらいで売ればよかったのですが、結局、850円($10)で出品。

 

出品した翌日に、4人からメッセージが。

1人はニュージーランドの電話番号っぽくない番号へショートメッセージを送るよう催促してきたので、無視。

 

最初にメッセージをくれた2人と取引開始。

 

1人目は、中国人女性。

我が家まで取りに来てくれたので、使い方をザっと説明し、無事に引き渡し。

満足そうでした。

 

2人目は、マレーシア人っぽい女性。

彼女の家が私の職場から近かったので、彼女の家に私が行くことに。

事前に支払いも済ませてくれて、「家にいなかったら、玄関に置いといていいよ~」と。

現物を見ずに支払いを済ませるなんて、人を信頼し過ぎな気が…。

それはともかく、結局家にいたので、直接引き渡し完了。

 

電卓は2台あったので、売り上げは1,700円($20)

出品した翌日に取引が成立したぐらいなので、もう少し高い値段でもよかったかもしれません。

でも、初めての出品だったので、ウジウジ考えても仕方ない!

 

「もっと高く売れたでしょ~ニヤニヤ」とウザい一言(!)を、一度ではなく三度ほど彼に言われたので、この電卓以降の商品は彼と一緒に値段を設定することにしました。

売価が安過ぎ、高過ぎなどと言われたら「お前が決めた値段だろ!」と返せるし、文句を言う奴に責任をなすりつけてしまえばいい、という気持ちだったのですが…。

二人でワイワイ話しながら値段を決める過程、これが意外と楽しい。

彼も関わることで、売れた時の喜びも一層分かち合える気がします。

彼のウザい一言は「俺も混ぜてよ~ちゅー」という意味が含まれていたのだろうか?(絶対違う。)

 

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さて、次に売ったのは、解剖セット

 

 

 

電卓と同じく、解剖セットも大学の授業で必要だったもの。

大学の売店にて、新品のセットを3,000円($35)で購入。

数回使いましたが、ほぼ新品です。

 

相場を知りたくて、Marketplaceで検索してみましたが、一切売られていませんでした。

誰もが持っているものでもないですし、それはそうですよね。

Marketplaceは諦め、大学生が教科書などを売買するページなどを調べてみたところ、過去の出品を発見!

1,700円~2,500円($20~$30)が相場のよう。

 

彼と相談し、相場の間をとって、2,100円($25)で売ろう、と決めました。

が、出品する時になって、「誰も売ってない商品を売るということは、価格競争があるわけではない。必要な人は少し高くても買うかも!」と思った私。

2,500円($30)で出品しました。

 

出品した翌日。

「この解剖セット、最後に使った後、消毒しましたか?それとも、消毒が必要ですか?」と一人の女性からメッセージが。

最後に使ったのは、もう5年以上前。

そんなの覚えてないよ~、と思い、素直に「最後に使ったのはだいぶ前なので、消毒してから使った方がいいかと思います。」と返信。

 

そこからスムーズにやり取りが進み、取引成立。

買い手は、私が住んでいる町から車で45分ぐらいのところに住んでいるそうなので、週に一回、車で町に降りてくる(野生動物か)時に、取りに来てくれるとのこと。

 

当日。

解剖セットを取りに来たのは、60代前半ぐらいの白人女性でした。

中身を確認してもらうと、とても満足そう。

「私、ミニチュアの彫刻を作ってるの。こういうのが欲しくていろいろ調べてたんだけど、なかなか見つからなくて…。このセットは完璧だわ!」とのこと。

田舎町で動物の解剖をする仕事でもしているのかなぁ、と思っていたのですが、ミニチュアの彫刻とはびっくり。

 

お金を渡され、確認すると3,000円($35)。

「あ、2,500円($30)ですよ~」と5ドル紙幣を急いで返すと、「あ、そうだった?」とさらに嬉しそうに。

車に戻った後、もう一度中身を確認したようで、「とってもいいわ!ありがとう」とメッセージをくれました。

 

売り上げは2,500円($30)

ずっとクローゼットの中で眠っていた解剖セット。

お小遣いの足しにでもなればなぁ、と思って売りに出したのですが、買い手の方がとても喜んでくれて、私もホコホコした気持ちになりました。

買い手の人がいつもこんなに喜んでくれるとは限りませんが、こういうやり取りもフリマサービス利用ならではのことかもしれませんね。

 

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意外と長くなってしまったので、今回はここまで。

お付き合いいただきありがとうございました。