「昨日も説明したよね?」
「はい」
「一昨日もやったよね?」
「……はい」
「何回言えば分かるの?」
「ごめんなさい……」
何回教えても覚えようとしない子供に、呆れてしまう大人は多いです。
「同じことを言わせないで!」と怒ったことのある人も多いでしょう。
けれども、その「何度もした説明」は、本当に子供がつまずいていた箇所だったでしょうか?
料理教室で「いつも言うように、ひと煮立ちしたらアクを取って」と言われて、沸騰した鍋の前で固まる人がいます。
でも、アクを取ること自体を忘れているわけではありません。
「泡が少し出てきたけど、これが沸騰? それとも、もっとグラグラするまで待つの?」
1つ手前のつまずきが原因で、動けなくなることがあります。
「ひと煮立ちしたらアクを取ってって何度も言ってるでしょう!」
こんな状況の人に、同じ説明を重ねても、同じ場所で止まり続けるだけです。
子供にも同じことをしてはいないでしょうか?
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