Studio Forest ・・・ 森に暮らす -9ページ目

葛藤


「私は、愛されるより愛することを、理解されるより理解することを求めます。」



最近読んだ本に出てくるせりふ。


人は、愛されたいと思うから、わかってもらいたいと思うから

そこに葛藤が生まれ、恐れや不安、怒りが心に渦巻き

自らの心を内側から焼き尽くす

「してもらいたい」という欲望は

自分以外でしか満たすことはできない

葛藤は、思考と感情の乖離であると、その本は説いています。


見返りを求めず、自分自身が主体的かつ能動的に愛し理解するとき

その行為に他者は存在せず

対象すら、問題でなくなる




一つの魂が 

完全に独立したものとして充足することが可能だとすれば


すべては

自分自身のこと

$Studio Forest ・・・ 森に暮らす-1349346610339.jpg



ーーーーー

ガラにもなく、ちょっと哲学的なことを考えちゃいました。

秋ですから~









香り


車から下りると 生温かい空気に乗って

ふわりと甘い香りがした

ああ、木犀だ

里にも秋がやってきた


ーーーー

キンモクセイの香りって、どこからともなく漂ってきます。
出所が分かりにくいのは、なぜでしょうか。
私はこの香りが漂ってくると、ついつい木を探してしまいます。

で、今日は見つけました。長坂駅の改札を出た所の植え込み、キンモクセイでした。
一年中見ているのはずなのに、秋にならないとキンモクセイだと気づかない自分に、ちょっと苦笑。

When You wish upon a star


台風のあと、どういうわけか雲が多い八ヶ岳南麓、居待月のお月様も雲の上。


でも、動物たちはお月様が頭上にあるのを知っているのか、ここ数日、騒がしい夜の森です。

さっきもガサゴソと、歩き回る音がしてました。

忍び寄る冬を前に、動物たちも食欲の秋なのかな。


ーーーー


雲の上の星空も、今週はずいぶん忙しい。

占星術的には、今週は惑星が4つもお隣の星座に移動するというから、これはもう一大イベントです。


愛と富の星      金星が3日乙女座に
コミュニケーションの星 水星が5日蠍座に
試練と勤勉の星    土星が6日蠍座に
戦いとエネルギーの星 火星が7日射手座に

占い師によれば、これらの星たちの持つテーマが、一度に雰囲気を変えるらしい。



蠍座に「コミュニケーション」と「試練」

ん~、深いな。


星に願いを・・・ってことで。。。





十五夜の台風


目を覚ますと、天窓からのぞく空はブルー



昨夜は中秋の名月だったのに、無粋な台風がやってきてお月様を隠してしまいました。

毎年出かけていた「観月祭」も、あの土砂降りでは行く気にはならず

家の中にお団子とすすきをお供えして一杯やって

ほとんどふてくされて早寝した朝です。


濃い青が、色づきかけた木の間から

「晴れたよ~起きろ~」

と呼びかけているようで、仕方なく布団から這い出しました。

顔を洗ってテラスに出ると、沢の音が轟々としています。

寝てる間にずいぶん降ったようです。

道路には風で落ちてきた葉っぱや小枝が散乱していて、タイヤのパンクが心配なくらい。

風もひどかったのかな。


ーーーーーー

台風の通り過ぎた後、晴れたのはほんの半日ほどでした。

午後からは曇りがち
いざよいの月は恥ずかしがって、雲の影を出たり入ったり。

台風の余波か、やや風のある夜の森は

葉擦れの音がさわさわ響いて

いい感じに揺れています




$Studio Forest ・・・ 森に暮らす-1349094908027.jpg

再会


まばゆいばかりの照明

極彩色の看板

ざわめきに混じって聞こえる 外国の言葉


人混みの中 懐かしい笑顔がこっちを見てる

「久しぶりだね!」

と声を掛け合いながら、何となく感じる違和感に

顔を見合わせて笑う


フェイスブックやツィッターでつながってると

何年も会っていないのに そんな気がしない

不思議な感触だ

ーーーーーー

むかし関わっていた業界の展示会に、久しぶりに出かけてみました。

懐かしい面々はいまも、がんばってました。

お客様の笑顔のために、真剣に取り組んでいる彼らにこころからのエールを送ります。




季節は巡る

ラジオから流れてきた 懐かしい曲。

自分がいちばん「強かった」頃の曲だ。




あの頃は
とにかく山を登りたくて
少しでも難しいルートをやりたくて

ただガツガツと山にいっていた。


ザラリとした岩の感触に魅せられ
アイゼンをきしませ氷の斜面を吹き荒れるブリザードに闘志むき出しで挑んでいた。

口から心臓が飛び出そうな緊張感にうち震える魂
荒い息遣いに、快感すら覚える日々

山で見る四季折々の雲は、明日の天気の情報源。
岩陰の可憐な高山植物は、下界に生えてるぺんぺん草と見分けもつかない。
下降ルートで一般登山者に声をかけられても、住む世界が違うんだとばかりに無愛想な振る舞い。

ただひたすら高みを目指すといえば聞こえはいいが、山に勝負を挑んで力でねじ伏せた気になっていたのだから、大好きな山を、凌辱していたといわれても仕方がない。




そんな熱かった日々は過ぎて、
いまこうして、ごく普通の登山者として山を歩いてみると、いろいろなことに気付かされる。

風、空気、空、雲。
花、緑、遥かな山並み。

山を歩く足を止めてふと振り返ると、それらのものが目に飛び込んで、心にしみてくる。


いつも目の前にあったはずなのに。

いつもそれらに守られていたのに。

路傍の石ころ一つも、愛おしく思えてくる。

すべての事に


ありがとう




ーーーーーー



薪割り 飯炊き 小屋掃除

みんなでみんなでやったっけ

雪解け水が冷たくて

苦労したことあったっけ

今では遠くみんな去り

友に便りの筆をとる



(成蹊大学山岳部虹芝寮歌)








北風


「カラコロカラコロ」

屋根を転がる物音に

本を読む手を止めて 耳を澄ます

気がつけば 部屋はすっかり暗くなって

手元を照らすスタンドライトだけが

仄白く灯っている


一瞬の静寂のあと

「どう」と風が鳴った

森が騒ぐ


北風がやってきたのだ



ーーーーーー
木枯らしというにはまだ早い気がしますが、今夜八ヶ岳南麓は冬の風が吹いています。
夏のそれとは明らかに違う、張りつめた空気を運ぶ風です。

夜になってから、用事があって長坂インターのあたりに下りました。
この辺りは風も「そよ風」、寒太郎は山の上をかすめていったのでしょうか。




上弦の月


このところ、朝晩はいつも雲がかかっていた八ヶ岳南麓


いつのまにかふくらんだお月様が

今夜は 木々の間からこちらを見ています



ひと雨ごとに深まる秋

ひんやりとした空気を照らす月明かりは

気づかぬ間に冴え渡って

虫の声さえ密やかになった森を

季節が駆け抜けてゆく




ーーーーーー

今夜は上弦の月。
週末にきてくれたお客さんが帰った後、ゆっくりまったり一杯やっています。

「上弦の月だったっけ 久しぶりだね 月見るなんて」

などと、拓郎のフレーズをくちずさみながらチビチビやってたら、キャンドルの炎がほとんど揺れないのに気づきました。

静かな晩です。

上弦の月は、これから満月に向かう月です。

満月というと、何かが成就するようなタイミングと思われがちですが、そうでもない気がします。
個人的には、機が熟すとか、準備完了!みたいな。もしくは、ステップ・アンド・プラトーのプラトーの端っこまで行ってよし昇るぞ!って感じかな。
いずれにしても、何かに区切りがつくというより、一連の流れの中の一つのエポックみたいに思っています。

そんな満月に向かって最終コーナーを回って直線一気。
上弦の月って、そんな気がしています。
















編笠山


ちょっと予定があくことが昨夜判明。。。

よし、明日は山へ行こう! と決めて布団に入りました。



翌朝、布団の中で目が覚めて、真っ先に目に入ったのが

天窓を流れる雨のしずく・・・

うそだろ~

一気にモチベーションの下がった私は、

「二度寝」したのでした。


どのくらい寝たのだろう、ふと目を覚ますとさっきの天窓にはさんさんと陽が降り注いでいます。

晴れたんだ!

モチベーションは一気に回復

時計を見ると間もなく9時!

布団をはねのけ、慌ただしく出発の準備をします。


ザックとゴミ袋を車に放り込み(今日はゴミの日なのです)

ゴミ置き場経由で観音平に向かいました。



編笠山の登山口、観音平に車が滑り込んだのは10時少し前でした。

連休最終日で朝の雨、早めに下山した人たちがいっぱいでした。



行けるとこまでいってみよう

気軽にに考えて歩き出した山道ですが、

折からの強風にあおられて雨雲がやってくるのか

時々雨がぱらつきます。

その風と雨に急かされるように、自然にペースが上がって

先行パーティーをいくつか追い越しました。




鬱蒼とした原生林に、霧がやってきます

彼らは木立の輪郭を絡めとって

時の流れを封じ込めるようです

危うく持っていかれそうな自分の意識

振り払うようにして

一歩一歩足を運ぶ




やがてたどり着いた「押出川分岐」

ここまで1時間15分、まあまあのペースかな

編笠山にお昼に着けるかな

そう思ったとたん、俄然ファイトがわいてきました。

よしっ、山頂で昼飯だ(ってやっぱり食いものかい!)

大きな巨岩の続く登りを、よいしょよいしょ

やがて道の両脇はハイマツに変わり、風が容赦なく渦巻くようになりました。

耳元でひゅーひゅー唸る風

それでも頭の中を回っている今日のマントラ(笑


「あなたのこと 私はいつでも 思い続けているよ」


なんで青山テルマなんだ。。。



ひょっこり飛び出たところが頂上です。

う~ん、5分遅刻(笑


ガスでなんにも見えなかったけど、おにぎりは最高の味でした。


ーーーーーー
鬱蒼とした原生林の道が、このコースの特徴だと思います。
だとすると、雨の日も悪くない。

ただ、今日のように
「何時にどこに着くぞ」
というコミットメントは山登りでは危険なものがあります。
状況が変化したときに、そういう意識は正しい判断の妨げになってしまいます。
また、今日はこんなこともありました。
山頂で出会った登山者が、ルートを間違えて1時間ほどロスをしたとおっしゃっていました。
時間を損したという言い方をされていましたが、これも危険をはらんでいます。
「焦り」が適切な判断を誤らせることは、過去の遭難事例が示しています。
私はその方に、
「損じゃないですよ、1時間、長く山にいられたんですから良かったじゃないですか」
と申し上げました。






















夕餉


一日が終わった。

きょうはもう くつろいで ゆっくりと過ごそう。

$Studio Forest ・・・ 森に暮らす-1347536118633.jpg


なんとなく、口をついてきたのは

こんな歌



静かな夜更けに

いつもいつも

思い出すのは お前のこと


おやすみ 安らかに

辿れ 夢路


おやすみ 楽しく

今宵もまた





え~っと、この曲、タイトルは何だったっけ・・・