デトックス
木漏れ日の山道を、黙々と登る
森はじっと押し黙って、聞こえるのは自分の足音
吹き出す汗を拭って 目をやる路傍の花は
夏のはじめとはだいぶ面子がかわっている
不意に、木々がざわめく
風がやってきたのだ
時刻は10時
日照であたためられた空気が上昇気流となって
山の斜面をかけのぼっているのだ
やがて山頂で雲を作り
午後には雨を降らせるだろう
よし、風と競争だ
降り出す前に 駆け抜けてやれ

ーーーーー
8月初めから取り組んでいた、短期集中の案件が終わったのがこの9日
すぐにでも山に登りたかったのですが、連日の睡眠不足の取り戻しと、仕事の後始末を終えて
今日久しぶりに稜線まで登ってきました。
で、風との競争はといえば、「同着」かな(笑
ひと月のご無沙汰の山でしたが、今日も僕を笑顔で向かえてくれたようです。
ミソサザイはすぐそばのハイマツのとまって逃げようともせず、ずっと僕に向かってさえずってくれたし、
同着だった雲は、一瞬だけ切れて南八ヶ岳を見せてくれたり長坂の街を一望の下にしてくれました。
そしてなにより、山顛でしたお昼寝。
まったく雑念のない、透明なひと時をすごさせていただきました。
このひと月、僕を縛り付けていた不安や恐れ、みんな身体から流れ出していきました。
山の神に感謝です。
ちなみに、9月に入って明らかに気温が下がってきています。
また、吹く風には冷たさを感じます。
晴れれば夏山と変わらないと思うかもしれませんが、9月の稜線は夏山の服装や装備では、状況によっては危険です。
くれぐれもお気をつけください。
あの頃
ちょっと仕事に手間取って、夕方近くになって小仏トンネルを東へ抜ける
案の定、調布手前で渋滞にはまる
高井戸で降りて中野で用事を済ませ、お次は新宿
すでに夜になった都内を 新宿から神田へ
むかし勤めていた神田の会社で 担当していた東京の西半分
夕方、帰社するのに使っていた道をしばらくぶりに走りました。
防衛庁の前から市ヶ谷駅前、靖国神社
千鳥ヶ淵から近代美術館前を通って
大きな一方通行を神田へ向かう
ビルが建て替わったりして、風景は少し変わっていましたが
道順は身体が覚えていました。

右から2レーン目で右折したら、そのまま左のレーンを走って
先に信号の右折者の列をやり過ごしたら右に寄る
しばらく右折レーンはないから このまま駆け抜ける
無意識にハンドルを切っていると、当時のことを思い出しました。
大きな契約をとって、意気揚々と帰った日
クレーム処理に明け暮れ、クタクタになった帰り道
恋人を待たせて、アクセル全開で走ったこともありました。
そうそう、お腹が空いてしまって、立ち食い蕎麦屋に飛び込んだこともあったっけ
ふと目に入った「小諸そば」の看板に
思わず車を止めてしまいました。
「コロッケそば、あったかいのね~」
ーーーー
タイトルとはまったく関係ないけど、
コロッケそば、私の中では立ちそばの定番なのです。
以前は、玉ねぎだけのかき揚げのチープな味わいが好きで天ぷらそば派だったんですが、最近の立ち食いそばは高級になってきて、桜えびだのにんじんだのごぼうだの、いろいろ入っています。
そういうちゃんとしたかき揚げの乗ったソバ食いたいなら、普通のおそばやさんに行けばいいわけで、僕は立ちソバやさんの玉ねぎだけのかき揚げ、大好きでした。
なので、最近は普通のお蕎麦やさんではまずでない「コロッケそば」を食べることにしています。
案の定、調布手前で渋滞にはまる
高井戸で降りて中野で用事を済ませ、お次は新宿
すでに夜になった都内を 新宿から神田へ
むかし勤めていた神田の会社で 担当していた東京の西半分
夕方、帰社するのに使っていた道をしばらくぶりに走りました。
防衛庁の前から市ヶ谷駅前、靖国神社
千鳥ヶ淵から近代美術館前を通って
大きな一方通行を神田へ向かう
ビルが建て替わったりして、風景は少し変わっていましたが
道順は身体が覚えていました。

右から2レーン目で右折したら、そのまま左のレーンを走って
先に信号の右折者の列をやり過ごしたら右に寄る
しばらく右折レーンはないから このまま駆け抜ける
無意識にハンドルを切っていると、当時のことを思い出しました。
大きな契約をとって、意気揚々と帰った日
クレーム処理に明け暮れ、クタクタになった帰り道
恋人を待たせて、アクセル全開で走ったこともありました。
そうそう、お腹が空いてしまって、立ち食い蕎麦屋に飛び込んだこともあったっけ
ふと目に入った「小諸そば」の看板に
思わず車を止めてしまいました。
「コロッケそば、あったかいのね~」
ーーーー
タイトルとはまったく関係ないけど、
コロッケそば、私の中では立ちそばの定番なのです。
以前は、玉ねぎだけのかき揚げのチープな味わいが好きで天ぷらそば派だったんですが、最近の立ち食いそばは高級になってきて、桜えびだのにんじんだのごぼうだの、いろいろ入っています。
そういうちゃんとしたかき揚げの乗ったソバ食いたいなら、普通のおそばやさんに行けばいいわけで、僕は立ちソバやさんの玉ねぎだけのかき揚げ、大好きでした。
なので、最近は普通のお蕎麦やさんではまずでない「コロッケそば」を食べることにしています。
写真のちから
すうっと会場が暗くなり、静かにナレーションが流れ始めました。
お客様は料理を口に運ぶ手を休めて、正面のスクリーンに注目します。
セピア色の写真が 暖かく柔らかなナレーションに乗って
次々と映し出されます
目のクリッとした 疳の強そうな赤ん坊
得意満面の一年生
野球に打ち込んだ青春
甘い思い出 そして結婚
その都度、笑いやどよめきに包まれる会場
最後に 深い年輪の刻まれた男の顔が大映しになり
カメラがゆっくりと引いてゆくと
隣には笑顔の奥様
立派な大人になった子供たち
孫たちの笑顔
フェードアウトしてゆく画面を追いかけるように
「ありがとう」のことば。
ーーーーーー
お祝いに集まった数百人のお客様にお見せする映像と記念冊子の編集
写真の持つ力、再認識させられた仕事でした。
何日もクライアントさんの家に通い、たくさんの写真を前におうかがいした、数々のエピソード。
古い写真を前に当時のことを語るとき、クライアントさんの顔は輝いて、時間が逆戻りしたようでした。
タイムマシン
そんな言葉がピッタリのひとときでした。
言葉
昨日は忙しい一日だった
「走りつづけてた」
という感じがぴったりな日だった
でも、すごく有意義で、ある意味楽しい日だった。
場所も状況もまったく違う現場
でも、そこに在ったのは
善意 好意 それに「愛」
言えなかった言葉に涙する人
柔らかな言葉の響き
相手を思いやる心
伝えたい思い
会いたいという気持ち
忙しく走り回る先々で
かかってきた電話で
入ってきたメールで
みんなの優しい思いに触れて
楽しくて豊かな一日でした。
ーーーーーーーーーー
いま、この記事を朝のテラスで書いています。
昨日の、みんなの思いが詰まった収穫を、いまマックにバックアップしてもらっています。
さっき、コンプレ堂さんにパンを買いにいきました。
店の前の大きな楢の木が
ゆるやかな風に揺れていました

「走りつづけてた」
という感じがぴったりな日だった
でも、すごく有意義で、ある意味楽しい日だった。
場所も状況もまったく違う現場
でも、そこに在ったのは
善意 好意 それに「愛」
言えなかった言葉に涙する人
柔らかな言葉の響き
相手を思いやる心
伝えたい思い
会いたいという気持ち
忙しく走り回る先々で
かかってきた電話で
入ってきたメールで
みんなの優しい思いに触れて
楽しくて豊かな一日でした。
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いま、この記事を朝のテラスで書いています。
昨日の、みんなの思いが詰まった収穫を、いまマックにバックアップしてもらっています。
さっき、コンプレ堂さんにパンを買いにいきました。
店の前の大きな楢の木が
ゆるやかな風に揺れていました

いざよい
昼の間 スコールのように何度もやってきた雨は
陽が暮れるのを合図に退散し
夜の帳の中 森の木々は
まんじりともしない
梢の葉は
ぴたりと静止したまま
暗い地面を見下ろしている
影絵になったカラマツのむこうから
ゆっくりと月が昇る
とたんに雨に濡れた葉が輝き出す
銀色の森の はじまりだ
ーーーーーーーーーーーー
十六夜
今夜は「いざよい」です。
月の出がちょっとだけ遅くて、ためらうように出てくるから「いざよい」(躊躇するの意)というのだそうです。
見た目には満月と変わらないくらいだし、星占い的にもまだ満月モードとのこと。
いま、外はかなり明るくて、灯りを持たずに森を歩けそうです。
でも、夜の森はもともと人の住む世界じゃないらしい。
夜行性の動物たちはあちこち徘徊してるし。。。
それに、不思議な空気感があります。得体の知れない気配を感じることもあります。
というか、仕事まだ残ってるし。。
今夜は「禁酒」ってか、この案件終わるまで当分呑めないかも。。。
睡眠時間の短いのは、身体にこたえます。
ユンケル買っ てこよ
秋の挨拶
テラスの椅子に腰かけて森を眺めていたら
すっと、目の前に
大袈裟じゃなく、手の届く距離に
オニヤンマがやってきました
しばらくホバリングして
青い大きな目がこちらをみています
夕方の光線の中
胴体の縞模様が心なしか色あせたように見えます
つんつんと上下したかと思うと
するすると森に消えていきました
秋の挨拶にきたな
すぐそう思いました
毎年、このログハウスのまわりをパトロールするオニヤンマ
秋の初めに、一度だけ僕の近くにやってきて
ゆっくりその雄姿を見せてくれます
そして、それっきり、
その年は現れません。
今年もおそらく
オニヤンマは見納めでしょう
来年の夏まで
ごきげんよう
残照
ビルの外に出ると
熱い空気がまとわりつく
一気に吹き出す汗に
皮膚の表面がじんとする
見送りに出てくれた友と言葉を交わして
車に乗り込む
溶けるアスファルト
ゆらめくビル
もうだいぶ傾いてるのに
8月の太陽はまるで無頓着に
あたりを照らしつづけてる
ーーーーーーーーーーーー
今日は今週二度目の東京行でした。
暑いせいでしょうか、みんな押し黙って怒ったような顔をして道を歩いていました。
自分もだんだん目尻が上がって口角が下がっていくのがわかります。
いけないいけない
ゆっくり深呼吸
かぶとむし
昨夜、いつものようにテラスで酔っ払っていると
ぶ~んと低い羽音が・・・
かぶとむしがやってきました。
毎年夏になると、3日にあけずテラスの灯りにやってきます。
夏休みにやってくる子供たちに捕まえられちゃうと
次の日から来なくなるところを見ると、おなじ個体だと思います。
もっとも、ここ数年はかぶとむしも学習したらしく、子供の声のする晩には現れず
帰ってしまって静かになると、またぶ~んとやってきます。
よ~、元気だったか?
と声を欠けると、チラリとこちらを見て
んなわけないだろ、この寒さだよ
気温は20度を切っています。かぶとむしにはきついかもしれません。
そして今夜、テラスの灯りにはかぶとむしはおろか、蛾もスジクワガタもカミキリも、やってきません。
やや離れた手すりに、ゴマダラカミキリがやってきて、こちらをしばらく窺ってから、不器用に飛び立っていきました。
山の秋は、不意打ちのようにやってきます
上弦
テラスのテーブルに
小皿を並べて プチ晩餐
あまった野菜にドレッシングをかけて
パンの切れ端は薄くスライスして軽くトースト
昨夜の食べ残しのフォカッチャに
3日目のピクルス
残り物ばかりだけど
虫の声を聞きながら
グラスを傾ける
西の空には上弦の月
楢の木立のあいだから
黙ってこちらを見つめてる
いまごろあいつはどうしてるかな
おなじ月を見てるかな
知らんぷりをしてるような
上弦の月のプロフィール
シカトしてるみたいな
横顔もすきだな
ーーーーーーーーーーーーーー
今夜は上弦の月。
これから満ちていく月って、結構好きだったりします。
なんかどんどん先に進めそうで、いい気分です。
上弦の月だったっけ
久しぶりだね 月見るなんて
などと口ずさみながら、ゆらゆらと酔ってます。
小皿を並べて プチ晩餐
あまった野菜にドレッシングをかけて
パンの切れ端は薄くスライスして軽くトースト
昨夜の食べ残しのフォカッチャに
3日目のピクルス
残り物ばかりだけど
虫の声を聞きながら
グラスを傾ける
西の空には上弦の月
楢の木立のあいだから
黙ってこちらを見つめてる
いまごろあいつはどうしてるかな
おなじ月を見てるかな
知らんぷりをしてるような
上弦の月のプロフィール
シカトしてるみたいな
横顔もすきだな
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今夜は上弦の月。
これから満ちていく月って、結構好きだったりします。
なんかどんどん先に進めそうで、いい気分です。
上弦の月だったっけ
久しぶりだね 月見るなんて
などと口ずさみながら、ゆらゆらと酔ってます。
