冬のノック
「こん、かん、からから」
物音におどろいて顔をあげると、窓の外で木々が揺れています。
風が出てきたんだ。
どう と荒々しく森を吹き抜ける風
飛ばされたどんぐりや小枝が屋根にあたって出す音は
「冬がきたぞー」
って教えてくれているようです。
ーーーー
午後から、ずっと家の中で仕事をしていました。
微妙に雲が漂う空は、お陽さまも照ったり曇ったりの一日。
夕方近くになると部屋の中は寒々として、暖をとらなければとてもいられないほど寂しくなってきます。
いそいで外に出て今夜の分の薪を運び込み、今日は早めに火をつけました。
パチパチと薪のはぜる音を聞いていると、体の芯から温まってきます。
からころという北風の音にも、ビックリしなくなりました。
ありがとう。森の木々よ。
銀色の森
満月の夜、森は美しく装います。
赤や黄色に色づいた葉も、まだがんばってる緑の葉っぱもみんな銀色に輝くのです。
それにお月さまの光は、おてんとさまとはちがって、優しくて柔らかくて、
お陽さまの光が入り込めないような、葉っぱの裏だの幹の模様のあいだだのにも行くことができるのです。
だから昼間は影に隠れてるようなところも、このときとばかり輝いてふわふわと淡い光を放ちます。
ーーーー
昨夜は満月
煌々と輝くお月さまの下で、月光浴(もとい、居眠り)をしました。
ほとんど風も止んで、月明かりに浮かび上がる森はピクリとも動かない。
「静止」というのは、まさにこのことを指すのだなと思わせるような光景でした。
森香る
雨上がりの朝
色づき始めたナラの葉ごしにのぞく蒼碧の空
森の匂いがかわってた
さわやかで ほんのり甘味さえ感じる
すでに むせ返るような生命感はなく
清澄で 楚々として やや冷たいその香り
どこか懐かしくて いとおしくて
胸いっぱいに吸い込んだ
ーーーー
記憶を呼び戻す香りってあるもんですね。
今朝の森の香りは、そんな香りでした。
特に具体的なシーンを思い出したわけじゃないんです。
ただ、以前に山のテントで何度も吸い込んだあの香り。
香りに接した途端、出発前の緊張感やら、高揚した気分、しまいには、今日ザイルを組むパートナーに対するライバル意識みたいのまで胸によみがえってきました。
吸い込んだ息だけじゃなくて、不意に胸がいっぱいになってしまいました。
秋なんですねぇ。。。
色づき始めたナラの葉ごしにのぞく蒼碧の空
森の匂いがかわってた
さわやかで ほんのり甘味さえ感じる
すでに むせ返るような生命感はなく
清澄で 楚々として やや冷たいその香り
どこか懐かしくて いとおしくて
胸いっぱいに吸い込んだ
ーーーー
記憶を呼び戻す香りってあるもんですね。
今朝の森の香りは、そんな香りでした。
特に具体的なシーンを思い出したわけじゃないんです。
ただ、以前に山のテントで何度も吸い込んだあの香り。
香りに接した途端、出発前の緊張感やら、高揚した気分、しまいには、今日ザイルを組むパートナーに対するライバル意識みたいのまで胸によみがえってきました。
吸い込んだ息だけじゃなくて、不意に胸がいっぱいになってしまいました。
秋なんですねぇ。。。
休日
目を覚まして 布団の中でまどろんでいた
天窓から見えるナラの木ごしに 濃い青空が見える
枝に小鳥が数羽
あ、小鳥たちに朝ご飯やらなきゃ
のそのそと起きだして フリースを羽織る
時計に目をやると 9時半
小鳥たちはお腹を空かしているだろう
昨夜テラスに出しておいた ブラウニーのためのミルクをさげてから
いつものようにお椀一杯のひまわりの種を 餌台にもっていく
待ちかねたように 頭上を飛び交って 遅れた私に抗議の声をあげる
湯を沸かし ほうじ茶をいれて テラスに腰を下ろす
忙しく餌をついばむ彼らを眺めながら
ゆっくり 一日がはじまる
ーーーー
明日はオフにできそうだと気がついたのは昨夜遅くなってからでした。
そういえば、丸一日オフになるのは久しぶりかもしれません。
午後から休みとか午前中は空いてるってことはちょくちょくあるけど、一日ぽっかり空くのはおそらく数週間ぶり。
九時半まで目が覚めなかったのは、不覚なのかそれだけ疲れがたまってたのか(笑
明日から週末のお客さんが我が家にやってきます。
食欲の秋だし、メンバーはみんなお酒好きだし、肥満注意報発令!!!
だな・・・。
シャワー
勢いのない ぬるいシャワーを頭から浴びる
顎の先から 止めどなく流れる雫を見ていた
目を閉じると あの光景がよみがえってきそうで
ずっと銀色の雫を眺めていた
情けない自分の顔を見てやろうと
シャワーを鏡に向けて放つ
ぼやけた鏡に次第に浮かび上がる顔
「なんだよ、髭も剃ってない」
苦笑しようとして 大きく歪む口元
顎の雫はまだ流れている
ーーーーー
お風呂でシャワーを浴びてたら、何となく思い出したB’zの古い曲
「MOTEL」
あの歌詞のナルシストぶ りがいい感じ。
「綺麗な宝石だけを愛した君は それでも僕といるね」
やるな~稲葉。
まあ、たしかに僕がお風呂で使ってるのは安い「牛乳石鹸」だし、八ヶ岳は冷たい風が吹いてるし。。。
などと思いながら、僕も今夜はナルちゃんになってみました。
久しぶりにカラオケでもいって、シャウトしたいな。
あ、この辺にカラオケ屋さんなんてないな。。。
水瓶座O型男子だし。
明日は何処へゆこう
晩秋の雨
朝、目を覚ますと雨が降っていた
いや、深夜にまどろんでいる頃から降り出したのを知っていた
沈み込みそうな気持ちをやっとのことで支えて
布団から這い出す
ずっと降っている
鈍い灰色をした雫が 軒先から落ちる
時折 黄色い葉がすごい勢いで横切る
やがて森は騒ぎ出し 冬の気配を告げる
ーーーー
今日は一日中マックで作業でした。
一日PCに向かっているなんて、それでなくても気が滅入るのに
そんな日に限って「雨」。
集中力が続かなくて、時々スマホをいじったりブラウザ立ち上げてみたり。
気がついたら、薄暗くなってました。
あ~ぁ、残業決定。
で、いま日付が変わる頃になってやっとブログ書いてます。
西の木立に見えるのは、上弦を過ぎて満月に向かう月、間もなく沈むでしょう。
満月まであと6日、なにか一つ、答えの出ることがあるかな。
流れ星
月が沈む頃には、したたかに酔っていました
拓郎の旅の宿じゃないけど、上弦の月は飲み過ぎ注意だな・・・
などと呟きながら、よろよろとテラスに出てみます
「満天の星だ」
羽毛服を着込み、視界の開けた場所にデッキチェアを持ち出して
深々と腰を下ろします
たおやかに流れる天の川の岸に
ひときわ明るい木星
赤く鈍い光を放つのは 牡牛座のアルデバラン
プレアデスの美女たちの誘いに
吸い込まれるように 眠りに落ちました
流れ星を探すはずだったのに
いつの間にか、星空散歩は夢の中
ーーーー
昨夜はオリオン座流星群の極大日だったそうです。
流れ星自体は、特に流星群がきていなくてもそれなりに見られますが、
話題になるような流星群の時は、流れ方が違うようです。
昨夜のオリオン座流星群の場合、流星の光は淡いのですが、光跡が長かったように思います。
それと、出現にムラがあって、出るときは10分も見てれば2~3個見られますが、1時間で1~2個という時間帯もあるようです。
ちなみに、オリオン座流星群はハレー彗星の置き土産だそうです。母彗星によっても違うんだろうか。
秋の山歩き
踏みしめるように 足を運ぶ
靴の下で 枯葉がカサコソと音を立てる
やや弾んだ呼吸をおさえるように
ゆっくりとしたリズムで
なめらかに呼吸する
頭の中に いろんなことが浮かんでは消える
何十年も前の光景だったり
昨日の仕事場での会話だったり
瞬間的にフラッシュバックした記憶は
感情という余韻をのこす
それは甘酸っぱかったり ほろ苦かったり
やがて記憶のスライドショーは終わり
透明な心に ほとんど意味のないフレーズが繰り返される
ゆっくりと ゆっくりと 両手を突き上げて・・・
あ、きょうはいきものがかりだ。。
ーーーー
今日、八ヶ岳は初冠雪だとおもいます。周辺の北岳や早川尾根、甲斐駒も初冠雪ではないかと思います。
稜線の登山道に雪はありませんでしたが、道の脇には若干残っていて、今シーズンはじめて雪に触りました。
天気は快晴、いきのもがかりの歌詞にあるように、お日様に向かって両手を広げると、太陽の温かみが体全体に感じられて心地よい。
この感覚は秋の山ならではでしょう。
このところ、いろんなものが「たまって」いたのですが、一気にお日様と山の冷気にデトックスしてもらいました。
靴の下で 枯葉がカサコソと音を立てる
やや弾んだ呼吸をおさえるように
ゆっくりとしたリズムで
なめらかに呼吸する
頭の中に いろんなことが浮かんでは消える
何十年も前の光景だったり
昨日の仕事場での会話だったり
瞬間的にフラッシュバックした記憶は
感情という余韻をのこす
それは甘酸っぱかったり ほろ苦かったり
やがて記憶のスライドショーは終わり
透明な心に ほとんど意味のないフレーズが繰り返される
ゆっくりと ゆっくりと 両手を突き上げて・・・
あ、きょうはいきものがかりだ。。
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今日、八ヶ岳は初冠雪だとおもいます。周辺の北岳や早川尾根、甲斐駒も初冠雪ではないかと思います。
稜線の登山道に雪はありませんでしたが、道の脇には若干残っていて、今シーズンはじめて雪に触りました。
天気は快晴、いきのもがかりの歌詞にあるように、お日様に向かって両手を広げると、太陽の温かみが体全体に感じられて心地よい。
この感覚は秋の山ならではでしょう。
このところ、いろんなものが「たまって」いたのですが、一気にお日様と山の冷気にデトックスしてもらいました。
手入れ
かび臭い道具を引っ張り出して
テラスにならべる
ピッケル、アイゼン、バイル
クライミングジャケットにオーバーパンツ
ミトンやスパッツ、目出帽
久しぶりの再会だ
秋の日差しを浴びて
出番を待つ道具たちの手入れをする
カバーを外して、ピックとブレードのチェック
ポイントガードの中のアイゼンの爪は
ちょっと錆びてたけど
冬靴にバチンと装着すると
いかにも頼もしい
ひんやりとした金物の感触に
冬山の凍てつく空気を思い出す
耳元で
風が鳴った
ーーーーー
冬山シーズンが間もなくやってきます。
今日、お日様が出ていたので、冬山の道具の手入れをしました。
ちょっと気が早い気もしましたが、今年はいくつか新調しなければならないものもあります。
早めにチェックして必要なものを見極めて、ちゃんと予算も立てておかないと。。。
最近の山道具は結構高くて、仙人クライマーにはなかなか買えないのです。
赤岳
山顛の岩の上に腰掛け
温かいスープとともに 栗御飯のおにぎりを頬張る
頭上は快晴
北に目をやれば 手の届きそうな横岳、その先の硫黄岳から北八ッに続く稜線
左に目を移せば 遠く北アルプスの山々
水を湛えた諏訪湖
眼下には 小淵沢、長坂、韮崎
その向こうに見える大きな街は甲府
茅ヶ岳の裾野にアップリケのように見えるのは葡萄畑か
あれは長坂インターだな、ということはあの辺が、、、
大きな駐車場が見えるけど、あんなところにそんなもんあったっけ、、、
食事を終えて コーヒーを飲みながら
しばらく下界の景色を眺めていたら
轟音とともに目の高さを戦闘機が駆け抜けていった
ーーーー
久しぶりの赤岳
ご無沙汰してたので、ヘソを曲げているかと思ったけど
今日も微笑んでくれました。
実は今朝、ちょっと寝坊してしまったのです。
明日は天気がよいと踏んで、午後には戻ってくる予定でいました。
目覚まし時計は4時にセット。
ところが起きてみると、空には煌々と月が出て、東の空はまだ真っ暗でした。
仕方がないのでもう一眠りして目を覚ましたのが5時。東の空が白みかけています!
ヤベっ!とばかり大急ぎで支度をして出かけましたが、歩き出したのは6時少し前になってしまいました。
午後ちょっとした用事があってので、少し飛ばしました。
おかげで仕事に差し障りはなかったのですが、山登りに朝寝坊はちょっと反省。
八ヶ岳は、もう夏山の装備では危険な季節になりました。
この時期のポイントは、温度調整のできる衣服。歩きだしはTシャツ一枚でも、上にいけば晴れていても東京の真冬以下の気温です。
今日はまだ雪はありませんが、いつ冠雪してもおかしくない季節です。特に今日登った真教寺尾根は岩場が多く、冷え込むと岩にベルグラがついて始末におえなくなります。
