冬のノック
「こん、かん、からから」
物音におどろいて顔をあげると、窓の外で木々が揺れています。
風が出てきたんだ。
どう と荒々しく森を吹き抜ける風
飛ばされたどんぐりや小枝が屋根にあたって出す音は
「冬がきたぞー」
って教えてくれているようです。
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午後から、ずっと家の中で仕事をしていました。
微妙に雲が漂う空は、お陽さまも照ったり曇ったりの一日。
夕方近くになると部屋の中は寒々として、暖をとらなければとても いられないほど寂しくなってきます。
いそいで外に出て今夜の分の薪を運び込み、今日は早めに火をつけました。
パチパチと薪のはぜる音を聞いていると、体の芯から温まってきます。
からころという北風の音にも、ビックリしなくなりました。
ありがとう。森の木々よ。