Studio Forest ・・・ 森に暮らす -14ページ目

秋のプチハイク

2週間ぶりに、近くを歩いてきました。

夏の間、八ヶ岳にやってきた友人・知人と一緒に何度もとなく歩いた、牧場沿いのハイキングコース。

人々の笑い声が絶えなかった道も、今日は誰とも会いませんでした。


森に入ると、聞こえるのは自分の足音だけ。時々やってくる風も、ちょっと木々の葉を揺らすだけで音もなく過ぎてゆきます。

木立の間から見える空には、夏の名残のもくもく雲。


ぱっと開けた牧草地に出ると、不意にシカの群れと目が合いました。

じっとこちらを見た牡鹿の眼。彼らは一斉に踵を返して、近くの森に駈けてゆきました。

「ピー」というシカの鳴き声が、乾いた空気をふるわせています。



赤とんぼが群れが、ゆっくりに羽ばたきながら肩をかすめていきました。




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ズミルックス35mm F8 1/250




今日歩いたのは、八ヶ岳横断道路のまきば公園大駐車場から森の中を少し登ってから牧草地を横切って駐車場に戻る、軽いお散歩コース。ゆっくり歩いても1時間ちょっとだし、ちびっ子連れでもオッケー。でも観光客向けの散策路ではないので、ほんのちょっと山歩きっぽい感じも味わえます。この道のよさはなんといっても雄大な眺め。八ヶ岳は目の前に、権現岳の荒々しい岩場や赤岳の勇姿がみえるし、南アルプスは早川尾根越しに北岳も望めます。そして甲府盆地の向こうには富士山も。
ただ、標高は思いのほか高いので、これから歩かれるなら、短時間であっても雨具と防寒具はお忘れなく。


早春


春まだ浅い、八ヶ岳南麓。

春霞の山々も、どことなく表情が柔らかです。




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谷戸城址にて
 エルマー50mm F6.9 1/500    春にはエルマーがよく似合う

次世代に残すということ

今朝、散歩の道すがら、真新しい切り株を見つけました。直径4~50センチはあろうかというずいぶん大きな切り株。

カラマツかな、、、、、ふと思い立って年輪の数を数えてみました。

真ん中付近は判然としませんが、ゆうに60は数えることができました。

60年。

終戦直後に芽をだした木が、ずっとここで森を見つめ続けていた。


年輪の幅が狭いところもあれば、広いところも。

この樹は30歳くらいの頃が最も成長が著しかったみたい。

1980年代か・・・私は何していただろうか。





去年、近くの赤松の森が伐採されました。組有地といって、地域の自治会が管理している森です。

植樹から100年。成熟した森は伐採し、新しく植樹するそうです。

「ひいおじいさんがたちが植えた木を、俺達が切って、そこへ植えた木は俺等の曾孫が切るようだな」

伐採に来ていた人は、そういって笑いました。





いま、中部横断道が、この森を蹂躙するかも知れないという話が持ち上がっています。

心ある人たちは、この森を守ろうと立ち上がりました。

そのホームページのトップには、次のようなことが書かれています。


「高速道路ではなく 自然と景観のある八ヶ岳南麓を次世代に残したい」




八ヶ岳南麓は、都会からたくさんの人が移住してきています。

「永住」という、どちらかというとリタイヤ後の第二の人生をこの地で過ごそうという人ばかりでなく、

この地に根をおろし、子を産み育て、人生をこの森とともに生きようという人々もたくさん、「移住」してきています。

都会の乾いた暮らしに疑問を感じ、朝日とともに働き、夕陽とともに家に帰る。そんな当たり前の暮らしをしようと、この地にやってきた人々です。


この地で生まれ育っった子供たちは、この「八ヶ岳南麓」を自らの「故郷」と思うでしょう。

自分たちを育んだ、豊かな森、野を渡る風、清らかな水、溢れる光。

これらは、彼らの「ふるさと」そのものなのです。


彼らが成人したとき、彼らを育んだ豊かな森が、巨大なコンクリートに打ち壊され、風も水も光も、どこかへ消えてしまったら、彼らはどうするでしょうか。

ふるさとを捨て、都会を目指して旅立っていってしまうでしょう。



戦後日本が歩んできた、「いつかきた道」を彼らに歩ませたくない。

彼らの子供、そのまた子供たちも、この豊かな森のゆりかごで、すくすく育ってもらいたい。


「次世代に残す」


というのは、そういうことだと、私は思うのです。




「この土地は、先祖から譲り受けたものではない。子孫からの預かりものなのだ」


ーーーー ネイティヴアメリカンの言葉



アンケートに答えて、「反対」または「必要なし」の意思表示を!
締切りが25日と迫っています!!

アンケートはこちら(国交省のサイトに飛びます)

巧妙な誘導尋問にご注意ください。

こちらの「中部横断自動車道八ヶ岳南麓の会」ページ、ぜひ参考にしてください
















中部横断道のこと 〜市議会にて

いささか旧聞ですが、先日、北杜市議会の傍聴にいってきました。

北杜市にとって大きな問題である「中部横断道長坂~八千穂ルート」について、一般質問がありました。

質問は

「アンケートの配布方法について」
「北杜市景観条例との兼ね合いについて」

が主な内容だったと思います。

市当局は、全体的に

「国の事業なので、市は傍観者である」

という立場をとっているような印象を受けました。

自治組織に入っていない「新住民」や、観光シーズンにはたくさんのお金を落としていってくれる別荘所有者たちに配布されない件については、具体的な答えはありませんでした。

もっと基本的な、このアンケートの「計画段階評価の試行」ということについて、よく理解していないようでした。

言葉は知ってるけど、道路建設の手続きの中でどのような位置づけで、何をどう評価することを「試行」しているのか、道路河川課長も市長も、きちんと答弁できません。

要するに、


「なんだかわからないけど、国から依頼されたからやったまでです」


市の答弁は、そう解釈して差し支えないと思います。

それでよく、市の税金使ってアンケートの配布したなと思います。





ただ、残念だったのは、市に国側からの意見聴取があったのかということについて、全く触れられなかったことです。

前のエントリでも書きましたが、国側は公式な意見聴取をしていないことを、巧妙な言い回しでぼかしています。
この点について、質問者もちゃんと聞かなかったのは、とても残念です。


アンケートで言っている「地域の課題」ということになれば、その地域の議会で議論すべきことです。

というか、それをしなくて何の議会でしょう。

それを、お上が捏造して(筆者はそう思ってる)アンケートで堂々と謳われて、そのことについて、市当局はおろか市長も議会も、話題にすらしないというのは、どうしたことでしょうか?


これは、個々の担当者レベルで扱える問題ではなく、市民の代表たる市長や議会がどう考えているかが問題で、

そのための議会じゃないですか。

そのことについて、残念ながら「北杜市議会」は何の議論もしていなかった。

というのが、先日の議会でした。




ただひとつ、一筋の光明も見出しました。

北杜市景観条例と中部横断道の兼ね合いについて、道路河川課長は


「市の財産たる景観が、高速道路ができることによって台無しになるようなことがあれば、それは市としてははっきり意見を述べていきたい」


そう答弁しました。






でもね、これって市の役人が言うことじゃなくて、白倉市長、あなたが言うことじゃないの?

目先の問題解決なんて、役人にまかせておけばいいんですよ。

もし、高速道路が完成して、それから10年もたった頃の、「八ヶ岳南麓」の人々の暮らしぶり、あなたは具体的にイメージして市政にあたっていますか?



「ビジョン」ってそういうことですよ。





アンケートに答えて、「反対」または「必要なし」の意思表示を!
締切りが25日と迫っています!!

アンケートはこちら(国交省のサイトに飛びます)

巧妙な誘導尋問にご注意ください。

こちらの「中部横断自動車道八ヶ岳南麓の会」ページ、ぜひ参考にしてください








あるもの


いつもと違うこと、書きます。
現代の「日常」がどんなにか「虚構」だったのか、痛切に感じたから、言いたいこと、書いちゃいます。










大震災から、もう何日たったのだろう。

あの時、撮影中だった。


地鳴りの音は、「飛行機が飛んでるんだ」

みんなの悲鳴は、ファインダーをのぞく私には、耳に入らなかった。




「みんな、外に出て!」

という叫びに我にかえっても、何が起こったのかわからなかった。


船に乗ってるみたいに、地面が揺れた。中越地震の時と同じだった。









悲惨な被災地を伝えるメデイア、原発の恐怖。生活物資の品薄、燃料の不足。

足元が揺らぐのは、地震の瞬間だけではなかった。







計画停電の日、うどんを打った。


うどん粉250グラムに、塩、水。

こねるこねる。

八ヶ岳に集まる仲間たちから贈ってもらったパスタマシンで、うどんを打った。

練炭で煮立たせた鍋で、ゆでること10分。

二人が腹一杯になる、美味しいうどんができた。




買い占め、私はしませんでした。

別に、妙な正義感にかられたわけではなくて、あんまり危機感がなかったのです。

だって、米も小麦粉も家にはあるし、燃料は森にいけば手に入る。

命をつなぎとめるくらい、なんとでもなるという実感があったのです。

小麦粉捏ねて、うどん・パスタ・パンにピザ。お米は七輪に土鍋で美味しく炊けるし、電気こなくても、空腹に苛まれるということはない。







「なければ、すぐに手に入る」

という前提が崩れたとき、

「なければどうするか」

と考える。

「買う」とか「手に入れる」という発想の、なんと貧弱なことか。


「なければ、在るものでどうするか」

創造力を働かせて、どうしたらいいか考えて、行動に移す。

うまくいかなければ、また考える。






買い占めに走る輩の、なんとクリエイティヴィティの貧弱なことか!

地震があったからって、無傷の自宅でカップ麺をすする一家の、なんと貧しい夕餉か!




「在るものでやる」

よく考えれば、当たり前のこと。


それができないのは、ひとえに、創造力の欠如。















地震当日、撮影現場から帰る道すがら、信じられない光景を見ました。

停電で灯りの消えたコンビニの駐車場が、クルマで埋め尽くされているのです。

それこそ「モータープール」みたいでした。

あとでお店の人に聞いたら、お弁当やおにぎり・カップ麺に水・電池を買いに来るお客さんだったとのこと。


「なければ買えばいい」


そんなことしか思いつかない人々が殺到したということなのか。

大好きなこの国の、悲しい現実を見た気がしました。





中部横断道アンケート 〜周辺地域の「課題」ってなんだ

この「中部横断道長坂~八千穂ルート」の計画、調べれば調べるほど、いいかげんなことがわかってきます。

アンケートによると、周辺地域には4つの「課題」があるとされています(設問はなぜか5つ)

「産業物流」「救急医療」「観光地連携」「日常生活」

これって、本当に地域の課題でしょうか?

ここに詳しく書きましたが、

もっと鋭いのはこの方のブログ

少なくとも、山梨県側に限って言えば、課題だと考えてる人は、ほとんどいないと思います。


じゃあ、誰がこんなこと言い出したの?


そうしたら、お役人の「作文」でした。


この議事録の19ページで、国交省がこういっています。

地元の方々にちゃんと聞いて、こういうニーズが出てますか。の問いに答えて、

以下引用

「我々がこの資料をつくり込むプロセスの中で、地域の方に聞いた意見というのは、市役所を通じて聞いているとかということですので、必ずしも正しくはないのかもわかりませんけれども、こういった不安はあるとは聞いたということでございます。 以下略」


どう思います? この微妙な言い回し。

言葉尻をとらえるわけしゃないけど、

「市役所を通じて聞いた」とはいわず、「聞いている”とか”ということ」が、「正しくないのかも」って言ってるだけです。つまり、聞いたとは言っていない。


次の、

「不安はある”とは”聞いた」

これには「主語」がぼかされてる。誰から聞いたか明言してない。




要するにこの発言者(国交省の担当者)は、市役所を通じて地域住民の声をきいたとは、ここでは言っていないんです。


地域の実情を調べるんだったら、それなりの手続きでヒヤリング等するのが普通でしょう。少なくとも、市役所の然るべき部署なりの名が出てくるのが、当たり前。

この発言の意味するところは「そういったことをやっていない」と、ここで国交省は言っているのです。


で、役人のアタマの中だけで想像した「課題」は残念ながら、

地域の実情からは、かけ離れてる。


言い方は悪いが、都合のいいように「課題」を「捏造」し、高速道路作っちまえ!ってことですか?


こんないい加減なやりかたで、この森を壊されてたまるかって、思います。


アンケートに答えて、「反対」または「必要なし」の意思表示を!


アンケートはこちら(国交省のサイトに飛びます)

巧妙な誘導尋問にご注意ください。












地図の検証・・・中部横断道長坂〜八千穂ルート 

国交省の作った「中部横断道長坂~八千穂ルート」のアンケート、巷では「誘導尋問」と揶揄されるほど、建設推進派に有利な回答を導きだす作りになっています。
どこがどうかは、おいおい書くことにして、一番引っかかりやすい「地図」について検証してみました。

このアンケートにある「ルート図」。よくわからないと思いませんか?

地理に明るい地元の人でも、最初に見ると、しばらく位置関係がつかめないのです。

くわえて、アンケートのように横長にだと、いかにも効率の良いルートのように見えます。


そこで、見慣れた普通の地図上に、予定ルートを重ねてみました。
(クリックで拡大します)

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見慣れた、北が上になっている地図です。

こうやってみると、ずいぶん蛇行しています。特に、赤い矢印で示した部分。大きく蛇行して、八ヶ岳南麓を横断しています。

これ、どう見たっておかしいですよね。
北から南下してきた高速道路が、地形に従って標高を下げず、八ヶ岳の南斜面をへつるように迂回して、中央道に合流しています。

こんな道路作っても、所要時間に差がないか、へたすると高速乗った方が時間がかかるなんてことが起きるかも知れません。

わざわざ、景観と豊かな自然環境という、代え難い「資産」と、貴重な野生動物が暮らす森をぶちこわしにして・・・

なんでこんなことするんでしょう?




ついでに、
大泉周辺だけをクローズアップしてみました。
(クリックで拡大します)

$Studio Forest ・・・ 森に暮らす


なんでこんなひどいことするんでしょう。


GoogleMap上に、予定ルートを書き込んでみました。


より大きな地図で 中部横断道ルート図 を表示

国交省アンケートで明確に「反対」「必要なし」の意思表示をしましょう


http://www.ktr.mlit.go.jp/koufu/keikaku/

中部横断道アンケート 質問3と4について

質問1と2についてはこちら


このアンケートのおかしなところでもあるのですが、一見、課題>目標>対策案と三段論法で進んできているように見えるんです。しかし、よく見ると重要なことが抜け落ちています。
一足飛びに「解決するため、新たな高速道路野整備が有効」と決めつけている点です。
高速道路以外の選択肢は「ない」!!!

それじゃ「計画段階で整備の是非について議論する」という計画段階評価って何なの?って話になってしまいます。


でも、今回のアンケートでは画期的なところもあります。
自由回答で代替案を募っていたり(質問3)懸念や期待など、是非そのものについて意見を求めていること(質問4)
こういう形で広く意見を募るのは異例のことなのだそうです。すでに、いくつかの代替案がアンケートにあがってきているとのことです。
「ぜひご意見をお願いします」とは担当者の弁。


高速作るという前提の代替案なら、「双葉からそのままトンネルで」というのが一番だと思うんですが。。。。
現実的なのは、既存の141号の活用だと思います。たとえば、拡幅やバイパスを作れば、「時間短縮」という目標はあらかた解決できると思います。
どうしても高速をというなら、計画されている高速道路と141号が離れ始める長野県側の野辺山か県境をこえた清里辺りまで(要するに長野県側区間)は高速道路にして、そこから南(山梨県側)は高規格で作った141号のバイパスを走らせれば、いま挙げられている課題はすべて解決すると思います。
地形的にも、県界尾根から長野県側は台地状の高原地帯、この地形を利用して高原野菜の栽培が盛んです。そして県界尾根を山梨県側にこえると、地形は尾根と沢が入り交じって、針葉樹と落葉樹の豊かな森。つまり八ヶ岳南麓の森が広がっているのです。国道141号はこの南麓の森の東のはずれの川に沿うように走っています。素直に地形に従えば、南麓の森を横断するような計画には無理があるのです。



質問4についていえば、懸念することはたくさんあります。自然環境の破壊、静かな住環境の破壊、おそらく長坂近辺の商業は大打撃をこうむるでしょう。それによる地域社会の崩壊。考えれば考えるほど、空恐ろしくなります。開通を望む人々は、こんな風に思っている人がいることを知っているのでしょうか?

この計画が法律に盛り込まれたのが、平成9年2月。すでに14年を経過し、状況は大きく変わっています。第二の人生を豊かな自然の中で暮らそうと、たくさんの人が都会から移住してきています。
リタイヤした人ばかりではありません。森の恵みの中で、地域に根をおろして生きていこうという若者たちもたくさん移住してきています。そして、この計画が具現化する10年20年後にはこういった人たちの2世たちがすくすくと育ち、この八ヶ岳南麓を愛する故郷と思っていることでしょう。

自然に寄り添って暮らす人々のフィールドのど真ん中に巨大なコンクリートの建造物を通すなんて、なんとデリカシーのないことか! 恥を知りなさい!

もう、昔のように、どこを何を通そうが誰にも迷惑のかからない「山ン中」ではないのです。

もう一度書きます。
樹々は倒され、動物たちは森を追われ、星は夜空から消え、静寂を失った八ヶ岳南麓。仕事を失った人々、この地を去る者留まる者、笑い声の絶えた窓辺。

質問4では、明確に「反対」意思を表明しましょう。




アンケートはこちら

中部横断道アンケート 質問1と2について

質問3、4についてはこちら

このアンケート、「地域の課題」とか「課題を解決するための目標」とか、文面だけみると「全くその通り」と思える文言が並んでいます。


Webでアンケートに答えようとすると、この「全くその通り」と思えるものを読まされたあと、それについてどう思うかという回答形式になっています。悪くいえば誘導尋問。
これでは、地域に住む私たちは違和感を感じることはできても、例えばこの地に別荘があるとか、八ヶ岳南麓が好きで週末の度に訪れて癒されているとか、もしくは「いつかこの地で暮らしたい」と移住をお考えの人たちには、地元にいないぶん、的確な判断ができないと思います。


そこで、アンケートの設問に沿うかたちで、地元民としての印象を書いていきたいと思います。


Webアンケートの
概要>1>2>3と進んで、

3.周辺地域の課題
アンケートページの設問でいうと「1 周辺地域の課題について」

最初の回答項目 産業について・・・「地域の生産品の自動車輸送に時間がかかる」ことは課題だと思うか?
おもにレタスの出荷のことを指していると思いますが、主産地の野辺山・川上村近辺からは、現在141号線を使っているとおもいます。この道路は、それこそレタス畑の真ん中を走る直線道路で、渋滞などあまりありません。高速道路ができても、所要時間はあまりかわらないと思います。
したがって、私は課題であるとは思いません。

二番目 医療について・・・「救急医療施設への救急車搬送に時間がかかる」ことが課題だと思うか?
Webに公開されている委員会資料によりますと、南佐久地域に限定した話としています。この地域で、1万6千人が高度な医療のできる病院に30分以内に到着できないとのこと。高速ができるとそのうち2割(3千2百人)が30分以内に到着できるという目算です。
しかし、ここで問題なのは病院が少ないことで、道路がないことではないと思います。10年以上も先の高速道路より、既存の病院を高度医療ができるようにした方がずっと早いし予算がかからない。だいたい、お年寄りの誰が好き好んで高速乗らなきゃ行けない病院に行きたいでしょうか? 


三番目 観光について・・・「主要な観光地間の連携が不足している」ことは課題だと思うか?
そもそも、「主要な観光地との連携」が必要なのだろうか。現在の主流は「滞在型」。あちこち飛び回る旅行は観光客に歓迎されません。「ゆとり」とか「癒し」が叫ばれている今、この先もこの傾向は続くと思います。
なので、私は「あまり思わない」と回答しました。


四番目 生活について・・・「買い物、通勤などの日常生活の移動が不便」だと思うか?
この近辺でいえば、北杜市なら遠くても15分以内に日常の買い物ができるスーパーがあります。また、長坂のショッピングセンターとホームセンターには長野ナンバーの車もたくさん来ています。
おそらく野辺山からその先あたりからお出ででしょう。それより先にお住まいの方は、臼田のショッピングセンターの方が近いかもしれません。いずれにしても、かかっても30~40分でこられると思います。つまり、不便で仕方がないというレベルではないと思います。


五番目 道路について・・・「国道141号の走行性・安全性が不足している」と思うか?
これは設問そのものがおかしいと思います。周辺地域の課題の説明に「道路について」がありません。もし、その前のページの「周辺地域と道路の状況」のことをいっているのなら、あまりに不親切です。これでは何のことを言ってるのかわかりません。
「国道141号の状況」のことでしたら、答えは簡単。走ったことある人ならわかりますが、広くて気持ちのよい道が続きます。写真にあるのは本当に一部区間で、日本の山間部の道路としては快適な部類に入ります。それに、危険な区間があるのなら、拡幅などそれなりの手を入れればすむ話しです。


次に 概要>1>2>3>4と進んで、、

4.課題を解決するための目標
アンケートの設問でいくと「2 課題を解決するための目標」

まず、私のようにあまり「課題」だと思っていない回答者もいるわけで、それを「課題がある」という前提で「目標はこれでいいか」と問うのは、アンケートそのものが少し変です。このあたりで回答者は混乱するようです。

先に進みましょう。

まず最初の「高速道路インターチェンジの時間短縮」
要するに「高速乗るまでの時間を短縮すると前述のレタスの出荷がうまくいくと思いますか?」ということだと思いますが、前述のように、乗っても乗らなくてもあまり変わらないのなら意味はありません。加えて、予鈴処置などの保存・流通の関する技術は日進月歩です。高速料金払うより、集荷場での予鈴処理のほうが安くて新鮮かもしれません。そもそも、レタスをいかに新鮮に出荷するかは、第一義的には生産者が心がけるべきことで、2000億円の血税使ってやることではありません。

二番目の「救急医療施設への搬送時間の短縮」
確かに、短いにこしたことはありません。しかし、絶対的な移動距離が長いのは大きなリスクを伴います。同じ30分の移動時間でも、一般道を20キロ走るのと高速のって50キロ走るのでは高速道路で50キロのほうがはるかにリスキーです。高速道路を作って救急車を走らせるより、より近いところに病院があった方がずっと安心だと思いませんか。


三番目の「主要観光地間の移動時間の短縮」
移動しての観光旅行というものが少なくなってきている以上、短縮を目標に掲げるのはナンセンスだと思います。

四番目の「地域の生活交通の移動時間の短縮」
生活交通の移動時間の短縮を目標に掲げていますが、逆に増えてしまうところも多々あると思います。特に第2案の「旧清里有料道路」を活用する案では、沿線住民は生活道路を取り上げられてしまいます。これでは短縮どころか逆に通勤や買い物にかかる時間が増えてしまいます。また、生活者が高速道路に乗って買い物にくるというのは、考えにくいと思います。

五番目の「災害による通行止め時の代替路確保」
これはあまりにも地域のことを知らなすぎる。もともと、いま比較案で俎上にある「清里有料道路」が国道141号の代替路という位置づけではなかったんでしょうか?
実際に生活していても、「野辺山行くのに141でいくか清里有料でいくか」みたいな感じで、その時々に応じて使い分けています。それから、県境から先の長野県側は裏道も多く、道路一本通行止めになったからといって全く交通がマヒするということはないと思います。






このアンケートで国交省の言っていることは、全体的に、課題の抽出と目標の設定が、現在の視点に偏っています。10年20年先にどうなっているかという視点がかけていると、出来たはいいけど誰も使わないなんていう、笑えない話になってしまいます。

アンケートにお答えになるときは、どうか先を見据えてご回答くださいますよう、お願い申し上げます。

アンケートページはこちら

清里高原大橋

私のブログのタイトルバナー、高原大橋を渡ったところにある展望台から撮ったものなんです。

まぁ~、いい眺め。ここを走るクルマは、橋にかかって眺望が開けたとたん、みんなスピードをダウン。
スピードを落とすのはいいんだけど、気をつけないと前方不注意で事故ってしまいます。


それはともかく、
この橋を、中部横断道長坂~八千穂ルートにしてしまおうという、信じられない「案」。

普通に考えたら、例えば141号の拡幅や高規格道路によるバイパス化とか、こちらのほうが自然ですよね。


で、

よく調べてみたら、お役人とその取り巻きの土建屋にとってはこの上ない「妙案」らしいのです。

ご存知のように、この橋を含む「清里有料道路」は膨大な借金の塊です。無料にした理由も、料金収受経費がかさんで借金が膨らむばかりだからという理由だったと思います。

高速道路にしちまえば、管轄が県から、国もしくはNEXCO中日本。要するに、「売り飛ばす」わけです。県の借金は「チャラ」。しかも橋は国費で結局もう一本架かる。

でも、いまさら、なんでこんな話が唐突にでてきたのか。。

ああそうか、リニアが長野県を通らなかっからだ。リニア通さないなら早く中部横断道通せと。

政治の世界の取引ってこういうことなんだなと。。。




地域住民の生活道路なんですよ、この道は。
もっといえば、県道28号の交通量は激減し、沿線は大打撃です。コンビニも、アクセスの悪くなってしまう長坂IC周辺のきららシティやJマートもさびれ果ててしまうでしょう。

そしたらどこに買い物行くの?
働いてる人はどうするの?

橋そのものは赤字でも、波及効果や地域に対する貢献は計り知れないものがあります。
県政の「お財布上の」失策のツケを特定の地域住民に負わせるような、「馬鹿げた」計画にストップを!

http://www.ktr.mlit.go.jp/koufu/keikaku/

アンケートで必要なしの意思表示を!