老健介護士になったアラサー中卒ひきこもり(10年目) -22ページ目

老健介護士になったアラサー中卒ひきこもり(10年目)

いじめ、高校中退、ひきこもり等を経験し介護士になりました。私の経験が誰かの役に立てばと思いブログをしております。

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私は趣味を聞かれることがあったら読書と答える程度には本が好きで、過去には1年で100冊読む(マンガや絵本以外)という目標を立てて達成できました。

今は年間で10冊読んだら多い方なので「私は正真正銘の読書好きです」と胸を張って言えるほどではありません。
それでも本を読んでいる時の、あの没入感や静けさが好きですし、とても贅沢で大切な時間です。

ちょっと時間が空いた際は本屋さんに入り、新発売の小説のチェックをしますし、ウェブ小説を読み漁ったりもしています。

本を読む時は一気に読む派で、シリーズものがあれば時間が許す限りぶっ続けで読んでしまいます。
食事もトイレも睡眠も出来るだけ削る極限生活です。


辛いことがあって現実逃避をしたい日は色々な場所へ連れて行ってくれます。
失敗続きで落ち込んだ日は世界を救う主人公となって活躍させてくれます。

日常生活でわざわざ言わないような心の機微や、人間のどす黒い部分を垣間見させてくれるのも本です。
自分の人生だけでは見られない、聞けないような体験を擬似的にさせてくれるのも本です。

勿論、現実とは大きく乖離した描写や作者の勘違いや偏見が混じった話などもある前提ですが、それでも本は沢山の知識と癒やしと考える機会をくれるツールです。

また、本は人生の辛い時に私を支えてくれた存在でもあります。

小学校で一人ぼっちだった時は、学級文庫のシャーロック・ホームズが休み時間の楽しみでした。

中学校で買ったトールキンの指輪物語は読む度に新しい発見のある私の宝物です。

西尾維新の戯言シリーズや奈須きのこの空の境界は、ひきこもっていた時に何回も読んでいました。



ここまで小説の話ばかりしていました。

ただ、自己啓発本やハウツー本、絵本やマンガも好きです。

むしろ最近は子どもに聞かせるために絵本を読むことが一番多いです。


ちょっと格好をつけた言い方ですが、本は私の生涯の親友だと言えます。


一巻で完結するおすすめ小説3選

※順不同

風が強く吹いている(三浦しをん)

身分帳(佐木隆三)

ユリゴコロ(沼田まほかる)



関連記事はこちら。音楽にも救われてきました。


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この記事は介護施設の夜勤に興味がある方に向けて、私が経験した500回以上の夜勤からエピソードを紹介するシリーズの番外編です。


最初の記事はこちら


前の記事はこちら

このシリーズの最初の記事を書いてから2年程。
あれから100回近く夜勤に入り、働いた夜勤の数は約600回になりました。

そこで今回は新たなエピソードを書こうと思います。

 

【21時間夜勤】


介護施設の夜勤は基本的に二つのパターンしかありません。

ロング夜勤(休憩込みで16時間前後)とショート夜勤(休憩込みで9時間)です。


どちらのパターンでも働いたことはありますが、正直一長一短で「こっちの方がしんどい」みたいに断言はできません。


ただ、緊急事態になるとしんどいのはロング夜勤でした。


欠勤者が出た時には、基本的に当日が休みの人間に穴埋めを頼みます。

職員の都合がつかず、誰も穴埋めが出来ない緊急事態には「日勤や遅番がそのまま夜勤をする」ことになります。



そうなると日勤なら約24時間拘束されますし、遅出でも事業所によりますが20時間以上は拘束されるでしょう。


私も遅出からそのまま夜勤として働いたことがあります。

これがしんどい。


何がしんどいかと言うと一番は「眠たい」こと。

二番目は「先が長過ぎて気持ちが疲れる」ことです。


普段だったら16時間施設に居たら帰れるのに、プラスで5時間働かなければいけない辛さは群を抜いています。


ただ人間とは不思議なもので、朝の仕事終わりには達成感に溢れ、ちょっとテンションが上がります。(私だけかもしれませんが…)

また、ほとんど寝ていないにも関わらず、夜まで眠られなかったりもします。そして翌日に爆睡し休日が潰れました。


当たり前ですが、残業して辛いのは施設側の理由。

利用者様に影響があってはいけないので、影響のない範囲で手を抜きつつ、介助等は全力でやりました。



日勤から夜勤まで働く『超ロング夜勤』は別の手当が欲しいくらいしんどかったです。


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介護士は学歴が中卒でも充分働けます。

これは中卒で介護士になった私の実体験からも断言できます。


他にも数名中卒の介護士を知っていますし、施設の採用担当だった時に学歴を理由に不採用にしたことはありません。


国家資格である介護福祉士だって、所定の研修を受けて試験に合格すれば成れます。


私も中卒で介護部門の長になれましたし、デイケアの主任になった人もいるのでキャリアアップも可能です。



ただし『全く学歴が関係ない』とは言えません。

採用面接時に「何故中卒なのか?」は聞かれます。
高卒以上の人に比べて面接官の引っかかるポイントが一つ増えるので、そういう意味では若干採用に不利とも言えるでしょう。

また、求人サイトを見た感じだと学歴よりも資格を採用条件にしている事業所の方が多いものの、採用条件に高卒以上または大卒以上と書いてある事業所もあります。


キャリアアップの面でも仮に全く同じ能力、同じ経験年数、同じ性格の人がいたとすれば、学歴が高い方が昇進するでしょう。


正直に言って働いていく中で気になる程ではない。

ただ学歴による差は存在する。

そんなレベルで学歴は関係あります。


マイナスの面だけでなくプラスの面で言うと、私が出会った中卒の介護士は「高卒や大卒に負けてたまるか!」という気合いの入った人ばかりでした。



また、当然と言えば当然ですが、同僚や上司から面と向かって学歴をバカにされたことはないです。


ちなみに私は高卒認定試験を合格した後、2024年に通信制大学を卒業しているのでこの記事に矛盾を感じられるかもしれません。


しかし、職場で働く中で大卒資格の必要性を感じたことはありません。通信制大学に行った理由はこちらをご覧下さい。


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誰もが勝てない最高の介護士がいます。


その人の手にかかれば

認知症があって帰宅願望が強い方も笑顔でイスに座ります。

食事や薬を拒否する方も文句一つ言わずご飯を食べ、薬を飲んでくれます。

人間嫌いで滅多に話さない方も自ら進んで話してくれます。



それはどんな介護士かと言うと、

ずばり利用者様のことです。


介護のプロである職員がどれだけ頑張ってもできないことでも、介護のプロじゃない利用者様同士のケア、言うならばピア介護士によるケアだと実現できます。

(ピア介護士は勝手に作った言葉です)


時間に追われ、業務に追われる職員。

利用者様同士のケアは、そんな職員より遥かに時間をかけて、相手の立場に立ったケアです。

究極のケアには敵いません。


帰宅願望が強い利用者様には「私も帰りたいわー。」と共感しつつ「でもここに居った方がエエよ。」と提案して下さいます。


食事を拒否される利用者様には「せっかく作ってくれてんから一緒に食べよ。」「あぁ美味しいわー。」と促して下さいます。


人嫌いの利用者様には距離感を保ちつつ、話しかけて下さいます。


職員の立場からすると、このピア介護士の利用者様はとてもありがたく、足を向けて寝られない存在です。

私たちにはとても出来ないことをして下さる、すごい方々です。



これは経験上感じたことなのですが、ピア介護士をして下さる利用者様はお話が好きでお世話好きな人が多いと思います。


感謝していることを大前提として、ピア介護士の方が身体介助をしてしまうと、双方の利用者様に怪我のリスクが増えてしまうので、感謝するだけではなくその点は注意が必要です。


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私が介護施設の介護士として働き出した理由は、すごく簡単に伝えるとたまたまでした。

介護に対して特に強い思い入れがあったわけではなくて、高齢者が特別好きなわけでもありませんでした。

ただ、この業界に身をおいて十年目ともなればそれなりに感じることもあります。

それは介護の仕事が、一人ひとりの人生の終盤もしくは最後の生活を彩るための重要な仕事だということです。



仕事をばりばりしていた元社長。子どもを何人も育てたお母さん。有名な大学の元教授などなど。

どんな生き方をしても人は老い、様々な機能が衰えていきます。

車いすや介護ベッドを利用したり、認知症になったり……。

そしてそれぞれの生き方をしてきた人たちが歳を重ねて施設で生活をします。


老いることは自然の摂理であって、そこに良いも悪いもありません。
ただ私たちはできる限りご本人にとって「良い生活」が送れるようにお手伝いをするだけです。


介護士が直接関わるのは高齢者の方がメインですが、介護の仕事はこの国の未来を創る仕事でもあるといえます。
もっと大きく出るならば世界の未来を創る仕事です。


今人生の序盤を走っている子どもも、中盤を走っている大人もいずれは終盤に差し掛かるでしょう。
その終盤を「良い生活にする」ことはそれまでの道を全力で走るための要です。


どれだけ勉強をしても運動を頑張っても技術を磨いても、頑張った果てが辛く苦しい最期だったら、頑張ることを躊躇う人が今後増えていくはずです。


人生の終点が真っ暗ならば世界の未来も暗くなってしまいます。
なので介護士が高齢者の方々の生活をより良くするために介護を行うことは、世界の未来をより明るくすることに大きく貢献していると言えるのではないでしょうか。



私たちの介助一つひとつが、一回の笑顔が、一言の気遣いが積み重なって明るい未来を創る。

介護士とはそういう仕事です。


そして介護の仕事だけでなく、世の中の仕事は全て未来に繋がる、未来を創る仕事です。
一回の笑顔を一言の気遣いを一人ずつが積み重ねる。
きっとそれが世界を明るくしていくでしょう。

そういう誇りを持って私は今日も介護施設で働きます。


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