老健介護士になったアラサー中卒ひきこもり(10年目) -23ページ目

老健介護士になったアラサー中卒ひきこもり(10年目)

いじめ、高校中退、ひきこもり等を経験し介護士になりました。私の経験が誰かの役に立てばと思いブログをしております。

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介護士の仕事の楽しさとは何でしょうか?


先日、介護歴9年にしてやっと気付けたことがあったので記事にします。


私は約1年前まで老健の管理者の補佐兼介護部門のリーダーとして働いていました。

その前はフロアのリーダーとして働いており、人員不足等の理由から役職なしの介護士として働いたのは1年半くらいです。


こう書くと「俺は早く出世したぜ。」的な自慢かと思われるかもしれません。

しかし私にはコンプレックスでした。



介護士として大切なものを学ぶ前にシフト作成や会議の運営などの仕事に手を出してしまったのではないか?
自分は介護士としてとても中途半端な状態ではないか?

そんな悩みが常に付き纏っていました。

色々あって転職した後は役職なしの介護士として1年以上働くことができています。

この1年間が介護士として大切なものを学ぶチャンスの筈ですが、いつの間にか介護の仕事を退屈だと思うようになります。


「退屈だ。退屈だ。」と思いながら働く毎日に嫌気が差した時、介護の仕事を楽しくするにはどうしたら良いか真剣に考えました。


考えた結果出た答えが『利用者様と雑談をすること』です。

今までも当然利用者様と話していましたが、業務を効率良くするための会話になりがちでした。


テレビを見ながら利用者様と話したり、介助している時に利用者様の趣味を聞いたり……

介護士には必要不可欠な会話ですが、雑談を楽しむことで、もっとその人のことを好きになったり、より個別的なケアができるようになります。


私にとって好きな人と話すことや、仕事のクォリティを上げることは楽しいことです。



そして、日々の仕事が楽しくなってきてようやく気付いたことがあります。

それは介護士に成り立ての頃は当たり前に楽しみながら雑談をしていた。ということです。


それが役職者になるにつれ雑談を楽しむことを忘れ、ただみんなの手本となるために利用者様と話すようになっていました。

初心を忘れたダメ介護士です。


人員不足やストレス過多で効率重視になりがちな介護士の仕事。

でも楽しみながら働けなければ良い仕事はできない。

恥ずかしながら10年目にしてやっと分かったことです。


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以前こちらの記事でご紹介した引きこもり文化祭の第二回が開催されます。


去年私も参加し、入賞を頂きました。

そのお陰で「小説を書く」という趣味が増えたとともに、ひきこもりだった過去をよりポジティブに捉えることができました。



現在開催に向けてのクラウドファンディング中で、そこのページに主催者の方の「引きこもりに関するネガティブな価値観を変えたい」という熱い想いや開催理由等が書いているので、是非読んで頂ければと思います。


外部リンクを貼っておきます。


私は今回も参加予定です。
文学大賞三部門(本編部門、短編部門、短文賞)に出す用の小説を何とか書き終わりました。

ただ、自分がひきこもっていた時に感じた中で、小説の形を借りて他の人に伝えたかった事は、前回と今回で全て書き切ったので、文学大賞への参加はおそらく最後になると思います。

絵画大賞、音楽大賞もあるので、0から技術を磨けばいずれは参加するかもしれませんが、現状は次回からクラファンする側、作品を応援する側で参加したいと考えています。



参加資格はひきこもり、元ひきこもり(自称可)で短い文(100文字以下)から募集しているので、参加資格があり興味がある方は参加してみてはいかがでしょう?

生成AIの使用もOKです。


参加資格がない方でも、引きこもり文化祭が開催されましたら、私の作品を読んで頂けると幸いです。


おすすめ記事はこちら。

私のひきこもりの経験談です。


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この記事はシリーズものの最終話です。

最初の記事はこちら


前の話はこちらをご覧下さい。



⑧さいごに


「ひきこもりのゴールは必ずしも就職である必要はない。」と言われることがあります。

私も同じ意見ですし色んなライフスタイルがあって良いと思います。


ただ私にとってのゴールは就職でした。

そしてひきこもりのゴールは同時に社会参加のスタートです。



過去に何回か記事にしているので詳細は割愛しますが、ひきこもりと介護施設の仕事は割りと親和性が高く、9年以上働くことができています。


ひきこもりだった頃を振り返ると

不安から逃げる→不安に押し潰しれそうになる→不安から逃げる→不安に押し潰しれそうになる…この繰り返しだった気がします。


押し潰しれそうになる度に自分を偽り、何とかひきこもっていました。

逆に言えば自分を偽りきれなくなった時こそが現状を打破するチャンスです。


ただし気力や体力が回復していなければ、チャンスだと感じて動いても状況が悪化してしまうので、注意する必要があるでしょう。

私の場合は運良く全てが噛み合い上手くいったのだと思っています。


数年前、部署異動の前に有給消化のため約二ヶ月の休みをもらうことになりました。
半分は自分の意志で、半分は会社からの指示で取得した感じです。

欲しかった有給とはいえ、二ヶ月も会社に行っていなかったら「自分はひきこもりに戻ってしまうのでは?」と不安になる瞬間もありました。

それは杞憂で、休み明けには不安は吹き飛びました。
ひきこもりだった時に就職を渇望したという記憶はずっと鮮明に残っていて、ひきこもった時の辛さも知っているからです。

「ひきこもったことがある」というのは自分が今後生きていくための武器にできます。


ひきこもりで経験した苦しみや辛さは、自分が辛い時に「こんなものひきこもりの時に比べたら楽なものだ。」と耐えるための材料になりますし、それを乗り越えたという事実が自信に繋がります。

ひきこもりであったことを誇りに思う程のメンタルではありませんが、ひきこもりであった自分を認めることはできました。

あの時に家で考え、悩んだことが今の自分を作り上げている!
そう信じて、これからも生きていきます。

シリーズを最後まで読んで頂いた方も、この話だけ読んで頂いた方もありがとうございました。

こちらはおすすめ記事です。
三十歳近くで初めて一人暮らしをした話(シリーズもの)です。
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⑦移行期


定義的にはひきこもりではなく求職者になったものの、暫くは社会的な状態が不安定な時期が続きます。


ひきこもりと求職者を行ったり来たりしているような、まるで綱引きの綱のような状態です。



ハローワークに通い出した最初の方はそこに設置してあるパソコンで就職先を探し、求人票を印刷するだけでいっぱいいっぱいでした。


「世間はブラック企業ばっかりだ」と思い込んでいた私の目には全てがブラック企業に見えました。


通い出してから数回目。

職員さんに相談している時に求職者支援訓練(職業訓練)を勧められました。


悩んだ末に職業訓練を受けることを決めます。

選んだのは介護の職業訓練コースでした。


そこから訓練を受けるための職業訓練校を選ぶために見学の申し込みをしたり、ハローワーク主催の介護施設見学ツアーみたいなものに参加したりと積極的に動きます。


今までの反動だったのかもしれません。

とは言っても、求職活動している時以外は家で動画やテレビを見たりして、それまで通り過ごしていました。


そうこうしている間に時期が来て入校。

半年間の訓練で介護の資格を取得、訓練校に行くと同時期に高卒認定試験も合格。

そして介護施設(介護老人保健施設)に就職します。


世間には思ったよりもブラック企業が少なかったです。



ハローワークに最初に行った日、職業訓練校を探すための見学予約の電話、訓練校初日と何回か心が挫けそうになりました。


それまでも挫けず職業訓練校に行き訓練を修了できたのは、周りの人に恵まれていたことと「ここで挫けたら一生このままだ。」という恐怖があったからです。


恐怖によってひきこもりになり、恐怖によってひきこもりを脱出しました。



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⑥ひきこもり末期


ひきこもり生活を「どうにか終わらせたい」と悶々としていた私に変化のきっかけをくれたのは外の人でした。


バイトの元同僚との飲み会で、他の同僚の不幸な現状を伝え聞いた私はそのショックでやけくそ気味になり、ガムシャラに動き回ります。



真夜中にひたすら走ったり、筋トレをしたり……

何かしよう何かしようという気持ちに急かされて、ついにハローワークに行くことを決めます。


そしてハローワークへ行き求職者の登録をしました。

この時点で定義としてはひきこもりではなく、求職者になりました。


少し話が脱線しますが厚生労働省によると、ひきこもりの定義は『様々な要因の結果として、就学や就労、交遊などの社会的参加を避けて、原則的には6ヶ月以上にわたって概ね家庭にとどまり続けている状態のこと。(他者と交わらない形での外出をしている場合も含む。)』とされています。


しかし、実際は6か月以上ひきこもろうと、反対にそれ以下の期間であろうと「先がどうなるか分からない不安」の有無で苦しみは変わります。


また、定義から外れたからといって、気持ち的にはひきこもりだった時とほぼ変わらない。そんな人もいると思います。なので定義が全てではありません。



私も「ひきこもりじゃなくなった」と言っても、変わった序盤に実感なんて全くありませんでした。

それでも、バイトを辞め、自らを追い詰めたのは正解だったのかもしれません。


※編集前の記事に書いていた「ひきこもるにも才能が必要だ」という趣旨の発言について、私の言葉不足で誤解を招きかねないと判断したため削除しています。この内容は後日別記事にする予定です。

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