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ONCE IN A LIFETIME

フィリピン留学から人生が変わった一人の男のお話です。

そんな経緯で日程と航空券、そして宿が決まったのであるが、当然自宅から羽田までの行き方も考えなければならなかった。つまりはリムジンバスで行くか、電車で行くかである。今回は2017年以来の大型スーツケース~楽天で購入した新品~ありなので、移動の際の負担を考えたらやはりバスである。しかし、それには一抹の不安も残った。

 

2014年2月、大雪が降った際に香港に渡航した際に、初めて羽田行のリムジンバスに乗ったのであるが、当時は相模大野から1時間ちょいで行けたにも関わらず、今現在は第3ターミナルまで1時間半以上はかかってしまう。それは何故か、それは経由地がひとつ増えているからにほかならず、南町田のグランベリーパーク駅を経由してしまうからそれだけ時間が余分にかかってしまうのだ。

 


イコールそれだけ早い便に乗らなければならないのだが、にも関わらず羽田行きのバスにはトイレがついていないのだ。これは個人的には非常に大きな懸念としてあったので、時間に余裕がありもちろん途中でトイレに行く事も出来る電車と、どちらにしようかかなり悩んだものだった。しかし、4月に香港に渡航した際、大体同じような時間に乗ったのであるが、京急で朝ラッシュに思いっきり被ってしまい、電車を一本飛ばさなければならない事態に陥ってしまったのだ。

 

それでも十分間に合う時間だったのであるが、やはり朝ラッシュ時に大型の登山用リュックは邪魔で仕方がなく、これがスーツケースなら言わずもがなだ。さらに、電車には万が一の人身事故という避けられない宿命もある。決して近場ではないマレーシアという事を考えると、絶対に逃す事は許されない。過去一度も遭遇したことや、遅れた事はないとは言っても、やはり万全を期さなければならない、という訳で今回は久々のリムジンバスを選択した。

 

朝10時発の便だったのと、羽田の国際線ターミナルの小ささを考えたら朝8時に着けば十分間に合うのであるが、やはり慎重派の自分としてはそうも言っておられず、朝535相模大野駅出発の便を選択した。本当は旧伊勢丹の横にある車庫まで行けば、トイレも待合室もあって良いのであるが、そこまで歩くのも面倒なので、今回は駅前を選択した。

 

そして運命の当日。無事に4時に起きれた私は、4時50分に自宅を出発した。始発から2本目の電車なのであるが、にも関わらずそこそこ人が乗ってきた事には驚いたものだった。そしてバス停に向かうと、すでに20人近い先客が居た。これまで、相模大野発はほとんどが成田便だったので、満員になる事はなかったのであるが、今回はさすがに羽田行という事で人が多い。イコール、隣に誰か座る確率が高い、という事である。結局その予感は当たり、町田で家族連れが乗り込んでた際にそうなってしまった。

 

 

 

 

 

 

数ヵ月前から考えていた、東南アジア周遊が現実になる日がとうとうやってきた。最初は素直に周遊航空券で回ろうかと思っていたのだが、検索してみるとかなり高く数も限られる。それじゃ無理かなと諦めようとしていた所、昨年初めて行ったマレーシアが、この円安の中にあってもまだまだ生活費が安い事に気づき、「ならマレーシアを拠点にして、LCCで各地を回ればいいじゃないか」と言うプランが頭に浮かんだのだ。

 

昨年は初めてという事もあって、KLセントラル駅側のホテルを選んだのであるが、確かに交通の要衝ではあるものの、マレーシアならではの多様性を想像していた自分にとって、その周辺はいささか地味に映った。それもそのはず、ブリックフィールズ周辺はリトル・インディアと呼ばれるだけあって、当然インド人が中心で、前述の多様性は皆無に等しかったからである。もちろん、NUセントラルモールまで行けば様々な人たちに出会えるのであるが、正直立地選びに失敗したな、と思ったものだ。

 

そこで、今回はクアラルンプール随一の繁華街であるブキ・ビンタンから選ぶ事を決めた。当然ホテル選びには困らないものの、長期滞在ともなればやはり自炊や洗濯なども考慮に入れる必要が出てくる。そこで、いつものブッキングドットコムからだけではなく、Airbnbも選択肢に入れていった。民泊に力を入れているかどうかは知らないが、思った以上に非常に選択肢が多く、しかもリーズナブルな物件も多かった。

 

当然、安い方がいいのであるが、最低でも20日間という事、そして今年の香港と台湾での厳しい経験を考慮すると、正直価格で妥協はするべきではないと思った。悩みに悩んだ上で選んだのが、今回のブキ・ビンタンのコンドミニアムである。詳しい場所は触れられないが、以前行ったことのある場所の側であり、アクセスには何の問題もなかった。もちろん、オーナーの評価もマックスであり、これは間違いないだろう、という事で8月の中旬過ぎに予約したのだ。

 

そして、もうひとつなくてはならないのが航空券である。昨年は初めてシンガポール経由のスクートに搭乗したのであるが、昨今の円安にも関わらず、預け荷物込みでも6万弱と非常にリーズナブルである。単純に距離では決まらないとは言え、半分の距離である香港よりも安く行けるのだからお得としか言いようがない。

 

しかし、安い分懸念も残った。最大の弱点は、成田発のみであるにも関わらず、全て早朝のみのフライトなのだ。当然、自宅から間に合う訳がないので、昨年は成田空港第2ターミナルに存在するカプセルホテル、「ナインアワーズ」に1泊した。もちろん今回もそのつもりでいたのであるが、航空需要の復活もあり大分割高となっていた。

 

もうひとつの候補であったキャセイパシフィックは朝10時から羽田発があり、こちらは68000円と大分高くついてはいたのであるが、諸々の交通費や宿泊費、そして機内食などのサービスなどを考えたら、せいぜい1万円ほどの上乗せなどそれで十分相殺出来るレベルであった。

 

ベストな日程を考慮した場合、iPhone発売前に渡航する事になる、つまり今年は発売日に新型を入手出来ないという事になってしまったが、いつかは手に入る事を考えたら、少しぐらい遅れてもいいか、と思った。という訳で、2023年9月21日、羽田から香港経由、クアラルンプール行きの便に搭乗する事が遂に決まったのである。

 

 

 

 

 

 

 

三和電子の新レバーであるJLXをいくつかのアケコンにセットしたので、余った旧JLFをファイティングスティックα for Xboxにつけてみた。RAP V HAYABUSA 2017以来、レバーの音が非常に響く事がHORIの最大の弱点であったのだが、こちらはそれなりに静穏性を高めているガワの作りとなっているため、RAPに比べるとかなり音が抑えられている。



もちろん、旧PantheraやObsidian2レベルにまでは及ばないものの、それでも以前のRAPよりかは遥かにマシであり、操作感覚もかなり心地が良い。実は、同じ型のPS5版に換装した際はそこまでの感動は覚えなかったので、レバーの個体差ももしかしたらあるのかも知れないが、これなら十分実用に耐える感じである。

 

ついでにボタンも三和電子のノーマルに交換したのであるが、こちらの音も旧RAPやVictrixよりも遥かに静かである。これはかなり練られてつくられたんだな、と思わざるを得ないが、素材はあくまでプラスティックであるので、プレイ中に天板がたわむのがかなり気にはなる。このあたりの剛性は、さすがにObsidian2やVictrixにはかなわない感じである。また、その素材から高級感にかけるのも確かであり、所有欲はあまり満たされないのかも知れない。

 


それでも、今なお貴重なXSXS用のアケコンでもあるし、またボタンもWindowsのデフォルト使用でもあるので、Steamにも合う事とだろう。まあ、こちらは大抵のPSアケコンも使用可能なので、PCのために買う人もあまり居ないかも知れないが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これまで3年近くノートはMacBook Airのみを使用していたのだけれども、やっぱり互換性や使いやすさを考慮した場合はWindowsの方が便利だなと思い、ちょうど楽天でセールをやっていた事もあってタイトルの機種を購入した。機種の名称からしても分かるよう、明らかにMacBookを意識している作り、悪く言えばパチモノなのであるが、それだけにMacBookユーザーとしては違和感の少ない作りになっているので、という訳でこのシリーズが出て以来ノートはHuaweiばかりである。

 



何故ゲーミングノートPCでないと言えば、最大の理由はPB電源でなければならないという事。以前使用していたLenovoのPCは巨大なACアダプター付きだったのだけれども、MacBookのPB電源の気軽さに慣れてしまったら、さすがに専用のACアダプターを使用する気にはとてもなれないものだ。そして、もちろん自分は海外旅行の事も考慮しているので、そうなると余計にPB電源一択となってしまう。

 

当然、その代償として重いゲームは出来ないけれども、それ以前に自分はノートPCでゲームはする気にはなれない。いくらノートPCの性能が向上しているとは言っても、やはり総合的な性能や、拡張性を考えたらやはりゲームはデスクトップ一択だ。ガレリアを購入して、すぐにSATA SSDやメモリの増設をしたものだから尚更である。そして、ゲーミングノートは寿命が短い、というのもある。という訳で、私はゲーム性能はノートには一切求めてはいないのである。

 

そんな理由もあり、久々にWindowsノートを購入した。在庫処分なのか、元々定価19万ほどのD16が、半額以下で売られていたので、これはかなりいい買い物をしたものである。正直、実際に触った感覚としては、16インチの割にはほぼフルHDであるし、この点に関しては以前使用していた14よりも下である。まあ、16インチであればフルHDでも十分だし、また予想に反してノングレアでもあったので、この点に関してはとても満足した。

 

MacBookや、以前使用していたMateBookの14などはグレア液晶だったので、こうして文章を書いているだけで目が疲れて仕方がなかったものである。確かに見た目は奇麗だし、動画や写真を見るには最高なのであるが、現在はゲーミングを含めてモニターはほぼノングレアが常識である事からも、実用性を考えたらやはりノングレアなのである。なので、この点に関してはMacBookよりも明らかに上だ。

 

また、MateBookの売りのひとつにポップアップカメラがあった。これだと確かにベゼルを最大限に細く出来るし、見た目もよくなる。しかし、確かに面白いギミックでこそあるものの、いかんせん角度があまりにも悪く、下から見上げるようなアングルとなってしまうので、非常に絵面が悪くなってしまうのだ。この点に関して私は非常に不満があったのだが、このD16だけは正面からのアングルであるため、これも購入の決め手のひとつとなった。しかも、1080pなので映りもよい。オンラインレッスンにも最高である。

 

そして、MacBook AirはUSB-Cのみ、しかも2つだけさらにひとつは電源で埋まるので、まともに使うにはハブ必須であったのだが、こちらはAとCがそれぞれ2つずつなのでとても便利だ。さらにHDMI端子まで付いているのでこの上なし。指紋認証も問題ないし、今の所とても使い勝手が良く感じている。贅沢を言えば、もう少しシルバーよりのカラーが良かったのであるが、これ一択なのでそれはまあ仕方がない。

 

19万円という価格に見合ってない出来、という事で一部では酷評されたものの、公式でも半額未満で買える今となっては大変お買い得であるかと思う。Huaweiと言えばなかなか使う事に抵抗のある人も多いかも知れないが、性能やコスパは間違いないので、そこにさえ拘りさえしなければかなりおすすめだ。

 

長年世界のゲーマーを支えてきた、我ら日本が誇る三和電子が遂にJLFの後継品となる新レバー、JLXを発売したので、早速購入してみた。Xなどを読む限り、前作とあまり変わってないというのがもっぱらな評判であるものの、そんな事はなく、変わっている事は変わっている。



基本的な「いかにも三和レバー」的な操作感覚は継承しているものの、若干入力が軽くなり、そしてマイクロスイッチの音が若干ではあるものの響くようになった。なので、どちらが優れているか、云々ではなく、正直好みの問題であろう。ただ、これから新型に代わっていく事は間違いないので、これが世界標準となるはずである。

 

また、耐久性に優れている、という話でもあるが、ゲーセンのように不特定多数の人間に酷使されるような事は家庭用ではまずないので、家庭で使用する限りはそこまでの影響はないのだろう。

 

さて、という訳でトータル4つも購入した私は、早速最新のアケコンを中心に換装していった。私の知る限り、最も静穏性に優れたアケコンは旧Panthera、そして最新のQanba Obsidian2だと思うのだが、前作と比べて明らかに音が響いているのが分かる。もちろん、同時に操作感覚も軽くなっているので、そのメリットも大きいのであるが、音に関しては結構な違いがあるので、そこに拘る人はあえて変えなくていいのかも知れない。

 



その2つでさえそうなのだから、静穏性に欠けるVictrixや、本家Brookのアケコンなどは言わずもがなである。前者に関してはさほど違和感はないのであるが、後者はさらに響くようになっているので、若干耳障りに感じるものだ。





まあ、それでもHayabusaレバーのようなガコガコ感はないし、入力の気持ちよさもさすが三和電子というもので、これまでの三和ユーザーなら違和感なく受け入れられるはずである。ただ、さらに軽い操作感覚を求めないのであれば、静穏性に欠ける事もあるので、無理に変える必要はないのかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最近私のブラウザの広告にやたらと出てくるのが、今年7月26日にEC専売で発売が開始されたマウスコンピューターのニューゲーミングPCブランドである「NEXTGEAR」シリーズである。それまでのマウスの製品は割高で有名だったらしいのだけれども、RYZENのCPUを使用する事によって大幅なプライスダウンを実現し、コスパで一気に躍り出た現在最も注目される商品群のひとつである。

 

私は同時期に楽天セールをしていた事もあって、ガレリアの27万円のモデルを購入していたのであるが、それでもこの製品には興味を抱かざるを得なかった。まずその理由のひとつとして、ケースの格好良さだ。それまでの同社のシリーズは、正直無骨な感じがあり正直かっこいいとも思わなかったのであるが、Xをかたどり側面がほぼ透明なこの新ケースは、正直一目で購買意欲をそそられたものである。そして、オプションながらLEDファンも選択出来るのであるが、これも実に格好いい。現在のケースの中でも最も洗練されたうちのひとつだろう。

 

私がガレリアを選んだ理由のひとつも、ケースの格好良さだった。いくらケースが恰好良くても、性能にはほとんど関係ないのであるが、それでも所有している満足感は半端ない。正直、TSUKUMOを買った時は値段とメモリばかりに目が行き、中身は同じWindows、という事でケースには全く拘ってはいなかったのであるが、やはりその後リリースされたガレリアのケースと比べるとなんとも地味な感じであり、やはりここは拘るべきであった、と後悔したものである。

 

なので、ガレリアがBTOメーカーでダントツのシェアを誇っているのも、ケースの格好良さがひとつである事は間違いないと思われるのであるが、そんな私の目でさえ惹かれたのが、このNEXTGEARである。

 

基本初心者向けという位置づけなので、CPUは最高でRYZEN7の5700X、グラボもRTX4070なのであるが、正直フルHDでさえあればどんな重いゲームでも60FPS以上は余裕で出るスペックである、ホルツァホライゾン5程度であれば余裕で120は超えられるだろうし、FF15も軽くそのぐらい出るはずである。まあ、個人的にはFF15のベンチで非常に快適、12000は欲しいと思うので結局そうなると180000以上のモデルにしなければならないのであるが、それでも十分コスパは高い。

 

しかも、それでいてCPUクーラーが水冷式である。この価格帯で水冷は他にはなかなかないはずだし、さらに電源も750W、つまり上位のグラボにしてもまだ余裕があるであろう、と言うレベルなので、例え最上位モデルであろうとコスパは非常に高いに間違いない。

 

まあ、前述のようにガレリアを買ったばかりなので、今すぐ別のPCを買う必要は全くないのであるが、正直もう少し発売が早ければ、こちらのNEXTGEARを買ったかもしれない、そのぐらい良くできた製品なのではないかと思う。グラボよりもCPUの交換のほうがよっぽど面倒なので、それ考えるとRYZEN7以上のモデルに限定されてしまうが、それでもRTX4060モデルであれば15万ちょい、LEDにしても16万弱である。4Kは厳しいものの、私が何度も試行錯誤した結果、ゲームをガチでやるのであれば24インチが最適解という結論が出ているので、4060でも十分だと思うし、当然ストリートファイター6のベンチでもフルHDであれば余裕で120を超えるシーンもある。

 

という訳で、もし今私がフルHDのみでプレイする事を考えたら、真っ先に選ぶのがNEXTGEARシリーズであろう。正直、今でもすぐに欲しいと思うぐらいである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

9月に発売予定だったVictrix PRO FSのPS5対応版のパープルカラーが、突然前倒しでAmazonと楽天で発売されていたので、ようやく購入する事が出来た。正直、以前も触れたようにガワはほぼ同じものであり、実際の使用感覚もほぼ同一と言ってよい。前作でもPS5でスト6はプレイする事が出来たし、円安の影響もあって16000円ほど値上げされた事もあって、正直な所それを所有していれば別に買うこともないのであるが、実際に見るとパープルがあまりにも美しく、黒一色だった前作よりも所有欲が満たされると言っていい。価格の高さから買うのを躊躇している人も多いとは思うが、実際に目の当たりにすればきっと買ってよかったと満足する事に違いないかと思う。

 


そして、このVictrixのガワの最大の特徴として、天面が継ぎ目なく、なだらかな弧を描いて下に下がっている事だろう。これは現時点ではVictrixのみが採用している特長であり、天面に腕を置いた際にとても自然にフィットするのだ。どのアケコンにも下に下がっている個所はあるとは言え、そのほとんどに継ぎ目が存在するため、当然全ての人に合うとは限らない。この点に関しては、Victrixだけが持つ圧倒的なアドバンテージだろう。

 


しかし、実際の使用感となると、正直現時点ではObsidian2にはかなわないと言える。こちらは初代の弱点が完全に改良されており、前作の剛性感と静穏性を完全に上回っている。これまで、それに関して言えば今でも初代Pantheraにかなうものはない、と思っていたが、ようやくそれに肩を並べる製品が出たという感じだった。そして、もちろん手を置いた時のフィット感も素晴らしい。ワンタッチ開閉機構がないのは確かにマイナスかも知れないが、このガワの素晴らしさを体験したらそれは微々たるものだと感じるだろう。価格は初代の初期価格よりも2万円ほども高いが、それでもこのガワを一度体験してしまったら他のアケコンには戻れないはずである。

 

なので、そこを持ち出されるとVictrixは分が悪い。所有欲は確かに満たされるのだが、これはObsidian2でも十分満たされるはずである。完全に黒一色なのと、また光る部分が一切ないので、そのあたりは確かに地味目に見えるかもしれないが、それでも現物を目の当たりにすると惚れ惚れするような美しさだ。なので、Victrixの項でこういうのもなんであるのだが、現時点ではObsidian2の方が圧倒的にお勧めだ。

 

前述したように、レバー周りやボタンの感覚、静穏性は初代と全く同じだ。静穏性は高いとは言えないし、Victrixならではのレバー周りの感触や音も変わらない。レバーとボタンの間は、完全ビュウリックス準拠のObsidian2とは異なり、Pantheraのように若干離れているので、人によってはこちらの方がやりやすいかと思う。L3R3が同時に使えないのは欠点と言わざるを得ないが、光るギミックは単純にかっこいいし、それに何度も言うようにパープルが実に美しく、箱から取り出した時などは思わず感嘆してしまったものだった。

 

また、このアケコン最大の特徴であるレバー取り外し機構であるが、正直感触が微妙だったので、前作と今回いずれもすぐに付属のノーマルのものに換装してしまったので、それについては評価外としている。この際、カバーがLink2のしか付属していなかったので、必要であれば別途買う必要がある。



日本では白の方が先行で発売されたので、そっちを先に買ってしまおうかな、とも思ったのであるが、待ってパープルを選んだのは正解だった。実用的にはObsidian2があれば十分なのであるが、それでもこの美しさは必見であり、欠点をカバーして余りあるものだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

去年の年末以降、BenQのXL2546Kと、そして同じくBenQのEX2510Sをメインとして使用しているのであるが、前者はTNとは思えないほど美しい発色を誇っているのに対し、後者はIPSながらそれほど良いとは思えなかった。画質は好みの問題ではあるとは言っても、正直な所色彩だけに限って言えば、以前使用していたASUSのVG259Rや、LGが誇る27インチのNano IPSの方が遥かに好みだった。



特に、後者の発色は素晴らしく、今まで使ってきた中でも断トツの美しさを誇っている。まあ9万以上もするのだから当然かも知れないが、それでもこの機種の画質は群を抜いていると思う。それが何故メインではないかと言うと、単純にゲームには24.5インチが最適だからである。色々なサイズを試してきたのであるが、結局24.5インチが全てにおいて最高だったと言う事だ。

 

しかし、何故か肝心のLGには24.5インチがない。一度、23.8サイズを使用した事があるのであるが、当然24.5インチと並べると小さく感じるし、またNano IPSに近い画質ではあってもそのものではなかったため、結局手放してしまった。そして、LGのスタンドは上下移動と角度調整、さらにはピボットまで出来るにも関わらず、スイベルが一切不可能だ。ピボットは縦スクロールシューティングのレトロゲームには重宝するが、昨今では横画面であっても違和感なくプレイできてしまうため、余程やりこんでる人でもない限りわざわざ回転させる人は多くはないはずである。なので、それを採用するぐらいならスイベルを、と言いたいのであるが、何故かそれをしない。

 

当然、それはモニターアームで解決出来る事ではあるのだが、自分は純正品への拘りがあるのと、あとは単純に面倒くさいというのもあるので、使わない主義である。まあ、それ以前に24.5インチがない時点で選択肢からは外れてしまうのだけれども。

 

そこで、白羽の槍が立ったのが、以前使用していたASUSである。最初は24.5インチかつ280HzのVG259QMにしようかと思ったのであるが、ASUSのIPSもそこまで驚くほど綺麗と思ったことはないので、即決は出来なかった。確かに、ハイスペックのPCを買った今、280Hzには意味がある事なのであるが、正直ガチのFPSプレイヤーではない私にとって、165Hzと240Hzの差を感じるのは非常に難しい。


そこで迷っていた時に突然目に入ったのが、昨年11月発売と比較的新しいXG256Qである。ゲーマーに特化したブランドであるROGの製品なのであるが、同ブランドの製品はハイスペックかつ高価なものばかりなので、これまで買う事はなかった。しかし、待望の24.5インチ、かつFastIPSという、TUF Gamingを上回ると思われるIPS、そして180Hzというリフレッシュレート、そしてポイントを考慮すれば3万円ちょいというリーズナブルさなどが相まって、一瞬でこれだ、と感じたのだ。

 

そして、さすがはASUSとも言える万能スタンドも装備しているのだから、迷う余地はない。早速楽天で注文し、今日届いたのであるが、結論から言えば十分すぎるほど満足である。

 

まず、自分は納得いくまでかなり細かく画質調整するのであるが、今回はその必要がないほどプリセットの時点で満足出来る。画質はいかにもIPSという感じで、EX2510Sに似てなくもないのであるが、価格コムのレビューにもあるように、綺麗な赤が出ない。しかし、この機種は見事にYahoo!のロゴが映えるほど、美しい赤を出してくれるし、Nano IPSにはかなわないとは言っても、かなり満足する画質を出すことが出来た。もうこれだけで買って正解である。

 

ディスプレイのデザインもスタンドも洗練されているし、ASUSのロゴもない。スピーカー非搭載ではあるものの、ゲーミングモニターにそれを求めるのはお門違いだろう。普段使いのブラウジングもとても綺麗だ。これでポイント考慮で3万円ほどというのは抜群のコスパである。きっと買っても後悔はしないだろう。

 

 

 

先日、RTX4060について触れたが、いくらグラボが最新だとは言っても、いかんせんCPUが3年前のRYZEN5 3500とではバランスがよろしくはない。なので、CPUの交換も検討したのだけれども、さすがに20年近く前に交換した際のPCと現在では訳が違うし、もちろん当時のマザボと現行のCPUの相性もわからないので、そんなリスクが高くかつ面倒な事をするぐらいだったら、新しいのを買ってしまう方が早い、と言う訳で、長年欲しかったドスパラのガレリアをとうとう買ってしまった。



27万円のモデルだったのでおいそれと手が出るものでもないのであるが、たまたま楽天でポイント祭りをやっており、特に私は楽天プレミアムカードや楽天モバイル会員でもあるので、実にポイント17倍まで達していたのだ。当然、27万だと4万近くのポイントが得れる事となり、ではこんな機会を逃す訳にはいかない、という訳で当該モデルを購入した。

 

一応4Kモニターも所有しているとは言え、ゲームにはやはり24インチがベストな私は、HDで高いFPSが出れば十分である。それにはRTX4070で十分なのであるが、電源が650Wと心もとない。つまり、もし上位のグラボに変えるとなると、当然電源の換装も必要となってしまうので、後々の事を考えてRTX4070tiのモデルを購入したという訳である。



公式サイトからであればカスタマイズも可能なのだが、当然楽天サイト経由からは不可能なので、上を選択せざるを得なかった訳だ。それでも750Wであり、出来れば800が欲しかった所なのであるが、まあこのスペックであれば数年は持つだろうから、当分換装する必要はないはずである。

 

そして、数あるBTOメーカーからガレリアを選択した理由なのだが、やはりそのケースのデザイン性が抜群だからである。コスパだけを重視すれば他にいくらでも候補があるのであるが、多少コスパが悪くともそのケースのデザイン性には代えがたい魅力があるのである。3年前から使用しているTSUKUMOがゲーミングPCとしては地味と言わざるを得なかったものなので、なおさらだ。

 

そして部屋に届き、実際に起動した感想であるのだが、やはり素晴らしい。前述のTSUKUMOのモデルは、10万弱というエントリーモデルであり、CPUはともかくグラボはGTX1660だったので当然レイトレーシングも非対応、同年秋に発売されたPS5とXSX未満のスペックであったので、正直凄いという印象はなかった。もちろん、フォルツァホライゾンなどは高画質でも家庭用以上のFPSは出るのであるが、それでも圧倒的に凄い、というほどでもなかったのだ。

 

しかし、こちらはさすがにCorei7と、RTX4070tiというミドルスペック以上の組み合わせ、もうこれでもかというほどのゲーミングPCの威力を思い知ったものである。フォルツァホライゾン5はエクストリームでも軽く200FPS近く出るし、FF15のベンチも高画質で15000を軽く超える。昨年末、BenQのXL2546Kを買った時には、家庭用にはオーバースペックかと思っていたのであるが、ここにきてその性能を最大限に堪能する事が出来た。

 

もし、ここで妥協して20万円前後のモデルを買っていたら、RTX4060に換装したモデルとの違いもあまり感じる事は出来なかったかも知れないが、思い切って27万円のモデルを購入した事で、ゲーミングPCの凄さを改めて実感出来ている。ロードバイクなども同じだが、妥協して安いのを買うぐらいで後悔するぐらいなら、思い切って高いモデルを買って満足するべき、と言う事実を改めて今回思い知らされたものだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最近ストリートファイター6のSteam版を購入した事をきっかけに、遂にグラボを交換した。私が使用しているゲーミングPCは、2020年のコロナ真っ最中に購入したTSUKUMO製のエントリーモデルであり、当然グラボもそれクラスのGTX1660であり、スト6の推奨スペックには至らないものであった。



それでも、それなりに高画質にしても快適にプレイ出来る部類であり、実際高画質モードでもベンチマークで93ぐらいは出ていたので、少なくともプレイに支障が出るほどではなかった。しかし、せっかくPCを持っているのだから、せめてPS5以上の画質でプレイがしたい。そこで色々調べた結果、白羽の矢が立ったのがタイトルのRTX4060である。



正直、ネットの記事を見ても分かるように、同じ50000円を払うのであればRTX3060tiの方が数値が高い。しかし、ここでひとつの問題が生じた。そう、元々のデフォルトの電源が500Wであり、推奨電源にとても足りないのだ。そこで、目に留まったのがこの4060である。最新のRTX系でありながら、なんとGTX1660よりも低い消費電力115Wである。他のRTX系では全て電源が足りなくなってしまうので、事実上これしか選択肢がなかった訳である。

 

正直、ネットではかなり酷評されている製品であるが、少なくともGTX1660からなら大幅な性能向上が期待出来る事は間違いない。しかも、私の使用しているモニターは、ZOWIEのXL2546Kなので、フルHDで60FPS以上出ればそれで充分なのだ。電源交換する手間と費用を考えたら、と言う訳で、楽天でポイントセールをやっていた事も重なって、MSIの4060を購入した。

 

早速スト6のベンチマークを試したが、たまに60を割るものの、大体59.99はキープしていてくれている。その他のモードも平均80から90FPSを記録してくれているし、CPUが3年前のRYZEN5 3500と言う事も考えたら十分な数値だ。その他ではフォルツァホライゾン4と5も試してみたが、ウルトラ画質でも前者は120、後者でも90は軽く超えてくれる。現状のコンソールではまず不可能なだけに、購入3年後にしてようやくゲーミングPCの凄さを実感出来たという感じだ。

 

FF15は高画質では8000台、普通でようやく11000台を超えてくれた感じであるが、それでも本編では高画質でも100FPS以上はキープしてくれている。

他にはあまり高負荷がかかるゲームは所有していないのであるが、さすがミドルクラスのグラボは違うな、と唸ったものだ。まだまだコンソールではこの世界は体験は出来ないだろう。