最近私のブラウザの広告にやたらと出てくるのが、今年7月26日にEC専売で発売が開始されたマウスコンピューターのニューゲーミングPCブランドである「NEXTGEAR」シリーズである。それまでのマウスの製品は割高で有名だったらしいのだけれども、RYZENのCPUを使用する事によって大幅なプライスダウンを実現し、コスパで一気に躍り出た現在最も注目される商品群のひとつである。
私は同時期に楽天セールをしていた事もあって、ガレリアの27万円のモデルを購入していたのであるが、それでもこの製品には興味を抱かざるを得なかった。まずその理由のひとつとして、ケースの格好良さだ。それまでの同社のシリーズは、正直無骨な感じがあり正直かっこいいとも思わなかったのであるが、Xをかたどり側面がほぼ透明なこの新ケースは、正直一目で購買意欲をそそられたものである。そして、オプションながらLEDファンも選択出来るのであるが、これも実に格好いい。現在のケースの中でも最も洗練されたうちのひとつだろう。
私がガレリアを選んだ理由のひとつも、ケースの格好良さだった。いくらケースが恰好良くても、性能にはほとんど関係ないのであるが、それでも所有している満足感は半端ない。正直、TSUKUMOを買った時は値段とメモリばかりに目が行き、中身は同じWindows、という事でケースには全く拘ってはいなかったのであるが、やはりその後リリースされたガレリアのケースと比べるとなんとも地味な感じであり、やはりここは拘るべきであった、と後悔したものである。
なので、ガレリアがBTOメーカーでダントツのシェアを誇っているのも、ケースの格好良さがひとつである事は間違いないと思われるのであるが、そんな私の目でさえ惹かれたのが、このNEXTGEARである。
基本初心者向けという位置づけなので、CPUは最高でRYZEN7の5700X、グラボもRTX4070なのであるが、正直フルHDでさえあればどんな重いゲームでも60FPS以上は余裕で出るスペックである、ホルツァホライゾン5程度であれば余裕で120は超えられるだろうし、FF15も軽くそのぐらい出るはずである。まあ、個人的にはFF15のベンチで非常に快適、12000は欲しいと思うので結局そうなると180000以上のモデルにしなければならないのであるが、それでも十分コスパは高い。
しかも、それでいてCPUクーラーが水冷式である。この価格帯で水冷は他にはなかなかないはずだし、さらに電源も750W、つまり上位のグラボにしてもまだ余裕があるであろう、と言うレベルなので、例え最上位モデルであろうとコスパは非常に高いに間違いない。
まあ、前述のようにガレリアを買ったばかりなので、今すぐ別のPCを買う必要は全くないのであるが、正直もう少し発売が早ければ、こちらのNEXTGEARを買ったかもしれない、そのぐらい良くできた製品なのではないかと思う。グラボよりもCPUの交換のほうがよっぽど面倒なので、それ考えるとRYZEN7以上のモデルに限定されてしまうが、それでもRTX4060モデルであれば15万ちょい、LEDにしても16万弱である。4Kは厳しいものの、私が何度も試行錯誤した結果、ゲームをガチでやるのであれば24インチが最適解という結論が出ているので、4060でも十分だと思うし、当然ストリートファイター6のベンチでもフルHDであれば余裕で120を超えるシーンもある。
という訳で、もし今私がフルHDのみでプレイする事を考えたら、真っ先に選ぶのがNEXTGEARシリーズであろう。正直、今でもすぐに欲しいと思うぐらいである。