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ステップあやです。

今日は昨日の続きだよ~


その1)どこから過食?”自分的”過食とは

その2)治ったら→食欲が落ち着き→量も減るとなる”過食”

その3)心のストレスがなくても止まらない”過食”

 

昨日は3つの過食タイプの中で1)体の過食=栄養不足ダイエットの反動、リバウンド期。心のストレスは無関係に起こるもの。
について説明しました。

私自身もそうでしたが、過食嘔吐や過食するかろくに食べないかの生活になっている人は、、だいたいにおいて、昨日説明した1)体の過食(リバウンド現象)と、この後説明していく精神的ストレスによる過食が混在していて、もう何がなんだかわからなくなっている人が多いと思います。

が、そんな人でも自分のペースで食べることを長い目でみていくと、一口食べだしたら猛烈な飢餓感でがーっとあるものすべて食べつくしてしまうような飢えた獣のような食欲は落ち着いてきます。

 

そのようにして食欲の落ち着きを感じられるようになってからも残るのは、精神的ストレスが引き金で起こる過食です。

 

さらに私は、”心のストレスで起こる過食”を、2)頭の過食 と 3)心の過食とに分けて考えていますが、どちらもストレスの内容がダイエットルールのストレスか、生き方のストレスかの違いでわけているだけで、どちらにしても”生きづらさを作る考え方の癖”は同じことが多いです。”


”たとえば、摂食障害の人がもっている考え癖で多い例として、私が〇×思考、ゼロ100思考と呼んでいる考え方の癖があります。
 

それはどんなものかというと、生き方でも食べ方や体型でも、自分の外から刷り込まれた〇×の条件(思いこみ)が強くあり、自分の体や心の感覚で食べる/生きることができず、その〇×の思い込み通りに自分を動かそうとしたり、その〇×に沿った行動ができているか、その通りの行動や形になれているかで自分/人に〇×の評価(良い悪い、正しい間違い、カッコいいカッコ悪い)の評価を下す、癖のことです。

 

そのような癖があると、その自分の思い込んだ〇×の基準と自分が異なれば罪悪感、〇ができてる他人をみては劣等感、となってしまうので基本的に自分に自信(自己肯定感という意味のもの)がなくなっていきます。


自分は自分で大丈夫だ、と思えるのは”〇と思い込んでることができたときだけ”なので、結局〇の条件を達成してもストレス、できなくてもストレス…となるのです。

 

↑これ、同じことをダイエットでもやってることが多いんですね。

あまり例がないとピンとこないかたもいらっしゃるとおもうので、このページではダイエットバージョンを考えてみます。

 

2)頭の過食=ダイエットのストレスがエネルギーになる過食衝動とは

 

食べ方、運動の仕方に関する、こう食べるべき、べきでない、この時間は絶対食べちゃダメ、この時間までに済ますべき、運動は~すべき、やらなきゃダメ、、、、などなど、自分が~すべきべきではないと信じた情報のその一つ一つは一人ひとりちがうのですが、ダイエットルールがストレスになり、ストレス過食を引き起こします。

 

 

 

例えば摂食障害のころの私も含め、よくある代表的な頭の過食の例をあげてみると

 

一日〇カロリー以下じゃなきゃだめ、炭水化物はダメ、米はいいけど小麦粉は絶対ダメ、油は太るからダメ、魚はかろうじて許せても肉はダメ、夜は食べちゃダメ、〇〇の運動を〇時間やらしなきダメ、などなど。

 

 

そのようなダイエットの~ねば、べきの思いこみは、もともとは自分の外の誰かや何から仕入れた誰かの情報ですが、それが絶対と思い込むようになります。

 

そのダイエットの~ねば、べきを外れたら、その瞬間からストレス!


ああどうしよーーーーーーー

今日はもうだめだーーーーー

ええい!明日からちゃんとするから今日はいつも

我慢してるものを詰め込んでしまえーーーーーー

→ おなか一杯になっても詰め込む本過食のスイッチオン。。

 

・・・となっちゃうのorz

 

おまけに、私もそのひとりだったけど、過食したら吐くとか下剤飲むとか野菜だけダイエットやゼロカロリーダイエット、過剰な運動の帳消し行為をしているひとは、ダメ!って思ってる食べ方しちゃったとたん、頭のどこかでこう考えています。

 

”また帳消し行為で過食した分帳消しにすればいいや!だから今日はいつも我慢してる分詰め込んじゃえ”って。

 

ところが、、

 

その帳消し行為はちっとも帳消しにならず、それどおころか昨日の”ストレスと無関係に起こる体の過食の予約行為”になることを後から知りました。それは知っておいたほうがよいです。体重も、その時は増加を免れてもじりじりと太るようになっちゃうよ。

 

 >米国発news!帳消し行為では人生最大の体重になる!摂食障害的ダイエットはヤセません  

 

 

そのほかにも2)頭の過食の例はあるけれど、つまりは全部、自分が絶対!って決めたダイエットの~ねば、~べき(外部から仕入れた情報)が引き金になってるのです。

 

もう少し例をあげると、、

”食べる時間の絶対のルール”が

ストレス過食の引き金になるこんなケース↓↓。

 

”おなかすいてるけどこんな時間に食べたら、夕飯におなかすかなくて食べられないわ。そしたら寝る前(絶対食べちゃダメと思ってる時間)におなかすいちゃうから我慢しよう→結局夜おなかペコペコで夕飯をがつがつ食べる(←その前少なかったんだからそうなるのは自然なことなんだけど)→ああ、どうしようこんなに食べちゃった!と罪悪感がストレスなる(これもこのカロリーや量以内にすべきという思い込みがあるから)→ストレス過食スイッチオン、。

 

 

まだまだ例はありますが、このように頭(~べき、べきでないの思考)が自分の食べたい食べたくない、おなかがすいた、すいてない、の感覚を否定することで起こるので、私は頭の過食とか思考の過食ってよんでいます。

 

■頭の過食の解決策

 

原因が~べき、ねば、の思い込みなわけなので、まずは自分が当たり前と信じている食事や食欲に対する〇×の思い込み(~べき、ねば、~しなきゃだめ)は何なのか思いを巡らせること。

 

そのルールを自分に押し付けること自体がストレス過食のエネルギーになっていることを知り、禁止してきた食べモノや食べ方と”仲直り”していくこと。 仲直りするためには自分の〇×と逆の情報を集めてみる。

 

たとえば米はダメと思ってるなら米を食べたほうがいい理由、摂取カロリーは低いほうがいいに決まってると思ってるならカロリー増やしたほうが食欲/代謝がよく働く理由、運動一杯しなきゃダメと思ってるならしなくていい、しないほうがむしろいいという情報を。何より食欲=我慢すべきだ、という思い込みがあるなら、従うとこんなにいいことあるよ、っていう理屈をまず仕入れること。

 

それをお守りにしながら自分の〇×の思い込みを許し、仲直りしていくこと。

 

食べていいんだ、大丈夫なんだ、って安心した瞬間から、前は過食になっていたその食べ物を食べてもその量を食べても、過食にならなくなる、、なんてこともホントにあるのよ。 

 

私はビビリだったので

●禁止してるたべものは一口から はじめて

●一口に慣れたらもう一口増やす

そんなゆっくりのペースで安心を増やしてゆきました。

 

 

けど結局太ったらだめ!って禁止があったら何やってもストレスになっちゃうので

 

●痩せるために太る時期の仕組みを知る

ー食べ始めは多めに増えて当たり前だけどホントに増え過ぎたらじぶんの位置まで少しずつ戻る。体重が増える=脂肪だけ増えるという馬鹿な勘違いに気づくこと納得することも必要でした。

 

●そもそもなんで痩せる太るが重大事なの??

ここが怖いままだと食べるのコワイのあたりまだよね、、

これは、食は関係ない生きづらさがそのこころをつくっているのですが、次の心の過食のほうで説明しますが、生きづらさをらくにすることでは心の過食だけでなく頭の過食もらくになるといえます。

 

体の過食

頭の過食

心の過食

 

どれもじぶんの

心身の声を、蔑ろにする

他人軸の食べ方じゃつらいよーっていうサイン。

 

メディアからきこえてくる食べ方情報を 

指針とするのではなくて、 

 

自分の体の快不快、空腹(食べたい)

満腹(もういらないよ)のメッセージ

を聞き取り自分の感覚を満たしてゆく

(体の声を聞いて食べる、動く)

 

という自分軸のダイエットができるようになると、太りすぎた人は自分に合った自分の体形までゆっくりと痩せていくよ。

 

もちろん、無理なダイエットで自分が心地よくいられる体形より痩せていた人は自分に合った健康的な位置まで上がることになりますが

それは太ったのではなく本来の自分になるだけなんです。

(この辺のところは体重関連の記事を冒頭のリンク集からお読みいただくほうが早いかと思います)

 

ただ、〇×思考の癖は結構しぶとくて、、

 

 

三食食べることで過食が治まったら三食この食べ物をこの時間にこの量食べないとダメ、という逆〇×になっていたり、

 

自分の体の声(食欲)に従って食べられるようになってたと思ったら、空腹になったら食べていい、という許しだったはずが空腹でなければ絶対食べてはいけない、と新たな〇×を作ってしまったりして、

 

それがストレスになりスイッチオン、となっていることに気づく人もいらっしゃいます、私も何度もそれしてる自分に気づいたけど(汗)

 

この記事もそのパターンの一つで

私は”逆ねばねば”現象と呼んでいます。

↓↓

>おなかがすくまで食べちゃ駄目と思うと過食?逆ネバネバ現象!?

 

 

でも、数ある禁止の思いこみに全部一気に気づくのもいい気に許すのも、誰でも難しくて当たりまえだから。

 

一つ一つ気づいて、一つずつ大丈夫情報お守りにして(*私の二冊の本の中にも、冒頭のリンク集1の中にも納めてるような感じの情報です。)、一つずつ少しずつ禁止してた食べ物や食べ方と仲直りしていけば大丈夫。運動のルールも同じです。

 

”あ、また私自分の感覚無視して〇×のルールを自分におしつけてたな~。今回の過食はだからか!気づけてよかった~。いいんだよって許してあげていいんだよね。

 

でもちょっと怖いから許しにつながるようなお守りの情報さがしてみよう。

 

私の食の禁止、体重の禁止、生き方の禁止、平気でやってるけどうまくいってるひとさがして大丈夫の証拠集めにしよう”

 

っていう具合に。

 

 

何度も書いちゃうけど
”頭の過食”を治すポイントは
自分のダイエットの禁止と仲直りすること

といっても許すことに罪悪感を持ってしまう気持ちもとってもよくわかるよ。


私はこう考えたら、周りのダイエット情報に振り回されなくなったかな。


”~を食べちゃダメ、しなきゃダメ、ねばべき。。のルールに従わないとだめよー、っていう普通のダイエット情報も、その一割できればまあいいか~、できなくてもダイジョブってとらえ方の人にはあってるんだろうけど、絶対守らなや!ってストレスになりがちな自分には向いてないんだ。


そう思ったらすぐ

大丈夫って思えわけでもなくて

繰り返してるうちに

変わるタイミング気づくタイミングが

どこからともなくやってくる。


なんかもう、次の”心の過食(生き方、人間関係などで生じる心のストレスがエネルギーになる過食)”でもそっくりそのまま応用することができること、このページでも説明しちゃった気がするけど、一応次のページで「心の過食」についてさーっと復習して終わりにします。

 

 

 

一人ひとり背景も持っているストレスの詳細も一人ひとり全く違うのでその一つ一つを書くことはできないのですが、なぜ、どうして、の骨組みは大きな問題も小さな問題も、食の問題も生きづらさの問題も、そのからくりそしては同じだったりします。その共通点に気づくと、全く自分と違う問題(生きづらさ)の人の話、逆の悩みを持つ人の話が、自分に必要なヒントになったりするのです。

 

 

 

それでは今日はここまでです。いつも読んでくれてありがとう!

 

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