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昨日の続きだよ~


その1)どこから過食?”自分的”過食とは

その2)治ったら→食欲が落ち着き→量も減るとなる”過食”

 

まだ読んでいない方は↑↑から読んで下さいネ。

 

今上記その2で説明した”食症状”としての過食は、治った結果、食べる量も自然に減る、強い意志で我慢しなくてもその衝動がなくなる、というものでしたが、今日は

 

●”過食衝動”はなぜ起こるのか

  体の仕組み、心の仕組み


●どのように治るのか


これについて、書きますね。

 

 

 

 

■”過食衝動はなぜ起こるのか。体の仕組みと心の仕組み

 

1)体の過食=栄養不足ダイエットの反動、つまりリバウンド期。心のストレスは無関係に起こる。
2)頭の過食=ダイエットのストレスがエネルギーになる過食衝動
3)心の過食=生き方のストレスがエネルギーになる過食衝動


私は上記の3方向から私は説明してるんだけど

これにさらに説明を加えてみると以下のようになります。

 

 

 

1)体の過食

 

 


食べる量やカロリーを減らすダイエット、糖質や脂質を極端にとらないダイエット、嘔吐や下剤による”栄養不足”を脳が飢餓状態と判断し、身を守るために意志でコントロールができない過食衝動を引きおこしている症状。

 

生体防御の体の反応なので、これは精神的ストレスがあってもなくても関係なくおこるもの。

 

カロリーゼロ飲料や食品(人口甘味料)で腹を満たそうとするダイエット=味覚と食欲の脳の関連づけを狂わせるダイエットなどでも、それはそれは猛烈な衝動に襲われるようになります。

 

 

私自身もダイエットを始めて暫くは、我慢ができていたのでもっともっとと摂取カロリーを減らしていきました。

それでも最初は食欲をコントロールできてた時期(今思えばあれが拒食でした)もあったのですが、ある日一口だけ。。と甘いものを食べたら止まらなくなり、饅頭ひと箱、ホールケーキひとつ、ペロッと食べつくすようになり、、ピークの時は過食代だけで月額20万。。という恐ろしい食欲になりました。

 

それが”食べないから”だとは気づかなくて、過食しちゃったからまた食べない、と考え、積極的に「飢餓状態」を作っていたのですが、それは同時に「過食衝動」という「症状」をも作っていたのです。

 

↑これは、どうすれば治るのか

 

ずばり、”食べる”こと を「続けること」で治ります。

 

この段階では、「体の声を聴いて食べる」=食べたいときに食べる、食べたくないときは食べないという食べ方は難しいので(一日中すごい食欲だし、拒食心で食欲を我慢してしまうので)、食べたくなくてもとりあえず三食+おやつ で定期的に栄養を送ってあげます。


飢餓はもうこないよー定期的に栄養はいってくるよーと体に繰り返し体験させてあげるのです。
あ、ほんとだ、もう飢餓じゃないからため込まなくていいんだーって脳が安心して猛烈な衝動を送らなくなるまで、半年~一年くらい。
平均だからそれより短い人も、長い人もいるけど、どちらにしても、今日食べたから過食がとまるとか、一週間がんばったからとまるとか都合よく止まらないのが当たり前です。

だって、体の気持ちになてみればさ、長い間、食べ物ほしいって食欲で訴えても、ずっとその食欲無視して我慢して、拒食したり、食べたら吐いたりして裏切ってきたわけだから、”食べてあげたんだから今すぐ止まれ”とかいったって、そんな都合よく止まってくれないのも当たり前なのだよね、。。

なおこれは、低体重のひと(とき)だけおこるものでもありません。
低体重が普通になったのにとまらないとか、私は肥満だから飢餓はないとか言ってる人いるけど、それは間違いです。


■治すために何を食べるのか

食べることを続けることで治るもの、と書きましたが
もちろんその”食べること”の意味は

 

ノンカロリーとか野菜だけとかじゃなくて

 

三大栄養素中心の食事のことです。

 

●炭水化物(主食=ごはんや麺類やパンなどの穀物)

 

●タンパク質のおかず(肉や魚、卵、大豆製品、乳製品)

●それと野菜

できれば●脂質(ナッツ類や天然の油、アボカド、、)もあればいいかな。

 

難しく考えずに
定食をイメージしていたら大丈夫だよ。

 

なぜ三大栄養素をしっかり食べる必要があるかというと

三大栄養素は、体(皮膚、髪、爪、血液、内臓、筋肉、ホルモン、それらを構成する60兆個の細胞などなど)を作る原料だし、体の活動(満腹感を正常に機能させる脳内物質やホルモンを合成したり脂肪を燃やすた活動もふくむ)に必要な栄養素だから。

 

ということなので、

ごはんも油も肉も魚も、極端に減らすのやめたら”超低カロリー”にはならないけど、それが正解。

 

過食は”食べないダイエット反動”なので、

過食したからって食べない、とか吐く、とか下剤とかで帳消しにしない。

(そういわれても心ができないもわかるよ。けど今できなくてもその方向性だけ知っておくとできるときがきたらやれるのでかいています)

 

とくに主食を極端にカットしていると

不足してる糖質を求めて
=甘いもののドカ食い、炭水化物のドカ食いが止まらなくなる、となりやすいです。

ダイエット前は甘いもの好きじゃなかった人もお菓子類ばかりがーっと食べつくす食欲になるのですが、あれも体にとってはなんとか身を守ろうとけなげに頑張ってくれてる証拠なの。

 

野菜にも糖質やカロリーあるから。。って思ってしまうんだけど、

超低カロリーのわかめやこんにゃくや野菜は

容積の割に、必要なカロリー/栄養は少ない。

 

だから、そういうものばっかりで胃を膨らませていると、私たちの脳は、「こんなに咀嚼し長時間食べていても大したカロリーも栄養も入ってこないんだ」って学んでしまって、その結果としてどんどん満足する量が増えていっちゃうの。。

私がこれになったときも、だんだん野菜の量が洗面器一杯になり、それがスーパーの大きな袋3つ分になり、、ってありえない量になってしまいまし。

 

だけど、これも”必要な栄養やカロリーが不足してるから、食べないから”だったので、解決は”定期的に食べることを続ける”が解決策でした。ごはんもお肉も毛嫌いせず食べていたら、いつも大量に食べてた野菜が「う。。なんでこんな無理して食べてるの私。食べらんないよ」・・・ってなる時がと突然やってきました。

 

 

 

こんな感じが”体の過食”の説明ですが


私が、体がそろそろ食べてねーとか
サインを食欲でおくってくれていたのに
その食欲を否定して我慢ばっかりしていたから

脳が”このひと(私)の意志に任せてちゃだめだ、って判断して
わざわざ私が意志でコントロールできない過食衝動になっていた
ってことなんだよね。

 

 

■↑これが、どのようになおるのか


●食べたら突然止まった。。ってならないことがほとんどですが、それでも止まります。
回復期はまだ回復してる途中なわけなので、食べることをしたってはかないでいたって、過食はとまらない時期があるのは当然なのです。
つまり「過食は過食しながら治るもの」なわけです。

●やがて、ピーク時の物凄い勢いで家じゅうの食べ物を食べつくす過食衝動はなくなるのを感じるときがきます。
 それでも衝動とは違うけど食べる量が一人前で足りないと感じる大食い期、 食べたそばからすぐにおなかがすくだらだら食い期”が続く人もいますが、やがてそれも落ち着きます。数か月か3年かはわからない。

 

●過食は止まったりまた出てきたり、波を描きながら治ります。

そのため、一喜一憂してると疲れます。。

 *食べることでいったん衝動が止まってからの過食は、体の過食以外の理由で出てくるものが多いので、この後説明する過食パターン2)と3)も参考にしてみてください。


**

食べるのが必要っていわれても「それができない」=怖い、っていう気持ちもわかるよ。
それが、痩せてても太ってても関係なく、拒食症でも過食症でもむちゃ食いオンリーの人でも摂食障害の人にある「拒食の心」。

なので私は食べることだけで治そうとは思ってなくて、心のケアもどちらも必要だと思っています。

 

どのようにラクになるのかって

 

●食のイメージを変える「栄養指導」

私はこれも”心の安心”のために必要でした。
もうこのブログや本に書いたような栄養と体の仕組みというか、食欲と代謝に対する考え方のことですが、これは食べちゃダメ、この時間は食べちゃダメ、、というダメ情報ではなくて、「食べていい理由、食べるとこんなに美容と健康にいい理由」のほうを仕入れること、プロの力を借りることで”食べること””食欲”を受け入れられる心にかわっていきました。
 

・食の知識と考え方に助けてもらいながら

・食べないように頑張る心の姿勢から→食べることを許していこうという心の姿勢へ

・できるだけ運動をガンバらなきゃという心から→減らすことを許していこうという姿勢へ

という変化です。

 

●自分のペースより早いペースはありません

一気に、はくのやめて三食とおやつしっかり、、っていうのが怖くてできないとしたら、どの程度なら何ならできるかな、って考えてみる。
私もごはん食べよ!って思ったけどゴルフボールサイズから始めたよ。過食の時は吹っ飛ぶけど笑、
自分のペースで、許せるもの、量=安心して食べられるもの、量、を増やしていくことがポイントです。

 

■”心”も栄養でできています

 

そもそも

なぜ食べるのが怖いのか、太りたくないなぁじゃなくて”怖い”のか、、

 

先ほども書いたように、その心が摂食障害で、だから心の病気といわれるのだけど。。

心を治すためにも食べることって必要なんだよね。。

 

ここまでで簡単に復習したように、体の飢餓状態が原因で”ストレスがあってもなくても隙あらば過食”となってしまうと、何がストレスになっているのか心と向き合う余裕もなくなる。。

 

それに加えて、

体の栄養不足は心の抑うつも引き起こすという事実。

自動うつって私がよんでるやつ。


*なぜ自動うつが起こるのかというと、このページにかけなかったけど安定した心を作る”神経伝達物質”は、その原料も正常に働かせるためにも”食べ物からとれる栄養”が必要だから。、

 

痩せたい太るの怖いって”心の症状”につながっている考え方の修正とかコミュニケーションとかで生きづらさを楽にしていくことが何よりだと思っているけど、体の栄養不足で自動的にうつになってしまってるときって、何をどう考えたって死にたい気持ちは変わらなくて、すべてが無駄に感じてしまう、、

 

というのは私も失敗から学んだことでもあるのですが、食べることが痩せる太るだけじゃなくて、”健康な心”を作っているものだときちんと理解したときに、食べること後回しじゃなくて、自分のペースでやっていこう、って思えるようになりました。

 

 

 

復習のつもりがまた長くなったけどこのあと

 

2)頭の過食=ダイエットのストレスがエネルギーになる過食衝動

 

3)心の過食=生き方のストレスがエネルギーになる過食衝動

 

についてもまたかきますね。 

 

2)も3)も”拒食心”がエネルギーになっている過食でもあります。

拒食オンリーの人も、食べることで物凄い飢餓感からくる過食衝動は収まったひとも、三食普通の食事は食べることはできているけれども主にストレスが過食に向かう”むちゃ食い”の人も、よろしければ参考にしてみてください。

 

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