前回:ZETT川島モデルをこよなく愛しているが故の話【郵送編】に戻る
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この物語は
ZETT川島モデルをこよなく愛しているが故に起こった実話である。
これまでのあらすじを知らない方は
前回までのあらすじを読んでから本編に進んで頂きたい。
【前回までのあらすじ】
2018年08月25日
2018年08月26日
2018年08月27日
2018年08月28日
◆【エンドロール】ZETT川島モデルをこよなく愛しているが故の話
2018年08月29日
◆【エピソード0】ZETT川島モデルをこよなく愛しているが故の話
2018年08月30日
◆【これは別の話】ZETT川島モデルをこよなく愛しているが故の話
2018年12月06日
◆ZETT川島モデルをこよなく愛しているが故の話【2018夏物語】
2018年12月19日
◆ZETT川島モデルをこよなく愛しているが故の話【2018秋物語】
2019年01月24日
◆ZETT川島モデルをこよなく愛しているが故の話【自主トレ編】
2019年01月30日
◆ZETT川島モデルをこよなく愛しているが故の話【旅立ち編】
2019年03月11日
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その時は突然やってきた。
いつものようにグラブブルペン内でグラブの型付けを行っていた。
最近は部活動でプレーする中学生が新しくグラブを購入するケースが多く、型付けのご依頼も多く頂いている。
有り難し。
その時はZETTの源田モデルを型付けしていた。
ちょうどハンマーで捕球面の革を伸ばそうとしていたところだ。
すると突然、ブルペンの入口にふらっと現れた男を見て、驚いた。
人はそこにいるはずのない人が突然現れると一瞬、思考回路が停止してしまう。
そのことを初めて知った。
32の初夏だった。
そこには愛媛に行ったはずの彼が立っていた。
ZETT川島モデルをこよなく愛している彼だ。
この物語を最初から読んで頂いている読者の方には改めて説明するまでもないだろう。
「お疲れ様です」
「えぇ~」
「なんでいるの!?」
彼は6本入りのバットケースとキャリーバッグを携えていた。
話したいことは山ほどあるが、まずはここにいる理由を問わずにはいられない。
「リーグ戦の前期が終了したのでOFF期間です。」
なるほど・・・そういうことか。
どうやら前期と後期にリーグ戦が分かれていて、前期終了後に1週間ほどOFF期間があるらしい。
そして空港からの帰りに直接、マリオに寄ってくれたらしい。
何も連絡せずにいきなり来るところが彼らしい。
スタッフの「えぇ~」の顔を待っていたのだろう。
その術中に見事にハマってしまった。
むしろ術中にハマらない者がいたとしたらそれはもうドキュメントではない。
久しぶりの再会だ。
1月末に愛媛に向かって旅立っていったわけだから4ヶ月ぶりの再会だ。
近況報告を受けて、独立リーグのシステムや裏話など興味深い話ばかりだった。
何より元気そうで良かった。
グラブやバットの話になり、当たり前だが道具にはこだわっている。
文字通り、商売道具だ。
こだわらなくてはいけない。
もちろんバットやバッティング手袋などにもこだわりがあり、その話を聞くだけでも勉強になる。
そんな話をしていたらあっという間に時間が過ぎていった。
もう帰る時間らしい。
2、3日後には再び、愛媛県へ向かうとのこと。
後期リーグに向けてチーム練習がすぐに始まるらしい。
旅立つ後ろ姿を見送るのは2回目だ。
急に『なごり雪』の2番が聴きたくなった。
さすがは名曲だ。
しかし、これは別れではない。
また次に出会えることを楽しみにして激励の言葉を贈った。
これからも陰ながら
下北沢の地から応援しようと思う。
次回:ZETT川島モデルをこよなく愛しているが故の話【タイトルどうすんだ編】へつづく
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