最初鳥見を始めたとき、Youtubeでいろいろ勉強した中で、あるユーチューバーの動画を何度も見て、結局、機材とかもその人のを真似するように買い揃えていきました。
ただだんだんと自分の経験が積まれてくると、人それぞれというか条件が違うなあと気が付くようになり、ある時から批判的な目で見ることが多くなりました。
その方は街の中の公園で鳥見をしていて、また記録ではなく一種の芸術作品を志向していて、その辺が私のスタイルの違いだなと気が付きました。
通いなれた公園であれば、今の季節はあの木にこの鳥が来るはず、、、ということがわかりますし、芸術作品を志向すれば近距離からの撮影が主体になり、時に100m先の高木に止まる初見の鳥を撮っていく私とは機材も変わってくるはず。
その方の主張は、双眼鏡は不要、鳥を確認したければ望遠レンズでアップにすればわかるじゃないかというもの。
私も最初はそうだよな、遠くの鳥を見るのなら倍率可変の望遠レンズでいいじゃないか、第一、双眼鏡も持てば邪魔になる
結局私は鳥用の双眼鏡を購入したのですが、望遠レンズの画像と双眼鏡は違いますよね、、、
第一に双眼鏡の視野は広く明るくくっきり見える 電子ファインダの限界ですね
枝の重なる林を見ても、ピントをずらせば手前側も見えるし、枝の向こう側も見える
今回の鳥見では久しぶりに双眼鏡を持ち出しましたが、圧倒的に持ってきて正解でした。
今回の鳥見場所はタイ政府の米作研究所の試験田で、田んぼの鳥を見るというもの。
稲を刈った田んぼがあって、肉眼でも鳥がいることはわかります。
鳥がいるところに望遠レンズを向ければ鳥はそれなりに認識できます。
ただしどこにいるかわからない鳥を見ようとすると、土の色と同化する鳥を探すのは結構大変。
AFを使っていますが、コントラストの少ない田んぼの土だと、なかなか合いません。
対して双眼鏡だと、手前から探していって逐次ピントをずらしていけば中景遠景と景色がくっきりと見え、鳥の止まっているところがわかります、、、そしてカメラに持ち替えてその辺りを見れば、鳥にピントを合わせることも可能。
鳥のいる場所が分かっていれば、その場所に合う明るさ(=SS)に調整しますのでAFも合いやすくなります。
そのノリというわけではありませんが、天体用にはNIKON 10✖70㎜を購入しました。
まあ確かに、2等星程度しか見えないパタヤでも双眼鏡ならばそれなりの星が見えます。
ただしだから何なの?という思いです。
よく観望会に参加された人が、双眼装置とか双眼望遠鏡で見た感想として、立体感とか言いますがそうなんですかね???
私自身、双眼鏡で星団などを見ても立体感はないんですけどね、、、
双眼鏡であれば望遠鏡よりは広視野になりますが、それ以上の見た目の違いは感じません、、、
じゃあ月面はどうなのか?
双眼装置で月面を見たいと思うのは、一つにはいつも右目で見ていますので両眼で見た方が人間本来の目の使い方だよなと思うからです。とはいえ、双眼で月面を見ると全く違うという人は多いので、現時点では次回日本帰国で双眼装置を持ち帰ろうか、、、と思っているところです
ブンチョウ わざわざ説明する必要ないと思いますが、スズメよりちょっと大きな鳥です
英名はジャワスパローといって、直訳だとジャワスズメ。
ジャワ=インドネシアなのでタイにも生息していそうですが、実際には篭脱け鳥のようです。
飼育されていた鳥が逃げ出して野生化したという感じの鳥のようです。
ただし出自はどうであれ、実際に出会えばきれいでかわいい鳥です、、、この鳥が見えただけでも時間と金をかけて鳥見に来ただけはあります。