ソリューション・フォーカス 解決志向の実践 『ザ★ソリューショニスト』 -19ページ目

セッションの終わり方5 ~何か違うことをする~

真剣に自分がネガティブだと思い悩み、なんとかしようという人には手を差し伸べ、
ネガティブな発言をして周りに悪い影響を与えていることに自覚がない人は地獄に
突き落とす。こんな自分の二面性はどうなのかと思ってしまう、今日この頃。


さて、久しぶりの更新になりました。ソリューショニストの五島です。
第9章 "Coming to a Session Conclusion" が今日でおしまいです。

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ブリーフコーチングでは、「何か違うことをする」タイプ課題に3つのパターンがある。

●観察課題
「観察課題」の中には、すでに「違うことをする」が組み込まれている。
おそらく、クライアントはセッションにやってくる前にたくさんのことを観察してきている。
たいていの場合、その観察はうまく行っていないことについてだったり、
クライアントを難しい状況に追いやった原因についてだったりする。


私たちはクライアントに行う提案は「何か違うことする」、すなわち、
うまく行っていること、そしてどのようにうまく行っているかを観察することである。
クライアントは、とても大きな問題なので、ある一部分しか見られなくなっている
現実に直面している(例えば、いつも文句を言う人がいる)私たちはクライアントを
現実のもう1つの側面を見せてあげる(いつも文句を言う人でも、驚くほどいい状態のときがある)。


セッションの時間の一部は、このようなソリューション・フォーカス的な観察を練習する
のに使われる。

●なりきり課題
「なりきり課題」は観察を変えるのはなくて、問題の渦中でも小さな違いをもたらすものである。
クライアントは奇跡が起こったかのように振る舞うに言われる。外から見ると、
たとえ「振り」だとしても、まるでクライアントが実際に何か違うことをしているように見えてしまうのだ。


セッション中、奇跡の翌朝について詳細に描写することに時間をかけるほど、
奇跡が起こったかのように振る舞うことがやりやすくなる。
この課題は時間を決めて行われる(日中の1時間などのように)ので、
クライアントは自分や周りの人の中に、役立つ変化があったがをじっくり観察できる。


●予想課題
「予想課題」は他のものとは違ったレベルで「何か違うことをする」を導入できる。
クライアントは、正常なことをすることから、正常なことが起きるかどうかを言い当てる
ことに焦点を当てるように指示される。


正しい結果や適切なパフォーマンスを出さなければとプレッシャーを感じるクライアント
はいるし、そういうクライアントに、より多くのプレッシャーをかけるのは得策ではない。


「予想課題」は違ったタイプの努力なのである。
クライアントは、予想できないことを正しく言い当てればよいことになって、
結果を出せねばというプレッシャーからは解放されることになる。
例えば、自分がしていることとは関係なく「あの人が文句を言ってくるかどうか」を
予想するのである。
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今日のソリューションフォーカス・ポイント
3つ目の課題は巧妙ですね。

セッションの終わり方4 ~課題を提案する2~

皆さん、こんにちは。ソリューショニストの五島です。


めずらしく、ちょっとさわやかなしばじゅん
さて、少しずつ、『Coaching Plain & Simple』の9章も終わりに近づきつつあります。

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(前回からのつづき)
クライアントがすでにやっていてうまくいっていることをコンプリメントするのは、
このプロセス( Do more すること)を強化するし、他の課題を提案する必要はなくなる。


3番目のルールは「クライアントがうまくいっていないことをしていたら、
違うことをするように勇気づけよ」だ。
このルールの他の選択肢があって、それは私たちにとっては役に立つように思えないものである。
つまり、「もっとがんばれ!」、うまくいっていないことをもっとするのでは足りなく、激しくしろ。


みんな「うまくいってないのは、一生懸命やってないからだ。成功していないんだったら、
もっと、何度もやれ!」という他人からの忠告を聞いたことがある。
上司に昇給してもらうために3度も説得を試みた従業員の例がある。
4度目にチャレンジして、同じ議論をして成功するチャンスはどこにあるのだろうか?
4回目もしつこく言うのだとしたら?


私たちが「違うことやろう」というときは、本当に違うことをすることを意味している。
クライアントはたいていの場合、どんな違うことをしたらいいかわかっている。
「今の状況で、いちばんびっくりすることができるとしたら、どんなことをする?」と
尋ねたら、すぐにたくさんのアイデアを思いつくだろう。
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今日のソリューションフォーカス・ポイント
いちばん最後の質問は使えそうです。

セッションの終わり方3 ~課題を提案する1~

皆さん、こんにちは。ソリューショニストの五島です。
今日はさっそく。

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クライアントに宿題や実験を提案することで、クライアントが継続的にゴールに近づいていくのをサポートできる。
特に、ブリーフ・コーチングではクライアントと会うのが数回しかないので、課題が重要である。
だから、セッション中に表れた波をサーフィンするのが、次のセッションまでの間にクライアントをサポートしているかを確かめておくことはさらに大切だ。
研究によると、課題・宿題は必要なセッション回数を大きく減らすという点で有益であることがわかっている。


     成功率  セッション回数
課題あり 86%    2.9回
課題なし 86%    4.2回


実験課題の基本ルールはシンプルである。
1番目のルールは、実際にはコーチに対する警告で、「壊れていないものを直そうとするな!」である。
もちろん、何が壊れているかを決めるのはクライアントだ。クライアントが問題でないなら、かき乱してはいけない。


2番目のルールも明確で、「クライアントがうまくやっていることは、もっとやるように勇気づけよう」。
ブリーフ・コーチングの大部分は、うまくいっていることに関する会話である。
だから、クライアントがうまくいっていることを増やすのはとても簡単なのだ。
(つづく)
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今日のソリューションフォーカス・ポイント
今回と次回は基本ルールです。

セッションの終わり方2 ~感謝による勇気づけ~

皆さん、こんにちは。ソリューショニストの五島です。
怒濤の日々があと1ヶ月続きそうです。
更新が遅れ気味…。


$ソリューション・フォーカス 解決志向の実践 『ザ★ソリューショニスト』-あああ
昨日、今日はセミナー講師。


さて、地道に『Coaching Plain & Simple』を進めていきます。


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セッションの終わり方2 ~感謝による勇気づけ~


コンプリメントや感謝による勇気づけは、クライアントにもっとも役に立ったことリストのいつも上位にある。
コンプリメントは、目標に至る道でクライアントをサポートするのによい機会をもたらすようだ。
だから私たちは、コーチングセッションを「私は~~ということに感銘を受けました」という短い言葉でいつも終わるようにしている。
それから、クライアントが得意なことや、ゴールに近づくのに特に役立ちそうなことを言う。


もちろん、コンプリメントはセッションの終わりに限定されるものではない。
セッションの間、クライアントに好意的な評価を示すために無意識にしていることがたくさんある。
単純にクライアントに興味あるとか、クライアントがどうしたら人生を乗り切れるかということに
すべての好奇心や注意が向いているということが、大きな違いを生み出している。


ティモシー・ガルウェイは「コーチとして、私は見えないものを信じている」と
語っている。これこそが、クライアントを見る方法だし、彼らの可能性や能力を
(たとえ、また十分に現れていなくて、見ることができなかったとしても)信じる方法である。
まだわからなくても、そこにあるリソースに気づくことは、おそらくもっとも大きなコンプメントの1つだ。


いっしょに取り組んでいくプロセスだけでなく、見えないものを見る特別な目でクライアントを見つめ、、
クライアントのポテンシャルを信じることこそが、感謝の気持ちでクライアントを勇気づけることなのである。
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※ティモシー・ガルウェイ=『インナー・テニス』の著者。


今日のソリューションフォーカス・ポイント
感謝による勇気づけとは、「appreciative reinforcement」を五島が勝手に解釈した言葉です。

セッションの終わり方1 ~最後の数分のプランを練る~

皆さん、こんにちは。ソリューショニストの五島です。


今日から第9章 "Coming to a Session Conclusion" です。
かなり終わりに近づいてきました。
がんばりましょう。


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最初のセッションというのは、あなたとあなたのクライアントにとって、
二度とないことだということを知っていれば、セッションのあとに続く
人生の準備として、クライアントに最適の結論を提供したいと思うだろう。


当然、クライアントが望めば、2回目や3回目の約束をするの十分にありうる。
しかし、ブリーフ・コーチングでは、別れの時期とどのように別れを言うのか
を決めておくことが重要なのだ。


~最後の数分のプランを練る~
セッションが終わる数分前、次の選択肢を考え始めうる。


“セッションを終えるヒント集”
1.トピックを広げる
・今日のセッションが終わる前に、話し忘れたことはありますか?
・あなたが最高の結果をもたらすために、どのようにセッションを終わらせるのがいちばんいいですか?


2.ゴールを再チェックする
・このセッションでのあなたのゴールに関して、1~10のスケールで、どのくらいですか?
さしあたって、そのくらいでいいでしょうか?


3.シンキングタイムを取る
いくつかクライアントに響くコンプリメントを注意深く選び、クライアントに課題を考えるために時間を取る。

・ここで、あなたから聴いたことをまとめる短い休憩を取りたいと思います。少しそのままで、リラックス
していてください。戻ってきたら、私の頭の中を通り過ぎた考えをお伝えします。


4.コンプリメント/フィードフォワード
・あなたが言ってくれたことを考えると、私は~~ということに感銘を受けました。


5.課題を与える
・試してほしいアイデアがあります。試してみると、あなたがゴールに近づくのに役立つと思うのですが…


6.次のセッションを決める
・どのように続けましょうか? もちろん、フォローアップが必要になったらいつでも連絡をください。
次のセッションの予定を決めるクライアントもいますし、いろいろやってみたいというクライアントもいます。
いちばんいい方法を教えてください。
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今日のソリューションフォーカス・ポイント

「フィードフォワード制御は、制御を乱す外的要因が発生した場合に、
それが”温度の乱れ”などの影響として現れる前に、
前もってその影響を極力なくすように必要な修正動作を行う制御方式になります」
理化工業株式会社のサイトより