官邸からの圧力
こんにちは、心のソムリエ橋本文隆です。
官邸から圧力をかけられるという話を二つ聞きました。
ひとつはTVタックルで青山繁晴氏が言われていました。
原発内部を撮影し、いくつかの番組で流していますが、
某副大臣より電話があり、暗に圧力があったそうです。
もうひとつは、政府の方針に反対して辞任した
小佐古元内閣官房参与の会見。
辞任の経緯を会見するはずが、「守秘義務がある」などと
横やりが入り中止になったようです。
いずれも政府は圧力を否定していますが、都合の
悪いものは隠そうとする姿勢が感じられます。
政府は、自己開示と相互理解というコミュニケーションの
基本が出来ていません。
民主党は野党時代、情報公開を標榜していたのですから、
オープンな姿勢を望みます。
★★★★★★★★★★★★★
6月26日(日) 第3回:般若心経の真実
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ソリューション・トークの会話例 42
ソリューション・トーク(ソリューション・フォーカスを使った会話)を日々ご紹介していきます。
Cl: 話が全然まとまらないのですが。
Co: 違っていてはいけないのでしょうか?
ワンポイント
話のコンテキスト(前提や背景)を見直します。
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仏教をなぜ扱うのか
最近このブログで、仏教を扱っていますが、現代日本では、仏教とコミュニケーションや心理学が結びつかないかもしれません。
そこで、このブログにおける仏教の考え方を示しておこうと思います。
私は仏教を、特定の宗派や信者のためではなく、
ごく一般的な人に役立てることを目指しています。
信者にならなければ役に立たないというのであれば、
今の大多数の日本人には役には立たないからです。
そもそもブッダの考えは、「わけの分からないものを信じるな」
というものです。
目指すものは、「智慧」だと言ったのです。
ここでは仏教の原点 ブッダに立ち返り、真実を見抜く「智慧」の習得を目指します。
そして、「今生きているこの世において幸せにならずして、仏教の意味があろうか」 という空海の想いを受け、今幸せになるという空海仏教(真言密教)を頼りとします。
真言密教は、ブリーフ・セラピー(短期療法)と共通する言語学をベースにしています。
ソリューション・フォーカス(解決志向)の教えなわけです。
世界では、日本とは逆に仏教が広まっていますが、それは宗教ではなく、自己理解や心の修行法として受け入れられているところが大きいようです。
特に、ZEN(禅)、チベット仏教(ダライ・ラマ)、ヴィパッサナー瞑想(マインドフルネス) の3つは、世界に大きな影響を与え、キリスト教徒にも受け入れられているところがあります。
日本は、宗教性を排除しようとするあまり、その内実に有る貴重なメソッドや精神性まで、無視しているように思えます。
このブログでは、経営コンサルティング、HRM(人材マネジメント)、コーチング、カウンセリング、ブリーフセラピー、ソリューション・フォーカス(解決志向)などを学び実践してきた立場から仏教を取り上げ、実践的な活用を目指しています。
憲法記念日に自衛隊を考える
今回の震災で、自衛隊の働きが大きく賞賛されています。
しかし、自衛隊の憲法上の位置づけは微妙です。
国内的には、軍隊ではないことになっていますが、国際的には軍隊と思われているでしょう。
日本人のコミュニケーションの特徴として、結論を早急に求めず、曖昧にするところがあります。
これがうまくいくこともありますが、明確な結論がなく、迅速な意思決定が出来ないという欠点もあります。
憲法や自衛隊も曖昧にしておきたいのが多くの日本人の気持ちかもしれませんが、こんなときだけ自衛隊を持ち上げておいて、普段は無視しているのは、いかがなものかと思います。
護憲と憲法改正には、いろいろな意見があるでしょうが、個人的には以下の観点が気になります。
憲法は理念なのか、法律なのか
「憲法は日本の理想なので変えてはいけない」という意見を聞いたことがありますが、そうだとすると憲法は目指すべき理念という位置づけになります。
理念は、根底に流れる精神であり、目指すべき解決像です。
そのように憲法を位置づけるのは有りかもしれませんが、
理念と法律は明確に分けて議論すべきです。
日本はなぜ太平洋戦争に突入したのか
日本は戦争責任者も曖昧です。
ドイツならナチス、ヒットラーとすぐ出てきますが、日本は???です。
この曖昧さが、いかにも日本的ですが、それでいいのでしょうか?
平和維持をどのように担保するのか
日本は、「戦力を持たない」という決まりをつくることで、「今後戦争を起こさない」という解決を手に入れました。
過去の戦争の原因追究は曖昧でも、新しいルールによって解決を実現したのです。
「原因を追究せずに、解決を構築する」という、これはソリューション・フォーカス(解決志向)の典型的な手法です。
もし「戦力を持たない」というルールを変更するのであれば、何によって「戦争を起こさない」という解決を担保するのか、あらためて考える必要があるでしょう。
ドイツは、なぜナチスが台頭したのか考えさせる教育を小さいころから行っているようです。
しかし日本にはそのようなカリキュラムがありません。
ただ「戦争反対」と言うだけではなく、領土問題、資源問題など多々国際問題があるなかで、「どうすれば平和を守ることができるのか」という正解のない課題を、考えさせる教育が大切だと思います。
ソリューション・トークの会話例 41
ソリューション・トーク(ソリューション・フォーカスを使った会話)を日々ご紹介していきます。
Cl: 話が全然まとまらないのですが。
Co: 反対者の主張と根拠を話してください。
ワンポイント
対立する相手の視点に立つことで、解決への道を見出します。
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ソリューション・トークの会話例 40
ソリューション・トーク(ソリューション・フォーカスを使った会話)を日々ご紹介していきます。
Cl: 話が全然まとまらないのですが。
Co: 同意していることと違っていることを、
表にして区別してみましょう。
ワンポイント
事実を共有することで、解決への道を見出します。
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ホテルのベッドはなぜ寝にくいのか-所さんの目がテン!
こんにちは、心のソムリエ 橋本文隆です。
「ホテルのベッドはなぜ寝にくいのか」、
日テレ「所さんの目がテン!」 で説明していました。
私はホテルのベッドが嫌いで、1万円くらいのシングル洋室より、3,000円の和室の方が寝やすいので好きです。
番組を見て、ベッドが寝にくい理由がやっと分かりました。
ホテルのベッドは2枚シーツをかけますが、2枚ともキツくベッドメイキングしてあるので、身体が締めつけられる感じがします。
私は寝ぞうが悪くて、寝ているとき動き回るので、締めつけられると、すごく寝難いのだと分かりました。
上側のシーツはベッドに挟み込んであるところを抜いて、締めつけられないようにして寝ればいいそうです。
言われてみれば、「な~んだ」という感じです。
「ホテルのベッドは、そんなものだ。和室の方がいい。」と思っていたので、解決に向けて考えることが無かったのです。
問題があるときに、問題を解決しようとしなければ、問題は維持します。
問題意識のないところに、変革はありません。
ソリューション思考ができていなかったと、ちょっと反省です。
20ミリシーベルトは危険か安全か
こんにちは、心のソムリエ 橋本文隆です。
政府は年間被曝20ミリシーベルトで安全と言います。
小佐古内閣官房参与は危険だと抗議し、辞任しました。
国会でも「危険だ」「安全だ」「場当たり的だ」「場当たり的でない」などとやり合っていますが、不毛な議論です。
なぜ安全と考えるのか、なぜ危険と考えるのか、それを示さなければ、解決志向になりません。
<ここからは私の想像ですが>
この違いの背景は、学説の違いにあるように思われます。
ある学説では、放射線を浴び続けると、微量であっても蓄積すると考えます。
継続的に蓄積されていくわけですから、ほんの少しでも浴びない方が良いと考えます。
20ミリシーベルト浴びれば、1ミリシーベルトに比べて、20倍ガン発生率が高まると考えます。
別の学説では、ある一定量までは放射線を浴びても健康に影響がないと考えます。
地球上には常に放射線がありますし、地域によって高いところと低いところがあります。
放射線の高い地域が格別にガンの発生率が高いわけでもありません。
したがって、あるレベルまでの放射線であれば、問題ないと考えます。
解決志向で対話するには、このような背景の違いや前提を把握することが必要になります。
例えば、微量でも蓄積するとするという考えに立てば、「絶対安全」という基準はなく、リスクを確率的に把握した上で、ある一定のリスクで基準を設定することになります。
外部被曝だけでなく、水や食物などによる内部被曝も加算されて蓄積されるため、どうしても全体的に基準を低く低く抑えようとします。
一定量までは放射線に危険はないという立場であれば、絶対安全と考えられるレベルで、基準を設定することも可能になります。
水や食物などによる内部被曝を加算しても、一定レベル以下であれば問題ないと考えるので、高めの基準を考えるようです。
このような考え方の違いを明確にし、対策の根拠を論理的に語れば、解決に向けたもっと実のある議論ができることでしょう。
人間関係のタイプ 注意点
こんにちは、心のソムリエ 橋本文隆です。
人間関係のタイプを、ソリューション・フォーカス(解決志向)コミュニケーションでは、3つに分けています。
自己変革タイプ(カスタマータイプ)
不平不満タイプ(コンプレイナントタイプ)
変革否定タイプ(ビギナータイプ)
この3つは性格や人格のタイプではなく、人と人との関係を表わしています。
人は相手との関係によって、不満を言ったり、対話を拒否したり、素直に話を聞いたりと、態度を変えるものです。
関係によって起こるコミュニケーションを、人格に原因があると考えると、大きな間違いを犯します。
関係によって変わるコミュニケーションであれば、関係を変えれば良いのであって、
「不満ばかり言う奴だ」
「解決意欲のない人だ」
という風に、個人の問題にしてしまうと、変革するチャンスを逃してしまいます。
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人間関係のタイプ - 変革否定タイプ
こんにちは、心のソムリエ 橋本文隆です。
人間関係のタイプ
今回は変革否定タイプ(ビギナータイプ)についてお話します。
変革否定タイプは、問題解決に向けた会話を拒否している関係です。
そもそも問題意識がない場合と、問題意識はあるが、
「あんたに相談したくない」という場合があります。
親や上司など、強い権力があれば、強制させることは可能かもしれませんが、自主的に活動させることはできません。
コーチングでよく使う
「あなたはどうしたいの?」
「どうしたらいいと思う?」
というような質問も効果はありません。
相談したくない相手からコーチングを受けたくないからです。
このような関係のときには、ラポールやジョイニングに専念します。
ラポールは「信頼関係の構築」、ジョイニングは「仲間になる」という感じでしょうか。
そのために、ソリューション・フォーカス(解決志向)では、コンプリメントというコミュニケーションを取ります。
コンプリメントとは、「ほめる」とか「相手のリソース(魅力)を伝える」という意味です。
変革否定タイプの関係のときは、
1.相手の話は否定しないで聴く
2.コンプリメントする
3.それ以外のことをやらない
というのが基本です。
それ以外のことをやっても、「うっとしい」と思われるだけだからです。
話の聴くことやコンプリメントがうまくできると、これだけでも、大きな効果があります。