栄養士そっち~のブログをご覧いただきありがとうございます爆 笑
時短で安くて美味しいをテーマに料理ブログを書いています ドキドキ
栄養士の業界では一般的なサイクル献立というシステムを
家庭用にブログで公開しています。
 
サイクル献立とは:曜日ごとでメニューを決めて、1か月繰り返します。月4~5回繰り返し、
それを聞くと多くの人が、飽きる!と思うのですが、でも実は普通に料理を作っていても月に数回同じものを作ってるんです。なので4~5回だとギリギリ飽きません。
そして、バランスの良い栄養にこだわった献立ですドキドキ
同じ繰り返しなので、1週目より2周目、2周目より3週目と作りスピードもUpします。
 
8月のサイクル献立のテーマはこちら
 
 
9月・月曜→さんまの塩焼き定食

 

 
ほうれん草のアク抜きが必要と呼ばれるシュウ酸(実際野菜の中でほうれん草に含まれるシュウ酸は多い)は取りすぎると、カルシウムの吸収を阻害したり、結石の原因となります。
 
 
それでね、どれぐらいならシュウ酸って食べて良いんだろうって
摂取上限を調べたんです。
書いていない、、、、
私も献立を立てる上でシュウ酸の量を気にしたことがありません。
でも、ほうれん草ってあく抜きはします。
でね、ネットで検索すると、1日に1キロのほうれん草を食べなければ大丈夫との記載があるのですが、その根拠が見つけられず、、、。
1キロって、1束200g程度なので1日5束ぐらいから問題があるって意味でしょ。
じゃあ1日1人4束なら大丈夫なの?ってえー本当かな?
 
 
 
持病がなければ、1日1キロまで食べて大丈夫なの?
を自分なりに調べてみました。
そして、アメリカのデータなのですが
 
参考文献 Taylor EN and Curhan GC., Oxalate intake and the risk for nephrolithiasis., J Am Soc Nephrol. 2007 Jul;18(7):2198-204. 
 

合計4605件の腎結石の患者さんを調べたところ、
シュウ酸の摂取はホウレンソウで40%を占めているそうです。
毎月8回以上ほうれん草を食べた参加者の相対リスクは、男性1人あたり1,3倍
高齢女性で1,34倍だったそうです。
これらのデータは食事性シュウ酸塩を腎石灰症の主要な危険因子として
関連づけるものではないとの記載がありました。

アメリカ人と日本人の体質、ほうれん草の品種、調理方法も違うでしょうから
日本人でも同じ結果が出るとは限りませんが、少なくとも1日1キロまでなら問題ないと言い切れないのではないかな?と個人的には思います(←個人の主観です)。

ちなみにほうれん草のシュウ酸がどれぐらい多いのかというと、
当然ながら野菜類ではNO1です。
二位の大豆よりも7倍も多いんですね。

 

 

 

 

 

1位はほうれん草とココア。
ココアは、100g当たりのシュウ酸量なので1杯に100gも当然使いませんから、食べる量から考えるとダントツでほうれん草が多くなります。
1位ほうれん草は0,7g(100g中)
2位は、大豆、セレベス(イモ類)、サツマイモ、オクラが0、1g(100g中)
 
念のため、
ほうれん草はあくを抜いて、使用したほうが良さそうです。
 
 
厚生労働省委託事業 公益社団法人日本医療機能評価機構さんのHPにも
シュウ酸を多く摂取しないための工夫が必要で、ほうれん草はゆでるなど調理に工夫し、
また、毎日飲むお茶にもシュウ酸が含まれているので飲みすぎに注意と書かれています。
 ただ、ここでも大量摂取は控えるようにとのことで、大量ってどれぐらいなのかには
触れられていません。
 念のため、一般的な量を食べ、使う場合はあく抜きをしようと思います。
 
 
 
 
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